すずめ増田惠子 | 増田惠子 | 中島みゆき | 中島みゆき | | 別れの話は 陽のあたる テラスで紅茶を 飲みながら あなたと私の 一日の 一ページを 読むように 別れの話を する時は 雨降る夜更けに 呼ばないで あなたと私の 一生が 終わるように 響くから 時計の中に だれかがいるの 旅立つ支度の あなた 今なら汽車に 間に合うかしら 車をさがしてくるわ 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れたくない なのに なのに ふざけるばかり 雀のように はしゃいでるばかり あなたにもらった パステルの 私の似顔を 捨てたいわ 焼くのはあまりに つらいから 夜の海に 捨てたいわ いつものように 手を振りながら あなたの車が消える ついでのように 見送りながら 私 いつか走りだす 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの 雀 雀 私の心 あなたのそばを 離れられない 呼んで 呼んで 雀のように あなたのあとを 追いかけてゆくの |
前夜祭(イブ)増田惠子 | 増田惠子 | サガン綾 | 堀江淳 | | マニキュアをぬらないのは あの人が好きじゃないからなの 香水をつけないのも あの人のせいなの ふといつか気がつけば あの人の為だけに生きていた 空白の年月がただそこにゆれてる でも私こうかいなんてしてない 思いきり愛してつくした今は 暖かすぎるコートいらないわ さりげないぬくもりだけが欲しい ほら冬の足音が もうそこに来ています貴方 おそろいのセーターも 出来上がる頃です 黒髪を少しだけ 切ろうかと思います貴方 電話の番号もとりかえるつもりです そんな事出来る訳がないサと 笑って振り向く貴方が悲しい 待つことだけに慣れた女って 想い出だけあれば生きてゆける 今年の冬のクリスマス・イヴは たった一人きりで迎えます |
ためらい増田惠子 | 増田惠子 | 松任谷由実 | 松任谷由実 | | 手をつなぐほど 若くないから あなたのシャツの ひじのあたりを つまんで歩いていたの 道ゆく人と すれちがうとき 二人いつから つきあってる 仲に見られるかしら もしも新しい このめぐり逢いが 心の傷あと もうひとつふやす ことになろうとも 勇気を出して うちあけてみた 昔の恋を さりげなくきく あなたは 冷たい人 舗道によせた 車の中に 今夜二人で 旅立つための 小さな荷物がある 私はもうすぐ 不幸になりそう いっしょの時間が あまりに楽しく はやく過ぎるから 明日のことは わからないけど ずっと愛すと 云ってくれない あなたは冷たい人 あなたは冷たい人 |
傷心増田惠子 | 増田惠子 | 中山ラビ | 小椋佳 | | おさないしぐさがかわいいと あなたは耳にやさしくささやく くもりのち晴 春うらら じっとその気でいさせてほしい 同じおもいで抱いてほしい 知らない人のイニシャル はでなハンカチちらつかせ あなたはひとりで夏になる 電話のむこうできこえてる 鼻にかかった人の声はだれ はげしい山の通り雨 すこしはあわててほしいのに 夕立ちはこぶ風がなる さむい噂がながれこみ 絵本ひらいてなぐさめる わたしは黒い服を着る 季節がつくった筋立ては ひとり芝居の道化役 Come and go Come and go 拍手も待たずに幕になる 会えない人だとわかっても アルバムみればふたりの時だと かたいつぼみは水しぶき ひとりはなやぎしぼんでく 落葉は外で舞いあがる 二百十日はすぎて行き ほおずきだけが頬を染め あなたはきのうの人になる 季節がつくった筋立ては ひとり芝居の道化役 Come and go Come and go 拍手も待たずに幕になる |
らせん階段増田惠子 | 増田惠子 | 竹内まりや | 竹内まりや | | さっきから回転ドアの 回る数かぞえて 何度目にあなたの姿 見つかるのかしらと ロビーのすみで 胸はやらせる 3年ぶりの冬 チャコールのコートを選び 出かけて来たけれど 再会を祝う夜には 淋しい色かしら 自由を愛し だから別れた あれから 幾つもの 恋を抜け わかったことは ただひとつだけ 今でもあなたが 大好き 憧れやプライド捨てて 大人のクールさで こんな風に会える日のこと 夢に見ていたのよ 約束よりも 少し遅れて 近づく 懐かしい 微笑みが 型にはまった 挨拶なんて 必要じゃないと 言ってた 人生のらせん階段 またひとつ上がって 前よりもずっと素敵な 恋人になれるわ 恋人になれるわ |
アクトレス増田惠子 | 増田惠子 | 安井かずみ | 加藤和彦 | | メイクアップに 時間をかけて 砂色をした ドレスを着た スポットライトの 向こうに あなた いつもより 顔いろがわるい あなたと わたしの 舞台のフィナーレ ふたりで 演じた 恋のストーリー 人気のない 客席には 別れの 赤いバラ すじ書き通りに 話は進む ききとれないわ あなたの声 タバコを消して 立ちあがるのね レインコートを お忘れなく あなたと わたしの 舞台のフィナーレ 化粧にかくした 心は見せない カーテンコールの 拍手もなく 芝居の 幕は降りる あなたと わたしの 舞台のフィナーレ ふたりで 演じた 恋のストーリー 人気のない 客席には 別れの 赤いバラ |
55ページの悲しみ増田惠子 | 増田惠子 | 竹内まりや | 竹内まりや | | 留守番ついでに 部屋を片づけ始めた 机の上の本たち みんなほこりまみれ ふと手にした時 舞い落ちた手紙ひとつ あなたに宛てた きれいな文字に 心震えた いけないことだと 言いきかせてみたけど 二人の仲なら 許してくれるわ 疑惑に勝てずに 祈る気持ちで開けば 秘密の愛の言葉に 涙がにじんでいった 昨日の日付に 初めて知る裏切り こよなく愛した あなたは罪人 あなたに代われる 人も場所も見あたらず 何も知らない自分を 装うだけがすべて 手紙を戻した あの55ページには 気づかれることのない 悲しみが眠っている |
女優増田惠子 | 増田惠子 | 桑田佳祐 | 桑田佳祐 | | 下積みも女優の稼業 恋に疲れた役どころ セリフ回しも無いほどに ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー 飲み暮れた裏方苦業 水のかわりに酒びたり 化粧どうらん肌に荒れ ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー 夢に見た晴れ姿を 舞台のソデに思う ひとり寝が身にしむ夜 稽古場 一丁羅 世の中のはじこに漂う よたり女が生きる道 その他大勢の役ひとつ ヘイ・ヘイ・ホー ヘイ・ヘイ・ホー 緞帳の影じゃないとこで お客の顔が見たい ズラかぶり舞う時を 思えば 一丁羅 |
FU・RI・NE増田惠子 | 増田惠子 | 裕美 | 都志見隆 | | FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は 密やかに ハートのボリューム上げて 抱き合う仲 FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に 野暮な道徳は必要ないわ 一晩くらいは あいさつがわり Theory 崩した 出会いは偶然 3つの季節を 漂わされて Jealousy だけ教えられた My Heart 時間を気にする あなたの背中包みたい 淫らな色したパフュームで 素顔のままで 踊り明かす all night 見抜いてよ Darling 強がってるだけ FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は 秘め事にそっとチャンネル合わせ あなたを待つ FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に 一晩熟して心は熟れて 真紅のマニキュア 髪にからませ 酔えば感じるわ うなじへの Kiss あなたの吸いがら くわえてみれば 電話の Bell ナイフに変わるわ アナログ仕立てで 燃え上がる恋の目盛りは 一秒刻みの はかない Pillow Talk バンプカラーの ブラインド降ろすわ 気付いてよ Darling 一人が恐い FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋は フレーム外してとまどい消して 抱き合う関係(なか) FuRiNe FuRiNe FuRiNe な恋に 熱い夢ひとつ お似合いじゃない |