LIVE REPORT

androp ライブレポート

androp

『one-man live 2014』

2014年03月23日@国立代々木競技場第一体育館

撮影:笹原清明、太田好治、橋本塁(SOUND SHOOTER)/取材:田山雄士

2014.04.01

匿名性を捨て、今までの自分たちをぶっ壊し、聴き手ともっとつながりたい。3rdフルアルバム『period』で打ち出した強い気概を、初のアリーナ単独公演という場でandropがどう体現するのかが楽しみだった。

1曲目の「Singer」で勇壮なコーラスとともに照明が光のように燦々と降り注ぐ中、カッと目を見開いて歌う内澤崇仁(Vo&Gu)の姿に早くも胸が熱くなる。佐藤拓也(Gu&Key)のブライトなギターで始まる「RDM」ではサイケなアレンジとド派手なライティングで沸かせ、前田恭介(Ba)のスラップが炸裂する「Boohoo」で加速。伊藤彬彦(Dr)のソロも冴える「Lit」の時点でバンドのフィジカルな進化が十分にうかがえた。お馴染みの映像、照明、音響を生かしつつも演出に寄りすぎない、対話するような歌と演奏の届け方も印象的で、佐藤のピアノを軸にしっとりと聴かせた「Light along」ではそれがより顕著に表われていたと言える。

ハイライトは金銀に発光するミラーボールも鮮やかだったエレクトロ~テクノ感全開の「World.Words.Lights.」、オーディエンスの大合唱で最高に美しい一体感が生まれた「One」「Voice」。巨大バルーンと紙吹雪が舞うフィナーレでのメンバーの晴れやかな表情が、求めていたつながりへの手応えを物語っていた。“1万人にじゃなくて、ひとりに対して音を放って、それが1万通りになるようなステージをします!”“ここにいるひとりひとりが本当に尊い存在です”。初期はライヴが大嫌いだった彼らがそう話し(全員よく喋っていた!)、今はこんなにもダイレクトにリスナーとつながっていることが嬉しい。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    Singer

  2. 2

    RDM

  3. 3

    Boohoo

  4. 4

    Lit

  5. 5

    Bell

  6. 6

    Colorful

  7. 7

    Nam(a)e

  8. 8

    Plug in Head

  9. 9

    Six

  10. 10

    Tonbi

  11. 11

    Bright Siren

  12. 12

    Puppet

  13. 13

    Light along

  14. 14

    Under The Sun

  15. 15

    Pray

  16. 16

    Roots

  17. 17

    Sensei

  18. 18

    Human Factor

  19. 19

    World.Words.Lights.

  20. 20

    MirrorDance

  21. 21

    One

  22. 22

    Voice

  23. <ENCORE>

  24. 23

    Missing

  25. 24

    Image Word

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