LIVE REPORT

ぼくのりりっくのぼうよみ ライヴレポート

ぼくのりりっくのぼうよみ ライヴレポート

【ぼくのりりっくのぼうよみ ライヴレポート】 『ぼくのりりっくのぼうよみ 遺失物取扱所』 2017年10月8日 at 日比谷野外大音楽堂

2017年10月08日@日比谷野外大音楽堂

撮影:平田浩基/取材:田山雄士

2017.10.16

キーボードの音色に乗せて、ぼくりりのフロウも軽やかに「after that」でライヴはスタート。DJやパーカッションらもいるバンドを従え、赤、青、黄などの照明が辺りを彩るも、ゴミ袋など遺失物オブジェが乱雑に置かれたステージにはそぐわない、この滑稽な感じがなんだかいい。日が沈んだ「sub/objective」以降はディープなぼくりりワールドへ。

“自分の音楽の価値が分からなくなることもあるけど、全部振り返って回収しようと思います”というMCに続き、“夏を思い出すカバー”として真心ブラザーズの「サマーヌード」を披露。中盤でパリピムードを振りまいた「SKY's the limit」然り、持ち前の歌唱力で景色をパッと明るく切り換えられるのがすごい。また、“遺失物”に合わせた2ndアルバム『Noah's Ark』のサブストーリーを表現してみせる場面も。彼曰く“「shadow」で生まれた人間が、「在り処」で居場所を失くすけど、「Be Noble」で頑張ろうと決意し、でも「liar」で信じられなくなって、「Noah's Ark」で裁かれて終わる”のだという。自身の本能を確かめるように、たくさんのリリックを夜空が見える空間に放っていくぼくりり。バンドがより熱を帯びる「Noah's Ark」での神々しい存在感は、それこそ創造主みたいだった。

その後も新曲「playin'」「たのしいせいかつ」「罠」、アニメ『マクロスF』「星間飛行」のカバー、電波少女のハシシを迎えた「クビナワ」と大サービス! “めっちゃ楽しい”と疼く彼の姿には、まだまだ化ける予感しかない。11月22日に発売が決まった3rdアルバム『Fruits Decaying』も超期待!

撮影:平田浩基/取材:田山雄士

ぼくのりりっくのぼうよみ

神奈川県横浜市在住の男性アーティスト。“ぼくのりりっくのぼうよみ”“紫外線”名義で動画サイトに投稿を開始。高校2年生だった2014年、10代限定オーディション『閃光ライオット』に応募、ファイナリストに選ばれる。そして、主催のTOKYO FMによる人気番組『SCHOOL OF LOCK!』でその類まれなる才能を高く評価され、一躍脚光を浴びることに。2014年5月、4曲入りEP『Parrot's Paranoia』を配信リリース。2015年12月、高校3年生にして1stアルバム『hollow world』で初のCDリリース、メジャー・デビューを果たす。ほかのトラックメーカーが作った音源にリリックとメロディーを乗せていくラップのスタイルをベースとしつつ、その卓越した言語力に裏打ちされたリリック、唯一無二の素晴らしい歌声を聴かせ、高校生というのが信じられないほどのラッパー/ヴォーカリストとしての表現力を持つ。日本の音楽シーンを震撼させる強烈な才能は、各メディアから高い評価を集めている。2016年5月には『VIVA LA ROCK 2016』に出演。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 3

    3.CITI

  2. 5

    5.サマーヌード

  3. 9

    9.liar

  4. 13

    13.星間飛行

  5. 19

    <ENCORE>

  6. 20

    1.クビナワ

  7. 21

    2.罠

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