ジョニーの子守唄アリス | アリス | 谷村新司 | 堀内孝雄 | 石川鷹彦 | 束の間の淋しさ うずめるために 君の歌声を聞いていた せまいホールの壁にもたれて 君の動きを追いかけていた 飛び散る汗と煙の中に あの頃の俺がいた オーオージョニー 君は今 オージョニー どこにいるのか 時間つぶしの店の片隅 ふと聞こえてきた君の唄 コーヒーカップを持つ手がふいに ふるえ出したのが恥ずかしくて 子供が出来た今でさえ あの頃は忘れない オーオージョニー 君だけが オージョニー 俺の思い出 風の噂で聞いたけど 君はまだ燃えていると オーオージョニー それだけが オージョニー ただ嬉しくて |
センチメンタル・ブルースアリス | アリス | 谷村新司 | 矢沢透 | | Lu……Sentimental Blues in the night Lu……Sentimental Blues in the night 少し猫背のやせたあいつが すてた煙草の火は 季節はずれの祭りのような 変な淋しさがある さめた顔して深刻ぶって Take it eazy, Take it eazy will you! これがいつもの二人の口ぐせだった それが今夜は何故だからしくもないぜ どうかしたのかまさか女に ふられたわけじゃなし 俺でよければ少しぐらいは 愚痴でも言えばいい 逃げた女はいつもあばずれ Take it eazy, Take it eazy will you! 酒でも飲むなら朝までつき合うつもり 俺も今夜はおんなじ負け犬なんだよ Lu……Sentimental Blues in the night Lu……Sentimental Blues in the night |
つむじ風アリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | | 駆けてこい そしてひざまづけ 誘惑に濡れた口びるを 受けとめてあげる 今夜だけ 抱きしめて二人 溶けてゆく やがては 落ちてゆくのなら 受け止めてあげる 今夜こそ 自分の影がみえるなら 熱い心で立ちむかえ さあ恐れるな 取りもどせ命を 駆けてゆけ 暗闇へ ふるえるその手を握りしめ 吹き抜けろ 赤いつむじ風 人並に生きる つもりなら そんなに苦しむこともない 引き返すならば 今夜だけ 情熱を秘めた叫びなら 心の底に燃えたぎる 炎をみせろ 今夜こそ 自分の影が みえるなら 熱い心で 立ちむかえ さあ恐れるな 取りもどせ命を 駆けてゆけ 暗闇へ ふるえるその手を握りしめ 吹き抜けろ 赤いつむじ風 |
フィーネアリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | | 肩が寒くて一人ではいられない 話し相手は誰でも良かったけれど かけなれたダイヤル回しても 虚しいコールが響くだけ 出来ることなら今すぐに 電話のむこうでたった一言 これが最後の貴方への無理だから 少しは叶えて下さいな 夜が恐くて一人では眠れない 学生時代は恐ろしいものもなく こんな明日があるなんて 人生なんてわからない 遠ざかる意識のその中に 悔しいけれどもいるのは貴方 忘れかけてたあの時のぬくもりを 少しは私に下さいな どんな明日があるのやら 人生なんてわからない 遠ざかる意識のその中で それでも私は笑っていたい 電話のベルは貴方を呼びつづける そっとつぶやく夢をありがとう |
君よ涙でふりかえれアリス | アリス | 谷村新司 | 堀内孝雄 | 石川鷹彦 | 夜明け真近の表通り 故郷すてる淋しさか 駅に向って歩き出せば 尚さら心が重くなる 学生時代にあの人と 歩き続けたこの道を 今は一人で踏みしめる さらば父母 さらば友よ このたばこ屋の裏路地で 母に叱られ泣いたこと 父に連れられはじめての 映画に行った時のこと 少年時代の鮮やかな 想い出達をふりきって 出てゆく今朝の白い息 さらば父母 さらば友よ 部屋に残した一枚の 紙きれだけで返せない 恩を涙でふりかえる 生きて二度とは逢うまいぞ |
チャンピオンアリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | 石川鷹彦 | つかみかけた 熱い腕を 振りほどいて 君は出てゆく わずかに震える 白いガウンに君の 年老いた 悲しみを見た リングに向かう 長い廊下で 何故だか急に 君は立ち止まり ふりむきざまに 俺に こぶしを見せて 寂しそうに 笑った やがてリングと拍手の渦が 一人の男をのみこんで行った (You're King of Kings) 立ち上がれ もう一度その足で 立ち上がれ 命の炎を燃やせ 君はついに立ち上がった 血に染まった赤いマットに わずかに聞いた君の両目に光る 涙が 何かを語った 獣のように 挑戦者は おそいかかる 若い力で やがて君は 静かに倒れて落ちた 疲れて眠れるように わずかばかりの意識の中で 君は何を考えたのか (You're King of Kings) 立たないで もうそれで充分だ おお神よ 彼を救いたまえ ロッカールームの ベンチで君は きれたくちびるで そっとつぶやいた (You're King of Kings) 帰れるんだ これでただの男に 帰れるんだ これで帰れるんだ Oh ライ ラ ライ ラ ライ ラ ライ |
夢去りし街角アリス | アリス | 谷村新司 | 堀内孝雄 | 石川鷹彦 | もう泣かないで 悲しまないで 折れるほど抱きしめてみても もうもどらない あの日あの時 かけがえのない 季節だった 町には家路を急ぐ人が 足早に 目を伏せて 安らぎ求めて もう行かなくちゃ 辛くなるから 最後の言葉だ ありがとう 愛の喜び 夢に描いて 傷ついて涙も涸れて 気がついた時 笑うことさえ 忘れてた 自分に気づいた 町には夕暮れがしのびおりる 肩よせ歩いても 心は淋しい もう行かなくちゃ 辛くなるから 最後の言葉だ ありがとう 出会いと別れの中で人は 運命(さだめ)に立向かう勇気をみつける もう行かなくちゃ 辛くなるから 最後の言葉だ ありがとう 最後の言葉だ ありがとう 最後の言葉だ ありがとう |
逃亡者アリス | アリス | 谷村新司 | 矢沢透 | | 車乗り捨て 砂漠横切り たどり着いたぜ North of border あと1マイル逃げ切れたなら オサラバ サラバ ハイウェイ・パトロール 浴びる程の酒を飲み 酒場女とバカ騒ぎ たまらないぜ とても Oh Lord, please help me! 女はやっぱりメキシコ 酒ならやっぱりテキーラ 聞こえてきそうだ ホラ・ホラ・ホラ シュリト・リンド! 鉛の靴をはいてるみたい もう歩けない 疲れたぜ 肌を焼くよな 赤い太陽 風は乾いた 地獄のララバイ 近づいてくる 近づいてくる 近づいてくる Hell Angels 腹はへるし 目はかすむ 地球がグルグル回る 逃げ切れない とても Oh Lord, please help me! 女はやっぱりメキシコ 酒ならやっぱりテキーラ 聞こえてきそうだ ホラ・ホラ・ホラ シュリト・リンド! 鉛の靴をはいてるみたい もう歩けない 疲れたぜ 腹はへるし 目はかすむ 地球がグルグル回る 逃げ切れない とても Oh Lord, please help me! 女はやっぱりメキシコ 酒ならやっぱりテキーラ 聞こえてきそうだ ホラ・ホラ・ホラ シュリト・リンド! |
Wild Wind−野生の疾風−アリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | | 墓場に向う獣よ 悔いはないか それを運命とあきらめるか Do it now Wow Wa- Do it now Wow Wa- 最後のチャンスに賭けてみろ 叫べ! hey hey hey 叫べ! hey hey hey 叫べ! 臆病すぎた獣よ 爪を磨け 翼拡げて 舞い上がれ 今 Do it now Wow Wa- Do it now Wow Wa- 野性の嵐が吹く如く 叫べ! hey hey hey 叫べ! hey hey hey 叫べ!(all right now) 黄色くかすむ地平はいつも見ていた 人間達の身勝手なゲームを Do it now Wow Wa- Do it now Wow Wa- 銃にはその牙で挑みかかれ 走れ! hey hey hey 走れ! hey hey hey 走れ! |
未青年アリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | | 二十歳にならねば 許されない 恋とはそんなに難しいか 二十歳になるまで 待てるならば 誰がこんなに生き急ぐ 息がきれるほど 駈けてみろ 胸が裂けるほど 泣いてみろ それでも 心が 寂しいのは 過ぎゆく若さのせいじゃない 二十歳を過ぎれば 少しずつ 笑顔と涙を忘れかけ 二十歳を過ぎれば それだけで 哀しい目をした人になる 息がきれるほど 駈けてみろ 胸が裂けるほど 泣いてみろ それでも 心が 寂しいのは 過ぎゆく若さのせいじゃない 息がきれるほど 駈けてみて 胸が裂けるほど 泣いてみた それでも 心が 寂しいのは 過ぎゆく若さのせいじゃない |
秋止符アリス | アリス | 谷村新司 | 堀内孝雄 | 石川鷹彦 | 左ききのあなたの手紙 右手でなぞって真似てみる いくら書いても埋めつくせない 白紙の行が そこにある 友情なんて呼べるほど 綺麗事で済むような 男と女じゃないことなど うすうす感じていたけれど あの夏の日がなかったら 楽しい日々が続いたのに 今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな そんな気がして 夢を両手に都会(まち)に出て 何も掴めず帰るけど やさしさの扉を開ける鍵は 眠れない夜が そっと教えた 心も体も開きあい それから始まるものがある それを愛とは言わないけれど それを愛とは言えないけれど あの夏の日がなかったら 楽しい日々が続いたのに 今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな そんな気がして 春の嵐が来る前に 暖かい風が吹く前に 重いコートは脱ぎすてなければ 歩けないような そんな気がして |
美しき絆 〜ハンド・イン・ハンド〜アリス | アリス | 谷村新司 | 谷村新司 | | 時はいつの日も 美しき絆を 知らず知らずのうちに 壊してく せめてこのときに 燃える心で つないだこの手を握り 叫びたい やがて滅びゆく この世のものたちに 捧げる 愛の唄を 風に向かえ 力の限り 今が熱い涙を流すとき Hand in Hand Hand in Hand 遅くはないさ Hand in Hand Hand in Hand 歩き出そう 人はいつの日も 幸せ求めて 空を見上げることを 知るように きっといつの日か 気づかぬうちに 心がひらいてゆくと 信じたい やがて滅びゆく 愛すべき人たちよ あなたを 忘れはしない 風に向かえ 力の限り 今が熱い涙を流すとき Hand in Hand Hand in Hand 夢ではないさ Hand in Hand Hand in Hand 歩き出そう Hand in Hand Hand in Hand 夢ではないさ Hand in Hand Hand in Hand We are not alone |