ゆぶね青虫 | 青虫 | くじら | くじら | | 風のない穏やかな街をゆく 街をゆく 耳元で脈の音 まだ晴れ 陽の匂いとあの温度 混ざる部屋 帰り道 今日はもうケーキ買うまである お湯に溶けた花の色 膝が伸ばせないゆぶねで 掬えば掬う程褪せる 鏡の曇りに絵を描く 綺麗な言葉になって、静謐のおばけになって 口から出るいのちを 聴こえない声をきいて? こどもとおとなのあいだでゆれてる 季節のない画面の奥 紙で指を切ることもない 水を一口だけちょうだい? ぬるい水だけを飲む日々だ お湯に溶けた花の色 膝が伸ばせないゆぶねで 掬えば掬う程褪せる 鏡の曇りに絵を描く 朝に溶けた花の色 歩く速度を落とすだけ 少しだけ目があついな 雨は降らないでこのまま |
水星くじら | くじら | くじら | くじら | くじら | 予定調和的幸せを掴み損ねた瞬間に 首元を掴まれ暗い部屋まで引き摺られてゆく 身の檻に住む 亡者に無抵抗でいてさえも 永い幸福を得るまで何億と繰り返す どうしようもなく死にたくなる夜を わがままなままに甘えたい夜を 隠せない酔いに身が滅ぶ夜を 超えて 水星で遊ぼうよ ハッピーエンドのおとぎばなしを聴かせて 関係ないなら今すぐ水辺においで 水星で遊ぼうよ 壁に向かって嬉々として進む肉付き屍の群れ に混ざるくらいなら 生まれ持った性だけを呪うに耐え切れるほど 器は強くないよ それでも先の見えない エスカレーターで運ばれていく だけの人生であるならば 横目でさ その首輪 人差し指で回そうぜ 水星で遊ぼうよ ハッピーエンドのおとぎばなしを聴かせて 関係ないなら今すぐ水辺においで 水星で遊ぼうよ 壁に向かって嬉々として進む肉付き屍の群れ に混ざるくらいなら どうしようもなく死にたくなる夜を わがままなままに甘えたい夜を 隠せない酔いに身が滅ぶ夜を 超えて 水星で遊ぼうよ ハッピーエンドのおとぎばなしを聴かせて 関係ないなら今すぐ水辺においで 水星で遊ぼうよ 壁に向かって嬉々として進む肉付き屍の群れ に混ざるくらいなら |
生活を愛せるようになるまでくじら | くじら | くじら | くじら | Naoki Itai・Yasunori Mochizuki | 夢から覚めたようにただ怯えてる しあわせって知ってる? 少しずつ沈む よいの海 つきあかりが足元まで 生きていくこと やめられないよな 最近気づいた 浅瀬で溺れ続けていたこと 何度体を起こせど 揺れる月明かりの方へ 膝下まで濡れる 砂浜で笑い声が聴こえる そこにいけるならいきたいよ ほんとのこころだけ、やわくて手にあまる 不器用ないきものたち 生活を愛せるようになるまで 僕らは生きていけばいい 生きていればいいからさ 抱きしめることだけ忘れないで どこにもいけない どこまででもいける 毎日はそういうこと だから だってさ、生きづらいままで歩くから ざぶん と潜るひとだらけ 甘い水を一口 二日酔いばかりで何も進んでいかない これ以上ない幸せで溢れてしまって壊れそう、 指の数で足りるような一瞬を重ねて あなたを抱きしめられますように! 沈み込んだわたしの口から 逃げていくように浮かぶ泡 水面の一番綺麗なところで ぱちんと割れておくれ それを見て 綺麗と言って、 きっと君だけの素敵な日々を過ごしておくれ 生活を、生活を愛せるようになるまで! 僕らは生きていけばいい、生きていればいいからさ 抱きしめることだけ忘れないで どこにもいけない、どこまででもいける 毎日はそういうこと! ずっと、何年も何年も、素敵な日々であったと言って 最期に安堵できますように 愛したらいいよ、きっといい 正しい尺度はどこにもないから |
シキザクラMay'n | May'n | くじら | くじら | | 今この瞬間が終わらないように 何十年先まで続きますように 綺麗な服だって着れなくなって 私だけがいなくなった世界で あの日苦手だったサイダー 消えたセミの声 運命に沈んでく もがき方も分からずに 私のことなんて見えてないみたいで 逆らう気も起きないんだよ あなたが手を引いてくれた時 見えた綺麗な世界の色 桜の咲く季節に 無邪気に笑う それにつられて 変わらない事なんてない 悲しい未来だってきっとそうでしょ 薄い虹がかかった夕焼け空 何度も通りすぎたあの橋 車窓に映りこんだ私はちょっと 少しだけ大人になったみたいで あの日苦手だった 機械全般使えるようになって 笑い合う友達がいること 守りたい そんな思いと運命に挟まれて沈んで 闘う私を見ててよ あなたが手を引いてくれた時 見えた綺麗な世界の色 桜の咲く季節に 無邪気に笑う それにつられて 変わらない事なんてない 悲しい未来だってきっと 茨の道を進むあなたと 消えた綺麗な世界の色 桜の咲く季節に 君が笑う それにつられて 悲しい未来なんてない この先もきっとずっと ずっとそうでしょ |
記憶の部屋青虫 | 青虫 | くじら | くじら | くじら | 君と住む予定だったあの部屋は もうどこかの誰かが僕らの代わりに幸せに暮らしていると聴きました 君が一杯にしていった灰皿は まだ換気扇の下で パンクしそうな瞬間が多すぎる どうしたら生身でいられるのでしょうか? 緑色のアパートで 君と住む予定だったあの部屋は もうどこかの誰かが僕らと同じように きっとすぐどうにかなるような 始まる前から終わるような そんな夜を過ごしているのでしょう 玄関の電球が切れたまま もう何日も薄暗いドア奥に 呟く 度数の合わなくなったコンタクト 見たくないものまで見えるくらいなら このままでいいや 君と住む予定だったあの部屋は もうどこかの誰かが僕らと同じように きっとすぐどうにかなるような 始まる前から終わるような そんな夜を 君と住む予定だったあの部屋は もうどこかの誰かが僕らと同じように きっとすぐどうにかなるような 始まる前から終わるような そんな夜を過ごしているのでしょう |
Funeral三枝明那 | 三枝明那 | くじら | くじら | くじら | 葬式の日は快晴がいい 今日もあと2時間しか寝れない 穏やかなだけの毎日を たまに激しく汚して だらだら起きてないと 消化できない1日の澱みを 表面的な呼吸と ブルーライトで濾して深夜まで 真夏になっても人気のない静かな海辺で 秋冬の僕らは手も繋がないで 幾つになっても1人と1人でいる あなたの隣にいたい いたい いたい いたい いたい いたい いたい もう何にも頑張んなくていい 流れてく日々を見ていたい 詩のような風と始発に乗る 濡れた楓の葉 肩書きのない記憶 愛がなければ地球は墓場 光って見える誰かの暮らしに 流す涙が頬で冷えていく 惨めになっても寄るべのないあなたが僕の 傷口になったら、治らないように 幾つになっても命の隙間を産む 身勝手に海風が滲みていたい いたい いたい いたい いたい いたい いたい 濡れて足についた砂 乾けば落ちてくように あなたといた日々も いつかは風になる |
春陽花譜 | 花譜 | くじら | くじら | | ここから先の言葉は濡れてにじんで重くなって 読めないから、君が言ってよ、君が言ってよ もう大人になったからさ、 から始まる君の話を ゆらぐ陽に透く肌の色は 昼間の幽霊みたいだ 遊ぶということ 窓際の春陽 この先にないことだらけだ 春風が吹いた ここから先の言葉は濡れてにじんで重くなって 読めないから、君が言ってよ、君が言ってよ 二度と戻らない場所 何度も思い出してしまうなら 忘れないように 名前をつけておこうよ 浴衣姿で煙草 ヒリついた日々に雨傘 フィルムで切り取る写真に 浅い煙を吐く これから進むべき場所が不安になって 道案内も読めないから 秘密の花、淡い春に触れる 二度と起こらないこと 何度も思い出してしまうなら 忘れないように 名前をつけておこうよ 言って仕舞えば 逃げて仕舞えば簡単なこと それでも行くなら それでも行くなら ここから先の言葉は濡れてにじんで重くなって 読めないから、君が言ってよ、君が言ってよ 二度と戻らない場所 何度も思い出してしまうなら 2人だけの 名前をつけておこうよ |
あれが恋だったのかな feat.にしなくじら | くじら | くじら | くじら | | ウチら寝起きで映画とか行って ぐだぐだ喋って笑って手を繋いで 晩ごはんの話しながら帰って 暇になれば頬擦りとかして 寂しいとかもパッと忘れちゃって 心も体も 自立どころか スライムみたいにただ溶け合って ただ、ただ、ただ、こんな毎日が 続くと思っていた 続くと思っていたよ ただ、ただ、ただ、こんな毎日が 続くと思っていた 続くと思っていたよ 本当だよ メガネがないとか携帯がないとか あれこれそれでドタバタして 間抜けな分だけ笑って 電子レンジが壊れた時は本当に落ち込んだけど 隣で笑ってくれたから 今でも笑える マグカップ割ったの許してないよベイビー このままいけば簡単に 2人で死ねると思っていたね 結婚式はディズニーって笑 馬鹿言ってんじゃないよあんた その時になればなんでもするさ 宇宙旅行でもいこうか! 1人になってしばらく経って、 ただいい人を演じればできる 恋ごっこを繰り返して思う あれが恋だったのかな あれが恋だったのかな 気まぐれで飽き性、 甘えたがりで愚図で短気で 忘れっぽいから音楽にしとくよ ただ、ただ、ただ、あんな毎日が 続くと思っていた 続くと思っていたよ ただ、ただ、ただ、あんな毎日が 続くと思っていた 続くと思っていたよ 本当だよ |
キャンドル山下大輝 | 山下大輝 | くじら | くじら | | ふきこぼれた脳の滴だけ言葉と呼ぶ 私たち心臓がある 遠くの星から眺めているようで なんてことないか細い生活を どこで終われるかわからない 拙い息を吸って吐いて 悪戯に暴れど変わらない世情 夢の中ですら消えてた日々を忘れるんでしょう? 補給の仕方がわからない鉛のタンク背負ってる 呼ばれるまで名前はない生き物である私たちでできた街 自分の値踏みが怖いままで 触れないように蛇⼝を閉める ふきこぼれた脳の滴だけ言葉と呼ぶ 私たち心臓がある 遠くの星から眺めているようで なんてことない、か細い生活を 首都高の壁が厚ぼったいことなんて忘れる喧騒 半額以下の夜惣菜を慰める...慰める。 あぁ、似たもの同士ばかりじゃない 痛いのはどうせ隙間からこぼれる光を目に受ける、そのようにしてまだ 他の誰でもないあなた、 皺がついた裾も無機物でできた映画のキャストとラストシーンを踊る ほら、足がもつれている 夢の中ですら消えてた日々を忘れるんでしょう? 補給の仕方がわからない鉛のタンク背負ってる 呼ばれるまで名前はない生き物である私たちでできた街 自分の値踏みが怖いままで 触れないように蛇口を閉める キャンドルの温みはよすが 初めてから終わるまで独りだ僕ら 濡れた緑の野に咲く花のように 派手にいけ 染まることを恐れないで |
輝きにかわる大崎甘奈(黒木ほの香)、市川雛菜(岡咲美保)、田中摩美々(菅沼千紗) | 大崎甘奈(黒木ほの香)、市川雛菜(岡咲美保)、田中摩美々(菅沼千紗) | くじら | くじら | くじら | 深く色づいた唇、馴染んでく 変わり映えのしない生活に 少しの背伸びと大きな一歩 笑い方真似しては照れてしまう夜 慣れない部屋に慣れないベッド 慣れきって飽きた垢抜けない顔と か細い暮らしに自信の余地はない お気に入りメイク丁寧にして それさえ変わってゆくのは 大人への螺旋階段を登ってる証拠です 深く 色づいた唇、馴染んでく 変わり映えのしない生活に 少しの背伸びと大きな一歩 幼くみえる悩みすら 今に不安ごと輝いてしまう おまもりだよ あの日のアイシャドウ 輝きに変わる、愛してゆける 自信の裏側にいる私さえも みんな上品で綺麗に見えた 1つ下なだけなのに 自覚していくコンプに苛まれている 上手くいかない時は泣きながらお風呂に浸かる パーソナルカラーを恨む 裏目すらも真似て超える 積み重ね人生変わる ねぇ調子はどう?ってリップ変えた? 似合ってんねって大優勝! 日々にグリッター 近づいてきた、道のりごと輝かして! 流行り廃りの流行りの中で生きる 似合わなくてもドキドキしている いつもと違う自分になれる気がしている 美しいを心から楽しみたい 少しずつでいい、叶えていくから 服、髪、似合うものが変わって 鏡を見れば華やいで 初めはどれも怖いけど踏み出せば つまづいても泣きたい夜でも 輝きに変わっていく私を 愛してゆけるから |
手紙と迷路りぶ | りぶ | くじら | くじら | くじら | 窮屈な生活と真反対にある 歳だけをとるこの部屋で何度季節が変わった? 夢を見る時くらいしか そう楽になれる場所はないでしょう? おぼろげな記憶を掬って飲み下している よれて固まったままの爪先みたいな日々を送れど どこにも辿りつけないこと、君が一番わかっているでしょう? 始発列車が動く音に重なる 散り終わった花は海の鱗の上を漂っている 知らないことは許される? 滲むインクだけ 窮屈な生活と真反対にある 歳だけをとるこの部屋で何度季節が変わった? 他人の正しさに縋れば あゝ大変楽で、楽じゃない 初めての花束、枯らすまでに覚えた言葉は 読み終えてない本だけが溜まっていく 壊れたカメラのシャッターを 何度も何度も押している 不均等に注がれる意味を教えて? 羽が焼け、堕ちてゆく あなたに話すことなど何もないわ 行き先は雨曇りで 答えは出せないまま ただ自分に問うていくだけ あゝ 始発列車が動く音に重なる 散り終わった花は海の鱗の上を漂っている 知らないことは許される? 滲むインクだけ 窮屈な生活と真反対にある 歳だけをとるこの部屋で何度季節が変わった? |
ケーキみたいだ青虫 | 青虫 | くじら | くじら | くじら | こんな遅くにどうしたの、 今日は来ないんじゃなかったっけ そこじゃ寒いから、早く入ってよ 手洗ったら話聞くから、タオルそこにあるから どうしようもなくなってから始まる僕らの話をしようか ドラマにも小説にもならないけど 体温のある三文芝居を なりたいような人とは真逆の方に寝転がっていく 水溜りばかり見えている 鉛の水を飲んだ様 僕以外の全部 華やかな街で 内臓にほら直に触れている様 めくるめく巻末の答えだけ無い 傘に映る水滴 佇む街灯 同じ帰り道をゆこうよ 全て後悔にしてしまうのなら今 やめちまえよ やめたらいいよね ドラマにも小説にもならないけど 体温のある三文芝居を なりたいような人とは真逆の方に寝転がっていく |
抱きしめたいほど美しい日々にくじら | くじら | くじら | くじら | | 指先の感覚はないまま 夜明けを待つ間に君の背で寝ている ああ、抱きしめたいほど美しい日々に 栞を挟んでおいて 天気予報の声で起きた 目元がぼやけていた 静電気が指先から…適当に音楽を。 昼間から寂しくなっている 自堕落のせいで鬱になっている 柔らかい土くれになって 春風に靡かれていたい 雑踏の中でコーヒーを飲む夢だ 指先の感覚はないまま 夜明けを待つ間に君の背で寝ている ああ、抱きしめたいほど美しい日々に 栞を挟んでおいて 都会の下卑た風鈴の音と 流行り廃り オエって…はにかんで嗚咽 足りてない脳を隠している あー全部バレてるよ見透かされている 気がする いつか終わるまだ生き地獄 床に這う 転々と飯を食う 歳をとる 歯痒いのに鈍くなってく フィルム色、臙脂 遠からず全て忘れてゆくことでしょう 削ぎ落とされて無くなりゆく記憶の 指先は感覚がないまま 夜明けを待つ間に君の背で寝ている ああ、抱きしめたいほど美しい日々に! 栞を挟んでおいて |
For ten minutes, for a hundred yen feat. さとうもか, くじらMAISONdes | MAISONdes | くじら | くじら | | コインランドリーで乾燥機 見ながら あ、大人になってしまったと思った たらい回しにされて生きてる事 粗い 目を見て話すような事 誰かに見られてる気がしている 昨日夜に うずくまって泣いた事 馴れあい の中で痩せた心を そっといつも前髪で隠している アパートのドアを開けるといつもの匂いで胸が泳いで 引いたまま布団 脱ぎっぱなしの寝巻き その上に寝そべる私達 For ten minutes For a hundred yen 力を抜いて行こうよ 一人でもOK 隣の部屋は今日もうるさいけど 力を抜いて行こうよ、ゆっくり歩こう 私も人の事言えないか 行けなかった花火 お祭り 浴衣姿は泡沫に消えて フィルムカメラに焼いた思い出 ドラム缶に入れて焼いてる 同じような毎日を繰り返してる 同じような毎日を繰り返してる For ten minutes For a hundred yen 力を抜いて行こうよ 一人でもいいよ 隣の部屋は今日もうるさいけど 力を抜いて行こうよ、ゆっくり歩こう 私も人の事言えないか |
金木犀ASCA | ASCA | くじら | くじら | Saku・Ryosuke Shigenaga | 今になって答え合わせ そんなのどうでも良くて 憂いの波は寄せては返す 落ちてた吸殻はいて 地面に這った記憶を拾い集めてる 味のないクッキーコインランドリー バカみたいなハンバーガー 落書きだらけの排気管 胸が苦しい さよなら つり革を握ってるあなたの手は 温もりを忘れた 夕暮れに置いてかないでレコードが回るあの日を 空は揺らいだ幸せな生活も 金木犀の匂いも私もこのままもう一回 さよなら 窮屈な窓辺の端に空いた半透明 遠い誰かが私を照らしてる 埋まんない穴どうしよう なんて踏切は今日も泣いてた そんな気がした 夕暮れに置いてかないでレコードが回るあの日を 空は揺らいだ幸せな生活も 金木犀の匂いも私もこのまま もういっか、さよなら |
呼吸くじら | くじら | くじら | くじら | くじら | 浅い呼吸で抱き留めて 朝焼けに紫の煙 濡れた横顔に長い髪 増えなくなった吸い殻 抜け殻になった言葉 雑に片付けた食卓 日によって変わるベッドのシワ うららかな箱庭 混む道のバイクの音に消されてゆく なんだか騙し騙し生ききれてしまった よく聴こえないからもう一度言って? 長くなって落ちた灰の跡が付く 他人とは生きる鏡か?なんて 寄せる波と朝焼けの間程曖昧 愛しいと思った口先から 息と出る言葉は形を持たない命のようで 君の胸にうずまりながら触れる 見えない何かに僕ら反射して 自分が誰かを知っていく 好きな映画を見よう 新しい服を着よう それで薄まるような傷口を持たない者同士で 触れ合えば 僕らは動物 わんとかにゃあとか言わないだけで 心臓に似た言葉で話をしよう 夏を忘れてしまう前に 裸足がふたつぬくい場所から出ている 日によって変わるベッドのシワ あなたの抜け殻 よく聴こえないからもう一度言って? 長くなって落ちた灰の跡が付く 他人とは生きる鏡か?なんて 寄せる波と朝焼けの間程曖昧 誰も知らない公園で 光に隠れて言えない遊びをしよう |
ブランケット菅原圭 | 菅原圭 | くじら | くじら | | やさしい歌を耳元でささやいて 噛みしめたいほどの幸せと あと何回すれ違うんだろう リバウンドの胸の液漏れと 感情の答えを探し続けている 月の下の子供 カーブミラーでフラッシュをたく 泡のなくなったビールをすする ぬるい 人生みたいだ 日常に戻ったら笑ってしまいそうだ 僕らは真面目だから逃げすぎることに慣れていないだけ やさしい歌を耳元でささやいて 噛みしめたいほどの幸せと あと何回すれ違うんだろう リバウンドの胸の液漏れと 感情の答えを探し続けている 桃色の春には冷たい青が混ざって 思い出と現実を継ぎ接いでく 思考回路はとうにボロ切れみたいで もうずっと汚れた毛布を抱きしめてる やさしい歌を耳元でささやいて 噛みしめたいほどの幸せと あと何回すれ違うんだろう リバウンドの胸の液漏れも 感情の答えを探し続けている ひとりに溺れる夜の海をゆこう 呆れる程に慣れている まだ正体不明の人生だ 重ねられてゆく朝の陽が 感情と僕に沁みて満たされてゆく |
アネモネしゅーず | しゅーず | くじら | くじら | | アネモネの花のように見えない毒を注ぐよ 気づかないさ 私のことなんて見えちゃいないんでしょ 窓からさす月の光 照らす手首 うずくまる私 マイナスの感情の深海付近で息もできないや どうしようもない現実と右往左往もできない私 妖精に導かれて 東京の夜の向こうへ走り出す 明るいのなんて 銀の指輪だけが乱反射している それだけで 綺麗だ 同型に漏れるビルの光睨んで 空き缶を蹴っ飛ばす 最悪の結末はいつも隣でニコニコしてんだ やめたくもなるさ それでもいくんだ また次の季節へ 思い出す アネモネの花のように見えない毒を注ぐよ 気づかないさ 私のことなんて見えちゃいない 東京の夜の向こうへ走り出す 明るいのなんて 銀の指輪だけが乱反射している それだけで綺麗なのに 酔いも回って風と歌って 帰り道に 確定的なことなんて馬鹿みたいだ 間違い電話の向こうに出会う将来だってあんだろ あの日の風景を思い出して どこへ行こう |
春を告げるダズビー | ダズビー | くじら | くじら | | 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいないから ここに救いはないよ 早く行っておいで 難しい話はやめよう とりあえず上がって酒でも飲んでさ いつも誰にでもいうことを繰り返してる 完璧な演出と 完璧な人生を 幼少期の面影は誰も知らないんだ 誰もがマイノリティなタイムトラベラー ほら真夜中はすぐそこさ 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいない 明日世界は終わるんだって 昨日は寝れなくて 小さな記憶の箱は 夜の海に浮かんでいる 僕らを描いたあの絵の中に吸い込まれるように終末旅行を楽しもう どうせ全部今日で終わりなんだから 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいない 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいないから |
本当は夜の端まで、feat. おおお, くじらMAISONdes | MAISONdes | くじら | くじら | | あなたと一緒に堕ちていくなら 私は空のままでいいから ここに居させて 綺麗に見える世界で 酷く醜く交わっている 最低から逃げる願いの中 酷くよろけてしまって ぶつかる場所もない それが僕らの生です どこにも意味はないのです 胸の奥の泥に手を突っ込んで握った感情は 指の隙間から溢れていくんだ 死にたいと嘆くばかりで二次元に溶けてく 一人芝居を延々と続けている 充血した目 ご満悦の表情 状況はオーバーレブに僥倖 いつ終わるかわからない 悪夢の続きを歩いている 暗闇の中ブルーライト 来たる嵐の中のプールサイド また知らないうちに明日を台無しにしてる 胸の奥の泥に手を突っ込んで握った感情は 指の隙間から溢れていくんだ 死にたいと嘆くばかりで二次元に溶けてく 一人芝居を延々と続けている 本当は夜の端まで逃げたい 本当は夜の端まで逃げたい 夜の帳を覆う黒い布を片っ端から破り捨ててやりたいんだ 胸の奥の泥に手を突っ込んで握った感情は 指の隙間から溢れていくんだ 死にたいと嘆くばかりで二次元に溶けてく 一人芝居を延々と続けている |
悪者くじら | くじら | くじら | くじら | | 悪者に2人なってさ 深夜の街を徘徊しよう コンビニで君のお気に入りを見るたび少し悲しくなるんだろう いつか ケタケタと笑う君の声が狭い部屋に響く午前3時 誰もが寝静まった街で僕らの窓だけ 温まっていたんだ 秘密の完全犯罪をしよう 私と君しか知らない 秘密の乾杯を 誰にも言わない 誰にも邪魔させないから 忘れたくないね 悪者に2人なってさ 深夜の街を歩いて行こうよ コンビニで君のお気に入りを見るたび少し悲しくなるんだろう いつか 小さくて、でも私の全部がその部屋で 暗くて青いバックミラーに消えていく高速道路 どこか懐かしい匂いがした 言い用のない4時の空 優しくて、柔らかい陽が昇る どこかであなたも生きているのでしょうか 悪者でいられない僕ら 深夜の街で笑いあってたね コンビニで君のお気に入りが無くなってるの、気づいてるよ こんなんだから いつまでも |
君の家しか知らない街でDISH// | DISH// | くじら | くじら | くじら | 君の家しか知らない 君と歩いた道しか知らない あの春も少しずつ、色褪せてく。 悪い夢を見ていた。うなされて起きた。 月も出てない静かな夜に。 冷蔵庫の灯りで鍵を探した。 不安になって階段を駆け降りて行く。 正解とか、不正解とか。 緩やかに沈む海の中で、 幸せとか、わかんなくなってる。 君の家しか知らない、君と歩いた道しか知らない あの街も少しずつ、年老いてく。 いつだって考えすぎて落ち込むんだ この手もどうせ離すんでしょ、 幸せを怖がってしまった。 8月31日に全てをやっていたあの頃から ひとつも変わらず大人になっていく。 私は逃げてばっかりだし、頭が悪い振りをする。 虚しくて空っぽ、それだけ。 君の家しか知らない、君と歩いた道しか知らない あの部屋も少しずつ、年老いてく。 いつだって考えすぎて落ち込むんだ この手もどうせ離すんでしょ、 背中向けて寝る君の事… 何かをなくさないようにぎゅっと握ったつもりが いつのまになくなっている 欲張りすぎたかな、 「今なにしてんだろ…」 君の家しか知らない 君と歩いた道しか知らない あの街も少しずつ、年老いてく。 いつだって考えすぎて落ち込むんだ この手もどうせ離すんでしょ、 幸せを怖がっている。 青く静かな生活の中で 柔らかな温もりを求めて 荷が重いから歩くのをやめたくて、 やめたらもっと重くなる気がしてやめられないままで。 |
我がままくじら | くじら | くじら | くじら | | 焼けるような、灼けるような、妬けるような 日々、思い出に祈りを祝福を! なんて、、本当のことを言うとさ あらかじめ決められたような 息苦しさばっかでもう どこにも行けやしないよ 読後感のみを求めてしまう 効率目当ての優しさで こなしてく毎日ではたどり着けない 特別な愛を注げるもの 気づいたら夏が終わってそうな焦りで 焼けるような、灼けるような、妬けるような 日々、思い出に祈りを祝福を! なんて、、本当のことを言うとさ あらかじめ決められたような 息苦しさばっかでもう どこにも行けやしない 言えぬような、言えぬような、癒えぬような、 すれ違いばっかでうまくたどり着けない理想の 関係も自分自身も、何もかも未熟の中 散文的青春を謳歌 もっとうまく生きてみたいね 想像力の乏しい誰もかも 恨むフェーズは終わってる いつか丸ごと報われるような しあわせの形を見つけたい 望んで産まれたわけじゃない社会に気を使いすぎて疲れる 私たちのための答えはきっと わがままの中に わがままの中に 褪せるように、焦るように、過ぎていく 毎日や恋に、祈りを祝福を! なんて、、本当のことを言うとさ あらかじめ決められたような 息苦しさばっかでもう どこにも行けやしない 言えぬような、言えぬような、癒えぬような、 すれ違いばっかでうまくたどり着けない理想の 関係も自分自身も、何もかも未熟の中 散文的青春をもっと我がままに生きてみようか |
あるいは映画のようなyama | yama | くじら | くじら | | 午前0時 夜 遊泳 飛び乗る最終電車 階段から覗いた隘路と揺れる街路樹 夜空を溢したような車窓に映る風景 月の裏側では溜息をついている (「知らない」はもういない) 夜明けと (夕焼けとあの日を) 埋めるように (溶けてく 溶けてく) 日々の中へ まだカーテンの裏で ただ泣いてるだけの僕ら 決まり切ったシナリオ通りに続けてるだけ 当てにならないよ 誰かの噂なんて 曖昧な現実と最低な夜を超えよう いつの間にか日々になった 誰も「大人」じゃなかった 雲の上に乗れると誰もが思ってた それがなんだいまじゃどうした 上か下か数字がなんだ 好きなものを信じよう それでいいはずさ そうだろ? |
Downtownyama | yama | くじら | くじら | | おままごとは大変でした 夜の街にハイタッチして あからさまに嘘ついてんな 「あらお上手」 上手(笑) 着飾ってたのはダメでした 首 肩 心もいきました アンタのせいで狂いました この先どうすんだ?ねぇ 行く末は歪な形をした悪魔の群れが 錆び付いた目の奥と澱んで濁ったあんたの未来をここで 引きずり出すんだそんで 怪物に喰われちまえばいい 臆病者は寝入りました ネオンが窓から射しました 戯けてみたのが悪かった 「あ~もうダメ…」 気づけば始発の駅でした ため息眠気と吐きました 私のせいで狂いました この先どうすんだ ねぇ ベロッベロに酔っ払って 何がなんだかもうわかんなくなって 異常正論なんでもこい もう何したって 何したって 悪意だけの食卓には 阿鼻叫喚よりも突き刺さるような 視線の先 胸の奥 もう何したって何したって 行く末は歪な形をした悪魔の群れが 錆び付いた目の奥と澱んで濁ったあんたの未来をここで 引きずり出すんだそんで 欲望とか愛とかなんでもいいとかごちゃごちゃうるせえな 薄っぺらい言葉並べて浸ってるだけ ここで さよならしようか君と あの街へと |
クリームyama | yama | くじら | くじら | | ベランダに出た 青い柵にもたれかかって煙を喫んだ 不確かな日々 歩きながら確かめていった 日が暮れるのが遅くなったね だんだん暖かくなってきたね 風も気持ちよくなってきたね窓をあけようか 茜色の空を眺めながら肩にもたれかかって 夢みたいな日常がいつしかありました 寄り道は気づかないしあわせの形だね 変わらない階段と景色を刻んで まどろみの中へ 白い壁が暖かい陽に染まって 綺麗な街をこえているとなんだか悲しくなったんだ 移りゆく景色これからの生活を想って暗がりへ そっと目を閉じた 茜色の空を眺めながら肩にもたれかかって 夢みたいな日常がいつしかありました 寄り道は気づかないしあわせの形だね 変わらない階段と景色を刻んで まどろみの中へ まどろみの中へ 茜色の空の下 子供が笑ってる 夜明けの海に涙沈めた |
花火 Ado | Ado | くじら | くじら | くじら | 水色のアパート、見慣れたドアをくぐって 春の終わりとうたた寝 メモに残る期待と気まぐれな雨嫌って 汚れたシャツの袖 見ないふり どうしたって平凡な日々で もう嫌って言えば楽なのに バスを待ってる間にふと考える未来の事 どうしたって零点な日々で もういいやって言えば楽なのに 寂しくなった 心の中 ねえ花火が上がった ねえ花火が上がった 青春の残骸とどうしようもない思い出 夜明け低体温と動いてる心臓を エンドロールに残されたみたいで 知らない誰かの生活の灯り 帰りの車窓に揺られ流されていく 知らない誰かの生活のストーリー 変わらない日々をまだ愛せないでいる どうしたって平凡な日々で もう嫌って言えば楽なのに バスを待ってる間にふと考える未来の事 どうしたって零点な日々で もういいやって言えば楽なのに 寂しくなった 心の中 ねえ花火が上がった ねえ花火が上がった 青春の残骸とどうしようもない思い出 夜明け低体温と動いてる心臓を エンドロールに残されたみたいで ねえ花火が上がった ねえ花火が上がった 青春の残骸とどうしようもない思い出 夜明け低体温と動いてる心臓を エンドロールに残されたみたいで どこにもないみたいだ どこにもないみたいだ 映った 明かりと深く染まる 青く どこにもないみたいだ どこにもないみたいだ 濁ったパレード すぐに消える 最後の夜に |
a.m.3:21 yama | yama | くじら | くじら | | 溶けた光の跡、甘い夢の中で すぐになくなってしまう時間と人生と なびく干したシャツに香る秋の花が 諦めの悪い私の癖みたいで 乾いた風と哀愁 カーブミラーで曲がって見えた世界は カーテン越しに聴いた隣人の会話の様に見えた 遠くの電線に止まった鳥は何も知らん顔で 渇いた喉にそっとぬるい水を流し込んだ 溶けた光の跡、甘い夢の中で すぐになくなってしまう時間と人生と なびく干したシャツに香る秋の花が 諦めの悪い私の癖みたいで 夜空に溶けたなら甘い甘い夢の向こう側へ 電気を消した部屋で 傷んだ髪の感触だけを 君はいつだって少し寂しそうな顔をしていた 季節の終わりを知っているようで どこで間違ったって自問自答ばかりだ 振り返れば 後味の悪い過去の道 溶けた光の跡、甘い夢の中で すぐになくなってしまう時間と人生と なびく干したシャツに香る秋の花が 諦めの悪い私の癖みたいで |
色彩 yama | yama | くじら | くじら | | じっと機微を見逃さないで きっと大人はそれらしくするのでかかりきりになるんだ 関心はまだ僕ら 真珠の欠片だって無価値、そこに物語がなければ からくりのなかで廻る僕ら命だ 実は奇跡のような毎日を、当たり前に手を差し伸べあって過ごしている 心あたたかであること、笑うほど寂しいことはないでしょう? 落ち込む夜でさえ多彩で気まぐれなように どの人生も悪くはないだろう 強がる事を知れど今までの 足跡や産まれたことは消えやしない 軽い冗談で傷がついてしまう 柔らかなままでいい、そのままでいい じっと日々を見逃さないで きっと大人はそれらしくするのでかかりきりになるんだ 関心はまだ僕ら 真珠の欠片だって無価値、そこに物語がなければ からくりの中で廻る僕ら命だ あぁ間違っていないね 喜劇ばかりじゃここには立っていないってこと! 気晴らしに今ならどこへだって 僕ら光のように気がつかない 間違ってる涙なんてない じっと意味を見逃さないで きっと大人はそれらしくするのでかかりきりになるんだ 関心はまだ僕ら 真珠の欠片だって無価値、そこに物語がなければ からくりの中で廻る僕ら命だ じっと機微を見逃さないで きっと大人はそれらしくするのでかかりきりになるんだ 関心はまだ僕ら 真珠の欠片だって無価値、そこに物語がなければ からくりのなかで廻る僕らは なりそこないで溢れた! 挿絵のような幸せを求めている 感性は絵の具、混ざり合える この街で当たり前に今、輝いている! |
春を告げる yama | yama | くじら | くじら | | 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいないから ここに救いはないよ 早く行っておいで 難しい話はやめよう とりあえず上がって酒でも飲んでさ いつも誰にでもいうことを繰り返してる 完璧な演出と 完璧な人生を 幼少期の面影は誰も知らないんだ 誰もがマイノリティなタイムトラベラー ほら真夜中はすぐそこさ 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいない 明日世界は終わるんだって 昨日は寝れなくて 小さな記憶の箱は 夜の海に浮かんでいる 僕らを描いたあの絵の中に吸い込まれるように終末旅行を楽しもう どうせ全部今日で終わりなんだから 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいない 深夜東京の6畳半夢を見てた 灯りの灯らない蛍光灯 明日には消えてる電脳城に 開幕戦打ち上げていなくなんないよね ここには誰もいない ここには誰もいないから |