気球にのって矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | 気球にのって 舞いあがれ 未練の綱を 断ちきって 二度ともどって 来れないように さよなら 沈む雲に 手をのばし 少しちぎって 食べたなら 雨が追いかけて 来ぬうちに さよなら 雷 竜巻 サイクロン カサブランカまで あと少し たまにゃ思いだす あの人だけど ―サヨナラ― |
電話線矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | 細い声をのせた電話線は 夢中で空を かけてゆくの やまぶき色の気流にのって すみれ色の湖をこえて あなたの耳へ どんなに遠くはなれていても 私の心は ついてゆく あなたを守るため あなたをつつむため 微笑んでもらうため あなたの耳へ 舞いおちた涙をかき集めて 手のひらにのせて 私にください そのかわり 暖かな歌を うたって あげるから どこかに置き忘れた言葉を つなぎとめる 鍵をなくし とびうお色の雲の中を探しつづけ あなただけに歌う あなたの耳へ くだけ散った夢のかけらは 少しづつ 集めていきましょう アネモネ色の光はなち くちなしのにおい まき散らして あなたの耳へ |
丘を越えて矢野顕子 | 矢野顕子 | 島田芳文 | 古賀政男 | | 丘を越えて行こうよ 真澄の空は朗らかに 晴れて楽しい心 鳴るは胸の血潮よ たたえよ我が青春を いざ行け はるか希望の 丘を越えて 丘を越えて行こうよ 小春の空はうららかに 澄みてうれしい心 わくは胸の泉よ たたえよ我が青春を いざきけ 遠く希望の 鐘は鳴るよ |
行け 柳田矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | さぁさ そろそろ 始まる時間 コップ片手に ラジオの前へ さぁさ そろそろ 仕事もやめて 今日のオーダー どんなかな? 行け柳田 行け柳田 行け柳田 行け長嶋 行けよみうり ジャイアンツ 一番柴田 二番に高田 三番張本 四番王 五番柳田 六番土井 七番河埜に 八番吉田 行け柳田 行け柳田 行け柳田 行け長嶋 行けよみうり ジャイアンツ グラウンドは 滝つぼに 一塁側は お祭り騒ぎ 王貞治 打てば 打てば ダッグアウトは 火の玉に 行け柳田 行け柳田 行け柳田 行け長嶋 行けよみうり ジャイアンツ さぁさ そろそろ チャンス到来 ツーアウト満塁 出番はあなたよ 初級打ちなんか だめだめよ 待てば 海路の どまんなか 行け柳田 行け柳田 行け柳田 行け長嶋 行けよみうり ジャイアンツ グラウンドは 滝つぼに 一塁側は お祭り騒ぎ 王貞治 打てば 打てば ダッグアウトは 火の玉に 行け柳田 行け柳田 行け柳田 行け長嶋 行けよみうり ジャイアンツ |
昨日はもう矢野顕子 | 矢野顕子 | 石川セリ | 矢野顕子 | | 昨日はもう きれてしまった けい光燈 もう使えない あとはすてるだけ それは新幹線の レールの上 つぎつぎと景色は 消えてゆく ふしぎな速さで 速さで 昨日はもう 何年も前のカレンダー もう用もない あとはかえるだけ それは 飛行機で 雲の上 つぎつぎと時差は やってくる ふしぎなサイクルで サイクルで ―――このサイクルの中 大好きな人と 走りぬけてしまいたい――― 今日はもう わけもない常備薬 ただ飲みほし 一日が終る それは 365の数の中 つぎつぎとチャンスは くり返す ふしぎな気分で 気分で |
ト・キ・メ・キ矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | とんぼもくるよ てんとう虫もくるよ みみずもくるよ かめ虫もくるよ ~~~蚊もくるよ ~~~蛾もくるよ みんなくるよ みんなみんなおいで きりんもくるよ 象さんもくるよ 白馬もくるよ 縞馬もくるよ 犬も猫もくるよ レッサーパンダもくるよ みんなくるよ みんなみんなおいで ト・キ・メ・キの時がくる ト・キ・メ・キの声がきこえる ト・キ・メ・キの時がくる ト・キ・メ・キの声がきこえる 集まれ集まれ集まれ! いいものみつけた みんなに知らせよ いいものみつけた みんなで見てみよ いいものみつけた みんなで聞いてみよ いいものみつけた みんなみんなおいで WHY DON'T YOU COMR & GET IT? |
ひとつだけ矢野顕子+TIN PAN | 矢野顕子+TIN PAN | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | 欲しいものはたくさんあるの きらめく星くずの指輪 寄せる波で組み立てた椅子 世界中の花 集めつくる オーデコロン けれども今気がついたこと とっても大切なこと 欲しいものはただひとつだけ あなたの心の 白い扉 ひらく鍵 離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの ねぇおねがい 悲しい気分の時も わたしのこと すぐに呼びだしてほしいの ねぇ おねがい 楽しいことはほかにもある 満月の下のパーティ テニスコートを駆けまわる 選びぬいたもの 集めつくる 中華料理 けれども今気がついたこと とっても大切なこと 一番楽しいことは あなたの口から あなたの夢 きくこと 離れている時でも わたしのこと 忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい 悲しい気分の時も わたしのこと すぐに呼びだしてほしいの ねぇ おねがい |
ごはんができたよ矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | ごはんができたよって かあさんの叫ぶ声 ボールが見えなくなった とうさんも帰る頃さ 楽しかったよ きょうも うれしかったんだ きょうも ちょっぴり泣いたけど こんなに元気さ 楽しかったよ きょうも うれしかったんだ きょうも ちょっぴり泣いたけど こんなに元気さ 八百屋のみいちゃんにも お医者さんちのあっこちゃんにも 静かに夜は来る みんなの上に来る 甘ったれのふうちゃんにも 鼻ったれのかずちゃんにも 静かに夜は来る みんなの上に来る ごはんができたよって かあさんの声がなつかしい 怒られてばかりいたけど とうさんも元気かしら 淋しかったんだ きょうも 悲しかったのさ きょうも ちょっぴり笑ったけど それが何になるのさ 淋しかったんだ きょうも 悲しかったのさ きょうも ちょっぴり笑ったけど それが何になるのさ 義なるものの上にも 不義なる者の上にも 静かに夜は来る みんなの上に来る いい人の上にも 悪い人の上にも 静かに夜は来る みんなの上に来る つらいことばかりあるなら 帰って帰っておいで 泣きたいことばかりなら 帰って帰っておいで |
在広東少年矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | 黒い瞳の中に 赤い花が咲いて 黒い瞳の中に 黄色い風が吹く 黒い瞳の中に 海の水が揺れて 黒い瞳の中に 白い壁が崩れる おまえはほほえむ わたしにむかってほほえむ 目が見えないわたしに ふくらんだ指の中に 電話のベルが鳴り ふくらんだ指の中に ジェット機が墜ちる おまえはうたう わたしにむかってうたう 耳がこわれたわたしに おまえはほほえむ わたしにむかってほほえむ 目が見えないわたしに |
ただいま矢野顕子 | 矢野顕子 | 糸井重里 | 矢野顕子 | | ひとりの部屋は夕方はまっくら いやだな誰もいないから いやだな 階段から手を振り駆け足してみたいね テレビの角力の音とか聞きながらね 片手に夕刊つかんでKISSしたいな あわてて転んであなたに笑われたい ニャンニャンニャニャニャンニャンニャン にぎやかにして ワンワンワワワンワンワン むかえに来てよ みんなただいま むかえにおいで みんなただいま 返事がないね いつ頃かしらただいまを忘れた 自分の声が夕暮に盗られた 花束でもケーキやお茶でもひとりぶんで ピアノを弾くのも邪魔するひともいない ほんとはわがまま気ままが大好きでも 時にはあの頃みたいにケンカしたい ニャンニャンニャニャニャンニャンニャン 迷い子の仔猫 ワンワンワワワンワンワン 迷い子の仔犬 みんなでおいで ふざけにおいで みんなただいま ずいぶん待った? ニャンニャンニャニャニャンニャンニャン 泥足のまま ワンワンワワワンワンワン 走っておいで おいしいものもたくさんあるよ みんなただいま むかえに来てよ |
春咲小紅矢野顕子 | 矢野顕子 | 糸井重里 | 矢野顕子 | | ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね わたしのココロ ふわふわ舞い上がる いつ咲くかしらと 待ちぼうけ 指折り数えて いたかしら お返事出します 微笑みの どこかにボチッと 赤い色 わたしに逢えばわかります 自分で言うのも ヘンだけど 今日はなんだかキレイです ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね 陽だまりかげろう ユラユラ 春の夢 ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね ガラスの花びん キラキラ 午後の星 春夏秋冬 そして春 やさしいあなたを 見つめてた お返事遅れてごめんなさい 窓の景色も とりかえて あなたがくるのを待ってます 自分で言うのも ヘンだけど 今日はなんだかいじらしい ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね 思い出回る くるくる かざぐるま ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね わたしのココロ ふわふわ 舞い上がる ほら 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね わたしのココロ ひらひら 踊ってる |
ROSE GARDEN矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | これに終りがあるものだから だもんで たいせつなわけであります今が これが枯れるときがきますので そしたら ひとつ残らずかたづけなくちゃきれいに バラ園はこちらのバラ園は 手入れよく育ちよく バラ園はわたしのバラ園は 肥料よく色香よく 観てくれる人がひとりでもいれば ために 花を咲かせるバラがいとしい これを育てはぐくむ人 それは ひろいひろい世界中にいるあなた バラ園はこちらのバラ園は 手入れよく育ちよく バラ園はわたしのバラ園は 肥料よく色香よく |
愛がなくちゃね矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子・PETER BARAKAN | 矢野顕子 | | どんなことからはじまるのかしら? 愛だの恋だのそんなようなもの みんな夢中 そればかり 恋人がいなけりゃ仲間はずれ みんな 毎日 おなじこと話す 同じ服きて同じテレビみて やさしそうな男の子 甘いささやき うらやましくないわけじゃないけど 目のまえ ごちそう並ぶ ここが がまんのしどころ So you've got to know there must be love やっぱり愛がなくちゃね The only time you come around is when things are wrong Is it just a sholder that you want from me to cry on It's like two people in a forest Walking hand in hand Talking very little Familiar story You're just playing I don't want to lose the real thing You're so slow How long do I have to want So you've got to know there must be love やっぱり愛がなくちゃね |
どんなときも どんなときも どんなときも矢野顕子 | 矢野顕子 | 糸井重里・矢野顕子 | 矢野顕子 | | すこしだけ 君は僕のもの またすこしだけ 君は僕のもの take it easy take it easy すこしだけ 君は ほほえんで またすこしだけ 僕に しあわせを take it easy take it easy 僕の君をのこしたい すこしだけ 君の哀しみを またすこしだけ 僕にあずけて take it easy take it easy すこしだけ 君は僕のもの またすこしだけ 君は僕のもの take it easy take it easy 僕の君をのこしたい どんなときも どんなときも どんなときも 君は すてきだよ どんなときも 君はすてきだよ |
ラーメンたべたい矢野顕子 | 矢野顕子 | Akiko Yano | Akiko Yano | | ラーメンたべたい ひとりでたべたい 熱いのたべたい ラーメンたべたい うまいのたべたい 今すぐたべたい チャーシューはいらない なるともいらない ぜいたくいわない けど けど……… ねぎはいれてね にんにくもいれて 山盛りいれて 男もつらいけど 女もつらいのよ 友達になれたらいいのに くたびれる毎日 話がしたいから 思いきり大きな字の手紙 読んでね となりにすわる 恋人達には目もくれずたべる わたしはわたしの ラーメンたべる 責任もってたべる 今度くるときゃ みんなでくるわ ばあちゃんもつれてくる けど けど……… 今はひとりで ひとりでたべたい ラーメンたべたい 男もつらいけど 女もつらいのよ 友達になれたらいいのに あきらめたくないの 泣きたくなるけれど わたしのこと どうぞ思いだしてね ラーメンたべたい ひとりでたべたい 熱いのたべたい ラーメンたべたい うまいのたべたい 今すぐたべたい |
GREENFIELDS矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | 矢野顕子 | | 昔はそこらに 穴があって 私もよく 落ちたものよ おいしいもんと まずいもん食べて 背は伸びる 眼は開く and then 心は冷える たんすの中 もういっぱいなのに 欲しい もっと欲しい でも本当は さびしい ほほえみの中 不きげんの中 うそつきの中 笑いとばそう あなたの名前 よばれるまで たくさんのこと いっぱいのこと 集めて 悲しみの中から 光る石をみつけたら みがいてそっと 新しい話 見知らぬ人と 話しはじめる 聞いたことのない 新しい話 私の耳は 光かがやき ひそやかな涙を ききわける Weary days have gone Won't be back again よく晴れた冬の朝 おじいちゃんがいて セーターの色に とびこむと “よくきたね。” ぶどう畑の向こう 今では私の新しい家 今度こそ私から “よくきたね。” 私の腕は 黄金となり 私達の愛を 押し広げる Weary days have gone Won't be back again Talk about and talk about Talk about the greenfields Hear me now and hear me now Here me have the greenfields |