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ストレイテナー ライヴレポート

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【ストレイテナー ライヴレポート】『Future Dance TOUR』 2018年6月12日 at Zepp DiverCity Tokyo

2018年06月12日@

撮影:Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)/取材:山口智男

2018.06.19

5月23日にリリースしたメジャー10thアルバム『Future Soundtrack』を引っ提げ、全国8カ所を回る『Future Dance TOUR』が6月12日の東京・Zepp DiverCity Tokyoからスタート。最新アルバムの曲を中心にした熱演は、これまでの挑戦の歴史を凝縮しながら、現在のバンドの絶好調をアピールするものに。終演後には今年10月17日にファンが選ぶ究極のベストアルバムをリリースすることと、来年1月19日に幕張イベントホールでワンマンライヴを開催することが発表された。

結成21年目を迎えたバンドに相応しい円熟とともに新たな音像を打ち出した最新アルバム『Future Soundtrack』の全曲を散りばめながら、この日、彼らが見せつけたのはバンドの集大成。ダンスミュージックを吸収しながら多彩な曲作りに取り組んできた挑戦の歴史そのものだった。満員の観客がジャンプしたディスコナンバー、バンドの演奏が暴れ回ったオルタナロック、じっくりと聴かせたバラード、さらには衝動とともに疾走したメロディックパンクの数々を2時間たっぷりと披露。ダンサブルなサウンドにアプローチしてきた彼らのひとつの到達点と言える「The Future Is Now」と、“歌おうぜ!”とホリエアツシ(Vo&Gu&Pf)が呼びかけ、眩い光の中、何にも変えがたい景色を作り出したアンセミックな「Melodic Storm」の2曲をはじめ(“最高のクライマックス!ありがとう”とホリエは言った)、観どころはいろいろあったが、最新アルバムでトライしたストレートなラブソングがファンから歓迎されたことは、大きな収穫だったはず。不世出のメロディーメーカーを支える大山純(Gu)、日向秀和(Ba)、ナカヤマシンペイ(Dr)による気迫に満ちた演奏もさることながら、MCの時の4人の饒舌ぶりからもバンドの上機嫌が伝わってきた。

“20周年イヤーはまだ続くので、いろいろなところで会いたいです”とホリエが言った通り、ツアーは始まったばかり。終演後、来年1月19日に幕張イベントホールでワンマンライヴを開催することも発表されたが、ぜひ今回のツアーに足を運んで、現在の彼らの絶好調を目に焼き付けてほしい。

撮影:Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)/取材:山口智男

ストレイテナー

ストレイテナー:1998年にホリエとナカヤマによって結成。渋谷、下北沢、新宿、八王子などでライヴ活動を行ないつつ、02年には自主レーベル『ghost records』設立し、マキシシングル「SILVER RECORD」をリリース。また、結成時よりホリエアツシ(Vo&Gu&Pf)とナカヤマシンペイ(Dr)のふたりによる最小限のセッションが注目を集めていたが、日向秀和(Ba)が03年よりライヴに加入(翌年に正式メンバーとなる)、08年には大山純がギターとして加入し、正式に4人体制となる。17年10月にメジャーデビュー15周年を迎え、翌年で結成20周年に突入することを記念したトリビュートアルバム『PAUSE 〜STRAIGHTENER Tribute Album〜』がリリースされた。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

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    現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。

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