Revo編曲の歌詞一覧リスト  15曲中 1-15曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
MOON PRIDEGOLD LYLICももいろクローバーZGOLD LYLICももいろクローバーZRevoRevoRevoMoon Pride あなたの力になりたい  涙は頬を伝い 瞳は紅く燃える 稲妻のように激しく 誰かが愛を叫ぶ  例えどんな 暗闇でも 一人じゃないよね? 私達を 照らす Moonlight  嗚呼 女の子にも譲れぬ矜持がある それは 王子様に運命投げず 自ら戦う意志  Shiny Make Up 輝くよ 星空を集めて ただ護られるだけの か弱い存在じゃないわ  悲しみの波に揺られ 怒りの焔(ひ)に灼かれても 稲妻のように眩く 永遠(とわ)の愛を誓う  例え今は 離れてても 独りじゃないよね? 私達を 繋ぐ Moonlight  嗚呼 女の子には無敵の武器がある それは 弱さに寄り添う眼差しと 全て受け入れる強さ  Shiny Make Up 煌めくよ 星空に抱かれて 時を超えた絆が 私に勇気をくれる  恋しくて 切なくて 泣きたくなるよ 会いたくて 淋しくて 駈け出しそうな恋心(ハート)  この広い宇宙で 何度生まれ変わっても あなたに恋をする  Shiny Make Up 羽ばたくよ 星空の彼方へ 罪が廻る世界でも 未来を信じられる  ――だから Shiny Make Up 戦うよ 星空を纏って 新しい伝説が 今ここから始まる  La La Pretty Guardian SAILOR MOON
砂塵の彼方へ…Revo & 梶浦由記Revo & 梶浦由記Revo・梶浦由記Revo・梶浦由記Revo旅人の季節は常に 過去へと現在(いま)を奪うけど あの日重ねた歌声は 今もまだ響いてる……  傷跡も癒せずに僕等は 何を待つのだろう Good times for blend もう一度と廻ると信じていたい  砂の海で水に焦がれ 爪を剥いでも祈りは井戸の底 キミの名は幻想(Dream) 儚なき調べ(Melody) 唇が触れる程に遠離る  鳴り止まない胸の鼓動(Rhythm) あと一つだけ丘を越え 砂に祈りを埋めても この手を伸ばすから どうか fly me……  足跡も残さずに僕等は 何処へ行くのだろう Good-bye dear friend もう一度会えると信じていたい  砂の海が暮れ行く頃 全ての叫びが目指す輝き キミの名は幻想(Dream) 遙かな調べ(Melody) 唇に歌を一つ灯して  震えるのは夜の共鳴(Harmony) 孤独は声を凍らせる 月に叫びが届くなら この身を捧ぐから どうか fly me……  全ての音がいつか 消え失せた静寂の中で 僕たちは震えながら 愛の歌を歌いだす  風を超えて 遠い岸辺へ心は行けるのだろう 遠くさざめく永遠の音楽が僕等を招くから……  砂を超えて 遠い岸辺で僕等は出会うだろう あの日重ねた歌声をこの胸に 砂塵の彼方へ……
侵略する者される者Sound HorizonSound HorizonREVOREVORevoCelt lberosの眷属が築いた 城壁を崩して Carthageが踊った勝利の舞踏が 大地を震わせた Hispania Romaが荒れ地を耕して 石を敷き詰めて Vandalsの軍が蛮勇を奪って 荒らして廻った  Visigothsが継いだ亡国の遺産の 歴史と文化は Umayyadによって異文化と出会って 花を咲かせた Aragon=Cataluna ⇔ Castilla=Leon 同盟を結んで Granada ← 陥落せば積年の悲願 遂に「領土再征服完了!」  嗚呼...教会の鐘を背中で聴きながら 十字架を胸に抱き兵士は進んだ 嗚呼...境界の山を軍馬で越えながら 見据えた丘の先には → 『赤い城塞』  父を奪ったのは 十字を切る 啓典の民で 母を奪ったのは 従事で斬る 聖典の《兄弟》  何故...人は断ち切れないのだろう? 争いを繰り返す 負の連鎖を 弱い私は何を憎めば良い 嗚呼...やっと解った……  侵掠者に奪われし 父祖の地を取り戻せ 侵略者が嗤わせる 血に塗れたる仔らが 救済者を貶める 異教徒は錆となれ 預言者は神ではない 多神教の偶像  侵略する者 ⇔ される者 ← 歴史は繰り返す 侵略する者 ⇔ される者 ← 幾度も繰り返す  【業火、是汝ノ王デアル】  黒の軍を率いるは 褐色の狼将【勇者イスハーク】 白の軍を率いるは 歴戦の英雄【聖騎士ラミレス】 勝利と正義を剣に懸けた 戦士達の『狂詩曲』  《農夫―即チ兄ヨ》 ⇔ 《羊飼―即チ弟ヨ》  畏レヨ、汝、悪ノ名ヲ 畏レヨ、汝、神ノ仔ラヨ ― 『聖戦のイベリア』
石畳の緋き悪魔Sound HorizonSound HorizonREVOREVORevo残酷ナ『永遠』トイウ苦イ毒ヲ、喰ラウ覚悟ガ在ルナラバ、 (残酷な『永遠』という苦い毒を、喰らう覚悟を決めたから、) 共ニ生キヨウ  『争いの歴史は駆け巡る―』  風は彼の地に《支配者》を運び続けたが 刹那の瞬きの間に 誰もが皆立ち去った  歴史が騙らざる 戦火の叙事詩を詠いましょう 敗は大地に倒れ 幾度も花を散らす  千の孤独が 蝕む檻の中から 朽ちゆく其の身を 解き放った緋き《焔》  『憎しみの歴史は駆け廻る―』 約束されざる文字をも巻き込んで《悪魔》は詠う  時は彼の地に《観測者》を廻し続けたが 刹那の輝きを手に 季節は唯過ぎ去った  歴史が語らざる 戦渦の叙情詩を詠いましょう 灰は大地に環り 幾度も花を咲かす  千の責苦が 苛む檻の外へと 朽ちゆく其の身を 解き放った緋き《焔》  《美シキ夜ノ娘》君ガ愛スモノ全テ、其ノ腕ヲスリ抜ケル 流レル《雫》ガ、河ニナル前ニ、契約ノ接吻ヲ 《美シキ夜ノ娘》君ガ望ムモノ全テ、其ノ腕ヲ振リ払ウ 哀シイ時代ト諦メ顔デ、無力ニ嘆クノカ? 君ニ今、敢エテ問オウ―  【封印の蒼】⇔【解放の緋】 石畳を突き抜けて双つの焔は踊る  時間ニ置キ去リニサレタ、長過ギル闇ノ中デ 名前サエ忘レテイタ、君ノ《焔》見ル迄ハ、君ガ呼ンデクレル迄ハ―  ダ・カ・ラ― 君ヲ害スモノ全テ、此ノ腕デ退ケヨウ 流レル《滴》ガ、河ニナル迄ニ、全テヲ終ワラセヨウ 《美シキ夜ノ娘》君ガ憎ムモノ全テ此ノ腕デ滅ボソウ 其レハ異教徒カ? 同胞カ? 其レトモ『聖戦』其レ自体カ?  君ニ今、敢エテ問オウ―
争いの系譜Sound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo―かつて世界には 神より遣わされし蒼氷の石が在った 古の聖者がその秘石を用い 焔の悪魔を封じた伝説は伝承の詩となったが 今や... その秘石の行方は...杳として知れぬまま……  ―神よ! 再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! お別れだ... 再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! 嗚呼...神よ! 再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! 此処でお別れだ... 再征服 ⇒ 再征服 ⇒ 再征服せよ! 嗚呼...我らが神よ!  再征服 ⇒ 再征服 領土再征服せよ!  【書ハ物語ル】  神は土塊から 初めに男を創り その肋骨から 女を創った  兄は土を耕し 弟は羊を飼った 争いの歴史は 此処から始まった  以来...何故...人は 断ち切れないのだろう? 争いを繰り返す 負の連鎖を 弱い私は誰を憎めば良い 嗚呼...誰か教えて……  『歴史は駈け廻る―』 離散の老預言者と流浪の三姉妹 父と母を両皿に乗せ傾かざる少女の天秤  幸せな時ほど 誰もが気付かない 密やかに歯車 廻すのが《六番目の女神》 不幸せな時には もう気付いても手遅れ 世界を蝕む奈落へ 堕とすのも《六番目の女神》  少女が裸足で駈け出した 石畳を蒼く 照らす月灯り  家にはもう居たくない 足などもう痛くない 此処ではない何処かへと 行方のない彼方へと  『歴史は駈け廻る―』 怒りと憎しみの時代を彼女は疾り月夜に散った  昏き冷雨の牢獄 朽の眠りに囚われし男 奪われし焔を取り戻し 緋き瞳を静かに開いた 男は少女に問うた 少女は《美しき夜》の名で応えた 少女も男に問うた 答えは 馴染みの無い異国の響き 少女は男を《悪魔》と呼ぶことにした 男は奇妙に嗤った 少女は生死を別つ淵に立ちながらも 凛として怯えなかった…  『歴史は駈け廻る―』 痛みと哀しみの時代を私は選び其の手を取った 残酷ナ『永遠』ト謂ウ苦イ毒ヲ、 喰ラウ覚悟ガ在ルナラバ、共ニ生キヨウ
Lui si chiama...南里侑香南里侑香RevoRevoRevo「ジョゼさんは何でも知っている」  「仕事をするにはたくさんのことを覚えなくてはいけない 良い仕事は全て単純な作業の堅実な積み重ね」  嗚呼...ライフルスコープで見上げた青空に ぼんやり輝く≪金星≫  「星を観るのは初めて」と小さな胸を高鳴らし 哀しい女神の物語 優しい声で聴いていた  嗚呼...天体望遠鏡で見上げた星空に 眩ゆく煌めく≪狩人≫  ルルル~♪ ジョゼさんにもらった大切な日記帳 忘れやすい日々の『小さな幸せ』を集めて綴ろう……  「ある冬の日、エルザは愛を貫いて逝った。 エルザの愛はきっと私とは違う。 でも私は、彼女の生き方を否定出来なかった……」  教えて下さい ジョゼさん... ジョゼさん... ジョゼさん... 愛して下さい ジョゼさん... ジョゼさん... ジョゼさん...  「体が機械の女の子って普通ですか?」  凄い力持ちで 素手で人を殺せるんです 赤い血は出るけれど すぐに痛みなんて消えちゃうんです 義体の私が ジョゼさんの お役に立つには 普通の ――嗚呼...普通の女の子じゃ駄目なんですよ……  ねぇジョゼさん 私は貴方の可愛い妹になれますか? ――どんなに想っても…… ねぇジョゼさん 誰かの代わりでも貴方の特別になれますか? ――どんなに願っても……  ララ♪ 私は知ってるんです 頭を撫でてくれる手の温もりを ララ♪ 私は待ってるんです 優しく微笑みかけてくれる眼差しを  嗚呼...愛って何ですか? 嗚呼...愛って何ですか?  揺らめく『焔』は色を変えながら 最期に向かって 嗚呼...燃え続ける……
StarDustGOLD LYLICSound HorizonGOLD LYLICSound HorizonRevoRevoRevoお揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ……  女は物言わぬ 可愛いだけの《お人形》じゃないわ ―――愛しい貴方解って?  ちっぽけな自尊心 満たす為の道具じゃないわ ―――月夜の《別人格》は勝手?  首を絞めれば 締まるに決まってるじゃない ―――月が貴方を狂わせたの?  だってしょうがないじゃない 愛してしまったんだもの ―――星が私を狂わせたのは何故?  真っ赤な衣装 真っ赤な洋靴 真っ赤な口紅 真っ赤な薔薇 すれ違う男達 誰もが振り返る... 左手には花束 右手には約束を 疾りだした衝動は もう止まらない…  お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ... 貴方の白い衣装も 今は鮮やかな深紅 お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ……  ...それは艶やかな女のため息 ...それは甘い男の囁き 夜空を見上げる恋人達 ありふれた風景 繰り返される恋模様 ほんの些細なこと  そんな気紛れなひと時を 永遠だと信じたりして そんな不確かなものを 運命だと信じたりして 泣いたり 笑ったり 愛したり 憎んだりして その束の間 遥か過去の光に想いを馳せたりして  あの星々はもう滅んでしまっているのだろうか? それとも今もまだ滅びに向かって輝き続けているのだろうか? 光年という名の途方もない尺度の前では 人の一生など刹那の幻に過ぎないのかも知れない...  ―――そんな些細なこと されど偶然とはいえ 嗚呼...偶然とはいえ彼女は見てしまった お揃いの白い服を着て幸せそうに寄り添い歩く 彼と見知らぬ女の姿を……  お揃いね私達 これでお揃いね あぁ幸せ... 貴方の白い衣装も 今は―――  酸素に触れた赤は やがて黒に近づき示す 二人はもう永遠に 一つにはなれないという事実を...  凍てついた銀瑠璃の星々 燃上がる滅びの煌きよ 失くした楽園の夢を見る 私を導け《星屑の幻灯》  ―――思い出を過去の光として埋葬出来ない限り 孤独な亡霊は荒野を彷徨い続けるだろう 女の手は悲しい程に短く星屑には届かない 嗚呼...その手を握り返したのは『仮面の男』だった―――
エルの絵本【笛吹き男とパレード】Sound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo嗚呼...そのパレードは何処までも続いてゆく...  パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して 先頭で仮面の男が笛を吹く → 沈む夕陽に背を向けて パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して 男の肩に座った少女が歌う → その笛の音に合わせて  心に深い傷を負った者にとって 抗えない魔性の音...  パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して 燃えるような紅い髪の女が踊る → 沈む夕陽に背を向けて パレードは何処までも続いてゆく → 世界の果てを目指して 《気味が悪い》首吊りの道化師の刺青が笑う → あの笛の音に合わせて  心に深い闇を飼った者にとって 逆らえない魔性の音...  笛の音に誘われ 一人また一人列に並んでゆく やがてそのパレードは 夕陽を遮って地平線を埋め尽くす...  笛の音を操って 一人また一人列に加えてゆく やがてそのパレードは 夕陽を裏切って地平線を灼き尽くす……  嗚呼...そのパレードは何処までも続いてゆく...
SacrificeSound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo無邪気な笑顔が 愛らしい妹は 神に愛されたから 生まれつき幸福だった  一人では何も 出来ない可愛い天使 誰からも愛される 彼女が妬ましかった  器量の悪い私を 憐れみないでよ… 「―――惨めな思いにさせる 妹なんて死んじゃえば良いのに...」  あくる日妹は 高熱を出して寝込んだ ごめんなさい神様 あの願いは嘘なんです  懺悔が届いたのか やがて熱は下がった けれど今度は母が 病の淵に倒れた  母が今際の時に遺した言葉は… 「―――妹は他人とは違うから お姉ちゃんが助けてあげてね...」  母が亡くなって 暮らしにも変化が訪れ 生きる為に私は 朝な夕な働いた  村の男達は 優しくしてくれたけど 村の女達は 次第に冷たくなっていった  貧しい暮らしだったけど 温もりがあった… 「―――肩を寄せ合い生きてた それなりに幸福だった...」  それなのにどうして...こんな残酷な仕打ちを...教えて神様! 妹が授かった子は 主が遺わし給うた 神の御子ではないのでしょうか?  ―――妹が子供を身篭っていることが発覚した夜 村の男達は互いに顔を見合わせ口を噤んだ 重い静寂を引き裂いたのは耳を疑う様な派手な打音 仕立屋の若女将が妹の頬を張り飛ばした音…  ―――断片的な記憶...断罪的な罵声... 嗚呼...この女は何を喚いているんだろう? 気持ち悪い ぐらりと世界が揺れ 私は弾け飛ぶように若女将に掴み掛かっていた…  緋く染まった視界 苦い土と錆びの味 頭上を飛び交う口論 神父様の怒声  ―――そして...妹は最期に「ありがとう」と言った...  心無い言葉 心無い仕打ちが どれ程あの娘を傷付けただろう それでも全てを...優しい娘だから...全てを赦すのでしょうね...  ―――裸足の娘 凍りつくような微笑を浮かべ 揺らめく焔 その闇の向こうに『仮面の男』を見ていた―――
エルの天秤Sound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo―――悪魔に 魂を売り渡すかのように 金になる事なら何でもやった 問うべきは手段では無い その男にとって目的こそが全て 切実な現実 彼には金が必要だった...  傾き続けてゆく天秤 その左皿が沈み切る前に 力づくでも浮き上がらせるだけの金が 右皿には必要だった... そして...その夜も天秤は仮面を躍らせる……  闇を纏うように 夜の静寂を探り 瞳と瞳を見つめ合って 夢想的な月灯りに そっと唇重ね 息を潜めた...  慌しく通り過ぎる 追っ手達を遣り過ごし 手と手を取り合って 戯曲的な逃避行に 酔った二つの人生 愛に捧げた...  身分違いの恋 許されないと知っても ♂と♀は惹かれ合った 嗜虐的な貴族主義を 蹴って檻を抜け出す 嗚呼それは悲劇...  運命の遊戯盤の上で 支配力を求めて 生と死は奪い合った 徹底的な追悼劇を 笑う事こそ人生 嗚呼むしろ喜劇...  楽園への旅路 自由への船出 逃走の果てに辿りついた岸辺 船頭に扮した男が指を鳴らすと 黒衣の影が舟を取り囲んだ……  「娘さえ無事に戻るならばそれで良い 使用人の方など殺しても構わんわ」 一度も眼を合わせずに伯爵はそう言った... 金貨の詰まった袋が机叩いた...  いつも人間は何も知らない方が幸福だろうに けれど他人を求める限り全てを知りたがる ―――何故破滅へと歩みだす?  華やかな婚礼 幸せな花嫁 運命の女神はどんな脚本を好むのか... 虚飾の婚礼 消えた花嫁 破滅の女神はどんな綻びも見逃さない...  嗚呼...燃えるように背中が熱い その男が伸ばした手の先には何かが刺さっていた 嗚呼...緋く染まった手を見つめながら 仮面の男は緩やかに崩れ落ちてゆく...  嗚呼...その背後には娘が立っていた 凄まじい形相で地に臥せた男を凝視していた 嗚呼...一歩後ずさり何か叫びながら 深まりゆく闇の彼方へ走り去ってゆく...  ―――徐々に薄れゆく意識の水底で 錆付いた鍵を掴もうと足掻き続ける 扉は目の前にある 急がなければ もうすぐ もうすぐ約束した娘の―――
YieldSound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo一人娘は せっせと種を蒔く 変わらぬ過去に 訪れぬ未来に  不毛な行為と 君は笑うだろうか? それなら君は 幸せなんだろうね...  根雪の下で春を待つの 夏が過ぎれば実りの秋ね…  成果...収穫...それは果実を産む 最も遅い収穫...それは甘い果実を産む  一夜限りの 情事でも構わない それをも女は 永遠に出来るから  不毛な恋と 君は笑うだろうか? やっぱり君は 幸せなんだろうね...  凍える夜は夢を見るの 夏が過ぎれば想いが実る…  結果...収穫...それは果実を産む 最も遅い収穫...それは甘い果実を産む  ...不安定な数字...模範的な数式 問題となるのは個の性質ではなく 唯...記号としての数量 世界が安定を求める以上 早くどれか一つを引かなければ...  何故人間は恋をする 相応しい季節に出会えないの? 嗚呼...お父さん...お母さん 「―――それでも私は幸せになりたいのです……」  恋心 甘い果実 真っ赤な果実 もぎ獲れないのなら 刈り取れば良いと... 恋心 甘い果実 真っ赤な果実 嗚呼...でもそれは首じゃないか……  二人の♀ 一人の♂ 一番不幸なのは誰? 落ちた果実...転がる音 余剰な数字...引かれる音  ―――最期に現れたのは『仮面の男』 彼らが消え去った後 荒野に一人取り残されるのは誰―――
エルの肖像Sound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo白い結晶の宝石は 風を纏って踊る 樹氷の円舞曲 遠く朽ちた楽園  黒い瞳孔の少年は 風を掃って通る 樹氷の並木道 深い森の廃屋  少年が見つけた 少女の肖像画 『彼』は病的に白い 『彼女』に恋をしてしまった...  幼い筆跡の署名 妙に歪な題名は 【最愛の娘エリスの8つの誕生日に...】  退廃へと至る幻想 背徳を紡ぎ続ける恋物語 痛みを抱く為に生まれてくる 哀しみ 第四の地平線―――その楽園の名は『ELYSION』  ―――そして...幾度目かの楽園の扉が開かれる……  やがて少年は彼の《理想》を求めるだろう... やがて少年は彼の《鍵穴》を見つけるだろう... やがて少年は彼の《楽園》を求めるだろう... やがて少年は彼の《少女》を見つけるだろう...  娘もまた母になり 娘を産むのならば 楽園を失った原罪を 永遠に繰り返す……  始まりの扉と 終わりの扉の狭間で 惹かれ合う『E』と『A』―――愛憎の肖像  禁断に手を染め 幾度も恋に堕ちてゆく 求め合う『E』と『A』―――愛憎の肖像  やがて少年は♂の為に自らを殺し 少女は♀の為に自らを殺す 時の荒野を彷徨う罪人達は 其処にどんな楽園を築くのだろうか?  ―――幾度となく『E』が魅せる幻影 それは失ったはずの『E』の面影 嗚呼...その美しき不毛の世界は 幾つの幻想を疾らせてゆくのだろう―――
BaroqueSound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo主よ、私は人間を殺めました。 私は、この手で大切な女性を殺めました。  思えば私は、幼い時分より酷く臆病な性格でした。 他人をいうものが、私には何だかとても恐ろしく思えたのです。  私が認識している世界と、他人が認識している世界。 私が感じている感覚と、他人が感じている感覚。  『違う』ということは、私にとって耐え難い恐怖でした。 それがいづれ『拒絶』に繋がるということを、 無意識の内に知っていたからです。  楽しそうな会話の輪にさえ、加わることは恐ろしく思えました。 私には判らなかったのです、他人に合わせる為の笑い方が。  いっそ空気になれたら素敵なのにと、いつも口を閉ざしていました。 そん私に初めて声を掛けてくれたのが、彼女だったのです。  美しい少女でした、優しい少女でした。 月のように柔らかな微笑が、印象的な少女でした。  最初こそ途惑いはしましたが、私はすぐに彼女が好きになりました。 私は彼女との長い交わりの中から、多くを学びました。  『違う』ということは『個性』であり、 『他人』という存在を『認める』ということ。 大切なのは『同一であること』ではなく、 お互いを『理解し合うこと』なのだと。  しかし、ある一点において、私と彼女は『違い過ぎて』いたのです。  狂おしい愛欲の焔が、身を灼く苦しみを知りました。 もう自分ではどうする事も出来ない程、 私は『彼女を愛してしまっていた』のです。  私は勇気を振り絞り、想いの全てを告白しました。 しかし、私の想いは彼女に『拒絶』されてしまいました。 その時の彼女の言葉は、とても哀しいものでした。 その決定的な『違い』は、到底『解かり合えない』と知りました。  そこから先の記憶は、不思議と客観的なものでした。 泣きながら逃げてゆく彼女を、私が追い駈けていました。 縺れ合うように石畳を転がる、《性的倒錯性歪曲》の乙女達。 愛を呪いながら、石段を転がり落ちてゆきました……。  この歪な心は、この歪な貝殻は、 私の紅い真珠は歪んでいるのでしょうか?  誰も赦しが欲しくて告白している訳ではないのです。 この罪こそが、私と彼女を繋ぐ絆なのですから。 この罪だけは、神にさえも赦させはしない……。  ―――激しい雷鳴 浮かび上がる人形 いつの間にか祭壇の奥に『仮面の男』が立っていた―――
エルの絵本【魔女とラフレンツェ】Sound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo鬱蒼と茂る暗緑の樹々 不気味な鳥の鳴き声 ある人里離れた森に その赤ん坊は捨てられていた  幸か...不幸か...人目を憚るように捨てられていたその子を拾ったのは 王国を追われた隻眼の魔女 《深紅の魔女と謳われた》オルドローズ  銀色の髪に 緋色の瞳 雪のように白い肌 拾われた赤ん坊は いつしか背筋が凍る程美しい娘へと育った...  流転こそ万物の基本 流れる以上時もまた然り 二つの楽園を巡る物語は 人知れず幕を開ける...  銀色の髪を風になびかせて 祈るラフレンツェ 死者の為に... 小さな唇が奏でる鎮魂歌 歌えラフレンツェ 永遠に響け...  時を喰らう大蛇 灼けた鎖の追走曲 狂い咲いた曼珠沙華 還れない楽園 蝋燭が消れば 渡れない川がある 始まりも忘れて 終わらない虚空を抱く……  「―――オノレラフレンツェ」...悲痛な叫びの不響和音 「―――ニクキラフレンツェ」...呪怨の焔は燃ゆる  儚い幻想と知りながら 生者は彼岸に楽園を求め 死者もまた 還れざる彼岸に楽園を求める 彼らを別つ流れ 深く冷たい冥府の川 乙女の流す涙は 永遠に尽きることなく 唯...嘆きの川の水嵩を増すばかり...  ―――少女を悪夢から呼び醒ます 美しき竪琴の調べ 哀しい瞳をした弾き手 麗しきその青年の名は……  祖母が居なくなって 唇を閉ざした 吹き抜ける風 寂しさと孤独と知った 彼が訪れて 唇を開いた 嬉しくなって 誓いも忘れていった...  ―――それは 手と手が触れ合った 瞬間の魔法 高鳴る鼓動 小さな銀鈴を鳴らす 瞳と瞳見つめ合った 瞬間の魔法 禁断の焔 少女は恋を知った...  一つ奪えば十が欲しくなり 十を奪えば百が欲しくなる その焔は彼の全てを 灼き尽くすまで消えはしない…  愛欲に咽ぶラフレンツェ 純潔の花を散らして 愛憎も知らぬラフレンツェ 漆黒の焔を抱いて 彼は手探りで闇に繋がれた 獣の檻を外して 少女の胎内に繋がれた 冥府の底へ堕りてゆく……  ―――近づいて来る足音 やがて彼が乙女の手を引いて 暗闇の階段を駆け上がって来る けれど少女は裏切りの代償として 残酷な呪いを歌った 嗚呼...もう直ぐ彼は...彼は振り返ってしまうだろう―――
ArkSound HorizonSound HorizonRevoRevoRevo「―――箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬に手を加えて 驕れる無能な創造神にでも 成った心算なの……」  (崩壊 其れは孕み続けた季節 二月の雪の日 『妹』の記憶)  「我々を楽園へ導ける箱舟は 哀れなる魂を大地から解き放つ 救いを求める貴方にArkを与えよう」 《Arkと呼ばれた物》は月光を受けて銀色に煌いた...  想い出まで裏切った 冷たい言葉の雨 幸せだった二人 永遠に届かなくなる前に...  「ねぇ何故変わってしまったの? あんなにも愛し合っていたのに...」 涙を微笑みに変え詰め寄る 《Arkと呼ばれた物》を握って...  ―――愛憎の箱舟  (因果 其れは手操り寄せた糸 六月の雨の日 『兄』の記憶)  信じてたその人に裏切られた少女 逃げ込んだ楽園は信仰という狂気 新しい世界へと羽ばたける自己暗示 澄み渡る覚醒は進行という凶器  最期の瞬間に廻った 歪な愛の記憶 脆弱な精神が堪えきれず あの日嘘を吐いた...  律すれば律する程堕ちる 赦されぬ想いに灼かれながら まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う...  ―――背徳の箱舟  被験体#1096 通称『妹』同じく 被験体#1076 通称『兄』を殺害  <症例番号12> 過剰投影型依存における袋小路の模型 即ち《虚妄想型箱舟依存症候群》  限りなく同一に近づける 追憶は狂気にも似た幻想 求める儘に唇を奪い合い 少しずつ楽園を追われてゆく 同じ心的外傷重ねれば響き合う けれどそれ以上には...  「―――箱庭を騙る檻の中で 禁断の海馬に手を加えて 驕れる無能な創造神にでも 成った心算なの?」か...  在りし日に咲かせた花弁は 暗闇に散り逝くように凛と 少女の声色で囁く「楽園へ還りましょう」...  監視卿は天を仰ぎ深い溜息を吐く 失った筈の《左手の薬指》が虚しく疼いた  ―――ふと彼が監視鏡の向こうへ視線を戻すと 嗚呼...いつの間にか少女の背後には『仮面の男』が立っていた―――
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