LIVE REPORT

fh?na ライブレポート

fh?na

『What a Wonderful World Line Tour 2016』

2016年06月04日@Zepp DiverCity Tokyo

撮影:HAJIME /取材:榑林史章

2016.06.08

オープニング「The Color to Gray World」のピアノが奏でられると、それまでグレーだった会場が、一気に色付いていった。fh?naのライヴはアップテンポからバラード、トリッキーなナンバーが次々と交錯し、高揚感と切なさが波のように押しては引いてを繰り返す。冒頭は人気アニメタイアップ曲がずらりと並び、アップテンポの「divine intervention」では大歓声が沸き起こって、客席からは“待ってました!”の声もあがる。キーボーディストの佐藤純一は「little secret magic」ではエレキギターをかき鳴らし、「Critique & Curation」ではメインヴォーカルをとる。ヴォーカルのtowanaはまるでバレエを踊るようにふわふわとステージを舞い、「c.a.t.」で観せた猫ポーズはかわいさ抜群。いつものやさしいファルセットだけでなく、エモーショナルで力強い歌声も披露した他、中盤の「追憶のかなた」では椅子に座ってしっとりとバラードも聴かせ、“みなさんの世界線が、私たちとともに歩いているこのルートで良かったと思ってもらえるように、これからも歌っていきます”と語る。そして、音源とは違った懐の深いヴォーカリゼーションには、会場から惜しみない拍手が贈られた。また、打ち込みを操るkevin mitsunagaはMCでは進行役としても活躍。ギターのyuxuki wagaは、本編ラストの「white light」などで、アグレッシブなギターパフォーマンスで魅せ、それぞれのプロフェッショナルの融合が、リスナーの胸に響く瑞々しく美しい世界を生み出していた。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    The Color to Gray World

  2. 2

    虹を編めたら

  3. 3

    コメットルシファー ~The Seed and the Sower~

  4. 4

    tiny lamp

  5. 5

    divine intervention

  6. 6

    little secret magic

  7. 7

    Critique & Curation

  8. 8

    c.a.t.

  9. 9

    Antivirus

  10. 10

    Lyrical sentence

  11. 11

    いつかの、いくつかのきみとのせかい

  12. 12

    ケセラセラ

  13. 13

    追憶のかなた

  14. 14

    ホシノカケラ

  15. 15

    街は奏でる

  16. 16

    Cipher

  17. 17

    What a Wonderful World Line

  18. 18

    Relief

  19. 19

    ワンダーステラ

  20. 20

    星屑のインターリュード

  21. 21

    white light

  22. <ENCORE>

  23. 22

    ソライロピクチャー

  24. 23

    Outside of Melancholy

  25. 24

    光舞う冬の日に

  26. 25

    kotonoha breakdown

  27. 26

    gift song

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