LIVE REPORT

GOOD ON THE REEL ライヴレポート

GOOD ON THE REEL ライヴレポート

【GOOD ON THE REEL ライヴレポート】 『GOOD ON THE REEL presents HAVE A “GOOD”NIGHT vol.81 ~ネオンにまぎれて~』 2018年3月21日 at EX THEATER ROPPONGI

2018年03月21日@

撮影:佐藤広理/取材:高良美咲

2018.04.11

自主レーベル“lawl records”を立ち上げてリリースした8枚目のミニアルバム『光にまみれて』を引っ提げた全国ツアーの東京公演は、3月後半にもかかわらず雪の予報。雨バンドとも言われるGOOD ON THE REELを歓迎するように、雪が雨に変わった頃のEX THEATER ROPPONGIは会場を埋め尽くす人であふれ返っていた。

「私へ」から幕を開け、「かくれんぼ」「光」「WORLDEND」といったミニアルバム『光にまみれて』の収録曲を中心に楽曲を紡いでいく。中盤、初期衝動をテーマにした作品を引っ提げたツアーということで、バンドを始めた頃の出来事を語った宇佐美友啓(Ba)。“初心というのは、忘れてはいけないけど持ち続けてはいけない”“過去最高にカッコ良い俺たちを観せなくてはいけない!”という言葉を合図に、目が眩むような照明の中でステージの端から端に動き回りながら叫ぶように千野隆尋が歌う「REM」「ショーベタ」「サーチライト」といった熱量の高いナンバーを連打。ネオンの映像に乗せた「モラトリアム」が心にヒリつきを残す中、伊丸岡亮太(Gu)が高校の進路相談で音楽を“諦めなよ”と言われたが、“ここに立てたよ”と喜びを口に。その後に披露された「夕映」「それは彼女の部屋で二人」は、まるでバンドと観客、それぞれがGOOD ON THE REELの楽曲に重ねた思い出を掘り起こしながら色を付けていくような感覚だった。

“どうしようもない道でも、あなたが選んだ道なんだ。胸を張っていこうぜ! あなたはあなたしかいないんだ”と千野が語り掛けて始まった「Marble」。《諦めた夢を無駄にはするなよ》...選んできた道を後悔せずに生きていくこと、それががむしゃらにバンドを続けてきた彼らが今気付いた大切なことなのだ。アンコールでは“ひとりひとりのいい顔を観ることができて、本当に本当に幸せです。マジでステージ降りたくないくらい”(千野)と名残惜しさを見せつつ、「ハッピーエンド」が華やかに最後を締め括る。初期衝動が思い起こした彼らの歴史に触れたことで、心が豊かになる音楽に出会えた喜びを改めて思い出したライヴだった。

撮影:佐藤広理/取材:高良美咲

GOOD ON THE REEL

グッド・オン・ザ・リール:2006年3月、同じ学校の仲間により結成。バンド名は“なんか、良い感じ”という意味から命名。千野隆尋の独特な歌声と歌詞、圧倒的なクオリティーの高さを誇る楽曲に、ライヴハウスをはじめ、TSUTAYAでの期間限定無料レンタルやCDショップでの店舗試聴機から火が付き、その口コミだけでバンドの評価や知名度を上げてきた。18年1月、自主レーベルlawl recordsを立ち上げ、8枚目のミニアルバム『光にまみれて』をリリース。

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