能天気日和plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | グッドモーニング! 毎日したいでしょ 朝寝坊 おひさまが覗き込む 悪戯な微笑み 一秒がせわしなく追いかけてくるから 朝食とため息を無理矢理に流しこむ パジャマを裏返しに着てみては もどーれ もどーれってさ 無駄な悪あがき 脳天気な気質 のんびりしてちゃいけないよ 煩忙的現実 余裕なくてもいけないよ 道理的防衛本能 交互にボクを攻めるのさ 遅刻まで あと5分 ちょっと待った 鏡のボクの顔を見よう さぁ今日も始まるボクのふりのショー 楽天的気質 それじゃビリになるかもしれないよ 表面的現実 心許しちゃいけないよ 多難的人生行路 それでもめげずに行きますか でもそんな感じでいいの? まぁ いっか グッドモーニング! |
傾いた空plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | あなたは問いかけてる いま僕は笑っているか あなたに問いかけてる まだ僕は泣いているか それがどんな答えであっても 只々、求めるだけなら 何かをどれだけ手にしても 満たされないものなんだろう まだ僕は空白だらけなんだ 誰かの言葉だけを 一つづつ抱えてきた いつかは剥がれ落ちる 本当の僕は何だ? それがどんな答えであっても 只々、彷徨うだけなら 何かにすがりついたとしても 全ては解らないだろう いま僕は何を捨て去れるか 愚かなのか? 不器用でも 歩き続けてるこの僕は 何が残り 何が消えるか 傾いた窓を見上げてた それが一筋の光ならば一向照らし続けてよ そこにどんな答えがあっても まだまだ終わりはないだろう そう、ここから 向こうへと続いてる 何処へ向かうのだろう いま終わりの先へ |
ETERNALplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 瞳の前の風景は僕を落ちつかせない まばたきの後ろには二度と戻れない 死、生 見てみたいあらゆる全て 眠るまで 見たことないものも全て 涸れるまで頬を濡らす 力のないまなざしと遠ざかる風景と まばたきの後ろには何が残された この瞳が映すのは流れゆく過去と この瞳が映すのはゆるぎない現実と 死、生 あらゆる変化も無変化も 解け合って 永遠という虚像にもたれ 未来をみる 見せて… 目を覚ます |
DRIPplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | コーヒーカップは空だった 汚れた底を隠したんだ 2万キロもある深さを 誰にも気付かれないように 何食わぬ顔してさ そうみんな人間 おかわりが欲しくてさ 後先など考えてらんないでしょ ほら 目は冴えちゃってさ 我慢が出来ない なんという為体さ 欲望の中毒者 … 何と 1:1 だって 腹に入りゃ全部同じ 潔白を証明しても 腹の中はまっくろくろ あれもいいね これもいいね それもいいね なんて嘘 真実で混ぜてみて ねぇ少しは 飲みやすくなるでしょ ほら 頭冴えちゃってさ 我慢が出来ない なんという為体さ 欲望の中毒者 |
ACTORplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | どうにでもなるさ 従順に寄り添って バカなフリなんて お手のもの 蝶にでもなるさ 嘘の粉ふりまいて いずれ串刺し 観賞用なんだ 夢と真、欲と幻 その狭間で姿を変えるのさ いつわりの姿で羽ばたいてるだけ 未だ 未だ 未だ さぁ、飾らない姿で欺いてみせて また また また 昨日はヌケガラ、明日はナキガラ 必死で漂流いながら なんて無惨で なんて無様な 儚い刹那だ いつわりの姿で羽ばたいてるだけ? 未だ 未だ 未だ さぁ、新しい姿で羽ばたいてみせて 華麗な様で 甘い蜜を探して 全てを晒して 次から次へと 変われ 変われ |
いつかのあしたplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | あぁ こうやって ねぇ 君だけだな 君を想うほど 僕を分かって そんな君だって僕を許してた? ねぇ こんな日々を越えていけるかな また話してよ 今夜はおやすみ いつかのあした めぐりあい めぐりあう めぐりあい めぐりあうから 求めあうほど そこにはあるから 求めあうように めぐりあうから |
よろこびの吟plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 真っ白な夢をみたよ 透けてしまうような ゆっくりと歩いたんだ 思い出のように 夜空に太陽が 青空には月が なんかあたたかいな キミは知ってるかな ボクは生きている 星が泣いているんだ 聴こえているのは よろこびの吟 いつだって語りかける 揺りかごのような ひろいひろいあの海には 燃える草原が あ り の ま ま の 幼 き 光 は キ ミ と な り ボ ク を 包 む だ ろ う 瞬 い て は 終 わ る こ と の な い い つ か の 物 語 に な る キミは生きている 声をあげているんだ 鳴りやむことはない よろこびの吟 |
手のなるほうへplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 急ぎ足で日々は過ぎてゆく 明日のボクに僕は間にあうかな? 今日の空がとても眩しいから 気の向くまま僕は旅に出る 風が吹けば風なるほうへ 雨が降れば雨なるほうへ 晴れの日には花咲くほうへ あの向こうの手のなるほうへ ねぇ いいでしょう ずっと待ってた風に 只、吹かれながら 喜びも悲しみも昨日に消えるのだろう ねぇ いいでしょう ずっとこのまま変わることなく 目の前にある今をゆこう 明日の中をボクは歩いてる 明日の先に帰る場所がある 空が花を咲かすように 僕は吟を歌うのかな ねぇ いいでしょう ずっと待ってた風に只、吹かれながら 遠ざかる雲にまだ答えを探してるけど ねぇ いいでしょう 弱さごと雨に只、打たれながら 明日をゆくボクがまた僕を呼んでいるのだろう ねぇ いいでしょう ずっとこのまま迷うことなく 手のなるほうへ 僕はゆこう 今をゆこう |
まだみぬ君plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 言いたいことが山ほどあって 君のことが知りたくて 僕だけにきかせてよ 新しい微笑みで 君想って 目を瞑ってる 無垢になった ねぇ神様おしえてよ 特別になりたいよ 君想って 目を開けたら 風が立った その瞬間、探しにゆこう まだみぬ君だから はじまり探しにゆこう その日を探しにゆこう 君がいないと思うほど 君のこと感じるから 君がいないと思うほど いとしく思えるから 言いたいことが山ほどあって 君のこと 知りたくて |
somewhereplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | あの月が何を見てるのか 僕にはわからない どこか遠くまででもいいよ たゆたい、ふたりでゆこう うまれ つらなり はなれて そっと消えてゆく 逆らうことのない円のような 覚え始めた互いのわずかな哀だけ 今を信じられる確かなものなら なぜ涙がこぼれる 痛みなんかないくせに 失くすものはないから このまま拭わずにいよう つなぎあう手を感じながら寄り添い歩いてる ここから夢への帰り道 ひと時でいい、眠ろう くるりくるり 時だけが過ぎてゆく いつか、すべて晒しあいながら いつか、ふたり無邪気に笑えるのなら なぜ涙がこぼれる 痛みなんかないくせに 誰も知らないような 僕らはふたりになるから |
境界線plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 君が泣いたって それをどうやって 境界線あって戸惑う けれどどうやって 君に近づいて 何処へ連れて行こう 君はどうなって 僕はどうなって まわりまわって とまれないんだって 僕らこうやって 混ざり合ったって 染まれないんだって いずれ嫌になって ワカラナクナッタ ドウスレバイイカ マタ、ミエナクナッタ ワカラナクナッタ キコエナクナッタ マタ、イエナクナッタ サメテシマッタ イマハモウ? 触れてみよう 確かめ合った 確かにあった 確かにあった 確かめ合った 確かめ合った 確かにあった 確かにあった それで良かった 確かめ合った 確かにあった 確かめ合った 確かにあった 確かめ合った 確かにあった 確かめ合った 確かにあった |
fly&fallplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | おちてゆく ゆっくりと ボクはいま まっさかさま おちてゆく ゆっくりと どこまでも まっさかさま おちてゆく クロールで ふかふかの雲の中 すり抜けた すり抜けた キミの手を差し出してよ 観覧車浮かんでる ほら夜が明けてゆく 星くずの街の中 魔法が解けてゆく ボクからはキミへと空からは海へと 自由なその早さで雨のようにおちてゆく なんにもない なにもない なんにもない 永遠のよう なんにもない なにもない なんにもない 終焉のよう 海から空へとボクらは還ってゆく 空から宇宙へとボクらは還ってゆく いま風が吹いてふわり どこまでもどこまでも そう今日も明日も明後日も いつまでも飛んでゆこうかな |
劣勢plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 敗れかぶれでもいい 少しは前を向いてるか? 四面楚歌の生活 飛びだせば即、狙い撃ち ヒュルリラ 舞って散ってゆくわずかに残った自尊心 今すぐだって何でだって ひとまずくぐり抜けりゃいい そう劣勢、劣勢の日々の僕ら どうすりゃあいいの とおりゃんせ 虚勢、無理に張ってでも 振り返っている暇はない つじつま合わせるだけ 騙し騙し今日を生きてる 逃げる選択はない オギャアと生まれ落ちたその日から 世間は僕らに何を期待する? ア・ラ・ア・ラ・ソ・コ・ニ・ハ・マ・ダ・イ・ッ・チ・ャ・ダ・メ・ヨ ア・ラ・ア・ラ・ソ・コ・ニ・ハ…ダ・メ・ヨ もう劣勢、劣勢の日々の僕ら どうすりゃあいいの とおりゃんせ こなせ、迷わずゆけよ 形勢、うっちゃれ 何故故に何故か何故何故僕ら、、、 何故故に何故か何故何故 何故故に何故か何故何故僕ら、、、 何故故に何故に僕らは在るの? |
或る話plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | ギラギラ廻ってるのは 淡々と造り出されてる欲のカタチ メラメラ襲って来ては 朝から昼から夜そんでアフリカまで飛んでいった 渇いてる そう乾いてる そう乾いてる きっと、ワイてる キラキラ光ってるのは 限りなく分裂始めた君のカタチ 踊り狂え 踊り狂え 踊り狂え 踊り狂え 暴れてる そう暴れてる そう暴れてる そうさ、バレてる いつもそう いつもそう いつもそうやっていました いつもそう いつもそう いつもそうやっていました それだけ それだけの それだけの話 |
プレイヤーplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 物憂げなこの想いを哀しみと名付けて 誰より僕はまったくの一人みたいだ 退屈に身を委ねて夢だけを見ている どこか遠くでゆっくりと明日が始まってゆく 空が流れている 流れ流れてゆく 今日がほら淋しそうに風に舞ってた 並んで飾っている奇麗な幸せは いつか誰にでもやってくるのかな 絶え間なく終る日々に サイレンが聴こえる やがて世界はゆっくりと冷めていくのだろう 笑って忘れてた小さな孤独は いつか音もなく蒼く膨らんでく 許されないことだと思っても 僕はいつも未来を憶ってた あの空を烈しく燃やすような涙を流しても |
good byeplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 季節は流れて あたらしいはじまり 少し寂しい でも僕はうれしい good day good bye... 間違い 傷つき そして夜に怯えてた 今なら 今では そんなことが愛しい どんなことも 僕とともに ただ此処に在るだけ 戸惑うことなく 逃げることなく 全て今日のために good day good bye... またいつか 笑えるなら 何度でも 何度も |
先生のススメplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 先生 空は飛べますか 誰よりも高く ねぇ 先生 何が見えますか 僕の未来は 今 理論にあてはめて すぐ答えてよ ねぇ 先生 さぁ 先生 あぁ まるで独裁者のように 非力な僕にすごいすごいことを さぁ今してよ 先生 恋はしてますか 夜泣くような 先生 何ができますか 罪深き こんな僕らに 先生 もっと 先生 あぁ まるで独裁者のように 無垢な僕にすごいすごいことを さぁ今すぐ |
これからplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | ああ それが君の想う愛のカタチなら 僕はそれをどう確かめよう 雨は雪にかわる 愛から哀しみに ああ それが君のあるべき姿なら 僕はそれにどう近づこう 僕ら手をつないで いつでも独りきりだった それぞれの想い舞い踊るように ひらひらと互いに求め合う ああ もう一度... いや、二度と 同じ二人に戻るなど... 雪が空へ戻ることなど ただ ただ 立ちすくみ むなしく見上げてるだけさ わかってた はじめからこうなってしまうのは 僕には僕しか信じられなくて それでも温もりを感じていたくて 目を閉じ 明日を待つ それぞれの想い重ねるように 白い白い願いを敷き詰める それぞれの想いとけあうように 君の手は決して離してしまわぬように 積もってく 積もってく 哀しみは愛にかわる 祈ってる 祈ってる また春が来るように ひらひらと... |
空から降る一億の星plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 君が僕にとって 僕が君にとって なんなのかなんて 知る由などなくて 哀色の心には 理由(わけ)がきっとあって うっかりこわくなって ふたりの未来をぼんやり憶ったりしてると不安になるんだよ いやだよ、いやだよ 関われないことに関わっていると さみしさにこわく、 こわさにさみしくなる 空から降る一億の星にひとつだけ願いごとをして 隣にある君の横顔があまりにも遠くに憶えたせいで 君が歳をとって 僕も歳をとって ふたり丸くなって ふたりで星になって 僕らのすぐ側には 死が身近にあって うっかりこわくなって 想像できないことを考えていると不安になるんだよ いやだよ。いやだよ。 不可解さを避けるようにしてみては ぼんやり夜空をながめて、あぐねていた 空から降る一億の星にひとつだけ願いごとをして この大きな宇宙の下ではあまりにも僕は幼すぎて よそよそしくも 寄り添いあうよ 囁くように 祈って けたたましくも 優しく在るよ からかうように ひかって…ながれた… 空から降る一億の星にひとつだけ願いごとをして 僕がいつか星になったときも、君の隣にいられるかな 舞い上がる一片の願い 藍色の空に溶けてゆく 煌きだす一億の最後に 僕はひとり、君をおもっている |
イキルサイノウplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | いえてしまう どんなことも いえてしまう 心ない感謝も いえてしまう 他愛のない話も いえてしまう 嘘の褒め言葉も きっと 便利を携帯し過ぎて 今の僕には不自由さが足りない 空がこんなに奇麗だったことを忘れていた俯いてたから 所在なくなんとなく生きてる僕はいったい君に何を贈るんだろう なにしてんだろう なにがいえる 僕の口から なにがいえる 僕から君に アタマ グルグル サイキドウシテモダメダ あらら 僕にはイキルサイノウがないのかな… くよくよ めそめそ 立ち直るのもめんどくさいけれど 楽など疑って生きていこう これからは 夜を耐えまた朝に泣きつくように 消えない傷を抱きしめるように 器用にならずに正直でいるのさ イキルことにサイノウはいらない いわなきゃ いわなきゃ 溢れそうなこの憶い いえるさ いえるさ 産声あげ、裸のまま、僕のまま |
見知らぬ朝plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 床にころがってる ゆめ、ゆめ まぼろし 寝ても 覚めても ゆめ、ゆめ まぼろし 今朝の占いでは 最高の一日 さめざめ ためいき 孤独な休日は 壁に向いて話して なんか話して 何処にあったってわからない 側にあったってわからない 幸せにふれてみたい 今日こそ… 明日こそ… いずれは… …まぼろしなの? 退屈と虚無感と… みあきたあさ 見飽きた朝 僕に向けられた、優しい声 みしらぬあさ 見知らぬ朝 ひとりぼっちはこわくない ひとりぼっちはこわくない 幸せからは学べない 独りがこれほど 誰かを感じること |
パンクplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | あくびしたまま 死んでしまえるなら 何もせずに 馬鹿になれたなら 虚しいほど 僕は正常だ 意味はないのさ どこにも… いたいよ いたいよ 満足なこの両手のせいで いたいよ いたいよ よく見えるこの両目のせいで そらにうたえば 必死な僕は ああ なんて滑稽 嗤えよ 嗤えよ そうでもないと僕はもうやってらんないから やかましいほど 饒舌な人なら こざかしいほど 利口な人なら 目眩がするほど 僕は正常だ 意味はないのさ なんにも… いたいよ いたいよ 約束するこの口のせいで いたいよ いたいよ 貸してしまうこの耳のせいで そらにうたえば 必死な僕は ああ なんて滑稽 嗤えよ 嗤えよ そうでもないと僕はもうやってらんないから |
ぼくがヒトであるならplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | ぼくはしらない 約束の有効期限を まもるまでいらない いらない ぼくはしらない 欲望の有効期限を 満たすまでいらない いらない 一度、交わしたのなら 二度と帰れはしない いつか、満たしてみたい 決して枯れてしまわないほど このまま はなさない 朧げな約束でも 偶然に 怯えないように このまま はなさない 危うげな欲望でも 充足に 怯えるまで ぼくはいきたい ぼくにおしえて 愛情の最低限度を 用量をしらない しらない ぼくにおしえて 憂いの最低限度を 心がうるさい うるさい 誰かを想いながら 自分を疑いながら それでもいきてみたい もしも、ぼくがヒトであるなら このまま はなさない 醜いこんな身体でも 誰かにとって…誰かにとって… このまま はなさない 儚いこんな命でも このぼくが捨てるまで ぼくはいきたい |
幼き光plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | さよなら、さよなら 幼き光よ。 さよなら、さよなら 青き日の僕よ。 手に入れたものに 怯えてるのなら 置いていけばいい そう 幼き昨日へ 青色の風は 背中を押すだろう この思い出とともに、そっと押してくれるだろう 殻に閉じこもるよりも ほろり 涙をながすのさ さよなら、さよなら 人知れぬ涙よ。 さよなら、さよなら よく知る僕(あなた)よ。 守れなかったもの 取り戻すのなら 臆することなく そう まだみぬ明日へ なにが起こるだろう なにが見れるだろう この感傷とともに、この感情とともに 弱くていいんだ 弱くていいのさ 強さは弱さでできている さあ、進もう どこへいこう 右往左往して 殻の外 夜のむこう 朝のむこう 新たな僕が立っているのさ さよなら、さよなら 幼き光よ。 さよなら、さよなら 青き日の僕よ。 何かに敗れても、己に敗れぬよう 昨日に敗れても、明日に心躍らすように |
手紙plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | あなたと過ごす日々に 理由が必要になって このまま 僕ら このまま 寂しくはなればなれ あなたの姿は声になって… そして声すら懐かしくなって… 決して抗えないものなのか 決して叶わないものなのだろうか 僕をみてくれよ 別々の道を歩くけど いつかまた叱ってほしいよ 言い訳用意しとくから 言いそびれた言葉が浮かんでは 人懐っこくすり寄る感傷 捨ててしまわずに抱えていこう 交わると願うこの道の先へ やがて 擦り切れるだろう ずるずると引き摺れば 小さくなるだろう それが寂しさだろう 消えはしないだろう どんなに時が経っても 大きくなるだろう きっとそれが愛だろう 僕をみてくれよ 愚かでも歩くこの様を いつか会えると決めつけて 理由はいらなくなるだろう 理由はいらない そうだろ |
体温plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 何度も、何度も忘れてしまえばいいんだろう そうすればこんなに臆病にならずに済むだろう 何度も、何度もやり直しできればいいんだろう そうすれば痛みを知らずに過ごせてしまうだろう このままでいいなら、このままでいいでしょ 何処にも行けずに… 幼気な瞳には涙が似合うけど… それでも… それでも触れていたいから 僕はわがまま ないものねだり たよれぬまま ひとりになる 何故、こんなに無邪気に 明日に君を残したまま 僕は、恥ずかしい 毎日、毎日、それらしく生きてはみるけど 自分を尊ぶ心がどうも優しくて このままでいいなら、このままでいいでしょ 心はゆらいで 無垢なその瞳には涙が滲むけど… それでも… それでも許し、許されたい 僕はわがまま ないものねだり こどものまま もがいている 手をつないで ふたりは いつでも独りきりだった 互いに怯え 想いよじれてゆく 僕らは忘れ合う すべて 君のいうとおり ぜんぶ 君のいうとおり 痛みを知らないで、愛は計れない 守れない約束して 叶わないこと願って そんなわがままに今日もまた生かされて 嘘ばっか うそばっか… |
シャララplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | | 君が笑う それだけで それだけでよかった 君は今 誰に笑う 誰の目瞳に映るの 僕は今日も、元気でした 何の役にも立たず 無力感を抱えながら ベッドに入るのさ ひとつ、ひとつ 歳をとって ひとつ、ひとつ 失くしてった 明日の予定なんか 余計悲しくなるよ シャララ もどかしさを誤魔化してみるのさ 幾何学的に単純で 迷惑なこの僕の心を シャララ 愚かしくも愛せはしないだろうか 容易いようで難解な 身悶えること僕の心を 僕は今日、何ができた 空しさつらつら 忙しいと嘆きながら 暇を持て余して ひとつ、ひとつ はぐらかして 少しづつ 嫌になって 明日の予定なんか ああ…眠れないよ シャララ 狂おしくも取り繕ってるさ すくすくと育つ後悔に のたうちまわってるこの僕は シャララ 気持ちいいほど からっぽになりたい 何も感じなくなるほど 求めることも忘れるほど 自問自答しては、わかった気になり、退屈していく普通の憂鬱 君のまなざしをどうすればよかった 何故、僕にも明日がある 何故、僕にも未来があるの シャララ 悔やみながら進むしかないのか 永遠という錯覚に、永遠に翻弄されながらも また退屈して 自問自答してる こうしてまた夜に取り残されてく |
さよならより、優しいことばplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 朝と別れて、僕は夜に出会う 楽しい日々も過ぎ去っていくから さみしい別れは僕らを結ぶのさ 思い出より深く僕らを結ぶのさ さよならさえ気づかれないように手を振るよ 振り返らないでよ 夜明けの夢の終わりまで 瞳をとじれば… wah-wah 見知らぬ宇宙のどこかで うっかり出会えるはずだろう またね… 今日と別れて僕は明日に出会う 悲しい日々も過ぎ去っていくから さよならより優しいことばがみつかるはずさ 今日を楽しんでよ 君にも明日がある 微睡んでく… wah-wah 目前の暗い闇など いつか去っていく記憶さ それじゃあね… wah-wah 見知らぬ宇宙のどこかで うっかり出会えるはずだろう だから今、 忘れておくれよ この僕を だから今、 目前の朝を喜ぼう それじゃあね またね |
よい朝を、いとしいひとplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 日々は徒然 なにもないとなにもないから 酸いも甘いも君がいないと味気ないから ひとりには馴れるけど 孤独では生きていけないから よい朝を、いとしいひと よい朝を… 君をまるごとこの僕の中に沈めたいよ 甘い寂しさも灰色の底へ 君が不在の僕の心はただの水槽 空の水槽、ひとりの水槽 気まぐれを許してよ 今日までも、そして明日からも よい朝を、いとしいひと よい朝を… 僕の傷みがいつか泡のように消えるまで 君のよろこびが僕を満たすまで 僕のため 君のためそうすべて愛のために あふれてゆくよ 僕の水槽 日々は徒然 なにもないとなにもないから 僕は君を探さないよ 信じてるだけ |
愛のかたちplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | まわっている いのちといのち 求めては求められて このおぼろげな 記憶と景色 僕になにができる 君がいて 僕がいて どこまでも まぶしくて 言葉にはならないな いのちの言葉 愛の言葉 このひろい 宇宙の中で このまるい ほしの上で それはすてきな なんてすてきな 君が泣くのと 君が笑うのと 同じくらい おそろしくなるほどだよ 幸せよりもたしかだから おもいつめるほどだよ あまりにも深く まぶしいから どこからきて どこへいくのか 燃えるいのちと 君と僕と かたちにはできないな いのちのかたち 愛のかたち このひろい 宇宙の中で このまるい ほしの上で それはすてきな なんてすてきな 僕が君を抱きしめるのと同じくらい |
夜の雨plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 夜の雨 彩るネオン 無機質なさみしさが覆う 僕の心 薄いガラス 無機質な疑問がうつる とどのつまりなんなんだ 僕の正体はなんだ いったいどうするべきだ ボクハ、ナヤンダ ボクハ、ナヤンダ つまるところなんなんだ 暗中模索の結果 いったいどうするべきだ ボクハダレダ ボクハダレダ 「わかること」と「わからなさ」は どこで覚え いつ覚えた 「自然」なこと「不自然」なこと どこで感じ いつ感じた 夜のかなた 意識のかなた すくいもなく こたえもなく それでもなお生きつづける 夜の雨はまだ止まない 夜の街 息をひそめる 心の声 うるさくなる お願いだから ほっといて でも心は手離せない とどのつまりなんなんだ 僕の心とはなんだ いったいどうするべきだ マタ、ナヤムンダ マタ、ナヤムンダ つまるところなんなんだ 八方ふさがりなんだ いったいどうするべきだ ボクハドコダ ボクハドコダ ねえこんなにも曖昧なのに 僕の存在が曖昧なのに シアワセとかカナシミとか あふれそうさ こわれそうさ 記憶のかなた 細胞のかなた こたえはある どこかにある 探しながら 生きつづける 抗いながら ずっと ずっと 人の心ってなんだ 人の正体はなんだ 孤独ないきものなのか それだけじゃないはずだ 僕だけ独りのようで、 みんなが独りのようだ とどのつまりそうなんだ 夜の雨はもうあがった |
Laundryplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 街の灯りがキレイ ここは東京銀河 ねむりの前に気づく寂しさ 今日の代価 うとうとしながら 泪の行方を考えたりして 鼻唄をうたいながら… 夢の中に行けたのなら… 君にもし逢えたときは… 言葉を詰まらせるのかな… どうかな… ララララ… |
口をむすんでplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | きみにもまっかな血が ながれているのならば 言葉に甘えすぎず、 心に宇宙をもつのさ 口をはさまず みみをすまし 目をつかわず かんじて 今もまた こちらの気も知らず、 心臓がたたいてる うれしさ と こわさに導かれ ぼくたちは黙るのさ きみにもまっかな血が ながれているのならば 記憶に頼りすぎず、 心の宇宙を感じて 光と憶わず てらされて 風と憶わず ふかれて ことばでは とおくおよばないな たりないな たりないな たましいが もえてなくなるほど たかなって たかなって ありあまる ありあまるほどなら さけんでよ さけんでよ なんべんも、なんべんもよんでよ ぼくの名を… ぼくの名を… こころから さけんでよ くりかえし くりかえし |
ドーナツの真ん中plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 愛なんてどこにある このほしにはあるの? 朝のなか 夜のなか このほしのどこにあるのだろう ぼくはくるしむ せまりくる いのちの期限に ぼくはおびえる くるかもしれない 孤独に ドーナツの真ん中を覗いているだけなのか? 信じることしか許されていないのか ほんとうの愛はどこ このほしにあるだろう あおいそら あおいうみ ふるさとは話してくれないよ 花よ、おしえて ぼくに、おしえて ぼくは、しりたい 抱きしめたいんだ 一過性のものなのか とぎれてしまうものなのか いや、きっと記憶よりふかい つよいものだろう ほんとうの愛はある このほしにあるのさ ぼくの側 きみの側 ふたりの中に ともに ふるえ ともに ないて となりにいて なにもいわないでも 朝日よりも 夜風よりも 曖昧で、確かなものだから |
aboveplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | 夜は理屈など手離してしまいたい 星たちも目をつむるだろう あかりを消して 忘れようとつとめても それでも考えてしまう うまれてきたこと しぬまでいきること なぞをときだして なぞがとけなくて ぼくはどこにいて ぼくはどこへゆく なぞがあらわれて なぞをときだして 流れた泪はどこへゆくんだろう かなしみは留まるのに どこかで誰かもおなじように 暗やみでごねてるんだろう 僕はなにをどれだけ愛しているか たとえば君を愛せてるか 想いをそろえて そろわなくなって なぞをときだして なぞがとけなくて 他のとならべて 他のとくらべて なぞがあらわれて なぞがなぞになって 忘れた記憶はどこへゆくんだろう 身体はここにあるのに どこかでだれかもおなじように 屁理屈でごまかしてるんだろう |
子どものようにplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | なにもなれないものはない …このキモチはなんだ なにもやれないことはない …このキモチはなんだ 子どものようにわけもなくはしゃぎまわりたいんだ 終焉が来るその日までいのちを燃やしたいんだ こんなに素敵な、一日があって こんなに未熟な、いのちがあって わたしとあなたは ひとりじゃなかった いがみあえば いつか手をとり許しあえる 待ち遠しいよ カラダとキモチが 離れてよかった コトバタラズトモ あなたをぎゅっと抱きしめながら 子どもに還る なにもなれないものはない …このキモチはなんだ なにもやれないことはない …このキモチはなんだ みたもの、きいたものすべてにくすぐられながら 個の中の宇宙を広げていきたいだけなんだ こんなに素敵な一日があって こんなに未熟ないのちがあって わたしはあなたと ふたりでよかった コトバ剥がれ なんでもない いのち と いのち それだけになる あなたには花を、あなたから愛を ありあまるほど 終焉が来るなら わたしはあなた あなたに還る |
心には風が吹き 新しい朝をみたんだplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | plenty | Wake me up. そう わきあがる 心は おさなご Wake me up. そう ささやいて 命の揺りかごの中で あなたの瞳の中に、 太陽をみて あるはずのない永遠を 信じてしまいそうになるよ おおきな、そらのよう おおきな、うみのよう だれかのいう天国を ぼくはいま感じているよ たかく たかく 登っていくよ 炎のように 脳みそには追いつけない 言葉が辿りつくことはない おおきな、そらのよう おおきな、うみのよう だれかのいう天国を ぼくはいま感じているよ 心には風が吹き 新しい朝をみたんだ あなたのいう天国を ぼくはいま感じているよ |
風をめざしてplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 負けながらも歩き続けることを 例えるなら 例えるなら それは何に似ているだろう 慣れたように愛想笑い並べて 溜まってゆく 溜まってゆく この気持ちはなんだろう 僕らは 汗をかいて べそをかきながら 溜めた 涙 流せぬまま 何処へゆこう 何処へゆこう 背負いこんだ過去と共に 様々な、楽しい 苦しいことがあるだろう 何処へゆこう 何処へゆこう 気の向くまま 心のまま いうならば いうならば 届きそうで 届かない 風をめざして 汗をかいて べそをかきながら 意味や 価値に 縛られないように いつの日か いつの日か この生命に終わりがくる その日まで ありったけの よろこびを感じたいのさ 抗って 抗って 後悔など擦り切れるまで 様々な、出逢いや、別れを繰り返しては たたかって たたかって この生命が燃え尽きるまで いうならば いうならば 強く、やさしく、自由な この風のように |
in silenceplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | あおい あおい ねむれぬよるは かぜにふかれて てつがくをする やまのたかみにも うみのふかみにも とてもかなわぬわたしは まったくあせるばっかりで わたしはおさなすぎるよ No way...No way...Why not わたしはおさなすぎるよ それでもいきてみたいよ あしたも あさっても |
ワンルームダンサーplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 夜の中、とり残されてゆく 目を閉じて、耳を塞いでまどろむ 拠りどころ 探す言葉たちが 部屋の中 いっぱいにしてゆくよ じりじり と じりじり と 苦しくなって ねむれない ねむれない どうにかなってしまいたいの ごまかすように こわれたように くずれるように おどればいい ふかい ふかい 夢の果てに 落ちてみたい ねえ ワンルームダンサー 僕のなか ありとあらゆるもの 生きている間につかいきりたい スカスカ の スカスカ に なるまで 燃え尽きて 燃え尽きて 灰になってしまいたいの いのるように とろけるように やぶけるように おどればいい ふかい ふかい 夢の果てに 落ちてみたい ねえ ワンルームダンサー ごまかすように こわれたように くずれるように おどればいい いのるように とろけるように やぶけるように おどればいい 僕の中の ちいさなあいを 育てるのさ 欲望のまま 君は君で ちいさなあいを みつけてみて ねえ ワンルームダンサー |
こころのままにplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | ああ 人は 自分自信のことをよく知らない それを恥じてもいない 嗚呼 ナゼだ ナゼだ ワタシハダレダ ダレダ ダレダ アナタハダレダ ああ 人は 本当は わがままになりきれない いつも いつだってそう 嗚呼 ナゼだ ナゼだ 借り物のコトバ いつか いつか ほんとうのことば だれかのために過ごすのなら 欲望のままに ギラリ ギラリ と だれのものでもないのさ あなたの欲望のまま ひかるのさ ああ 人は 自分のやさしさに気付けないの いつも いつだってそう 嗚呼 ナゼだ ナゼだ 独りをおそれて いつも いつも こらえてる だれかのために生きるのなら やさしさのままに きらり きらり と だれのものでもないのさ あなたのやさしさのまま ひかるのさ |
high&lowplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | high & low… 期待感なんて たいしてないのに どうしてこんなに 焦っているのか 知っていることは たっぷりあるのに どうしてこんなに 虚しくなるんだ いたいいたいいたいいたいのとんでゆけ ココロとカラダよれよれになるんだ 自分ひとりがヒロインきどりでいて 鏡をみて どうでもよくなる あーあ high & low… 失うものなんか なんにもないのに どうしてこんなに まよっているのか やるべきことは たっぷりあるのに どうしてこんなに あくびがでるんだ いたいいたいいたいいたいのとんでゆけ りきむことなく生きていけたなら みたい ききたい いいたいよぜんぶぜんぶ テレビをつけて どうでもよくなる あーあ |
独りのときのためにplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | ハロー 虚しさよ おどけてみせるよ ぼくは この胸の中 苦しみを笑うすべを ハロー 悲しみよ あおく染まるよ ぼくは この胸の中 ふるさととおんなじ色さ いつの日か 来てしまう 独りのとき いつまでも もっていよう 胸の中 天国を ハロー 愛しさよ 抱きしめたいよ ぼくは あどけない笑顔 胸の中 光が射すよ ハロー 喜びよ 終わることのない歌よ 意味などのない おもいがけない場所にゆくよ いつの日か 来てしまう 独りのとき いつまでも もっていよう 胸の中 天国を |
laughplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | きいて あなたとわたしとの せってん XとYの せってん 言葉すらとどかぬ おおきな真実 きいて 沈黙もとどかぬ せってん 何十兆個もの せってん おそろしくなるほど単純なのさ laugh...laugh...laugh...laugh 確かめるように ためらわないように 悲しむあなたをみたくはないのさ laugh...laugh...laugh...laugh とどけ 心の奥まで とどけ 血潮の奥まで とどけ 二重螺旋のふかくまでとどかせ せってん あなたとわたしとの せってん 探し求めている せってん 悲しみもとどかぬおおきな真実 laugh...laugh...laugh...laugh 繋ぎとめるように 見失わないように どんなときでも 側にいたいのさ laugh...laugh...laugh...laugh laugh...laugh...laugh...laugh 憶えててほしいから すこし すこしでいいから 苦しみの中にいてほしくないのさ laugh...laugh...laugh...laugh |
born tonightplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | いつものまま 昨日のまま もうお月さま 僕はこのまま 黙ったまま ほらもうお日さま 身体このまま 意識だけが まっさかさま 感情の名前すら 知らぬまま わからぬまま ひとすじの泪 ぽつり ぽつり ひとつぶの泪 どこへゆく 何故、かなしみと名付けられたのだろう 何故、むなしさと名付けられたのだろう 誰かの目に その視線に 怯えたまま 下を向いたまま その心 凍りついたまま 人の夢が消え ぽつり ぽつり 人が人を諦め むなしくなる いったい何に怯えているのだろう 人が人らしくいられなくなりそう 一億の泪 消えるよに 一億のよろこび 祈るよに 恋するように生きてゆけるのなら ぼくもあなたも人らしく在るだろう 心の中の灯を絶やさずにいれば ぼくもあなたも怯えずに在るだろう |
誰も知らないplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 誰が知ろう 今わたしの中に ねむっている哀しみのこと 誰が知ろう 今わたしの中に ねむっている愛情のこと 誰も癒せない わたしだけが知ってること 誰も奪えない 時々それらしい言葉にしてはみるけど 誰が知ろう 今あなたの中に ねむっている淋しさのこと 誰が知ろう 今あなたの中に ねむっている優しさのこと 何かをあたえる愛 何もしない 何もあたえない愛 誰も嗤えない すこし また すこし あなたらしくなってゆく 誰もがひとりで 所在もなく 行く場所もなく 誰かを想いながら 自分自信を確かめているから |
嘘さえもつけない距離でplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 誰かを想う気持ちはなぜか 時代とともに歪んでく かまってほしくて かなしくさせて さみしくなって 言葉とは救いじゃないのさ ほら、赤子は泣いて ねむり 話さない つながりは大切だけど 人とは、もっとむじゃきなものさ わらいあい わらいあおう 嘘さえもつけない距離で わらいあい わらいあおう もともとぼくらそうだったのだから 感動は罪ではないのさ その目玉で見つめ 委ね 溺れればいい 疑いは大切だけど 人とはもっとあどけないものさ わらいあい わらいあおう 疑いもいらない距離で わらいあい わらいあおう もともとぼくらそうだったのだから おぼえてるか |
星になってplenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 過去も未来も幾千もの星になって 宇宙を彷徨って 枯れゆく花 あなたは綺麗だ 今いのちがうまれている 言うに事欠いて傷つけてしまって 空きカン蹴飛ばして 寝転んだ そらがやさしかった また朝がきて 今日も生きてた 夢の前にあんなに思い詰めてたのに 今は朝をよろこんでいる 過去も未来も幾千もの星になって宇宙を彷徨って 酸いも甘いも今あなたを、 あなたの明日をうみだしている 泣いているあなた、笑っているあなた どちらもよろこびにつながってゆくだろう 世界に祝福されるだろう わたしもあなたもいつの日にか 星になって宇宙を流れて やがて 新たな名前をもらうのだろう そして眩しく輝きつづけるだろう |
夜間飛行plenty | plenty | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 佐藤雅彦・plenty | 最終バス乗り過ごして ただ 物思いにふけながら夜明けを待つ 何かに急かされ焦る日々は 胸の中に染みをつくりだすよ なにもかんがえなくていい こじらせたいわけじゃない なにも悔いることはない すべてはからくり なにもいわなくたっていい ことばは武器にならない 誰だってあいされたい あいしあいたい はやすぎる日々のなかで汚れてく やぶけるほど 消し去るほど まぶしい愛を… いのちはユウゲン…ユウゼン… どんなにいそいでも…ユウゲン… すべてのものへの…ソンゲン…ソンゲン 愛にあたえられた…ムゲン…ムゲン 汚れてく はやすぎる日々のなかで 夜明ケ待ツ 夜ノ底 マブシイ 愛想フ |
冬にわかれて古市コータロー | 古市コータロー | 江沼郁弥 | 江沼郁弥 | 江沼郁弥・浅田信一 | 張り詰めた 故郷の空気 それとなく 思い出して 繋がってく 夜の静寂(しじま) 過去の俺が 頷いて そう 確かめ合って 重たく絡まっているんだ 近づいては また遠くなっていくのさ 冬の夜汽車 飛び乗る 泣くほどのことじゃないさ 瞼のフィルム 焼き付く 流浪(さすら)うように町を出る 忘れな草 あの忘れられない人達 叶わなかった 遠い約束だけが 遍(あまね)く 時の秒針 重ねる 懐かしむほどじゃないさ 冬の小径(こみち) 彩る 戻れないこの軌跡 瞼のフィルム 焼き付く 流浪(さすら)うように町を出る 張り詰めた 故郷の空気 それとなく 思い出して 繋がっていく 夜の静寂(しじま) 過去の俺が 頷いている |