ヒグチアイ「百六十度」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
誰かの幸せは僕の不幸せヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ最近のニュースに触発された偽善者みたいなやつらが 140字以内でまとめようとした残骸が通り過ぎていく お前は一体誰なんだい?自分のようで自分じゃない 結局のところ枠の外からのぞく傍観者  そいつらを全部排除しろ 名前を出せ 顔を晒せ そういったやつらは笑ってる 誰一人もれなく笑ってる 冷静なふりして熱くて そのくせ強がったふりして 結局のところ枠の外はたださみしいんだ  誰かが端にならなきゃ みんなの幸せの余りさ 誰かが橋にならなきゃ 犠牲はしょうがない 誰かが 自分以外の誰かが  誰かの幸せは僕の不幸せで 誰かの不幸せは僕の幸せで わかりあえないなあ わかちあえないなあ 幸せの裏にはいつでも手招く悪魔がいる よく見ればそいつはこないだの僕だ  考えてみたんだ すべての人がつながる術を 両手を広げて 隣の人と手を繋ぐんだ でも駄目だったんだ 大切な人を 守るため 抱きしめるため 片方の手はその人のために 僕らはとても弱い  誰かの幸せは僕の不幸せで 誰かの不幸せは僕の幸せで わかりあえないなあ わかちあえないなあ だけどわかりあいたいなあ わかちあいたいなあ
猛暑ですヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ「なにしてんの?」「お風呂入ってるの」 「なら写真送ってよ」「なにバカなこと言っちゃってんの」 「会いたいな」「わたしも、会いたい」 大人になっても キラキラ恋してた  エレベーターで こっそりキスをする 人に言えない 秘密の夜を過ごしたり 別れたあとで すぐ電話しても しゃべりたりない ランラン恋してた  12時過ぎてから 何回も電話してるけど 繋がんない ひっくり返してる iPhoneを想像して 胸ぎゅっとなる  扇風機返してよ 車で返しに来てよ エアコン高いよ 絶対7月乗り越えたいよ 汗が伝う太ももに 暑いよロングスカート 30度超えたらもう猛暑です 猛暑です ハッピーエンドはドラマの中だけ 中だけ  たまの休みは お弁当作って 卵焼きは甘いの シュウマイは絶対?(絶対!) たまの出張は ご褒美みたい 二人好き同士なら 全然恋のスパイス  段々離れてく 君から好きになった 責任とって 一度踏み入れたら 毎分毎秒細胞侵食 止まんない  扇風機返してよ そのまま車でしようよ 好きなの知ってるよ 全部見せちゃったの失敗だった 神様は信じてる あたし悪い子だから 大切にされないのはしょうがない しょうがない  君を想ってたら ツンとする鼻の奥 こころがあるのかな 窓開けたら夏 お祭りだって行こう 約束指切った  扇風機返してよ 返さなくたっていいよ 会えたらなんだっていいよ とりあえず話しがしたいよ 無視してる連絡は そのまま無視していいよ 30度超えたらもう猛暑です 猛暑です 君に会えないまま 猛暑です 猛暑です ハッピーエンドはドラマの中だけ 中だけ
ぼくとおばあさんヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイぼく あなたと いきてこれてよかった もうあえないこと わかってるよ  さみしいと言えば 困らせてしまうかな さみしくないと言えば さみしい想いさせるかな  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  ぼく あなたと いきてこれてよかった もうあえないけど わすれないよ  どこかへ行くの? 素敵なところかな あなたの大好きな 菜の花咲いてるかな  新しく買ってくれた服よりも あなたのほつれたセーターが好き 知らない街へ旅をするよりも 編み物するあなたの横が好き  あなたが呼んでくれた名前より ぼくはあなたを呼んでいたんだ 雨の日も 風の日も 晴れの日も  あなたが毎日手を合わせて ななめ上の方を見ていた その場所にいる優しい人の笑顔 会えるだろうか 会えていてほしいな  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  一番 最初の幸せくれたあなたに 一番 最後の幸せあげたい  幸せあげたい
さっちゃんヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ幼馴染みのしょうちゃん 今度結婚するんだってさ チクッとさされた 胸の痛みに笑えた 小さな声で「おめでとう」涙が出た  明日友達のちいちゃんと 新幹線に乗って帰る 大好きなバナナも 喉につまる想いがした もう一度「おめでとう」笑って言わなくちゃ  慣れない服と席と匂い 大人びた彼の隣にいるのは背の高い綺麗な人 さっちゃんはね ずっと言えなかった 大好きです、と 言えなかった 目と目が合えばあの頃のように 笑ってくれるかな  転校することが 決まって最初に言ったのは 面倒みてくれた お兄ちゃんみたいなしょうちゃん  背も伸びて身体も 男らしく変わってしまったなぁ でも笑うと目尻が 下がるのだけは変わらない やっぱ言えない「おめでとう」弱虫  ねぇ知ってた?ってちいちゃん 「あなたがいなくなって 一番寂しがってたのはしょうちゃんであなたが初恋の人」  さっちゃんはね ずっと言いたかった 大好きです、と 言いたかった 離ればなれは辛かったけど 君の笑顔 思い出してたよ  さっちゃんはね 伝えることができた 本当の気持ち じゃなくておめでとう 彼は笑ってあの頃のように 頭を撫でて「大きくなったなぁ」  それだけで笑えたんだ
衝動ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ簡単なことばかり質問しないで 勇敢であれよ青年 柔軟な脳みそ働かせたいよ 細胞がうずく衝動  先がない後がない 八方塞がり 四面、楚歌が聞こえる 年をとる以上の速さで 邁進して参ります  壊れたブレーキ 気付いてるのに 急速発進止まんない 何も見ないで振り返らないで 手招く甘い誘惑 点滅してる エンプティー 途中休憩はない すいも甘いも なんにも感じないこの頃  感情論 いつかは枯れてしまうよ 哀愁で補う晩年  道がない 跡がない 吉報 君だけじゃない大丈夫さ 舐め合う傷なら とっくの昔に治ってるはず  華やいでいた 青春10代 誰かのレールを辿って 自由を知って 不自由になった 何も特別じゃなかった 点滅してる信号 鳥はもう鳴いてない 進む進まない 選択 正解 わかんない  先がない後がない 八方塞がり 四面、楚歌が聞こえる 可能性って言葉で逃げた日々 あの街に捨てたはず  壊したブレーキ 必要ないし 踏み込むアクセルだけでいい 何も見ないで 振り返らないで 過去も悔いもただの残像 点滅してるエンプティー 針は右に回る 止められない 鼓動を聞いて  壊れたブレーキ 最終ステージ クリアしたって続いてる まだ先あるって たどり着いたって 胸の高鳴りを信じて 光り続けるエンプティー ぎりぎりで生きてる 進め 衝動が尽きるその日まで
恋人よヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ恋人よ 二度と言わない だからお願い ゲームをやめて さよならは一度きりなの とけない魔法 かけてしまうの  道で眠るあなたを起こして 始発を待つ駅のホーム 見た朝焼け わたし以外あなたを愛せない 望んでいた ただそれだけ  恋人よ 帰らなくても うわさきいても 一緒にいたわ 「優しいね」言われる度に あなた許した それが間違い  捨てないで 惨めなわたし可哀想 嫌わないで こんなに尽くしてきたでしょう わたし以外わたしを守れない 誰のために 愛していた?  恋人よ 悪いのは誰? あなたとあの子? そうじゃないのよ 悲しいね 今さらわたしを好きになっても もう遅いのよ  恋人よ 二度と言わない だからお願い ちゃんと聞いて 愛してた 間違いじゃない だからわたしは決して言わない
ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ改札抜けたら 静かなバス停 濡れてるベンチと 裸の街路樹 終電間際のコンビニ盛況 眩しい光に喪服が映えるわ  たたんだ傘より 冷たい指先 雨粒舐めても 塩味しないね  路上でたむろう 若者は 同級生 一回りしたかしら あなたも わたしも 慣れないヒールで剥がれた絆創膏 裸足で歩いた 想像だけした  震える携帯 期待はしないの あなたの名前を 今でも消せない 聞こえる聞こえる湿った夜風に あなたの名前が 聞こえる 聞こえる あなたの名前を 今でも 呼んでる あなたの名前を 今でも 呼んでる
ハダノアレヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ点と点だけがぽつりぽつんと 光っては消えていくの 先に見えなくなったのはわたしのほう  ノート 切れ端「これからもずっと一緒にいようね」 かすんだ油性ペン 不器用なあなたらしいよ  NO と 言えなかった浮気性と 自己否定の盾に嫌悪 許す優しさより弱さが勝る  鏡の前 髪あげて 食べ過ぎたチョコレート思い出す  愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 十字切って祈ってる 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ あなたのことを想う  ぎゅっと抱きしめられた匂いを かすかな記憶と照らそう 似ても似つかない甘い甘い香り  目も合わせないかと思うと 急に熱くなる視線に 酔って 帰巣本能 あなたへ帰る  ローファーじゃ足りないよ 制服のスカート折り込んで  雑誌の後ろページ コンプレックス向き合い 12分の1の運命照らし合う 「想い続けることが大事 ラッキーアイテムは黄色いバンダナ」  愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 十字切って祈ってる 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ 愛し愛され振り振られ あなたのことを想う
アイカギヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ昨日君が出て行った 空っぽの隣の部屋 ポストの中 銀色の合鍵  こぼれ落ちる思い出は 壁や床にも散らばって 手が届かないときにはどうしたらいい? 眠れない夜はどうしたらいい?  帰ってきてよ なんて言えない この想い届かない ずるい人だわ あたしが君に染まって戻れないこと 知ってるくせに  「好きな人ができたんだ ごめん」と 裸のまま 君は涙 こぼしていたんだ  何も考えないように セミダブルベッド潜り込んで 幸せだけを描いて眠ろう 戻らない幸せは捨てなくちゃ  帰ってきてよ なんて言えない 一人きりのこの部屋は しみついた君のにおい消えない 紛れてる 一つしかない君の靴下 2人は世界の真ん中で 右や左も知らないままで だから君の行方も知らない 今日も厚い雲が空を覆ってる  帰ってきてよ なんて言えない この想い届かない ずるい人だわ あたしが君に染まって戻れないこと 知ってるくせに
シンプルヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ僕はいつも何かに迷っていた 朝着る服も食べるものも 体洗う順番も捨てるときも だから全部おんなじ物にしたんだ  それからというものシンプル イズ ベスト 持てない、のでなく、持たない、のだ いつか来るだろう大切なことだけは 時間をかけて選ぶんだ  好きなことだけ仕事にして 必要じゃないものは切り捨てて 一人になった 僕は誰に 必要とされるだろう  ある日素敵な人に出会ったんだ 向日葵のように笑う人だ すぐさま愛の告白 頷いた君 二人は幸せを誓ったんだ  ずっと一緒に歳を重ねてきて 僕の灯りがいよいよ消えるとき 振り返った 大切なことほどに すぐ答えが見えたんだ  君を愛して良かった
備忘録ヒグチアイヒグチアイヒグチアイヒグチアイ中学二年生の頃、変わったね、と言われて いじめられてからもう10年以上経ちますが 事故だと言い張れない傷に今も悩まされています 人に嫌われない術を身につけたかわりに自分のことを嫌いになって 押し殺した感情腐らせても捨てる場所はないのです 果てにたどり着いた処理場が「うた」でした  ちやほやされてできたものは19で消えた 身体切り刻んでできたものは今も宝石 天邪鬼でも高飛車でも好きになってくれた人 どうかどうか忘れないで  25になったら地元に帰ると言ったけど帰るような勇気はありません 評論家 会社員 に並ぶような冠名の前に自称とつく可能性の高さ 憧れは「pink」で描かれていた東京 染まれたら楽になれたでしょうか 「終電逃してタクシー」「有名人に会いました」 いつだって蚊帳の外 貯金なし恋人なし なのになぜかどこか安定しています  ちやほやされてできたものにすがっている 超えていくと誓ったものに近付けている なりたかった自分になれたくせに嫌いになった 矛盾だけが 風を吹かせます  人生かけて愛した人がいました 裏切られてもなお愛していました 鉛筆で書いた文字を指でこするように 誤魔化し諦める方法を覚えていました いつかのわたしが今のわたしを見たら なんて言うでしょうか?大人だって言うでしょうか? 好きになってくれた人しか好きになれないのは 自分のこと好きになれないから  誰かと生きることを生きる意味にしてたんだ 理由つけてあきらめて自分騙してたんだ なにも始めてない なにもやり遂げてないよな 1人になって気付く 孤独と夢はいつも共にあった  ちやほやされてできたものは19で消えた 身体切り刻んでできたものは今も宝石 天邪鬼でも高飛車でも愛してくれた人 どうか元気でいてほしい  愛していたやりたかった居たかった 欲しかった待っていた夢だった もう全部捨てた 全てを捨てたつもりで全てのおかげさま 背負わずとも背中を押す無数の手のひら どうか自分よ 忘れるな どうか自分よ 忘れるな
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