Laundry LightingThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 目の奥に映る想像と空虚な耳鳴り 回り続ける槽と思考はもう泡のようで 宛てもなく膨らんで やがて張り裂けてゆく 取り留めのない日々と甘く苦い蜜の香り 踊らされるように踊ってしまいたい 振り返る姿勢が あまりに綺麗だから 波打つ白色が頭の隅を 泳いでいくように溺れてしまう気分 ただここで待つよ 指先で触れる表情と数歩の足踏み 辺りを囲む灯は魔法のようなコントラスト 夜を食べ肥大して やがて朝に溶けだす 塗り替えられる日々に赤く濁る水を垂らし 踊らされるように踊ってしまいたい 照り付ける微生な明かりに誘われて 澄み切る白色が身体の淵を 満たしていくように溢れてしまう気分 ただここで待つよ |
SomewhereThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | その角を曲がったら いつか2人で歩いた道 その坂を下ったら いつか2人で暮らした家 4階の小窓からは過ぎ行く春の光が見える ちょっとだけ背伸びして夏が来る方へと手を伸ばす 曖昧な夢の中 正解を探したよ 何処かにあるような気がしていたんだっけ 太陽が照り付けて想像は消えてゆく あまりにも残酷な光の優しさに焼かれて その夜が更ける頃 いつも1人で帰りを待ち その夢が覚める頃 いつも1人で過ごした街 後悔をしてるからさ今更何も言えないけど そっとただ嘯いて風が吹く方へと手を振る 曖昧な夢の中 正解を探したよ 何処かにあるような気がしていたんだっけ 太陽が照り付けて想像は消えてゆく あまりにも残酷な光の優しさにやられて |
1994The Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 生まれた日のこと覚えているよ やけに晴れた金曜日 喧噪の中に吐き出されて 閉じた耳で聴いた 不安を駆り立てるような眼と話しかける表情 感覚はすでに宙を舞って その先まで見ていた 愛や希望 その類い 結局は灰になるもの 賽を振り繰り返す 1994 そこから 瞬間のループ 積みあがっていく 忘れた振りで逃げる 空白が埋まる 思い出してみよう 生まれた日から ここまで 愛や希望 その類い 結局は灰になるもの 賽を振り繰り返す 1994 そこから |
DievingThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 燃えた後 灰の落ちた床と錆びた過去 焦げた跡 空間に溶けて醒めた魔法 染まっているようで滲んでいる 止まっているようで軋んでいる いつか訪れるラスト 急がないのならワースト 息が途切れたのとジャスト 未だに竦んだ足で走れる? 生活と計画の中で溺れるなら 併殺か贅沢か今は飛び込むよ 溜まっているようで溢れている 填まっているようで擦れている いつか訪れるラスト 急がないのならワースト 息が途切れたのとジャスト 未だに竦んだ足で走れる? |
InterloperThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 中まで覗きたい その奥にある真相と 訳のない暮らしと 膨らみ過ぎた妄想と 瞬間の延長 今日さえ昨日になる 目を閉じて息を止めて潜ればもう 感覚は羽を持った 朝まで届きそう その果てにある信号と 枷をはめた足と 辻褄だけの結合と 瞬間の延長 今日さえ昨日になる 目を閉じて息を止めて潜ればもう 感覚は羽を持ち感触は手に残った |
BonfireThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 取り合った手と手を繋いで輪になって火を囲もう ゆっくりとダンスをするんだ 火が消えてしまわないように 陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 溶けあった木と木を眺めて弧を描いて目を閉じよう そっくりのシーンを見たんだ 火が消えてしまわないように 陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 歌う踊る夢のような魔法だった 永遠にこのままで終わらないで 火が消えて朝が来た 取り合った手と手を繋いで輪になって火を囲もう ゆっくりとダンスをするんだ 火が消えてしまわないように 陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 歌う踊る夢のような魔法だった 永遠にこのままで終わらないで 火が消えて朝が来た 残像残して風は吹き花は散り その瞬間はあまりに美しく 暗闇を照らして胸さえも焦がすような 立ち昇る光に視界を奪われたまま 火が消えてしまわないように 陽が暮れた薄明りのなかで ひび割れた薪を並べて 歌う踊る夢のような魔法だった 永遠にこのままで終わらないで 火が消えて朝が来た |
Coastal HillThe Skateboard Kids | The Skateboard Kids | Hayato Hioki | The Skateboard Kids | | 駆けだすよその先へ 履き潰した靴は脱いで冷たい地面を蹴った 見下ろした丘の上 届きそうな水平線 振り向いたら きっと進めない 知っている 鳴り止むことのない鼓動 途切れることのない創造 この目に映ったものが全て 待っている 身体が動き出す予感 言葉が溢れだす壮観 この手に残ったものは捨てて行こう 触れて 見てよ その手と目とで 連れていくよ 裸足のままで どこまでも遠い あの海の向こうへ 知っている 鳴り止むことのない鼓動 途切れることのない創造 身体が動き出す予感 言葉が溢れだす壮観 |