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PassCode ライヴレポート

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【PassCode ライヴレポート】 『PassCode CLARITY Plus Tour19-20 Final at STUDIO COAST 2DAYS』 2020年1月13日 at 新木場Studio Coast

2020年01月13日@新木場Studio Coast

撮影:Shingo Tamai/取材:田中隆信

2020.01.22

1月12日と13日の2日間、PassCodeがツアー『PassCode CLARITY Plus Tour 19-20』のファイナルとなる公演を新木場STUDIO COASTで開催。この2日間に向けてスマホに向かってシャウトして得点を競う「#ShoutChallenge」特設サイトを公開したり、当日も大型テントエリアで過去の衣装やライヴなどの写真が展示されている「PassCode Museum」を設けたり、メンバー考案のトッピングを添えたフード(カレーライス、フライドポテト、男は黙って焼肉丼)を販売するなど、“PassCodeフェス”とも言えるお祭り感満載のファイナル公演となった。

ライヴ本編も普段のライヴとは違うスペシャルな内容に。事前に告知されていたが、初日と2日目(最終日)のセットリストでは約10曲が違っていて、かつ、SNSで募集したリクエスト曲の上位10曲(「ドリームメーカー」「キスの花束」「オレンジ」「激動プログレッシブ」「アスタリスク」「XYZ」「NINJA BOMBER」「MOON PHASE」「Seize the day!!」「Nextage」)の中から各日2曲計4曲がセットリストに組み込まれるということで、どんなセットリストになるのかは当日のお楽しみ!という感じになっていた。

ここでは2日目、1月13日の公演の模様をお伝えする。2日間ともチケットがソールドアウト! ファンで満員のフロアは開演前から熱気であふれていた。オープニング映像が流れたあと、バンドメンバー、そして南菜生、高嶋楓、今田夢菜、大上陽奈子がステージに登場し、最新シングル曲「ATLAS」でライヴがスタートした。PassCodeの衣装はこれまで黒をベースにしたものが多かったが、今回は白。ビジョンに「ATLAS」のMVが映し出されていたが、その衣装が今回のステージ衣装となっている。

“踊る準備はできてますか? 踊れ!”と南が煽ってアルバム『CLARITY』収録の「DIVE INTO THE LIGHT」へ、そして、ライヴの定番曲のひとつ「AXIS」へと続き、序盤から熱いパフォーマンスで会場と一体感を作り上げていく。「4」、「Scarlet night」まで5曲を一気に聴かせると、“『CLARITY Plus Tour Final』、新木場STUDIO COASTにお集まりのみなさん、こんばんは、PassCodeです! ソールドアウト、ありがとうございます!”と挨拶とお礼をして、“セットリストを決める前に“10曲ぐらい日で変動があります”って勝手に発表されたせいで、セットリストを組むのに苦労しました。1日目に何を入れて、2日目に何を入れて、何を削るとかを考えていると“たくさんリリースしてきたんだなぁ”って思いました(笑)”と両日で大きく違うセットリストについて触れた。さらに、“初めてコーストでワンマンをしたのが2016年12月28日。ちょうどメジャー1stシングル「MISS UNLIMITED」のリリースツアーだったんですけど、そこから曲が増えてきたこともあって、インディーズ時代の曲とか全然観れてないでしょう? この2日間、リクエストというかたちでみんなが聴きたい曲をやろうと思います”と告知済みのリクエストコーナーへ。「MOON PHASE」のイントロが流れた瞬間に大きな歓声が上がり、フロアーの激しさも増し、「Kissの花束」で高嶋が“声出していくよ!”と呼び掛けるとさらに大きな歓声が。初期の頃の曲も今の4人が表現することで楽曲自体も大きく成長しているように感じられた。

中盤は「Taking you out」「GOLDEN FIRE」「THE DAY WITH NOTHING」「WILL」を畳み掛け、伸びやかな歌声とともにPassCodeらしさの象徴のひとつである今田のシャウトも絶好調! 後半に入る前のMCでは、リクエスト曲の振り付けを思い出すのが大変で過去の映像を見て振り起こししたというエピソードを披露。そして、“さすがにガーリック系のお肉は(会場が)臭くなるんやないかと思い、心配やった(笑)”とオリジナルフードについてのトークも。“高カロリーばっかやな”と高嶋がツッコミを入れるなど、ライヴ中の激しさとは対照的にまったりとした雰囲気になっていた。再びセットリストの話になり、南が“(ライヴ映像作品『PassCode Zepp Tour 2019 at Zepp Osaka Bayside』に)収録してない曲を優先してやろうと思ったから、「THE DAY WITH NOTHING」とか「WILL」を収録のある今日に持ってきました”と、3月にこの日の模様を収録した映像作品がリリースされることで前回のツアーとのバランスを考えたと語る。さらに、“新しいツアーもあるんじゃないかな。2020年ということで大きいフェスが開催できなかったりするので、ツアーを早めてできるんじゃないかと思っています”と次のツアーが決定していることと、ファンクラブ限定のツアーも企画していること、そして新曲も制作中であることも明かした。

“今日という日がみなさんにとってずっと残っていく1日でありますように。そう願っています。そのためにはみなさんの力が必要だと思うんですけど準備はいいですか?”と呼び掛け、ドラマと映画『賭ケグルイ』の主題歌「一か八か」を歌い、そこからは「Tonight」「UNTILL THE DAWN」「Same to you」「カタルシス」「rise in revolt」、メジャーデビュー曲の「MISS UNLIMITED」といったライヴで欠かせない曲たちで前半を超える盛り上がりを作っていく。“さっき“幸せにしたい”と言ったけど、訂正させて欲しいんだ。絶対幸せにしてみせるよ!”という南の言葉でファンが大暴れする中、“最高の景色をありがとう! でも、もうちょっと遊びたくない?”と言って始まったのが、リクエスト曲のリストに入っていた「Seize the day!!」。聴けると思っていなかったファンにとって嬉しいサプライズとなった。

アンコールは初日のオープニング曲だった「Future’s near by」から始まり、“この曲が自分たちの歌で本当に良かったと思ってる”とメロディックな「Ray」を披露。高嶋が“3年前のリベンジできるって嬉かったんですけど、2デイズするって決まって、リベンジする嬉しさよりも不安のほうが大きくなって。身の丈に合ってるんかなって思ったんですけど、ツアーを回っていくうちに...”と言葉を詰まらせながらも“ツアーを回っていくうちにファンの人がライヴ中にいっぱい笑顔を見せてくれたり、メンバーに自分に足りないところを助けてもらったりして、めちゃくちゃ自信がついて。できる限りこんな景色をみんなと見たいので、頑張ろうと思う”と心境を語った。また、今田の“ツアーが始まる前は不安で。でも、『CLARITY Plus Tour』はすごくいい感じで回れて、自分の自信にもつながった。ステージ上ではまだまだ笑顔が少ないかもしれへんけど、このまま行けばいい感じに戻っていくかなと思います。いつまでもフォローしてもらうんじゃなくて、いつかみんなに返せるようになったらいいなと思っています”と前向きなメッセージに涙ぐむファンも多かった。

そして、大上も“ツアーって毎回“壁”が立ちはだかる”と話し始めたが、“今日の景色を見たら、みんなで回ってきて良かったと思えた。今日の景色、素敵なんですけど、もっとすごい景色見たいなぁと思ってしまいました!”と、今回のツアーが充実した内容になって、達成感も得られたことを報告。すると、南が“今まで、この会場でやりたいというのを避けてきたけど、ここで宣言させてもらっていいですか”と覚悟を決めて話した内容は“2020年いっぱいのスケジュールは決まってしまっています。2021年、日本武道館でライヴしてもいいですか。今までずっと言うのを避けてきた。だって、言ったら終わっちゃう気がしたから。でも、今なら言える。一緒にもっと大きなところにいきましょう!”と高らかに“2021年に日本武道館公演”という明確な目標を掲げ、“私たちとあなたたちのための曲を!”と呼び掛けて「It’s you」を歌唱。歌詞の一部を“遠いところまで一緒に行こうよ!”と替えて歌うなど、ファンも含めて、この瞬間、すでに全員の気持ちが武道館に向かっているのを確信した。

撮影:Shingo Tamai/取材:田中隆信

PassCode

パスコード:大阪発のアイドルグループ。ラウドロックやEDMなどのさまざまなジャンルを融合した楽曲とシャウトやスクリーモを駆使したパフォーマンスが特色。2014年より本格的に始動し、多くの大型ロックフェスなどにも出演し、存在感をアピール。2016年にシングル「MISS UNLIMITED」でメジャーデビュー。

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