塔(エンパイアステートメント)ビラを撒いた エンパイアステートビルの屋上から 観光を装って 地下鉄のぼれば五番街 見上げた 都市を賑やかす大晦日 歩いた 眩しい身体を横たえた 浴槽で 眠れるゲストに告ぐ夜の 警報 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ビラを撒いた 輝く夜の地上に 浮かぶ髑髏たち アーティストが踏み潰した みんな傷ついた羊飼い演じた 著名人たちがもみ消した王国 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 血で血を洗う 血で地を洗う | People In The Box | Hatano | People In The Box | | ビラを撒いた エンパイアステートビルの屋上から 観光を装って 地下鉄のぼれば五番街 見上げた 都市を賑やかす大晦日 歩いた 眩しい身体を横たえた 浴槽で 眠れるゲストに告ぐ夜の 警報 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ビラを撒いた 輝く夜の地上に 浮かぶ髑髏たち アーティストが踏み潰した みんな傷ついた羊飼い演じた 著名人たちがもみ消した王国 ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ベトナムは正午過ぎ ハレルヤ! ニューヨーク午前0時 ヴァレッタ朝の6時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 ハレルヤ! 新宿午前0時 ニューヨーク朝10 時 血で血を洗う 血で地を洗う |
空地門を出てどこかへと行くよ 肥えた土地には貧しい果てがあると 知っていても 高く伸びるビルにだって限りはあるし 無視をするや否や 雷 落ちるよ おもいの丈を叩きつけろ ある男はいうけど 良くいえばオールドファッション ただの時代遅れ きみの声は聞こえたけど 言葉は届かない そうさ 水彩画に描いた曇り空を ベランダのホースでもって 洗い落としてみれば そこにはなにがある? ただのぬれた紙がある | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 門を出てどこかへと行くよ 肥えた土地には貧しい果てがあると 知っていても 高く伸びるビルにだって限りはあるし 無視をするや否や 雷 落ちるよ おもいの丈を叩きつけろ ある男はいうけど 良くいえばオールドファッション ただの時代遅れ きみの声は聞こえたけど 言葉は届かない そうさ 水彩画に描いた曇り空を ベランダのホースでもって 洗い落としてみれば そこにはなにがある? ただのぬれた紙がある |
穴誰ひとりいれるな その穴のなかには 年齢 性別問わず 年収 国籍問わず 誰ひとりいれるな そのようにきいております 誰ひとりいれるな その穴の内部を のぞいた男がいた 砂丘から望遠鏡で 翌日 風邪ひいた そのようにきいております | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 誰ひとりいれるな その穴のなかには 年齢 性別問わず 年収 国籍問わず 誰ひとりいれるな そのようにきいております 誰ひとりいれるな その穴の内部を のぞいた男がいた 砂丘から望遠鏡で 翌日 風邪ひいた そのようにきいております |
投擲デスレースだ 丘のまんなかで 白いコンバースと 青いたてがみで 目の前の 何もない草原 先発はまだ帰らない それでも とびだせば すぐに夢中になるさ 身体 投げだすだけ 凍る草原へ 客席も カメラ 放送席 失格までも ない コースもない 選手の眼 映る万国旗 飛ぶヘリコプター 乾いた風 迷いなくとびだせば 不安は消えるものさ 記録叩き出すだけ 凍る草原へと ハイライトはCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま 銀行家の庭で様子うかがっている ゲーム結果はCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま いつも一等賞 死者は一等賞 花をくわえさせられ話せない 隠されたことが隠されている 人間を知り抜いた よくできたルールだ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | デスレースだ 丘のまんなかで 白いコンバースと 青いたてがみで 目の前の 何もない草原 先発はまだ帰らない それでも とびだせば すぐに夢中になるさ 身体 投げだすだけ 凍る草原へ 客席も カメラ 放送席 失格までも ない コースもない 選手の眼 映る万国旗 飛ぶヘリコプター 乾いた風 迷いなくとびだせば 不安は消えるものさ 記録叩き出すだけ 凍る草原へと ハイライトはCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま 銀行家の庭で様子うかがっている ゲーム結果はCMの後で スポンサーは周知のとおり 神さま いつも一等賞 死者は一等賞 花をくわえさせられ話せない 隠されたことが隠されている 人間を知り抜いた よくできたルールだ |
起爆きみは戦争に興味がないしね 戦争はきみに興味がない しね | People In The Box | Hatano | People In The Box | | きみは戦争に興味がないしね 戦争はきみに興味がない しね |
皿(ハッピーファミリー)パーティーは続いている 終わりそうに見せかけているが ケチャップで引いた国境に ピザはほぼ型崩れ 我が子は大切だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 遊びさ ただの遊びさ パーティーは続いている クラッカー打ち鳴らしてさ コーラの油田 奪い合う 冒険小説 深読みしながら 我が子は優秀だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 400年前のあの混乱をうまく再現するのさ 思い出せるかな 遊びさ ただの遊びさ | People In The Box | Hatano | People In The Box | | パーティーは続いている 終わりそうに見せかけているが ケチャップで引いた国境に ピザはほぼ型崩れ 我が子は大切だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 遊びさ ただの遊びさ パーティーは続いている クラッカー打ち鳴らしてさ コーラの油田 奪い合う 冒険小説 深読みしながら 我が子は優秀だよ 他人の子よりも みんな賛成だよ 友達だものね あのとき略奪してしまってごめんね 欲望が欲してるのは 欲望そのもの 400年前のあの混乱をうまく再現するのさ 思い出せるかな 遊びさ ただの遊びさ |
砂漠砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 砂時計が 木々を揺らせば 果物は種を宿して浮かぶ 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 人 消えた昼の都会で たちのぼる煙草の煙 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 毒 孕んだ花が咲いたのさ 遥か古代のテレビドラマ 種子まとって 砂漠は拡がる 最後まで 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 砂時計が 木々を揺らせば 果物は種を宿して浮かぶ 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる 人 消えた昼の都会で たちのぼる煙草の煙 結わえ 結わえ 電極を地表に それが真実だ 曲線 せまる波うちぎわ はりつめた糸 針の先 毒 孕んだ花が咲いたのさ 遥か古代のテレビドラマ 種子まとって 砂漠は拡がる 最後まで 終わりは悲しい 誰も知れない 砂時計を 風 吹き荒れる 時は過ぎ ただ 吹き溜まる |
気球何千機もの気球が ゆっくりと地上を離れていく 虹色の荒野 年老いたぼくらがいた 植物も思い出も かたちをとどめないよ ここは最後の国 ぼくらは孤独なアインシュタイン 互いの声 耳も貸さず もうすぐおしまいだと 誰もが信じていたけど ここはおじいちゃんとおばあちゃんの国 それはただのながい幼年期みたい トンネル抜ければそこはまた大きなトンネルのなか いつから列はここでつっかえていたのか 眼を閉じ 耳を塞ぐ 誰かの温度も忘れた 迷走するボロい機械 それでも歯車は チクタク回転している 金属の粉振りまいて チクタク回転している 眼を閉じ 耳を塞ぐ ぼくらは孤独なアインシュタイン 震える夜の闇に これは、はじまりかも ただただ気配がしている とっくに無視はできないよ あなたは孤独なアインシュタイン 空想する春のマシン これははじまりだよ! ここは歴史のまんなかさ ここは歴史のまんなかさ チクタク回転している | People In The Box | Hatano | People In The Box | | 何千機もの気球が ゆっくりと地上を離れていく 虹色の荒野 年老いたぼくらがいた 植物も思い出も かたちをとどめないよ ここは最後の国 ぼくらは孤独なアインシュタイン 互いの声 耳も貸さず もうすぐおしまいだと 誰もが信じていたけど ここはおじいちゃんとおばあちゃんの国 それはただのながい幼年期みたい トンネル抜ければそこはまた大きなトンネルのなか いつから列はここでつっかえていたのか 眼を閉じ 耳を塞ぐ 誰かの温度も忘れた 迷走するボロい機械 それでも歯車は チクタク回転している 金属の粉振りまいて チクタク回転している 眼を閉じ 耳を塞ぐ ぼくらは孤独なアインシュタイン 震える夜の闇に これは、はじまりかも ただただ気配がしている とっくに無視はできないよ あなたは孤独なアインシュタイン 空想する春のマシン これははじまりだよ! ここは歴史のまんなかさ ここは歴史のまんなかさ チクタク回転している |
風が吹いたら風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで 決して嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな にぎやかな通りでも 人影はないさ 隠れた人々 合図ひとつで 溢れる顔 迎える声 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで きみは嘘つきなんかじゃないよ みんな信じてくれるかな 灯り消してぼくを待つ この部屋を飾って 楽しい衣装でクラッカー構え そうこうしているうちに 10年たった 街はいたずらがとても好きだ 笑みをころして きみに居留守を決めこんでいる ずっと前から 風が吹いたらぼくは行くよ きみを迎えに 誰も嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな みんなここへおいで すべておいておいで みんなここへおいで すべておいておいで | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで 決して嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな にぎやかな通りでも 人影はないさ 隠れた人々 合図ひとつで 溢れる顔 迎える声 風が吹いたらぼくは行くよ つぎの路地まで きみは嘘つきなんかじゃないよ みんな信じてくれるかな 灯り消してぼくを待つ この部屋を飾って 楽しい衣装でクラッカー構え そうこうしているうちに 10年たった 街はいたずらがとても好きだ 笑みをころして きみに居留守を決めこんでいる ずっと前から 風が吹いたらぼくは行くよ きみを迎えに 誰も嘘つきなんかじゃないよ いつか信じてくれるかな みんなここへおいで すべておいておいで みんなここへおいで すべておいておいで |
月きみが息を吸うときにぼくが吐くよ ふたりは一対の呼吸 だから夜に見る夢は違うけれど 朝には 未来に 溶けるのさ それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを ひとは食べておとなになる おお ぼくの話す言葉は同じだけど こころがわからなくなったよ 通じ合わない言葉に意味は無いね やめよう ドライフラワーに水をあげるのは おお 甘いお菓子でみんな逆上せあがってしまったんだ あの口調にはなにかおかしいところがあった たとえ優しさに返答は無くても 胸をはれよ 雲のない夜にきみは駆け出していく 苦しみから解き放たれて 月が欠けていく もうすぐ姿をなくす でもみえるよ 寝息にあわせ揺れる それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを きみはのみこんだ のみこんだ のみこんだ おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて のみこんだ おお | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | きみが息を吸うときにぼくが吐くよ ふたりは一対の呼吸 だから夜に見る夢は違うけれど 朝には 未来に 溶けるのさ それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを ひとは食べておとなになる おお ぼくの話す言葉は同じだけど こころがわからなくなったよ 通じ合わない言葉に意味は無いね やめよう ドライフラワーに水をあげるのは おお 甘いお菓子でみんな逆上せあがってしまったんだ あの口調にはなにかおかしいところがあった たとえ優しさに返答は無くても 胸をはれよ 雲のない夜にきみは駆け出していく 苦しみから解き放たれて 月が欠けていく もうすぐ姿をなくす でもみえるよ 寝息にあわせ揺れる それはいつだって扉から出入りはしない ノックもせずに窓からやってくるのさ 今日も誰かを蝕む悲しみを きみはのみこんだ のみこんだ のみこんだ おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて おおきなくちをあけて のみこんだ おお |
あの頃子供は風の子 永遠の休日を 空想より遠い あの海へ あの夏へ 帰るよ 誰もがまともなふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 大人は神の子 海にペンを走らせる 息を吹きかけて 揺らせよ 漂うヨット みて 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 日々が消えるのは こわいから 誰もがまともなふりをしている 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 子供は風の子 永遠の休日を 空想より遠い あの海へ あの夏へ 帰るよ 誰もがまともなふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 大人は神の子 海にペンを走らせる 息を吹きかけて 揺らせよ 漂うヨット みて 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから 日々が消えるのは こわいから 誰もがまともなふりをしている 誰もがくるったふりをしている 太陽がうたうから 笑うから |
もう大丈夫知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない 笑顔でいるから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ こころと顔は離ればなれ 思い出はきみを変えていくよ 束の間の連続にしたって 痛いの痛いの飛んでいかない まとわりつく かわるがわる ぞっとする空虚 身にまとって 楽しくもなく笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ なにがあのひとにおこったんだと みんなが首を傾げている なにひとつおこっていないよ ただ生きているだけ 電話くれてありがとう 心配なんかしてくれて すべて見透かし笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない 笑顔でいるから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ 知っているよ 知っているよ きみはいま大丈夫じゃない じぶんでいうから なおさら なおさら もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ こころと顔は離ればなれ 思い出はきみを変えていくよ 束の間の連続にしたって 痛いの痛いの飛んでいかない まとわりつく かわるがわる ぞっとする空虚 身にまとって 楽しくもなく笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ なにがあのひとにおこったんだと みんなが首を傾げている なにひとつおこっていないよ ただ生きているだけ 電話くれてありがとう 心配なんかしてくれて すべて見透かし笑うきみは 氷のように美しい もう大丈夫さ もう大丈夫さ もう大丈夫 もう大丈夫さ |
馬蒸気のなかから もてあましている指をのばして 星座をほどけ 食卓ぜんぶ 星で汚せ 馬を駆る夢をみた 砂漠を散らせ 食卓ぜんぶ 砂で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 言葉をほどけ 食卓ぜんぶ 声で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 勇敢な馬よ 芯へと走れ 筒を抜けて 核へと走れ 管を抜け | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 星座をほどけ 食卓ぜんぶ 星で汚せ 馬を駆る夢をみた 砂漠を散らせ 食卓ぜんぶ 砂で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 蒸気のなかから もてあましている指をのばして 言葉をほどけ 食卓ぜんぶ 声で汚せ 馬を駆る夢をみた 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を放て 赤い馬を駆れよ ハイヨー ハイヨー 赤い馬を駆れよ 勇敢な馬よ 芯へと走れ 筒を抜けて 核へと走れ 管を抜け |
おいでよ重い荷物かかえて帰る ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ 青い窓に白い空 ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 重い荷物かかえて帰る ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ 青い窓に白い空 ぼくはゆうれい そばにいたいよ ぼくのゆうれい そばにおいでよ |
花ここは失われた未来を映す網膜 時間に運ばれた砂にまみれたキッチン 一億年前に墜ちた柔いヘリコプター たった一滴の水で 今日が動くよ 色彩よみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 灯りがついたのさ 空っぽの面会室に チェスボードはまるで古代の遺跡みたい 勝負の途中消えた声はどこへいった? たった一滴の水で 景色が変わるよ ざわめきよみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 青年がつばを吐き 老人が腰を曲げ 女は占いに夢中 黄昏は金色に 風鈴がひとつ鳴る 涙のなかからならみえる 未来を失う未来も 来ることを忘れないでね | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ここは失われた未来を映す網膜 時間に運ばれた砂にまみれたキッチン 一億年前に墜ちた柔いヘリコプター たった一滴の水で 今日が動くよ 色彩よみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 灯りがついたのさ 空っぽの面会室に チェスボードはまるで古代の遺跡みたい 勝負の途中消えた声はどこへいった? たった一滴の水で 景色が変わるよ ざわめきよみがえれ プールに散らばり浮かぶ 子供たち 赤、白、黄色 靴のなか びしょぬれさ 真っ青な風 渦を巻く 乱れたノート なぐる文字 呼び鈴は誰も出ない 手のひらに入道雲 風景はそこでおわり 青年がつばを吐き 老人が腰を曲げ 女は占いに夢中 黄昏は金色に 風鈴がひとつ鳴る 涙のなかからならみえる 未来を失う未来も 来ることを忘れないでね |
さまよう出口のない世界を 泳ぐ魚 ミッドナイト 川沿い染まった 星座と提灯 歩きなれた道路が 柔らかく牙を剥く いつだって同じさ 痛みさえどこかよそよそしい 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 外れない仮面を 素顔というなら コンクリート 雨粒の模様は 深夜の句読点 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみにわからないはずはない 利用された誰かの孤独を 理由に惑わされていても 彼女を守るのはきみだけの使命 きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 壊れた傘 投げだして 雨のなかひとが踊るよ 濡れて隠れた泣き顔も きみの知らない陸つづきの素顔 少女は理由もなく街をさまよう | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 出口のない世界を 泳ぐ魚 ミッドナイト 川沿い染まった 星座と提灯 歩きなれた道路が 柔らかく牙を剥く いつだって同じさ 痛みさえどこかよそよそしい 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 外れない仮面を 素顔というなら コンクリート 雨粒の模様は 深夜の句読点 少女は理由もなく街をさまよう 少年は後ろ姿を見失う きみにわからないはずはない 利用された誰かの孤独を 理由に惑わされていても 彼女を守るのはきみだけの使命 きみは暗闇のなかにいて そろそろ目がなれてきたころさ いちばん似合う服を着て どうか出ておいで 話があるよ 壊れた傘 投げだして 雨のなかひとが踊るよ 濡れて隠れた泣き顔も きみの知らない陸つづきの素顔 少女は理由もなく街をさまよう |
手紙聴こえるかい? 葉っぱを光がつらぬくよ 聴こえるかい? 地中深く伸びる根の音 樹々の隙間を 草がもらす泡がのぼる 聴こえるかい? 虫の背中 焦がす陽の音 聴こえるかい? ドアからとびだす子供たち 竦むきみを 駅のホーム 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは昔のお話 きみはいつしか変わってしまった ひとは居場所を離れていく 音楽が手を離れていくように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど 聴こえるかい 人波で倒れこむきみを 聴こえるかい あれは演技だと誰かがいった 膝をついた 横断歩道 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは同じお話 きみはちっとも変われなかった ひとが居場所を守っている 音楽が手のなかで光るように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 聴こえるかい? 葉っぱを光がつらぬくよ 聴こえるかい? 地中深く伸びる根の音 樹々の隙間を 草がもらす泡がのぼる 聴こえるかい? 虫の背中 焦がす陽の音 聴こえるかい? ドアからとびだす子供たち 竦むきみを 駅のホーム 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは昔のお話 きみはいつしか変わってしまった ひとは居場所を離れていく 音楽が手を離れていくように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど 聴こえるかい 人波で倒れこむきみを 聴こえるかい あれは演技だと誰かがいった 膝をついた 横断歩道 風が連れ去る 晴れた日に それはそれは同じお話 きみはちっとも変われなかった ひとが居場所を守っている 音楽が手のなかで光るように 手紙が降ってくるよ はらり はらり 空から 手紙は降り積もるよ きみは気づいていないけど |
影ピエロが千人 七色 とび散る影 挨拶を交わしてあたりを見渡せば ひと足遅かった すでに誰もが別人 ピエロが千人 七色 とび散る影 タイガの果てまで 冷たい青の向こうへ 朝と夜の境を汗で溶かしていけ 春が夏を捜している 乗り物を乗り継ぎ続け ピエロが千人 七色 とび散る影 七色に 影もかたちもちぎれそうだよ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ 鶯も百舌も雲雀も くちばしを広げた ピアノ線に挟まれ 餌付けを待っている 味わいたいものを味わうがいいよ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ ピエロが千人 七色 とび散る影 | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ピエロが千人 七色 とび散る影 挨拶を交わしてあたりを見渡せば ひと足遅かった すでに誰もが別人 ピエロが千人 七色 とび散る影 タイガの果てまで 冷たい青の向こうへ 朝と夜の境を汗で溶かしていけ 春が夏を捜している 乗り物を乗り継ぎ続け ピエロが千人 七色 とび散る影 七色に 影もかたちもちぎれそうだよ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ 鶯も百舌も雲雀も くちばしを広げた ピアノ線に挟まれ 餌付けを待っている 味わいたいものを味わうがいいよ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ ピエロは肉を食べる 知性は口をつぐむ 爛々 爛々 光る頭のなか 映画みたいで そうではない 夏の青い日、は ポケットのなかに隠していけよ ピエロが千人 七色 とび散る影 |
翻訳機ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 高い空を斧でまっぷたつに 箱のなか震える心臓 カーテン揺れる 踊る光 ぼくはきみの気高さを掲げ 恥じ入る彼らを見てみたい どこにだって友達はいるよ 誰もぼくらを知らないけど あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる 電話の向こうで 世界中によくある話は 剥製のように呼吸がない かつてきみは愛した機械で 命を吹き込もうとしたけれど 誰も耳を貸しはしない あのひとごみのなかから きみの育った街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ それはもうすでにそこにあるよ きみはどこへ行ったの 言葉だけ残して きみはどこへ消えたの 風だけおこして きみはどこへ行ったの あのひとごみのなかから きみはうまれた街を失う 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌をぼくが歌うのさ 双眼鏡をのぞいたなら きみはそこにいる ぼくが飛ばす飛行機のなか 横たわるきみの席はファーストクラス 燃料は楽しかったこと 悲しかったことのせめぎ合い 悲しみには終わりがないね 終わりがないのは悲しいからね ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 悲しいね 悲しいね 悲しいね ときどき 楽しいね | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 高い空を斧でまっぷたつに 箱のなか震える心臓 カーテン揺れる 踊る光 ぼくはきみの気高さを掲げ 恥じ入る彼らを見てみたい どこにだって友達はいるよ 誰もぼくらを知らないけど あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる 電話の向こうで 世界中によくある話は 剥製のように呼吸がない かつてきみは愛した機械で 命を吹き込もうとしたけれど 誰も耳を貸しはしない あのひとごみのなかから きみの育った街を繋ぐ 歌を誰が歌うのさ それはもうすでにそこにあるよ きみはどこへ行ったの 言葉だけ残して きみはどこへ消えたの 風だけおこして きみはどこへ行ったの あのひとごみのなかから きみはうまれた街を失う 歌を誰が歌うのさ 静けさが息を荒げる あのひとごみのなかから きみのうまれた街を繋ぐ 歌をぼくが歌うのさ 双眼鏡をのぞいたなら きみはそこにいる ぼくが飛ばす飛行機のなか 横たわるきみの席はファーストクラス 燃料は楽しかったこと 悲しかったことのせめぎ合い 悲しみには終わりがないね 終わりがないのは悲しいからね ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛びまわってみたい 悲しいね 悲しいね 悲しいね ときどき 楽しいね |
天国のアクシデントそれはラジオの合図だった 花が降り 空を飾る 森の深くにサイレンを聴く 子守唄のように 耳をそばだてて聴きたい声を焦がれても 今日は予想もつかないニュースがきみに訪れる 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント もう二度とこんな日は くるはずはないだろう 人々が口々にいった 花を手向けるよ 未開封の知らせへと 胸が痛むのは ぼくは今日も笑うから 免れた災いをきみが数に入れてくれたらいいのに ぼくにとっては初めての叫んだほどの美しさ 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | それはラジオの合図だった 花が降り 空を飾る 森の深くにサイレンを聴く 子守唄のように 耳をそばだてて聴きたい声を焦がれても 今日は予想もつかないニュースがきみに訪れる 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント もう二度とこんな日は くるはずはないだろう 人々が口々にいった 花を手向けるよ 未開封の知らせへと 胸が痛むのは ぼくは今日も笑うから 免れた災いをきみが数に入れてくれたらいいのに ぼくにとっては初めての叫んだほどの美しさ 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント 黒く深く速いそいつは ぶっとばすのさ 天国のアクシデント |
あなたのなかの忘れた海海へいこうよ 今夜 電球の柔らかく照らす 明日じゃもう手後れになる あなたはもう手後れになるから 海へいこうよ 今夜 壁のすぐ向こうさ 温かい毛布もとっくに あなたを温めてはくれない いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでなにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ 風が荒れ狂っている 心臓は鳴るよ 轟々と 胸の痛みは古い友達 これからもどうぞよろしくね いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでもいきていくのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ ほんとうのきもちなんて だれも知らないはずさ すべてはつくりものさ なにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 海へいこうよ 今夜 電球の柔らかく照らす 明日じゃもう手後れになる あなたはもう手後れになるから 海へいこうよ 今夜 壁のすぐ向こうさ 温かい毛布もとっくに あなたを温めてはくれない いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでなにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ 風が荒れ狂っている 心臓は鳴るよ 轟々と 胸の痛みは古い友達 これからもどうぞよろしくね いつか人は消えるのに あなたはどうやって知るの 不安以外の気持ちを すべてはつくりものさ、 それでもいきていくのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ ほんとうのきもちなんて だれも知らないはずさ すべてはつくりものさ なにがいけないのさ! さあ肩の力抜いて 海へいこうよ って 毎日同じことを唱えて いつかは 海へいこうよ そこで悪夢は終わるよ |
聖者たち街は眠れど 建物はずっと建設中さ 都市計画遂行中 噛み合う蛇 モーフィングした環状線 エンドルフィン煽って いけよゴーゴーゴー 夜の空に上昇する魂 行進と信仰は常軌を逸したクイズのようだ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ 中東でもインドでもアフリカでも 放送する象徴は当然に超高層 今日という日は満ちゆく水位 空っぽな明日に尻尾をまいて 優しさを競う 巨大な空気清浄機 この手のゲームには親の同伴が必要だ 勝算もなく賭けに出たクイズのようだ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち ああ 今夜 きみが欲しいのさ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち 聖者たち | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 街は眠れど 建物はずっと建設中さ 都市計画遂行中 噛み合う蛇 モーフィングした環状線 エンドルフィン煽って いけよゴーゴーゴー 夜の空に上昇する魂 行進と信仰は常軌を逸したクイズのようだ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ 中東でもインドでもアフリカでも 放送する象徴は当然に超高層 今日という日は満ちゆく水位 空っぽな明日に尻尾をまいて 優しさを競う 巨大な空気清浄機 この手のゲームには親の同伴が必要だ 勝算もなく賭けに出たクイズのようだ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち ああ 今夜 きみが欲しいのさ クイズのようだ まだ空っぽな明日は 限りなく黒に近いグレイ なにかにもなれずに 限りなく黒に近いグレイ ああ 今夜 きみが欲しいのさ 聖者たち ああ 終わり告げて欲しいのさ 聖者たち 聖者たち |
季節の子供顔を上げて見渡せば 季節が変わる匂いがした 金色の塵が頬をかすめる 思い出すのはなに まんまるい目をした 跳ねる影ひとつ ふきのとう芽が出たのを見つけて 声を上げた あれからいくつの夢をなくした ここは安全だよ 帰っておいで ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供は溢れだした 冬を経た木々が空へ突き刺さっている 街中歩きまわれば誰かひとりにでもあえるかな もう悲鳴のような 遠くの大きな機械の音は聴こえない オレンジとレモンとリンゴの木 風が吹いてベルが鳴る 足を一斉に踏み鳴らす お祭りの日 ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供が溢れだして きみを笑う | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 顔を上げて見渡せば 季節が変わる匂いがした 金色の塵が頬をかすめる 思い出すのはなに まんまるい目をした 跳ねる影ひとつ ふきのとう芽が出たのを見つけて 声を上げた あれからいくつの夢をなくした ここは安全だよ 帰っておいで ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供は溢れだした 冬を経た木々が空へ突き刺さっている 街中歩きまわれば誰かひとりにでもあえるかな もう悲鳴のような 遠くの大きな機械の音は聴こえない オレンジとレモンとリンゴの木 風が吹いてベルが鳴る 足を一斉に踏み鳴らす お祭りの日 ひとはもう変われないというなら ぼくはまだここにいるよ 春がきて 花が降れば みるまに 季節の子供が溢れだして きみを笑う |
逆光馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 雲の柱の隙間 くぐり抜ける 細胞の速さで 獣の瞳で 照射せよ 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 空白の万博へ 集結していくさ 腹は満たして 獣の瞳で 放射せよ 21st あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は誰も死なない きみは知らない 鈍感で神経質な 女王閣下に敬礼を あの日ニーチェは馬のそば 見開いた穴になにをみたのか 光の中になにがあるのか 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は 眩しすぎて なにもみえない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 雲の柱の隙間 くぐり抜ける 細胞の速さで 獣の瞳で 照射せよ 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない 馬車が駆け抜ける 世界の真ん中へ バックファイア噴かして 空白の万博へ 集結していくさ 腹は満たして 獣の瞳で 放射せよ 21st あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は誰も死なない きみは知らない 鈍感で神経質な 女王閣下に敬礼を あの日ニーチェは馬のそば 見開いた穴になにをみたのか 光の中になにがあるのか 20世紀 きみの愛した 20世紀 葬られた 残された欲望は人の、ではない あたまのなかの 21st 目映い世界で きみがいる戦場は 眩しすぎて なにもみえない |
野蛮へ親愛なる知的な人々 野蛮へと逆行していく 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで 勇敢なる我が戦士たちよ 戦いに備えて眠りたまえ 高い壁の向こうの街 きみが初めて向かう街 高い壁の向こうの街 映画のなかにでてきた街 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 親愛なる知的な人々 野蛮へと逆行していく 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで 勇敢なる我が戦士たちよ 戦いに備えて眠りたまえ 高い壁の向こうの街 きみが初めて向かう街 高い壁の向こうの街 映画のなかにでてきた街 眠れ 今夜までは よい夢をね、四足歩行の 眠れ 今夜までは 静かに門が開くまで |
映画綺譚ホテルのロビーで瞬くシャンデリア 鍵を受けとって 屋上にドアを放つ 1000機のカメラが浮かび ぼくらを視ている 赤い目の御加護が 今夜 ありますように 映画を撮るのさ 美しく燃える町の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 夜を見晴らせ レンズをのぞいて 近くのトラジディも離れればコメディー 導かれたぼくら合図を待っている 至高の芸術 プロペラの風が吹く 映画を撮るのさ 美しく燃える街の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR 監督は誰だ 現場には姿は見あたらない 賛美歌のような眼差しを 背中に浴びながら 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | ホテルのロビーで瞬くシャンデリア 鍵を受けとって 屋上にドアを放つ 1000機のカメラが浮かび ぼくらを視ている 赤い目の御加護が 今夜 ありますように 映画を撮るのさ 美しく燃える町の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 夜を見晴らせ レンズをのぞいて 近くのトラジディも離れればコメディー 導かれたぼくら合図を待っている 至高の芸術 プロペラの風が吹く 映画を撮るのさ 美しく燃える街の姿 映画になるのさ 勇敢な僕らの行いが 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR 監督は誰だ 現場には姿は見あたらない 賛美歌のような眼差しを 背中に浴びながら 決して怖れることはない 墜ちゆくミカエルもミサイルも 火の粉がかかるはずなんてない だってそれは VTR VTR |
机上の空軍砂と人の行く果ては 風に訊くしかない 1000年前の声を聴くが 話す言葉がわからない ほんとうのこと教えてと 口癖かのように 望むというのならここへ 入っておいで できるだけ密かにそして大胆に 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー もめごとはテントの外で ジョークを履き違えて 街路が曲がっていく 笑いが止まらない 笑いが止まらない すでにほとんどは起こってしまったというので 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー 机上の空軍あらわる サーカス団はじっと固まっている もめごとはテントの外で 砂と人の行く果ては あと10秒しかない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 砂と人の行く果ては 風に訊くしかない 1000年前の声を聴くが 話す言葉がわからない ほんとうのこと教えてと 口癖かのように 望むというのならここへ 入っておいで できるだけ密かにそして大胆に 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー もめごとはテントの外で ジョークを履き違えて 街路が曲がっていく 笑いが止まらない 笑いが止まらない すでにほとんどは起こってしまったというので 例えていうならば 宇宙より広いプラネタリウム 例えていうならば 意味より分厚いディクショナリー 机上の空軍あらわる サーカス団はじっと固まっている もめごとはテントの外で 砂と人の行く果ては あと10秒しかない |
セラミック・ユースあくびをひとつ 遠くの煙突へと 青く開いた 朝の空へと やかんを火にかけながら 昨日は何をしていたっけ ラジオの音が途切れ よこ切る大きな機体が 横顔に影を落とした パイロット、標的へと高度を下げろ きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと 佇む小屋の 乾いたそのなかは 幽閉された 雨の国だよ 青い窓を隔てて ずぶ濡れで踊った レコードの針をあげて 傷ついた陶器の手から 音楽が流れる きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと きみがうまれて最初にしたこと 受話器を置いて最後にしたこと パイロット、標的へと高度を下げろ | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | あくびをひとつ 遠くの煙突へと 青く開いた 朝の空へと やかんを火にかけながら 昨日は何をしていたっけ ラジオの音が途切れ よこ切る大きな機体が 横顔に影を落とした パイロット、標的へと高度を下げろ きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと 佇む小屋の 乾いたそのなかは 幽閉された 雨の国だよ 青い窓を隔てて ずぶ濡れで踊った レコードの針をあげて 傷ついた陶器の手から 音楽が流れる きみがうまれて最初にしたこと それから毎日続けたこと きみがうまれて最初にしたこと 受話器を置いて最後にしたこと パイロット、標的へと高度を下げろ |
空は機械仕掛け大きな音が聴こえた 灼けるように暑い日で 湯気のように漂う人たち 口笛 吹き荒れている 空は機械じかけ 事のはじまりを告げる 遠くでいななく銃声 半導体は死んでいるけれど テレビは生きているのさ のぞき込んでごらん 優しい軍隊が制圧していく ぼくのからだを 決して悪い気分はしない 逆らう理由を奪うあの言葉 うるさい人々 孤独を脅かす 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 空は機械じかけ さしだされた手を振りほどくたびに こころの奥でごめんねと小さくつぶやく そんな瞬間もやがて 薄れていくだろう それを果たして強さといえるかな 「絶対そうだ」っていってくれたら 今すぐにでもぼくは駆けだすよ きみを根拠に生きていくから ぼくは強くなれるかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | People In The Box | 大きな音が聴こえた 灼けるように暑い日で 湯気のように漂う人たち 口笛 吹き荒れている 空は機械じかけ 事のはじまりを告げる 遠くでいななく銃声 半導体は死んでいるけれど テレビは生きているのさ のぞき込んでごらん 優しい軍隊が制圧していく ぼくのからだを 決して悪い気分はしない 逆らう理由を奪うあの言葉 うるさい人々 孤独を脅かす 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 唱えて 好きな言葉を 空は機械じかけ さしだされた手を振りほどくたびに こころの奥でごめんねと小さくつぶやく そんな瞬間もやがて 薄れていくだろう それを果たして強さといえるかな 「絶対そうだ」っていってくれたら 今すぐにでもぼくは駆けだすよ きみを根拠に生きていくから ぼくは強くなれるかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな 何が起こったって平気? ぼくは強くなれたかな |
海はセメントもうわずかだ 与えられた残り時間は いつもより 殊更にいつもどおりでいるのさ 森のようで 都市のようで それは滲んだ広告 靄を見下ろして 口を潤して 興奮が沈まるまで さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね この不確かさを 石油ストーブの懐かしい匂いがしている 災いがなんとなくやって来て去るのを 翼ふるわせクククと笑うサモトラケのニケ そこに座って霞の先へ弓を引いたまま やれやれ さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね 今という時間を 醒めてはじめてそれがまぼろしと知るのさ ああこれが去年ならもうとっくに取り乱してた さよなら 水に浮かべたトルソ 海は今日も明日もセメントの色 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちた この世界で 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちたこの世界で | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | もうわずかだ 与えられた残り時間は いつもより 殊更にいつもどおりでいるのさ 森のようで 都市のようで それは滲んだ広告 靄を見下ろして 口を潤して 興奮が沈まるまで さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね この不確かさを 石油ストーブの懐かしい匂いがしている 災いがなんとなくやって来て去るのを 翼ふるわせクククと笑うサモトラケのニケ そこに座って霞の先へ弓を引いたまま やれやれ さよなら 水に浮かべたトルソ 平気でいよう カーテンの向こう 青く瞬く新宿 さよなら 水を憂かべたトルソ 平気でいよう 無闇やたらとあいさずにいてね 今という時間を 醒めてはじめてそれがまぼろしと知るのさ ああこれが去年ならもうとっくに取り乱してた さよなら 水に浮かべたトルソ 海は今日も明日もセメントの色 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちた この世界で 耳に手をあてて 雨を澄ませ 静けさに満ちたこの世界で |
空き地(New Recording)空き地のまんなかに立つ 空き地のまんなかに立つ 少し前は駐車場だった その前はなんだったけ こはもうすぐ洒落た家が建つらしい もぐらは引越しの支度で忙しい 空き地のまんなかに立っている 空き地のまんなかに立っている ここはもうすぐ高い家が建つらしい 東京も冷え込んできた 人気物件ありますか? おでんを家で作ろう 翌日が美味しいよね | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | 空き地のまんなかに立つ 空き地のまんなかに立つ 少し前は駐車場だった その前はなんだったけ こはもうすぐ洒落た家が建つらしい もぐらは引越しの支度で忙しい 空き地のまんなかに立っている 空き地のまんなかに立っている ここはもうすぐ高い家が建つらしい 東京も冷え込んできた 人気物件ありますか? おでんを家で作ろう 翌日が美味しいよね |
木洩れ陽、果物、機関車さあ行こうぜ ドアが開いたら 退屈にさらわれるまえに エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず 紙幣が印刷される速度で 年老いていくしわしわの赤子へ 少年はいまエレベーターにいる 思い出は部屋に残していけ 好きなものだけで ハッピーバースデーから レストインピースまで 埋め尽くすだけ 木洩れ陽、果物、機関車 悲しいことはひとつもない 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーター開いたら さあ行こうぜ 花をまきちらして | People In The Box | 波多野裕文 | People In The Box | | さあ行こうぜ ドアが開いたら 退屈にさらわれるまえに エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーターは降り続けている 5min.25sec.かけてゆっくりと エレベーターは降り続けている 5min.25sec.の次にとびこむ景色は 木洩れ陽、果物、機関車 風に遊ぶ動物たち 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず 紙幣が印刷される速度で 年老いていくしわしわの赤子へ 少年はいまエレベーターにいる 思い出は部屋に残していけ 好きなものだけで ハッピーバースデーから レストインピースまで 埋め尽くすだけ 木洩れ陽、果物、機関車 悲しいことはひとつもない 青くて大きいの ふたつ ホームランボールは浮かんでいるはず エレベーター開いたら さあ行こうぜ 花をまきちらして |
エンジェルダストそして広場には 独り 僕が居て ブリキで出来た固い馬車に 乗り遅れたら 風はいつもより 気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に 冷たさを残しては 消える 植え付けた種は いつか芽を出して 指の痙攣は それまでは止まらない みんなが嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒の中 歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は 僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく | People In The Box | 有村竜太朗 | 長谷川正 | People In The Box | そして広場には 独り 僕が居て ブリキで出来た固い馬車に 乗り遅れたら 風はいつもより 気持ちよく刺さり 痛みは僕の骨に 冷たさを残しては 消える 植え付けた種は いつか芽を出して 指の痙攣は それまでは止まらない みんなが嫌う 僕の最低な顔で 素敵な昼下がり 白黒の中 歩こう いつまでも淡い闇に手をのばす 少し冷たい 光の粒で無邪気になる子供達は 僕を笑う 消毒された醜い僕を地下室まで 連れてゆくよ 連れてゆくよ 音もなく |
ぼくは正気完璧な一日に追いついてしまったら 太陽に焦がされてとりみだしてしまうかな 目蓋を降ろすと消えゆくものたち それから ようやく息づくものたち 真昼でも暗い森のなか散策するたびに もう二度とは取り戻せないぼくに会うのさ ばいばいかわいかったうない ある日、急に音楽が鳴り止んでしまっても 人がみんないなくなってしまった 今となっては みつけて、 こわして、 なくして、 さがして、 あまえて、 だまって、 悼んでいたので 安い狂気に甘んじていかれたふりするたびに きみは深い暗い森へと踏みわけいっていく こわくない深い暗い森のなか ばいばいかわいかったうない | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 完璧な一日に追いついてしまったら 太陽に焦がされてとりみだしてしまうかな 目蓋を降ろすと消えゆくものたち それから ようやく息づくものたち 真昼でも暗い森のなか散策するたびに もう二度とは取り戻せないぼくに会うのさ ばいばいかわいかったうない ある日、急に音楽が鳴り止んでしまっても 人がみんないなくなってしまった 今となっては みつけて、 こわして、 なくして、 さがして、 あまえて、 だまって、 悼んでいたので 安い狂気に甘んじていかれたふりするたびに きみは深い暗い森へと踏みわけいっていく こわくない深い暗い森のなか ばいばいかわいかったうない |
かみさまかみさまはいつだって優しい嘘をつく きみの顔を覚えているだとか きみは大丈夫だとか 困り顔で 予行演習を上から 眺めてるんだろうな おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみが隠れてやっていること お見通しだというのに 明日も平和で 笑えること この世界に誰が幕を引くというの? おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみは特に優れているとか きみは報われるだとか 手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみの顔を覚えているだとか きみは大丈夫だとか 困り顔で 予行演習を上から 眺めてるんだろうな おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみが隠れてやっていること お見通しだというのに 明日も平和で 笑えること この世界に誰が幕を引くというの? おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく かみさまはいつだって優しい嘘をつく きみは特に優れているとか きみは報われるだとか 手を伸ばしても空を切る 滑稽な鳥の墜落をみてた おはよう おはよう 今日はいい天気だよ 1日頑張ってね いってらっしゃい おはよう おはよう 美味しい夕食つくって待っているから いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい、みてらっしゃい かみさまだけが嘘をつく いってらっしゃい |
夜戦きみはまだ起きてる 空に目凝らして 壁のように分厚い雲 浮き足立ってしまって 窓をとびだして 雨樋をつたって 裸足でいく 足首に絡まる濡れた草の匂い 風が止んだら いっせいに揺れるブランコ 水滴に映る季節の走馬灯 忘れたこと 思いだせないこと まだここにいること 山の斜面 勢いづいた子供達を 風が追い越したら 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく 昨夜未明 壁のように分厚い雲に覆われた夜空を 無数の光が横切っていった あるものはそれを隕石だといったが 町の周囲にも山にも海にも落下物はおろか その痕跡すらみあたらなかった 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと もうまにあわないかもしれない 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | きみはまだ起きてる 空に目凝らして 壁のように分厚い雲 浮き足立ってしまって 窓をとびだして 雨樋をつたって 裸足でいく 足首に絡まる濡れた草の匂い 風が止んだら いっせいに揺れるブランコ 水滴に映る季節の走馬灯 忘れたこと 思いだせないこと まだここにいること 山の斜面 勢いづいた子供達を 風が追い越したら 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく 昨夜未明 壁のように分厚い雲に覆われた夜空を 無数の光が横切っていった あるものはそれを隕石だといったが 町の周囲にも山にも海にも落下物はおろか その痕跡すらみあたらなかった 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 画面のなか 神が手にした松明 暗視スコープ 緑色に揺らめいている 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと もうまにあわないかもしれない 夜空に触れる 僕らの靴 墜ちていくよ きみのもとへと墜ちていく |
あのひとのいうことにはいかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえすの この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 嵐の過ぎ去った荒野では いたんだ記憶がさまよっている 傷つくことに夢中だった でもどういうわけか今日も 生きてる この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 鏡のなかのわたしは あの頃と変わらない姿 いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえす 容赦はできないのさ それしかみえない もう期待さえしなくていい これから起こることぜんぶ 息が止まるくらい美しい ひとはそれを 狂気というけど ねぇ、きみはほんとうに知ってた? ねぇ、きみはほんとうに知ってた? この完璧ではない世界で 人生って一度しかないこと | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえすの この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 嵐の過ぎ去った荒野では いたんだ記憶がさまよっている 傷つくことに夢中だった でもどういうわけか今日も 生きてる この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと この完璧ではない世界で ただひとつ完璧なこと 鏡のなかのわたしは あの頃と変わらない姿 いかれた猛獣使い 噛みつかれたら抱きしめかえす 容赦はできないのさ それしかみえない もう期待さえしなくていい これから起こることぜんぶ 息が止まるくらい美しい ひとはそれを 狂気というけど ねぇ、きみはほんとうに知ってた? ねぇ、きみはほんとうに知ってた? この完璧ではない世界で 人生って一度しかないこと |
眼球都市点/線/矩形/曲線 フェイズ/トレース/彩色/カレイドスコープ 巨大なステップ踊るコルトレーン 描くトライアングル 山手線 東京 乗るトレイン 円なぞれば 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル ノイローゼ/治療/処方 オレンジ/空はシアニド 背骨は S字 とんがり帽子 目は逆さ十字 ねじの回転 そう、きみは異分子 ワッチングユー 電気と同じ気分で 調子の波はパラメトリカル 紀元は記号次第で テーブルマナーはシアトリカル 燃えるまぶたから垂らす万国旗 ひきずり出したら挨拶するのさ ヘイ、ベイブ ぼくのハートは幾何学模様 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 視力 1000.0 ワッチングユー/ワッチングミー | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 点/線/矩形/曲線 フェイズ/トレース/彩色/カレイドスコープ 巨大なステップ踊るコルトレーン 描くトライアングル 山手線 東京 乗るトレイン 円なぞれば 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル ノイローゼ/治療/処方 オレンジ/空はシアニド 背骨は S字 とんがり帽子 目は逆さ十字 ねじの回転 そう、きみは異分子 ワッチングユー 電気と同じ気分で 調子の波はパラメトリカル 紀元は記号次第で テーブルマナーはシアトリカル 燃えるまぶたから垂らす万国旗 ひきずり出したら挨拶するのさ ヘイ、ベイブ ぼくのハートは幾何学模様 天気と同じ気分で パレードはたしかエレクトリカル 機嫌は記号次第で 心は愛しいフラクタル きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 きみに視えるかな ぼくのハートは幾何学模様 視力 1000.0 ワッチングユー/ワッチングミー |
泥棒ディスプレイのまわりに花を供える 塩素の匂いで虫もこない いるようでいないようなものでもあてにするんだな? いいんだな? 顔を見せない それも正義だ 石器時代から決まってる 内容のあるようでないようなものでもいいんだというんだな? アマゾン行きのボートがでるぞ とっくに乗組員オーバー 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 おててをつないで一緒に渡ればいいんだというんだな? プランに加入しないとおいてくぞ 書類にサインしないとおいてくぞ 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 加害者の世界の中心で発足する被害者の会 被害者の世界の中心で発足する加害者の会 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ディスプレイのまわりに花を供える 塩素の匂いで虫もこない いるようでいないようなものでもあてにするんだな? いいんだな? 顔を見せない それも正義だ 石器時代から決まってる 内容のあるようでないようなものでもいいんだというんだな? アマゾン行きのボートがでるぞ とっくに乗組員オーバー 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 おててをつないで一緒に渡ればいいんだというんだな? プランに加入しないとおいてくぞ 書類にサインしないとおいてくぞ 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 加害者の世界の中心で発足する被害者の会 被害者の世界の中心で発足する加害者の会 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 責任くんたち格好いいな 責任くんたちやたら強いな 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスはなかよし 退屈ちゃんと嫉妬は友達 退屈ちゃんとストレスの記念写真 |
動物になりたい目にもとまらない速さで処理されていく風景を 銀行のソファで眺める 西陽射す午後3時 スキャンした馬の走りで駆けていく 雪の道を 受け取った封筒 空へ広げた大きな口が僕を呼ぶ ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 壊れない電話はこの世にはないのなら せめて壊れない家具が欲しい ほかに叶うことがあればそれくらいかな ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 日々 ささやかな工夫を凝らして 過ごして 胸の痛みはそのままに 柔らかな舌が共有するけど 誰にでも起こる事故でしかないだろうから 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 木々が枯れた冬でもふかふかしているだけ かつてはあの子も人間だった ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 目にもとまらない速さで処理されていく風景を 銀行のソファで眺める 西陽射す午後3時 スキャンした馬の走りで駆けていく 雪の道を 受け取った封筒 空へ広げた大きな口が僕を呼ぶ ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 壊れない電話はこの世にはないのなら せめて壊れない家具が欲しい ほかに叶うことがあればそれくらいかな ああ嫌になるよ 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 日々 ささやかな工夫を凝らして 過ごして 胸の痛みはそのままに 柔らかな舌が共有するけど 誰にでも起こる事故でしかないだろうから 言葉をすててしまいたい どきどきしているだけの食いしんぼうな生き物 動物になりたい 木々が枯れた冬でもふかふかしているだけ かつてはあの子も人間だった ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット ほおばるビスケット 足りないアルファベット 親切さにはかなわないアルファベット |
デヴィルズ&モンキーズジェームスディーンにマリリンモンロー 政治家も吸血鬼も 鳥を帯びた木のそばを ありふれた都市に変える 警察、ジャンキー、アナーキスト 野次馬も哲学者も テレビのように七色の光の大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで パンと見世物、ワインとタバコ ビジネスに長けた子供 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト 放たれた野犬たちも 電磁波が四方飛び交うどよめく大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで ジェームスディーンにマリリンモンロー -FOR SALE 政治家も吸血鬼も -FOR SALE 警察、ジャンキー、アナーキスト -FOR SALE 野次馬も哲学者も -FOR SALE パンと見世物、ワインとタバコ -FOR SALE ビジネスに長けた子供 -FOR SALE 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト -FOR SALE 僕らを目醒めさす眩しい朝 -NOT FOR SALE なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 記憶に逆らって踊る 絵具が溶け合ったように あくまがさるまで ごらんよ 空き物件の屋上からの一面の炎 ほらごらん、歴史は栄えあるハロウィン 終わりなきトリックオアトリート さよなら、ハロウィン ほらごらん、歴史は耽美なハリウッド 終わりなきサンセットストリップ さよなら、ハロウィン | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ジェームスディーンにマリリンモンロー 政治家も吸血鬼も 鳥を帯びた木のそばを ありふれた都市に変える 警察、ジャンキー、アナーキスト 野次馬も哲学者も テレビのように七色の光の大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで パンと見世物、ワインとタバコ ビジネスに長けた子供 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト 放たれた野犬たちも 電磁波が四方飛び交うどよめく大通りへ なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 悪魔が去るまで ジェームスディーンにマリリンモンロー -FOR SALE 政治家も吸血鬼も -FOR SALE 警察、ジャンキー、アナーキスト -FOR SALE 野次馬も哲学者も -FOR SALE パンと見世物、ワインとタバコ -FOR SALE ビジネスに長けた子供 -FOR SALE 探偵、ヤンキー、ジャーナリスト -FOR SALE 僕らを目醒めさす眩しい朝 -NOT FOR SALE なにもかも忘れさせて 踊る ヒッピーヒッピーシェイク パレードにぼくも連れ出して ねえベイビー 記憶に逆らって踊る 絵具が溶け合ったように あくまがさるまで ごらんよ 空き物件の屋上からの一面の炎 ほらごらん、歴史は栄えあるハロウィン 終わりなきトリックオアトリート さよなら、ハロウィン ほらごらん、歴史は耽美なハリウッド 終わりなきサンセットストリップ さよなら、ハロウィン |
世界陸上興奮と怒号の渦まくあの金融街 今日も手を休めず わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない 収縮している瞳孔の揺らめき 空へ銃口から空砲の火煙 わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない 臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞 TV みとれている隙に 理性へと忍び寄るリミット 臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞 | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 興奮と怒号の渦まくあの金融街 今日も手を休めず わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない 収縮している瞳孔の揺らめき 空へ銃口から空砲の火煙 わかってる 世界が手招く熱狂をあなたにあげるよ 遺伝子は嘘をつかない 臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞 TV みとれている隙に 理性へと忍び寄るリミット 臆病な僕たちは 生まれたときから 勝ち続けなければいけない 細胞 |
町Aここは天国ではない まして楽園でもない でもだからといって地獄ですらない 夜が去った後には 夜がやって来るだけ その緩衝地帯、休憩所ってとこかな ここは天国ではない ただのわが町 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー 羽根を焦がす太陽 町を匿う毛布 人は弱い生き物 死者は強い生き物 秤はこわれて子供時代に戻ったみたいだ 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋から 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー どうかぼくを放っておいてちょうだい どうかひとりにしておいてちょうだい 静かに迫る夜に備えて 昼寝にするつもり そうさ、愚かなふりをするほど ぼくは愚かではないのさ 愚かなふりをするほどには | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ここは天国ではない まして楽園でもない でもだからといって地獄ですらない 夜が去った後には 夜がやって来るだけ その緩衝地帯、休憩所ってとこかな ここは天国ではない ただのわが町 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー 羽根を焦がす太陽 町を匿う毛布 人は弱い生き物 死者は強い生き物 秤はこわれて子供時代に戻ったみたいだ 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋から 巨大なショッピングモール、レストラン、図書館、うどん屋、書店 パン屋、団地、花屋に、ラーメン屋、神社、寺院、中古車センター 陽の射す部屋 田畑に、家電量販店、郵便局、有料道路 病院に、町役場、プレハブ、コンビニ、学校、ホームセンター 陽の射す部屋 差しあたっては奇跡には用はない アイムハッピー、ゴー、ラッキー どうかぼくを放っておいてちょうだい どうかひとりにしておいてちょうだい 静かに迫る夜に備えて 昼寝にするつもり そうさ、愚かなふりをするほど ぼくは愚かではないのさ 愚かなふりをするほどには |
無限会社ひっくり返してぶちまける箱いっぱいのキャンディー リスク、見返りも顧みず遊ぶサルヴァドール・ダリ ガラス窓越しぬりたくるカラフルな雨 インフォメーション 高層ビル走る馬 アドレナリン脈打つネオン わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ タランチュラ ダクトへ ダクトへ ようこそ間違いの国へ 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 機械のタランチュラ ダクトへ ダクトへ 産業スパイ 向かうはファクトリー イリュージョン 実体のない積み木遊び イリュージョン 欲望の積み木遊び ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 虹も絵画も新聞も 紛いもの | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | ひっくり返してぶちまける箱いっぱいのキャンディー リスク、見返りも顧みず遊ぶサルヴァドール・ダリ ガラス窓越しぬりたくるカラフルな雨 インフォメーション 高層ビル走る馬 アドレナリン脈打つネオン わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり わたが飛び出てびっくり つまり照準ぴったり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ タランチュラ ダクトへ ダクトへ ようこそ間違いの国へ 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり 蓋が外れてばっかり 中身まる見えがっかり イリュージョン ダンスはワンツースリー ミスユーモア、乱数はトンツーでお告げ ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 機械のタランチュラ ダクトへ ダクトへ 産業スパイ 向かうはファクトリー イリュージョン 実体のない積み木遊び イリュージョン 欲望の積み木遊び ようこそ間違いの国へ 虹も絵画も新聞も 紛いもの 虹も絵画も新聞も 紛いもの |
報いの一日夜を粉々に壊したら 空が真っ青に腫れた どこへいった楽しいひと どこへいった優しかったあのひと 騒ぎのあとで たちはだかる壁 清潔で広大な 思い描く野生 隔てた向こうで 鍵の束 ためしてる音 ひとつずつ ジャラリジャラリ 春が孵化し夏になっても 扉が開く気配はない 報じられる沈黙はないさ 二日酔いの世界 吐けば楽になるの すぐに 吐けば楽になるさ でも 吐いた後に残るものは 翌日にきみは仕事を探した ぼくは永遠の休暇に入った 高い壁に絵を描いてる 実物大の都市の絵を あの過ごした白いアパートも 扉が開く気配はない 僕らすでに知っているかも たぶんすでにわかっているよ 晴れた日には一瞬だけ 空が息を呑み 凪ぐ なにがなんでも散歩へ行こう ちょいとそこまで ぶらり | People In The Box | Hirofumi Hatano | People In The Box | | 夜を粉々に壊したら 空が真っ青に腫れた どこへいった楽しいひと どこへいった優しかったあのひと 騒ぎのあとで たちはだかる壁 清潔で広大な 思い描く野生 隔てた向こうで 鍵の束 ためしてる音 ひとつずつ ジャラリジャラリ 春が孵化し夏になっても 扉が開く気配はない 報じられる沈黙はないさ 二日酔いの世界 吐けば楽になるの すぐに 吐けば楽になるさ でも 吐いた後に残るものは 翌日にきみは仕事を探した ぼくは永遠の休暇に入った 高い壁に絵を描いてる 実物大の都市の絵を あの過ごした白いアパートも 扉が開く気配はない 僕らすでに知っているかも たぶんすでにわかっているよ 晴れた日には一瞬だけ 空が息を呑み 凪ぐ なにがなんでも散歩へ行こう ちょいとそこまで ぶらり |
初日の出朝日か夕日かもわからないやつが 綺麗だなんて言ってないで 太陽が落ちているんじゃないよ 我らが進んでいるのだ 朝日か夕日かもわからないやつが さびしいなんて言ってないで 気分が落ちているんじゃないよ 進んでいくしかないのだ 不思議だ 捨てたり拾ったり 始めては終わらせてく 初日の出 無意識に血を巡らせては 意識して気を巡らせている 朝日か夕日かもわからないやつが 今年も昇る 今年も昇る | People In The Box | 橋本絵莉子 | 橋本絵莉子 | People In The Box | 朝日か夕日かもわからないやつが 綺麗だなんて言ってないで 太陽が落ちているんじゃないよ 我らが進んでいるのだ 朝日か夕日かもわからないやつが さびしいなんて言ってないで 気分が落ちているんじゃないよ 進んでいくしかないのだ 不思議だ 捨てたり拾ったり 始めては終わらせてく 初日の出 無意識に血を巡らせては 意識して気を巡らせている 朝日か夕日かもわからないやつが 今年も昇る 今年も昇る |
まなざし眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったばかりでも これがぼくの生きた資本主義 ようこそ世界へ 傷つく人 無垢なふりする人 嘘をつく人 神に仕える派遣社員たち 彼らのことを知るべき 憤っているうちはきみも同じだね 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 寒空ならぶクジ売り場 貧しいものへ 見ざる言わざる人は着飾る 凍る指はもう立ち去っていった人の数も 数えられないくらい痛い 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように これがぼくの生きた資本主義 もうじきぼくは黙るべき これがぼくの生きた資本主義 ずっとみているよ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったばかりでも これがぼくの生きた資本主義 ようこそ世界へ 傷つく人 無垢なふりする人 嘘をつく人 神に仕える派遣社員たち 彼らのことを知るべき 憤っているうちはきみも同じだね 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 寒空ならぶクジ売り場 貧しいものへ 見ざる言わざる人は着飾る 凍る指はもう立ち去っていった人の数も 数えられないくらい痛い 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように 眼差しを遮っても 驚きさえしないのは なぜ 一度枯れた花がまた咲いたばかりだというのに 眼差しを見凝めかえすと 笑いが溢れるのは どうして 一度閉じた傷がまた開いてしまったとしても、 いつかきみは人間になって目論むのさ 嘘を嘘で迎撃し、ひっくり返すことを それはまだ先の話 とりあえずは とっておきを台なしにした世界を きみが耐えられますように 耐えられますように これがぼくの生きた資本主義 もうじきぼくは黙るべき これがぼくの生きた資本主義 ずっとみているよ |
懐胎した犬のブルース忘れてしまうだろうね さっきまで熱っぽく話していたことさえ 日課のコーヒーひとつ、いれることもやめてしまった 冷めきって 固まったシチューのポット ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ 楽しみ尽くしたら さよなら友達よ ぼくを救えないひと 忘れてしまうだろうね 催涙スプレーの昼も ヒトビトがどんな遠くからやって来たかも ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 忘れてしまうだろうね さっきまで熱っぽく話していたことさえ 日課のコーヒーひとつ、いれることもやめてしまった 冷めきって 固まったシチューのポット ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ 楽しみ尽くしたら さよなら友達よ ぼくを救えないひと 忘れてしまうだろうね 催涙スプレーの昼も ヒトビトがどんな遠くからやって来たかも ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト かたく紐を結んで 暴れて 怪我せぬように 明日生まれ変わるから 記憶はいらない バイバイ ねえ ボーイスカウト すぐに火を起こして 海をあたためて 懐胎した犬のブルースが聴こえる ウォウ、ウォウ、ウォウ |
2121いろんなひとがいたな 小さなひとや大きいひとも 声しかしないひとも 『みなさん、きこえますか?』 呼びかけると振り向く 遠く手を振る作曲家たち 白い国旗をかざし 『いつでも善い人たちだった』 二十二世紀の音楽はね 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 薄い氷に放つ炎 発動した本能 不真面目だもの欲望は 『たとえ戦時下であっても』 自由に性器を交換あれ 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ タバコを一本くれないか?火も借りていい? 歴史を手放そうとしたとき きみはどうして何もできなかったのだろう 『きみは選ばれたひとりだったかもしれない』 初めて例外を、ひとつだけ注いでみたとしたら 走り出してたかな? 壁の向こうへ いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 聴こえすぎた声にお別れしよう もう充分だよ きみは選ばれたひとりだったかもしれない もうすぐ充電がきれそうだ いつか連絡するよ 充電がきれそうだ いつか連絡するよ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | いろんなひとがいたな 小さなひとや大きいひとも 声しかしないひとも 『みなさん、きこえますか?』 呼びかけると振り向く 遠く手を振る作曲家たち 白い国旗をかざし 『いつでも善い人たちだった』 二十二世紀の音楽はね 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 薄い氷に放つ炎 発動した本能 不真面目だもの欲望は 『たとえ戦時下であっても』 自由に性器を交換あれ 二十二世紀の音楽はね いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ タバコを一本くれないか?火も借りていい? 歴史を手放そうとしたとき きみはどうして何もできなかったのだろう 『きみは選ばれたひとりだったかもしれない』 初めて例外を、ひとつだけ注いでみたとしたら 走り出してたかな? 壁の向こうへ いつまでも終わらない 静かで巨大な 無の視る夢のようだ 聴こえすぎた声にお別れしよう もう充分だよ きみは選ばれたひとりだったかもしれない もうすぐ充電がきれそうだ いつか連絡するよ 充電がきれそうだ いつか連絡するよ |
忘れる音楽やがて溶け出す輪郭 ゆっくりまわる太陽 目を閉ざして耳を塞げば 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば 何かが起こるって誰かが記したって 怖くはないのは痛みがないから 文字は消えていくんだって 書くより先に 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう レイディオ、ぼくは意味を踏みつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | やがて溶け出す輪郭 ゆっくりまわる太陽 目を閉ざして耳を塞げば 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば 何かが起こるって誰かが記したって 怖くはないのは痛みがないから 文字は消えていくんだって 書くより先に 身を揺らし踊る心臓 思慮深く軋むかかと 気管支を滑る音が 聴こえるはず レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば レイディオ、どんな日々をみつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう レイディオ、ぼくは意味を踏みつけるだろう 街よ、ぼくはきみをみすてるだろう 明日がくれば |
風景を一瞬で変える方法門の隙間から 漏れ出す光はゴールド 到着に沸く広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 強化ガラスの都市へ 塔の窓から飛び出す光は獰猛 騒然とする広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 待ちわびていた来世 日々肥大していく獣、繁栄の最中 入り乱れてる群れのなか用意しな しれっと 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 これは風景を一瞬で変える方法 日々肥大していく獣、繁栄の彼方 意味の無いものは要らないならもうすぐさ、リセット 郵便は再三 転送中、何通目? 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 空はゆっくり回転中 わたしはしあわせ | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 門の隙間から 漏れ出す光はゴールド 到着に沸く広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 強化ガラスの都市へ 塔の窓から飛び出す光は獰猛 騒然とする広場 都市へようこそ、Mr.ライオン 待ちわびていた来世 日々肥大していく獣、繁栄の最中 入り乱れてる群れのなか用意しな しれっと 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 これは風景を一瞬で変える方法 日々肥大していく獣、繁栄の彼方 意味の無いものは要らないならもうすぐさ、リセット 郵便は再三 転送中、何通目? 回転ドア高速回転中 100回転、1000回転 リヴォルヴァ、ゆっくり回転中、即命中 あなたは手を汚さない やっぱり頭がいい どうりで胸を痛めない、やましい?ノー。 空はゆっくり回転中 わたしはしあわせ |
いきている憶えている うまれたとき 耳が痛かった 世界がうるさくて きみが生きている どうしてただそれだけで まぶしいんだろう スタンバイオーケー 荷物をまとめて 降りていく玄関ホール いってくるよ 乗るはずだった列車はすでに満席で 行き先を変えることに決めた 足元を走るシマウマ模様の影 夜の風ごうごう 耳が痛かった きみは知っている どうにもならなかったこと きみは生きている どうしてただそれだけで かなしいんだろう 神と獣に挟まれて 居心地悪いよ ヒトは いったりきたりして かわす緊急車両 踊る赤信号 交差点の真ん中でとりみだしたって オーケー | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 憶えている うまれたとき 耳が痛かった 世界がうるさくて きみが生きている どうしてただそれだけで まぶしいんだろう スタンバイオーケー 荷物をまとめて 降りていく玄関ホール いってくるよ 乗るはずだった列車はすでに満席で 行き先を変えることに決めた 足元を走るシマウマ模様の影 夜の風ごうごう 耳が痛かった きみは知っている どうにもならなかったこと きみは生きている どうしてただそれだけで かなしいんだろう 神と獣に挟まれて 居心地悪いよ ヒトは いったりきたりして かわす緊急車両 踊る赤信号 交差点の真ん中でとりみだしたって オーケー |
装置海をみていた 平均台、片足で 移動遊園地 静けさに振り返ると 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を正常にするだろう 転送する像 ピーという発信音の後で 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 身体の外に幽霊をつくろう 無人探査機に忍びこんで 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を清浄にするだろう | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 海をみていた 平均台、片足で 移動遊園地 静けさに振り返ると 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を正常にするだろう 転送する像 ピーという発信音の後で 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 身体の外に幽霊をつくろう 無人探査機に忍びこんで 捧げるアイロニー屠る回路 またも隘路にはまる迷子 悪気もないので無垢な態度 傷を見過ごすサーチライト 凝視めるサイクロプス、燃えるサイロ 最後の際も耽るサイコ ぼくを抱き締め、潰して 再度サイコロを振って生き返すサイクルは そう、この世界を清浄にするだろう |
ミネルヴァ配送業者埋め尽くすハイウェイ 廃棄された湿った瓦礫 縫って住む部族 機械的複製が抑制している欲望は 脳波を描き換える なだらかに 集合体は空洞内の高炉へ降臨中 溶鉱炉へ降臨 こうなることを待っていたんだ 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? 逆流する遺伝子 拭き取れ 幸福な淘汰 統合された未来の家系図 かけがえのあるたったひとつへ 有象無象はボーダーを越え入れ替わっていく 集合体は空想しながらお取り込み中 ああ とうに氷のように凍り凝固中 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? かけがえのあるたったひとつに なりたい? かけがえのあるおおきなひとつに なりたい? | People In The Box | 波多野裕文 | 波多野裕文、山口大吾、福井健太 | | 配送業者埋め尽くすハイウェイ 廃棄された湿った瓦礫 縫って住む部族 機械的複製が抑制している欲望は 脳波を描き換える なだらかに 集合体は空洞内の高炉へ降臨中 溶鉱炉へ降臨 こうなることを待っていたんだ 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? 逆流する遺伝子 拭き取れ 幸福な淘汰 統合された未来の家系図 かけがえのあるたったひとつへ 有象無象はボーダーを越え入れ替わっていく 集合体は空想しながらお取り込み中 ああ とうに氷のように凍り凝固中 締め上げるワイヤー 肉体を溶かしてしまうまで 差し出した両腕 おれはさながら剥製のヴィーナス 焼き切れるワイヤー 壊すため壊すだけだ 理由は Do you remember? Where are you, Minerva? かけがえのあるたったひとつに なりたい? かけがえのあるおおきなひとつに なりたい? |