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【ライヴレポート】 『日本工学院ミュージックカレッジ presents DANKS』 2018年1月27日 at マイナビBLITZ赤坂

2018年01月27日@マイナビBLITZ赤坂

撮影:saburo yoneyama/取材:日本工学院専門学校 蒲田キャンパス コンサート制作コース 知久田菜摘

2018.02.20

出演:DÉ DÉ MOUSE(BAND SET)、Tempalay、DALLJUB STEP CLUB

【STUDENT REPORT from 日本工学院専門学校コンサート・イベント科】

学生DJによるオープニングパフォーマンスが行なわれている中、続々と観客が集まってきた。その音に観客の体は自然と揺れ、これから始まるライヴへの期待が高まる。定刻で暗転し、ステージに掲げられた公演タイトル“DANKS”の文字が赤く照らし出された瞬間、歓声が沸き起こり大音量のEDMサウンドとレーザーを駆使した煌びやかな演出でイベントがスタートした。

1組目はDALLJUB STEP CLUB。高速ラップと混然一体となったバンドサウンドで観客を煽るメンバー。凄まじいグルーブだ。「Best Point」「Future Step」と立て続けに演奏し、あらゆるジャンルの音楽が組み込まれた楽曲と巧みなステージングに目が離せない。MCではGOTO(Dr)が“最高です!”と笑顔で観客に問いかけると、客席からは大きな歓声が上がった。4月25日(水)に 渋谷WWWで自主企画を開催することを発表したあと、「Pizza Pizza」で会場を最高潮に盛り上げ、ポップかつエモーショナルなグルーブでトップバッターとしての大役を務めると、Tempalayにつなげた。

続くTempalayは1曲目「TIME MACHINE」から観客を一気に独自の世界観へと引き込む。「新世代」の独特な曲調に自然と体を揺らすフロアー。また、MCで“素敵なステージを本当にありがとうございます。近い将来、現場で会いましょう”と学生スタッフへメッセージを贈る場面も。「my name is GREENMAN」では会場が照明でグリーンに包まれ、幻想的なステージが作られる。サポートメンバーAAAMYYY(Cho&Syn)を加えた4人編成のライヴパフォーマンスは極彩色だが脱力系サウンドで中毒性があり、観客が虜になっているのが分かる。終盤で披露した「革命前夜」はTempalay独自の世界観を観客に印象付けるステージングであった。最後まで観客を気持ち良く踊らせた唯一無二のバンドの今後の活躍に期待は膨らむばかりだ。

トリを務めるのはDÉ DÉ MOUSE(BAND SET)。転換が終わり暗転した途端、歓声が上がり、1曲目の「new town romancer」で一気にダンスフロアーへ。すでに2曲目「thanks tracks」で観客は思い思いに踊り、「dancing horse on my notes」では飛び跳ね、会場を大きく揺らしていた。MCでは“実は今工学院に通っているんです”とジョークを交え“通ってました。卒業生です”と自身が同校出身であることを明かし、クールな演奏とは一転して和やかな雰囲気が会場に広がる。そして、今日の公演を“大成功だよね?”と問いかけると観客からは温かい拍手が起こった。最後の曲は「winter dance」。会場はファンタジックでドリーミーなサウンドに包まれ『DANKS』は幕を下ろした。

制作・照明・PA・舞台の全てのセクションが学生スタッフで作り上げられた今回のライヴは、アーティストと学生スタッフ、ともに今後の音楽業界を担う存在であることを再確認できた。

撮影:saburo yoneyama/取材:日本工学院専門学校 蒲田キャンパス コンサート制作コース 知久田菜摘

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    【DALLJUB STEP CLUB】

  2. 2

    1.新曲

  3. 3

    2.2

  4. 6

    5.Future Step

  5. 8

    【Tempalay】

  6. 16

    【DÉ DÉ MOUSE】

  7. 17

    1.newtown romancer

  8. 18

    2.thanks tracks

  9. 19

    3.dancing horse on my notes

  10. 20

    4.festa de centauri

  11. 21

    5.get you back

  12. 22

    6.winter dance