轍天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 並びあうふたつの踵は サンダルとヒール うずくまり見上げた夜空は一面曇り ハローハローハロー 言葉にしたら晴れる気がしてた ハローハロー スキップしながら パンクしてはちきれた所 ガタついた道 砂煙 足跡掻き消す それもいいかな さらさらさら 流れ流れて辿り着く先で あなたを愛していけたら ひとつひとつ 色褪せるほどに わたしに欠けていたパーツも見えなくなる 角が取れてくたびれはじめる あなたのTシャツのように 並びあうふたつの踵はサンダルとヒール 疲れたとわたしに投げ出す重たい躰 ジュテーム ジュテーム ジュテーム くりかえすほど臆病になった まあるいあなたの笑顔も 一秒ずつ 積み重ねるほど すべてがあたりまえに変わり埋もれていく 芽生え出した香しい花の息吹も 気付かないほど ひとつひとつ 色褪せるほどに わたしに欠けていたパーツも見えなくなる 過ぎ去る日々 ほどけていくありのままを 吸い込めるように |
Hello天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | たったひとつの願いを 神様は赦してはくれないの まるであたしにはその資格がないと言うように 訪れるべき春は木枯らしにさらわれ消え失せる 霞がかる追憶からあなたを描いた この腕があなたを綺麗に忘れ去っても 過ちに誰かをなくしても かなしみがあたしの羽根を引き裂いても 身体中の軋む音を鳴らすよ そこで聞こえるでしょう? I say Hello 追われるような日々に 落ちてゆく想いは切り捨てた 未解決な心のまま明日へ急いだ 幾度もあなたに疑問をぶつけるだろう 飲み込めぬ事実もあるだろう 間違いがあたしの道を正すのなら 胸を張って間違えていきたい そこに届くように I say Hello 過ぎていく時間の中であたしがいつか 身動きが取れなくなってもあなたは 歩いてくれるの? 真っ白い未来のあたしと並んで この腕があなたを綺麗に忘れ去っても 過ちに誰かをなくしても かなしみがあたしの羽根を引き裂いても 身体中の軋む音を鳴らすよ そこで聞こえるでしょう? I say Hello |
時計台の鐘天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 止まってしまえ時計台 八時を告げる間に 約束過ぎて溜息 あなたの顔がもう見えそう 止まってしまえ時計台 改札抜ける時まで 予約を入れたディナーも 台無しになってキャンセルはいや あなたがまだ立っていますように 列車に揺られながらわたしも揺れてた 言い逃れなんてタブーだわ 逢ったら何て言おう 「献血してましたの」 洗濯物が絡んで 列車は途中停止した ここから歩いて行って 間に合うのなら降りていくのに あなたがまだ立っていますように 列車に揺られながらわたしも揺れてた 窓の外で微かに鳴る時計台の鐘 耳の奥で騒めく 指切り交わした小指の骨は軋み 真っ赤に染まり 微熱を宿したまま あなたの指が緩んで解けていく 静かに その手を 切り落として 止まってしまえ時計台 八時を告げる間に 約束過ぎて溜息 あなたの声が もう聞こえる あなたがまだ立っていますように 列車に揺られながらわたしも揺れてた 言い逃れなんてタブーだわ 逢ったら何て言おう 「献血してましたの」 あなたがまだ立っていますように 列車に揺られながらわたしも揺れてた 窓の外で微かに鳴る時計台の鐘 耳の奥で騒めく |
天天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | かぜにのって とんでいく あなたのはねがはためいた そらが たかくて こわくなっても ひきかえしたりしませんように わたしはふうっとろうそくをけす わたしはそっとひをけした なみだはしんじゅに しんじゅはうみに うみはあらしに あらしはそらに そらはおちて はなにかわる あなたというはなにかわる そらはおちて はなにかわる あなたがくれたいちりんのはな |
かぼす天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 君を引き立てるため 今日も搾られたよ 君はとんがっている 濃ゆい刃だから ただ隣に 並べられて 使い捨てられてく だけどぼくは信じている その豪腕も 君のしあわせそうな 顔を見ていたくて 今日も頑張っていきます青い房 君がなくちゃぼくの生きる意味なんてないさ 強い筆で描く未来 共に見たいな かなしい出来事は全部 ぼくが引き受けるよ 君はとんがっている牙でいて 君のしあわせそうな顔を見ていたくて 今日も搾り取られます青い房 |
博士と孔雀天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 軒先の小屋に住まうピーコックは博士が好き 嗜みを整えては 夢見がちにchirping song あの人にアクセスするパスワードが分からないの 古ぼけた機械の前 首傾げた 真っ赤なビーカー 放置されてる液体とマドラー 曇った湯気に揺れてる 沸騰点の恋心 どうか見捨てないでよ もっと近くに伸ばしてよ 「愛するヒト」にはなれないけど 君にずっと触れていたいよ その口にキスしたいよ 尖る嘴 地面突き ダダを捏ねてる 軒先の小屋に住まうピーコックは博士が好き 虹色の羽を広げ 今日もハミング 黄色くなった白衣 微かに白髪混じりの髪 時折吐く溜息は どんな人に届けたいの? その眉間の皺に 微風を運びたいよ 「愛するヒト」にはなれないから 君の名を呼んでみたいよ 最後まで見ていたいよ 虹の翼は 待ちくたびれ まだらに透ける ひとりの夜を 雨の午後を そっと暖める暖炉のように 静かに立って 見守るから 閉じた扉を開けて欲しい どうか見捨てないでよ もっと近くに伸ばしてよ 「愛するヒト」にはなれないけど 君にずっと触れていたいよ その口にキスしたいよ 尖る嘴 地面突き ダダを捏ねてる |
羊天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | あなたの数を指折り数えてる 静かな夜 右から左へと浮かんで消える 貝楼みたい 左側の信号が瞬いて赤に変わる 次から次へとあなたはやってきた 「あなただらけだわ」 何者かがわたしの眠りを妨いで 思考の定まらない浮気な血を流し入れる Sheep swept me off my feet 沈まぬ太陽のような炎が Sheep swept me off my feet わたしの足元を燻る 街へ出向きウィンドウショッピングをする 柔らかなコート 表示価格と残高をチェックする 「ウール100%」 何者かにわたしの行動を読まれて 運命のルーレットに細工を施されたよう Sheep swept me off my feet 沈まぬ太陽のような炎が Sheep swept me off my feet わたしの足元を燻る Sheep swept me off my feet 未だ渋滞は改善の余地無く Sheep swept me off my feet 警告音が おやすみ 両足を畳んで おやすみ 頼りない毛布で 疲れて微睡み見た夢 あなたとわたしのストーリー Sheep swept me off my feet 沈まぬ太陽のような炎が Sheep swept me off my feet わたしの足元を燻る Sheep swept me off my feet レプリカかどうか答えてほしい Sheep swept me off my feet 警告音が耳を突く Sheep swept me off my feet 沈まぬ太陽のような炎が Sheep swept me off my feet |
砂糖水天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 沢を辿って 大きな幹を目指す 微かについた香りを頼りに 麦藁帽子 乾いた西瓜の芯 わたしを入れて運んだ木の虫籠 壊れた夏 置き忘れたあなたの七つ道具 捨てずにとってる わたしを褒めてほしいよ I'm in truly lovin' you そっとわたしを誘う 甘美な蜜のその味を忘れてしまっても Why can't you say to me“HELLO”? 狂おしいままに浮遊していく夢事 砂糖の香り 散々だった 最終章の台詞 タイムマシンがあったらいいのに 濡れた髪を拭いてくれた あなたの指の記憶 なくせるものなら 誰か奪ってほしいよ I'm in truly lovin' you まだ「ただの遊び」と始末出来ない 思い出を食べ残してしまう Why can't you say to me“HELLO”? 立ち入り禁止のゲートを越える泡沫 あなたの雫 街路樹を抜けた先 森へと帰る途中で 冷たい眩暈に襲われ倒れた わたしの黒い羽根は 粉雪に埋もれてく このまま氷になったら 怒る? I'm in truly lovin' you そっとわたしを誘う 甘美な蜜のその味を忘れてしまっても Why can't you say to me“HELLO”? 狂おしいままに浮遊していく夢事 砂糖の香り 砂糖の香り |
風船天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 小さい頃は 指から抜けて浮かんでいく風船が好きで 両手いっぱいの きらめくおもちゃを 一斉に放した いつの頃だろう 大事なたからを失くしていくのが怖くなってた 片付けられずに 溢れかえるのに 君と歩こう ひしゃげてる鞄持って ありったけの夢をぶら下げて行こう 星くずが泣いてまっくらになる時も わたしには聞こえる あなたの呼び鈴 時々萎んでためいき吐いて しわくちゃになっていく顔 逃げてしまった しあわせの分を 吹き込めばいいのに わたしは下手で 思いきり吹いていくつも破いた 大きく破れた風船かかえて 後悔するのに 君と歩こう ひしゃげてる鞄持って ありったけの夢をぶら下げて行こう もしもあなたから遠くはぐれた夜も わたしには聞こえる あなたの呼び鈴 星くずが泣いてまっくらになる時は あなたへと運んで わたしの風船 |
人魚天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | ミッドナイトパーティー 都会仕立てのダンスホール 小粋なドレス ヒラヒラ ミラーボール 波をなぞる プラネタリウムのよう 異端児と異名のついたダンサー あなたに始終 メラメラ 「踊りに行ってみたい」「無茶言わないで」 わたしの姉はマーメイド 筋金入りのマーメイド 愚かな女 愚かな女 その血を継ぐわたしも人魚 その血を継ぐわたしも人魚 愚かな女 わたしも愚かな女 ミッドナイトパーティー 夜明け前のダンスホール もうじき終わる ソワソワ 岩間に身を隠した あなたが出てくるまで どうやって声掛けるか練習 浜辺の蟹相手に 勇気を振り絞ったら レディーといた わたしの姉はマーメイド 筋金入りのマーメイド 一途な女 一途な女 その血を継ぐわたしも人魚 その血を継ぐわたしも人魚 一途な女 わりかし一途な女 窮屈な鱗を脱いでしまえたら 、 裸足で海辺を跳べる あなたと手をとって エラ呼吸じゃない 深海に住む人種で ちょっとだけ魚じみてるだけ 共通言語駆使して話そう カタコトで be動詞上手くこなせなくてもいいよ あなたを待って 嵐は過ぎて もうすぐ粉雪が舞う季節が来る 姉はマーメイド もちろん母もマーメイド 愚かな女 愚かな女 その血を継ぐわたしも人魚 その血を継ぐわたしも人魚 愚かな女 この身が滅びてもいいよ 家系はマーメイド 筋金入りのマーメイド 一途な女 わりかし一途な女 |
硝子天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | お天気野郎に用はないわ あたしは曇ってる人が好きなの 擦れて汚れた瞳を 輝かせるのが快感なの お掃除は少しずつやるより 溜め込んだ方が気分いいわ 君の濁った硝子を一気に磨きたい 寂れたハート抱えて 尻込みしてるLooser 切れなかったカードは 何処に仕舞い忘れてきたの ここへおいで 楽園は君の傍で眠っている 食わず嫌いに その腕が戸惑いはじめたなら 心守る 厚い壁吹き飛ばして 創始になれ すべてが欲しい そう企んでいたあの日のように 溜息吐いて白く濁った 窓辺ならばこの腕で拭って 君が見逃してしまう 風景を見せたい 疲れたふり続けて 立ち止まっているなら その背中を伸ばして 何が掴めるのか試そう ここへおいで 楽園は君の傍で手招いてる 頭抱えて ひとつの回答を出せないなら 真面目すぎる頑な誇り捨てて裸になれ 傷跡隠す 鋼の鎧などいらないでしょう? 壊れ物取り扱う やさしい手を望むの? 弱いとこすべてを壊せば楽になるのに ここへおいで 楽園は君の傍で眠っている 食わず嫌いに その腕が戸惑いはじめたなら 心守る 厚い壁吹き飛ばして 創始になれ すべてが欲しい そう企んでいたあの日のように |
ダンデライオン天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 急に短く切った前髪 鏡越しにセルフポートレート ひとりぼっちになったその朝 いつもよりも空が高く見えた 何処へ行こう ひとりきり 目的地も 地図もない 両腕を抜ける微風は冷たい スピードを上げて行こう ひとつひとつ焼き付けて どれくらい行けばあなたに会わなくなるかな? Fly 風のように大空を駆け抜ける 白いカナリア Fly あなたの目を掠めていくから 捕まえてみせて 特に美人じゃないし 目立たない チャームポイントだよとあなたは言った 風向きが変わったなら身を委ねて流れよう どれくらい行ってもあなたに会えないのなら Fly 風のように大空を駆け抜ける 白いカナリア Fly あなたの目を掠めていくから 捕まえてみせて Fly 焦げた肌と蜃気楼 カラカラの夏を跨いで Fly あなたの目を掠めていくから 捕まえてみせて 何処へ行こう ひとりきり 目的地も 地図もない 両腕を抜ける微風は冷たい スピードを上げて行こう ひとつひとつ焼き付けて どれくらい行けばあなたに会わない? Fly 風のように大空を駆け抜ける 白いカナリア Fly あなたの目を掠めていくから 捕まえてみせて Fly 焦げた肌と蜃気楼 カラカラの夏を跨いで Fly あなたの目を掠めていくから 捕まえてみせて |
HONEY?天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 赤いキャンドルチープな夜の匂い ふざけてみせて笑った顔が好き このままいよう ゼリーみたいに溶けて あなたといよう 透明なカタチ だって今のわたしを誰よりも キレイにするのは あなたしかいないでしょう? 言葉なんていらないの So, I hope this pure feeling never ends Honey? 甘えてるあなたを 抱いて 抱いて 抱いて どこか遠くへ行きたくなったの? Freedom soul どこでも行って そんなとこが好き あなたはいつも男でいて欲しいの わたしはその分イイ女になれるでしょう? 言葉なんていらないの So, I hope this pure feeling never ends Honey? 甘えてるあなたを 抱いて 抱いて 抱いて 愛してるなんて言わないわ So, I hope this pure feeling never ends Honey? 接吻をしていて 永く 永く 永く あなたと見ているこの風景も灯りも 変わってしまうから ひとつでいようね 言葉なんていらないの So, I hope this pure feeling never ends Honey? 接吻をしていて 永く 永く 永く 飽きるほどに I'm very crazy for you Be in love with you I hope this pure feeling never ends Honey? 甘えてるわたしを 抱いて 抱いて 抱いて 抱いて 抱いて 抱いて |
巨大獣天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | Hirotomo Tokura | あなたを匿える傘はなく 軒先に飾った紙人形 風に吹かれては揺らめくマリオネット あなたを縁取る日陰の中で わたしは鼻歌を歌ってた 時に外れる音色に笑うあなたを責めた My awkward song,stays hearing? あなたは行き 萎んでいく白いアザレア 目蓋の内側ではまだ聞こえる 遠くなっていく不確かな足音 あなたを匿える傘はなく 軒先に飾った紙人形 深い雲があたりを包んであなたを隠す My awkward song,stays hearing? あなたは行き 萎んでいく白いアザレア 太陽はまた昇り傾いてく 色褪せる数々の爪痕 Squall was over.Where are you gone? Clouds are breaking.Where am I going? Squall was over.Where are you gone? Clouds are breaking.Where am I going? My awkward song,stays hearing? あなたは行き 萎んでいく白いアザレア 目蓋の内側ではまだ聞こえる 遠くなっていく不確かな足音 My awkward song,stays hearing? あなたは行く 大きな道標を残し 目蓋の内側ではまだ聞こえる 遠くなっていく不確かな足音 |
恋天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 今日は燃えないゴミの回収日 朝の7時に目覚ましリンリンリン シャワーを浴びて薄化粧する 何食わぬ顔して挨拶しよう 鍵穴の音に耳を澄まして(深呼吸 深呼吸) ドアノブを回す指を感じて(エスパー エスパー) 3秒後からこっそりつける(ミステリー ミステリー) 10秒だけのランデヴー ゴミ捨て場までのランデヴー 「おはようございます」 センチメンタルな恋は卒業しなきゃ あなたに似合う女にならなきゃ 預かっていたペリカン便 配達しなきゃ 「このままではダメよ」 分かってます あなたは駅に わたしは部屋に 降りそそぐ太陽が目に痛い 実は夜型 血圧80 朝に弱い質です 鍵穴の音に耳を澄まして(深呼吸 深呼吸) ドアノブを回す指を感じて(エスパー エスパー) 3秒後からこっそりつける(ミステリー ミステリー) 10秒だけのランデヴー 週に2日だけのランデヴー 「今日は晴れましたね うふふ うふふ」 ひきこもりがちな恋は卒業しなきゃ あなたのためにスキル上げなきゃ 今年こそはセクシーなビキニ買わなきゃ 「このままではダメよ」 分かってます センチメンタルな恋は卒業しなきゃ あなたに似合う女にならなきゃ 間違って来た請求書 お届けしなきゃ 「このままではダメよ」 分かってます あなたは隣人 立派なサラリーマン 去年越してきた男 |
B.G.-Black Guitar+Berry Garden-天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | させないつもり してないつもり 体温のブランケット こっち見ててよ そのまま見てて あなたの黒い その瞳で 寝息 立てるまで この手を決して ほどかないでね もう夢中 まだ夢中 ドリーミング アワー 「さよならしよう」 「なんて言ったの?」 聞こえないふりをしてた こっち見ないで はちきれそうなの これ以上 何も言わないで ずっと 知っていた あなたが 電話に出ない理由 壊れてく 崩れてく ドリーミング サンデー Black Guitar + Berry Garden Bad Guy + Baby Girl つりあいの とれてない関係 混ざって溶けてゆけ Black Guitar + Berry Garden Bad Guy + Baby Girl ふたりの作る ハーモニーは 誰にも負けないはず Stop! Fallin' love with me again You're fate to be happy with me Stop! Call my name everlasting, to lost your voice 愛したつもり? 夢見たつもり? よく言うわ そんな顔で 逢えてよかった? 元気でいてね? わたし まだ 覚悟 出来てない 泣き虫なとこも あなたが嫌がるとこ ぜんぶ 直すから 戻ってよ カムバック ダーリン Black Guitar + Berry Garden Bad Guy + Baby Girl つりあいの とれてない関係 混ざって溶けてゆけ Black Guitar + Berry Garden Bad Guy + Baby Girl ふたりの作る ハーモニーは 誰にも負けないはず Stop! Fallin' love with me again You're fate to be happy with me Stop! Call my name everlasting, to lost your voice Stop! Fallin' love with me again You're fate to be happy with me Stop! Call my name everlasting, to lost your voice Stop! Fallin' love with me again You're fate to be happy with me Stop! Call my name everlasting, to lost your voice… |
Stone天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | あたしのズルイとこを 見逃さないでいてほしいの 白く潰したかった くすんだ未来も アリバイも嘘も さかさまの位置に あの青空が落ちてくるなら あたしは誰よりも 飛んでいれるのに しみったれたふたりを笑えるのに Everyday Like a sober little stone 輝ける明日が待つわけでもなく Every way 綻んでく 褪せゆく光を ただ眺めてるだけ 掴まるのが厭で 自由人を気取っていたけど 誰の腕も取れず息絶えてくのは 怖かった ひとりはいやだった Everyday Like a sober little stone 我が儘に振る舞う 夢の在処も Every way 転げ落ちる 繋いだその手を 強く束ねるほど このまま緩い日々を生き存え ヤワな思い出浸り 笑うだろう 自由で満たされたlonely life この骨を埋めてくれるのは あなたじゃないなら 誰がいるだろう Everyday Like a sober little stone 輝ける明日が待つわけでもなく Every way Only passes vaguely days 繋いだその腕を束ねていても Everyday 綻んでく 色褪せた石を ただ眺めているだけ |
枳天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | その花は 食べられぬ果実を隠すかのように 細長く逆剥ける 棘を辺り延わせた 加速続ける枠組みされた都市で 自らに酔いしれる鎧など要るのか 解き放て 眠りに就いたすべての勇者よ 地を這い 掻き崩した あなたに報いを あたたかな光り遮る棘を落として 裸で摘み採られる その美しさを 吠え立てて抗えど道は挟む一方で 張り上げた声すらも恥じて遠くかき消える 過ぎ去っていく群集の傍らで 立ち止まり俯いて足下を眺めた 解き放て 雲に隠れるすべての雄姿よ 地を這い 停まるより 新たな記憶を 誰が為に花は芽生えて 舞い散るものかを 素足で踏み捕える その逞しさを 加速は止まぬ あなたの意に背いて 自らに酔いしれる時間などあるのか 解き放て 眠りに就いたすべての勇者よ 地を這い 掻き崩した あなたに報いを あたたかな陽の射す丘を 穏やかな夜を 裸で摘み採られる その美しさで |
Treasure天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | あなたの愛は偉大でわたしは 恥ずかしくなるほど未熟で 甘えて困らせてばかり 掛け違えてるボタンも あなたは見て見ぬふりを続けてる treasure, hid myself behind you 心の奥 見透かされるのが嫌でごまかしては あなたの手が伸びてくるのを待ってる 意気地なしのわたしと 向き合いながら 間違いながら スタートのシグナル The light turning blue. わたしを見て ここまで来てほしいのに It's like a seesaw game. タイミングは合わない あなたはうわのそらで あなたがわたしを見てる その視線を掠め通り越して わたしは先を急いだ ひとつ階段終えても まだあなたの背中は前に見えて treasure, waiting for me せわしなく加速されてく時間に流されても あなたのある 風景の中にいたい 頬を霞む風と 戯れながら 溶け合いながら タバコがないから 接吻(くちづけ)をしたり 理由をつけわたしの出方を待ってる It's like a seesaw game. タイミングは合わない わたしはうわのそらで たわいもない話をして この鼓動を遅らす 時間は止まんない 眠くなんない 空は白く白くなりゆく スタートのシグナル The light turning blue. どれぐらいすれちがえば巡り合う? It's like a seesaw game. 今度もダメみたい ふたりはうわのそらで あなたが待ってる あなたが待ってる あなたが待つのは 紛れもなくわたし It's like a seesaw game. タイミングは合わない ふたりはうわのそらで |
イデア天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 空を裂いて光が落ちてく 凍りついた海底から 顔を上げて 呼吸する 取り乱すことなら簡単だった捌け口さえあれば 空はなぜ高くあるかを あなたは教えてくれる バラバラになった糸を束ねて わたしの礎を描く 小さな拳をかまえて 明日を睨んだ Stand Out 尖っていく 粗く削り込んだ心のまま Hang On 巡り会えるやわらかな笑顔を 舞い降りる光を この手で掴むために 祈り続けるのは誰でも出来る 停まる屋根があれば 鈍く畝る雲を裂けて 来ない「瞬間」を待てばいい ポケットの中 詰めた過去より 変わりゆく今を愛そう 日記の文字眺めてても 明日は見えない Stand Out 大地を踏む 高鳴るステップを聞いていたい Hang On 擦り切れてく萎びた靴底に 乱れてく吐息に 心を染めるように 誰かの胸を汚すことない 凛と佇む光を射そう 低く留まる影の隙間を泳いで Stand Out 尖っていく 粗く削り込んだ心のまま Hang On 大地を踏む 高鳴るステップに耳を澄ましてく Stand Out 止めてごらん 走り去る稲妻よりも速く Hang On わたしは行く 萎びた靴底に 乱れてく吐息に 心を染めるために |
骨天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | もしもあなたが死んで 皮と骨だけになったら あなたの背中を隠す コートを作ろう にきび潰した跡や 背骨沿いにあるほくろは 教科書捲り眺めた 星座のよう なぜ近くにあるものほど置き忘れて 取りには戻れぬ距離になり ただ諦めたのだろうか It's a beautiful day くりかえす過ちを犯した罪さえも It's a beautiful day 洗い流せる術をくれた人 もしもあなたが死んで 白い灰だけになったら 綺麗な絵の具と混ぜて あなたを描こう なぜ近くにあるものから処分をして わたしの眠れるスペースを ただ守ってくれたのだろう It's a beautiful day くだらない冗談をつまらない話を It's a beautiful day おなかを抱えながら笑う人 暴力的な寝相 高らかな鼾 あなたを呪う夜だってあった It's a beautiful day くりかえす過ちを犯した罪さえも It's a beautiful day 洗い流せる術をくれた人 It's a beautiful day くだらない冗談をつまらない話を It's a beautiful day 柔らかな木もれ日を受けながら |
混沌 -chaos- 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | 流れる砂時計は やがて終わり向かう 限られた空間で 悶えて尽きる 静かに壊される 過去の跡地 昨日の宴 新たに摺り替えて 骸にする 滅びの雨 ああ 止まない豪雨に逆らいながら がむしゃらに放つ弾丸で 何を貫ける Rain わたしは果てない混沌の海で どれほどの 紛う偽物 吐き出すだろう 視界を遮ってく 人の群れの中で わたしを知るものなど いないと気付く 目指した入り口は 右と左 どちらが近い わたしが手に入れた 鍵は何処のドアを開ける ああ かじかむ両足引きずりながら 流されてしまう追憶の在処を探した Rain わたしは果てない混沌の海で 沈みゆく四肢を預ける場所探す 足りないもの 満ちては欠けてく希望 歪んでいく あなたを連れてく領地 望むものは たったひとつだけなのに 目移りする 伸ばす腕を背いて ああ 止まない豪雨に逆らいながら がむしゃらに放つ弾丸で 何を貫ける Rain わたしは果てない混沌の海で どれほどの 紛う偽物 剥がせるだろう |
翡翠 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 河野伸 | 軋む音の奏でに耐え切れず 距離を作るわたしを許さないでいい あなたのやり方でいい 膨れあがる上辺だけの嘘で 誇り庇うあなたと分かっている 今はそのままで悪戯に生きて 何を葬り 手にして 残せる わたしの腕がもう少しだけ長く すべてを包めたなら 不安を焦りを痼を取り去る 魔法を掛けてあげる事も出来た 遠くへ翔び発つ 新しく開いた扉へ あなたは出ていく 眩い季節の中へ 揺るぎのない まっすぐな視線で 獲物を待つ鋭いあなたの姿を わたしは目指して追いかけたけれど 枝に岐れた旅路の向こうで 沈んだ心 繕いながら笑う あなたの痩せた頬に 戸惑い 眸を逸らして置いてく 諦めてしまったのは わたしだった いくつの出会いを さよならで塗り替えるのだろう 小さく頷く わたしはただ無力で 遠くへ翔び発つ 新しく開いた扉へ 別れの痛みを 輝く宝石へと変えて ふたりが重ねた日々を失くさないでいて あなたが消えてく 眩い季節の中へ 軌跡を描くために |
刺青 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | はじまりは いつだっけ? あなたは 慣れたふうに わたしに擦り寄って首を傾げた 選り好み激しく 気分だけは王様で 高みに潜んで物思いに更ける じゃれて 寄り添って また眠る あなたが頬を突き 起こす朝 How are you getting along these days, baby? わたしの消えない刺青 慣れたあなたのいない日々も 空っぽの冷蔵庫も手帳も How are you getting along these days, baby? あなたが噛んだ牙の跡 身仕度を整え 閃いたように出かけていく わたしは横顔であいさつを呟く 日が落ちて 日が経ち 知らせのないあなたを想った とっておきの場所で 楽しくいるだろう じゃれて 寄り添って また眠る あなたが頬を突き 起こす朝 How are you getting along these days, baby? わたしに懐いた野良猫 誰か見知らぬ人が来ると 隠れて低い声で唸る How are you getting along these days, baby? あなたが噛んだ牙の跡 Every collars are not suitable for you. 春が訪れ わたしも出てしまった じゃれて 寄り添って また眠る あなたが頬を突き 起こす朝 How are you getting along these days, baby? わたしの消えない刺青 慣れたあなたのいない日々も 空っぽの冷蔵庫も手帳も How are you getting along these days, baby? あなたが噛んだ牙の跡 Remember. Can't forget your smile. I remember. Remember. Day by day changes color into deep. I do remember... |
Howling 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | どうしようもない災難が君の目を曇らすから トボケた夢話すんだ 掴めやしない事を 欲張って手放せないのは 諦めちゃないから しなければよかった経験も 明日には報われてる Howling あたしの無惨な穴へ 君の光が射し込み続けて 正しい呼吸をしていれる Howling 何度重ねてみても君は忘れるから あたしの手口を叩き込んであげるよ 何度でも 夕焼けが眩しいから 君は目を細めている 怒ってるわけじゃないんだと しかめた顔が喋る 会わなけりゃ捨てずにいられた宝物もあった たくさんを空っぽにするほど 叶えてこれたのかな こぼれ落ちた光の粒はこの手で拾い上げて ずっと先まで 朽ちゆく先まで ちゃんと飾っていてあげる Howling 上手く騙せない日はあたしと吠えていこう 君の失くした未来を組み立てるよ ひとりでも あたしに足りない器は 君の中に預けてある 独りきりでかなしむなら あたしを消してからにして Howling あたしの無惨な穴へ 君の光が射し込み続けて 正しい呼吸をしていれる You know? My soul, there's only to howl with you 君が忘れるなら あたしの手口を叩き込んであげるよ 何度でも |
梟 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | ゴロスケホッホー 君の街へ ゴロスケホッホー 歌うよ 月がそっぽ向くこんな夜だから 期待はしないよ 調子乗って はずれクジ引いた時でも 泣いてごまかして忘れられるように いつまでもコドモじみてても こんな風に笑っていようよ ずっと 醜さをちりばめて 嘘をもっと 愛をもっと 頂戴 溢れるほど 四方八方 逃さないで 見ていてあげるよ 覚えても 覚えても 足りないのはなぜ さみしいレンジャー はしゃいだストーリー 揺らめく青空 ゴロスケホッホー 流れ星を ゴロスケホッホー 取れない時は 寝室の番人してあげよう いつの日か運命なんていう響きに嫌気さして ふっと わたしから逃げる日も 上手だって 利口だって なだめて欲しいよ ヘマしてきた 膝小僧に 埋まった小石も 覚えても 覚えても 足りないのはなぜ 歪んだ午後 赤いスカート 歩いた坂道も 君に撃てない標的は 合図送るよ 見える? 嘘をもっと 愛をもっと 頂戴 溢れるほど 四方八方 逃さないで 見ていてあげるよ 覚えても 覚えても 足りないのはなぜ さみしいレンジャー はしゃいだストーリー 揺らめく青空 |
1/2 -a half- 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | Dearness 頑に耐える泪はここに吐き出しなよ Pureness 真っ直ぐすぎる君へと投げ出すカーヴ 君が北を向いたなら わたしは南を眺めよう 微かに震える君の 吐息が届く位置に きつく繋ぐ糸や約束は要らない 磁力はなくならないかどうか 君を試したい 愛してる 言葉にしたなら君は近くなるの 何一つ 纏まりきらない ひとつにならない a half and a half 壊れた球体のfidgety addicted to you 君が顔を伏せるなら わたしは流星を探そう 曇った瞳の奥を 彩る花火になろう 欠けた心の壁 塞ぐ番(つがい)もない どれほど間違い起こせば この穴は消えるの 愛してる 言葉に出来たら心軽くなるの 捩じれてく 君との架け橋 見失うのなら a half and a half 溢れた感情のfeel dizzy correct my soul 気が付いてわたしの事 嘘でいいから 都合のいい存在ならば 捨てて欲しいから 愛してる 言葉にしたなら君は近くなるの 何一つ 纏まりきらない 早く繋げて欲しいよ 愛してる 言葉に出来たら心軽くなるの 捩じれてく 君との架け橋 見失うのなら a half and half 壊れた球体のfidgety addicted to you |
ライオン 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 優しい陽射し 柔らかな鳥の声 空っぽになる あなたの愛した間取り 剥がれ落ちた ペンキの細かな屑 ふたつ買った染みのついた皿 馴染んだそのすべての遊び道具を 固く縛り蓋をした 広く蘇る部屋 嘘みたいに明るい ライオン 詰くなった檻から出ていくふたり ずっと同じように笑っているだろうか 古い写真 今よりわたしは細く 顔の皺も 目蓋の厚さも違う あなたの方は 腰に届くような髪 琥珀色のたてがみに見えた 鋭いその視線の裏に潜む 孤独な日々の営みを わたしという絵具で 塗り潰せると思った ライオン 詰くなった檻から出ていくふたり また似てる人を探してしまうだろうか ライオン 詰くなった檻から出ていくふたり もう何処に居てもわたしを捜さないで ライオン 詰くなった檻からあなたを放そう ずっと同じように笑っているだろうか |
青紫 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | Frosty Rain 霞んでしまう 零れてしまいそうなブルー Face to you あなたが見えない 鈍色に染まる空 あなたが眠りにつく頃わたしの目覚ましは鳴り始める So, I don't know your daily style. てのひらで確かめ合えないRemotion あなたの照らし出す世界の裏側で わたしはあなたを映す鏡 You go first Frosty Rain 霞んでしまう 零れてしまいそうなブルー うつむいて光を失くした闇夜の花 I love thee 乾く地表を凋落する冷たい雨 Face to you あなたが見えない 鈍色に染まる空 あなたが青に溶け込む孤独な日はここからあなたを想う You can't dye any colors. ふたつはひとつになれないRelation あなたが守る大きなフィールドで わたしは誇り高き One Wild Rose, your first Frosty Rain あなたを隠す 重い雲の切れ間を縫い この頬に柔らかく接吻してほしい I love thee 霞んでしまう 零れてしまいそうなブルー Face to you あなたが見えない 鈍色に染まる空 公園のベンチも 映画館の客席も 荒れ狂う潮騒も 穏やかな海も 傘をさすその手に掴まる右手も 滲んで 滲んで 消えてしまう Frosty Rain 霞んでしまう 零れてしまいそうなブルー うつむいて光を失くした闇夜の花 I love thee 乾く地表を凋落する冷たい雨 Face to you あなたが見えない 鈍色に染まる空 Frosty Rain あなたを隠す 重い雲の切れ間を縫い この頬に柔らかく接吻してほしい I love thee 霞んでしまう 零れてしまいそうなブルー Face to you あなたが見えない 鈍色に染まる空 |
烏 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 逞しくダイヴ見せなよ 血気盛んなDirty-Crow 無い物強請りのこの世で 根刮ぎ食らってくShadow 次のバイパスを抜けたら 君に聞かすよLooter Show あどけない目で笑っててよ 負けちまいそうなんだHoney この仕事終えたら何処か遠くへ向かおう 誰一人 顔も知れないとこ こんなちっぽけな魂で 君を守る事は出来る? 今は臆病を騙し込んででも 空虚吐き出す 何ものにも染まらないステータス 鈍く輝くDirty-Crow せせら笑ってる奴らに 白目剥かせようかPoochy キレイゴト塗れの世の中じゃ 嘘も挨拶代わり 成れの果て 君がやさしさを欲しがり 白いツバサを呼ぶ時は いつかはじまりを告げたあの日まで 君をさらうよ 仮初めの城の中 白昼の光に晒され 何処へ行ける 君の惑う手と逸れずに こんなちっぽけな魂で 君を守る事は出来る? 今は臆病を騙し込んででも 空虚吐き出す 君がやさしさを欲しがり 白いツバサを呼ぶ時は いつかはじまりを告げたあの日まで 君をさらうよ |
龍 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 眸を閉じて 見たくないものなど見なくていいから 言い聞かせて心を削ぎ落とした 眸を閉じて 鋭くなる躰で両脚で この手に馴染む武器を集めた しあわせという名のパズルの絵柄は あなたの型を失って崩れ落ちた 忘れてしまえと 忘れてしまえと 幾つ想いを馳せても 散りゆく流星を貫いて願い果たせぬ 海底に沈む真珠になれずに 浮き上がるこの想いは 躓く足下を漂って きらきらひかる 日は昇る 幾千の涙を痛みを知らずに わたしは灰の海を泳いだ 宿命は閑かにふわりと近づき あなたはひとり燃え尽きて天に消えた 噛み砕きなさい 呑み込みなさいと 何度口を塞いでも 唇 灼け爛れて通らず 戻し続けた 雷を落とし雨雲を裂いて あなたの元へ運んで 躓く現実を彷徨って足掻いてた 龍よ 舞い戻り 大地へ誘い 罅割れたわたしを元に戻せ 龍よ 古の泉へ誘い 枯れたわたしの瞼を戻して (×2) 目を醒ませ わたしの獣 |
スナイパー 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | あなたの似合う色はわたしのと違う 組み合わせてる色さえLinkしない あなたの大きな鞄の中身も ひとりで過ごす部屋も見たことがない 埋まらぬ距離を測れるメジャーはなく わたしの肌にあなたは匂いを残してく You're lost into the crowd. ホラ またねじれた もしあなたがわたしを狙い 黒い銃を構えているなら 外さないでね 一撃でココを射止めて 煙の中あなたを捜し 迷わず引き金を引くから かなわぬ想い 忍び寄る不透明な罠 あなたの座る席はいつでも同じで 通りが見渡せる方を選ぶ わたしの方からはあなたしか見えず 時々宙を眺め目を逸らした そびえる壁を壊せる魔法はなく 遥かに映る青空をただ眺めていた I am praying close to you. まだ 近くにいる? 閉ざされたふたりのシェルター 腫れ上がるふたつの傷跡 焦げる想いも衝動も地下に埋める パスワードもダイヤルキーも 本当は知っているはずなのに 言葉にできない 忍び寄る不透明な罠 壊せるものをすべて壊しても いらないものをすべてここから吐き出しても I can't reply to you“YES” そこには 行けない もしあなたがわたしを狙い 黒い銃を構えているなら 外さないでね 一撃でココを射止めて 煙の中あなたを捜し 迷わず引き金を引くから かなわぬ想い 忍び寄る不透明な罠 閉ざされたふたりのシェルター 腫れ上がるふたつの傷跡 焦げる想いも衝動も地下に埋める パスワードもダイヤルキーも 本当は知っているはずなのに 言葉にできない 忍び寄る不透明な罠 |
人形 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 會田茂一・戸倉弘智 | あなたが見てたのは綺麗なわたし 飾り棚に並ぶオブジェ 正しく微笑む仮面を纏い ただ静かに息をしてた この窓の向こうの景色に 強く焦がれては 踏み外した わたしを知らないのならば 知らせたかった 笑って 笑って 笑ってほしいよ ぎこちなくわたしは生きる 正しい 正しいものなど 見ツカラナクテ シテアゲレナイ ママ あなたが聞かせてたおとぎ話は 幸せな丸い響き 宛がわれてた衣装を汚して ただ黙って隠していた この体を操る糸を 酷く断ち切り 動けなくても わたしを抱かないのならば 抱かせたかった 笑って 笑って 笑ってほしいよ ちぐはくな答えでいいの 正しい 正しい言葉は ココニ在ルノニ マダ言エナイ ママ 靴を履いてわたしは踊る あなたが脱がせてくれるまで 邪魔となって 捨ててきたのは はじめからなかった 笑って 笑って 笑ってほしいよ ぎこちなくわたしは生きる 正しい 正しいものなど 見つからなくて してあげれない 笑って 笑って 笑ってほしいよ ぎこちなくわたしは生きる 正しい 正しい言葉は ココニ在ルノニ マダ言エナイ ママ |
月 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 金色の雨が落ちる 溜息は白く浮かぶ 話し込んでたアカルイミライは 街頭の中 虚ろいでいく loser 歪んだ心の襞に深く刺さった月 わたしを責めればいい glaring 錆びつき剥がれた夢が高く積もった夜 わたしを照らせばいい 見上げてる顎のライン 欠け落ちた月のカーヴ コンクリートのビルの谷間から 君と暮らした街を想った loser 愉快な大人の群れに重なり合ったまま 汚れていくのだろう glaring 悴む指を銜えて爪を噛み続けた 君なら叱るのかな 手を伸ばせば届くはずだったのに loser 歪んだ心の襞に深く刺さった月 わたしを責めればいい glaring 悴む指を銜えて爪を噛み続けた わたしを覚えていて |
花冠 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | 船は出て行く 憂愁の調べを聞きながら 敗れ去り 立ち尽くす者の心を知らず 静まり返る広大な大地に刻み付く かなしい爪痕が この胸に沁みる ちぎれた黒い雲に 祝福の賛美に 戦いを終えた砦は 晒されてゆく 流れる白い砂に埋もれてく躯 花は落ちて殺伐とする無人の城砦 あの日わたしが他の選択肢を切り捨てて 君を選んだら 変わったというの? 正しいのは 自分の方だと 強く信じてた 固く繋ぎ合った手を すべて失くすまで 踏み外すこの足を許し合えないなら 何の為 門は開いて 招き入れるの 流れる白い砂に埋もれてく花は 主を失くした 荒廃の海に沈む城砦 この胸に咲いた 一輪の花が 音もなく崩れ 叫び上げている 温かく揺れている 君の面影も このわたしを呼び戻す ベルにならない 愛しい人よ せめて わたしを切る時は 瞳開けて 滅びゆく瞬間まで 看取って ちぎれた黒い雲に 祝福の賛美に 戦いを終えた砦は 晒されていく 愛しい人よ 君に出会えた喜びに 花咲かせた 穏やかなわたしはもういない |
劔 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 何が正しいのか判らず立て籠もり 描き上げた理想郷をただ眺め 扉を強く叩きながら思い知る 救世主など ドコニモイナイ まだ上手くやれるだろう 明日には晴れ間が戻って 何事もなかったように 君は笑うのだろう わたしを裏切るのなら 正面から太刀合い勝ち取ってごらん 君を奪う劔なら いつだってこの手に持っているから 毀れた刃振り翳し君に向ける いくつもの螺旋描きながら 情報は飛び交い嘘は真実に変わる 信じれるものなど ナニモナイ また上手くやるのだろう 次の決戦が来るまでは 何事もなかったように 恥しく笑うのだろう わたしを騙せるのなら 作り上げた「本当」を守ってみせて 君を裁く劔なら いつだってこの手に持っているから 見せ掛けだけ小手先だけのsoldier このわたしを踏み躙る時には 手加減などしなくていい 本物でいて わたしを裏切るのなら 正面から太刀合い勝ち取ってごらん 君を奪う劔なら いつだってこの手に持っているから わたしを騙せるのなら 作り上げた「本当」を守ってみせて 君を裁く劔なら いつだってこの手に持っているから |
銀猫 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 逸らさず見ていてよ わたしの写真が灰になるまで 喉が焼けて掠れるまで シャッター切って死なせて 氷張りの家 燻る暖炉 息を吹いた まだ火は消えない かすかに音を立てる 何を燃やそう カーテンも花も跡形もない 冷えた四肢は 重ねて寄せるだけじゃ足りない 逸らさず見ていてよ わたしの写真が灰になるまで 過去と今をゼロに戻し わたしをわたしで葬る あなたを温めて 埃に塗れた銀色の猫 喉が焼けて掠れるまで シャッター切って死なせて あなたの写したわたしは 白くはにかんでる まだ何色へと染まるのかさえ知らず 炎の中 捩れる顔が浮かんできえる 窪み落ちた記憶の言葉 放り投げては 逸らさず見ていてよ わたしの写真が灰になるまで 開いた穴を塞ぐように わたしはダイヤを葬る あなたを温めて 埃に塗れた銀色の猫 身体中に刻みつけた 刻印ごと愛して すべて燃やそう あなたの頬を照らせるように 立ち上った 煙や煤が目にしみても 逸らさず見ていてよ わたしの写真が灰になるまで 過去と今をゼロに戻し わたしをわたしで葬る あなたを温めて 埃に塗れた銀色の猫 喉が焼けて掠れるまで シャッター切って死なせて |
カメリア 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | あなたが切り揃えている わたしの黒髪は 馴染まぬ風に触れて 無様に揺れる あなたは汲み上げた水を 残さずに与える 季節外れの中 膨らんでは弾けた I can only bloom my wishes. You're my all. ちゃんと見えてる? がらんどうに咲く あなたに染められた赤い花 My watches never stop anytime, anywhere. You're my dear. あなたがもし突然止まって動かなくなっても 次々とこぼれる花を 誰かが踏まぬように 掻き集めるその手の 無骨なかたち 土に塗れて綻びた あなたのてのひらと きつく絡め合って 痛がっては笑った I can only bloom my wishes. You're my all. ここで見てる 大人になってゆっくりと丸くなる瞳も My watches never stop anytime, anywhere. You're my dear. あなたといる 背中のネジが止まらないように 折れた腕と もがれた脚と 放り出された体に 薬を塗り 愛撫した I will be staying with you. I can only bloom my wishes. You're my all. ちゃんと見えてる? がらんどうに咲く あなたに染められた赤い花 My watches never stop anytime, anywhere. You're my dear. あなたがもし突然止まって動かなくなっても I can only bloom my wishes. My watches never stop anytime, anywhere. (×2) |
箱庭 ~ミニチュアガーデン~ 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | | 欲しい物など手に入れたら ただのガラクタになり 忘れられてゴミと化す お気に入りを集めて組み立てて殻を作るほど 不安ばかり消せなくて 空回る無器用さもあなたはほほえむから 探してた答えなどもうどこにもないから 嘘を吐いてこのまま騙していてね 髪を撫でる指の先から もしあなたと始まることになっても かまわないと今なら強く言えるの ヴェールを脱ぐ生まれたばかりのわたしの姿は ただ小さく無防備でも あなたと知るいろんなわたしの局面に触れたい 築き上げた過去を捨て 生き急ぐ足音もわたしはほほえむから 探してる答えなどもうどこにもないから 永遠とは何かを感じさせてね 頬を寄せて吐息を合わせて もしあなたと始まることになっても かまわないと今なら強く言えるの 嘘を吐いてこのまま騙していてね 髪を撫でる指の先から もしあなたと始まることになっても かまわないと今なら強く言えるの 繋いで繋いで 揺り籠に揺られ わたしとあなたを わたしとあなたで 許して許して 殺して 柔らかく抱いて 繋いで繋いで 揺り籠に揺られ わたしとあなたを わたしとあなたで 許して許して 殺して 柔らかく抱いて 繋いで繋いで 揺り籠に揺られ わたしとあなたを わたしとあなたで 許して許して コロシテ 柔らかく誇らしく抱いて 扉を開け手に入れたすべてを置いて出て行こう |
ゼロの調律 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 壊れた機械は夢を見ている 永遠に醒めぬ時間を奏でて あとどれくらいの夜を紡げば あなたを照らす ひかりになれる 手を解かないで あなたを追って 逃げたくなるから せめてやさしい そのぬくもりに 抱かれて 咲かせて Just call my name (I wanna be there with you) So call my name (I wanna be free so free.) 散りゆくひとひらを (After a while, I get worn down down down) 結んで下さい(I wanna be there with you. I wanna be free so free.) あなたのその腕で(After a while, I get worn down down down.) わたしはまだ わたしでいられる? Could you get me out of this cipher? 無数に響く音色の中で わたしの声は ちゃんと聞こえる? 目をそらさないで あなたの想う わたしじゃなくても 空白から 未来へ綴る調べを捉えて Just call my name (I wanna be there with you) So call my name (I wanna be free so free.) 散りゆくひとひらを (After a while, I get worn down down down) 数えて下さい(I wanna be there with you. I wanna be free so free.) あなたのその胸で(After a while, I get worn down down down.) わたしはまだ わたしでありたい Could you get me out of this cipher? Just call my name (I wanna be there with you) So call my name (I wanna be free so free.) 散りゆく ひとひらを (After a while, I get worn down down down) 結んで下さい(I wanna be there with you. I wanna be free so free.) あなたのその腕で(After a while, I get worn down down down.) Just call my name(I wanna be there with you) So call my name (I wanna be free so free.) この目に焼き付けて (After a while, I get worn down down down) 沈んでいきたい(I wanna be there with you. I wanna be free so free.) あなたのその胸へ(After a while, I get worn down down down.) わたしはまだ わたしでいられる? Could you get me out of this cipher? |
鮫 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | ひからびた水槽低く泳いでみせてた あなたから煙たがられる気がして ただ「飽きた」たった一言わたしに伝えて 捨てるならあるべき場所へ放して わたしならあなた無しでも歩いて行けるはず あなたの目を殺めた誰かと違う 惜しみなく愛して惜しみなく憎んであげる 変われない形があるなら心を溶かしましょう 晴天の淵から大粒の嵐が降りた 鮫のように急カーブ切ってくわたしをどうか笑って 大切な誰かを庇う緊急ニュースは ありのまま報道されず終わった 何もかも嘘で丸めて隠し通すつもり? 汚れた手に凭れる誰かと生きて 惜しみなく愛して惜しみなく憎んであげる 降り積もる水の重さごとあなたを潰しましょう この胸に走った痛みなど抉ってあげる 鮫のように急カーブ切ってくわたしをどうか笑って あなたの触れた身体が元通りになるまで 誰かを正しく愛せるわたしに戻れるまで 無いはずの角を曲がってふりだしへ急いだ あなたに 牙を剥いて 惜しみなく愛して惜しみなく憎んであげる 変われない形があるなら心を溶かしましょう 晴天の淵から大粒の嵐が降りた 鮫のように急カーブ切ってくわたしをどうか笑って |
菩提樹 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | ごまかさないで あなたに落ちる冷たい雨を嗅ぎ分けて 両手を空に翳しているから あなたに咲く菩提樹 軽はずみなふり いたずらにからかい遊んでいるあなた わたしは手探りしながらあなたを想う 飛び立つ鳥のように 孤独と孤高に揺れる背中 わたしはここで待つ ただの止まり木でしかない ごまかさないで あなたに落ちる冷たい雨を嗅ぎ分けて 両手を空に翳しているから あなたに咲く菩提樹 もたれかかりまた遠のいてく 冷めるあなたの体温 わたしはどれほどの強さを纏えばいい 夢の先はもっと過酷で あなたの胸を貫く わたしはここにいる永くあなたの傍らに もう迷わないで あなたに刺さる鋭い棘を抜き取って その傷口を抱いていてあげる あなたが笑う日まで どうかあなたが壊れてしまうのならば どうかこの体を燃やしてほしい そしてまた灰となってあなたを包み込む 募る募る募る 想いの数 もうごまかさないで あなたに落ちる冷たい雨を嗅ぎ分けて 両手を空に翳しているから あなたに咲く菩提樹 もう迷わないで あなたに刺さる鋭い棘を抜き取って その傷口を抱いていてあげる あなたが笑う日まで |
ウタカタ 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 白く明けてゆく空に浮かぶ不知火 陽気な夢に灯された赤い幻 選ビ損ネタモウ片方ハ アナタガ笑ウ ヤワラカナ旅路 今コノ総テ置イテイッテモ 届カナイ夢ノ果テ 教えて あてどもなく踏み出した足はどこへ続くの あなたを沈めていく虚の淵 ウタカタ揺れる 甘い攪拌に浮かび踊る想いは 小さな叫び声上げて淡く弾けた コノママフタリ繋イダ腕ヲ 切ラズイレタラ何ヲ見タダロウ ワタシノ足ハ 在リシ場所カラ ドレクライ離レタノ あなたが望むのなら 微塵に砕いて忘れてもいい 遠くへ霞んでいく想いの粒を 探さぬように 光溢れる 出口の先へ 舵手にした方舟は漕ぎ出す 封じ込めていく 落とし込んでく 帰る場所などここにはないから 光溢れる 出口の向こう 舵手にした方舟は漕ぎ出す 封じ込めていく 落とし込んでく 帰る場所などありはしない 教えて あてどもなく踏み出した足は何処へ続くの 遠くへ霞んでいく そのすべてを覚えてる 再び出会えるなら 1からわたしを見初めて欲しい あなたを沈めていく虚の淵 ウタカタ揺れる |
聲 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | たとえば海の底で あなたが生きてるのなら わたしは二本の足を切って 魚になろう 深みへ堕ちるほどに あなたが近づくのなら 果てない闇を彷徨う陰になってもいい 艶やかに漂うわたしの陽炎 叶わない現実に溺れていただけ あなたはいない わかっている わかっている 昇る昇る太陽が わたしの場所を浄化する 青く刻む刻印を 温い温い風がさらっていく たとえばこの言葉が あなたに届くのならば わたしの声帯を取り上げて 捨ててもいい 鮮やかな傷を失くした現在を 何もかも奪うあなたの温度を 求めていた 求めていた 幻でも 消える消えるぬくもりが わたしの場所を連れていく 罰を拭うその腕に 抱かれながら眠りにつきたい 昇る昇る太陽が わたしの場所を浄化する 罰を拭うその腕に 抱かれながら眠りたい 消える消えるぬくもりが わたしの場所を連れていく 青く刻む刻印を 温い温い風がさらっていく 蝕んでいく 記憶の破片 わたしを塞ぐピアスが足りない 忘れてしまう ぼやけてしまう あなたの聲が雑踏に消える 蝕んでいく 抜け落ちていく わたしを塞ぐピアスが足りない 跡形もなく 忘れてしまう あなたの聲が雑踏になる |
蝶 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 天野月子 | 戸倉弘智 | 地下に潜り穴を掘り続けた どこに続く穴かは知らずに 土に濡れたスコープを片手に 君の腕を探していた つぎはぎの幸せを寄せ集め蒔きながら 君の強さに押し潰されてた 焼けつき 焼けつき 剥がれない掌の跡 ちぎれた翼で朱く染まる雲間を裂いて 上手に羽ばたくわたしを見つけて 繭に籠もり描いた永遠は どこに芽吹き花開くのだろう 朝はやがて闇夜を連れ戻し わたしの眸を奪ってゆく 月灯り 手探りで重ね合い縺れては 君の在処になれると信じた 燃え尽き 燃え尽き 戻らない約束の場所 ちぎれた痛みで黒く染まる大地を駆けて 上手に羽ばたくわたしを見つけて 叫んでも聞こえぬなら その手で壊してほしい まだわたしを「わたし」と呼べるうちに 抱き止める君の腕が穏やかな塵に変わる ただ静かに 天を仰いだ 焼けつき 焼けつき 剥がれない掌の跡 ちぎれた翼で朱く染まる雲間を裂いて 燃え尽き 燃え尽き 戻らない約束の場所 上手に羽ばたくわたしを見つけて |