eve」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し

eve

一般生命論CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIANねえ あなた ちょっといいですか そんなに時間は取らせませんから 何となくどうしても僕は分からない事がひとつありまして いま僕の掌に僕とあなたの命があったとしまして これの価値どんだけあんの 5分で答えて よーい スタート  人類の歴史上それは飽きる事なく議題に上って 賢者達 権力者達 愚か者達の間でもずっと 「命とは何ぞや」と語り 話交わし 議論されても未だ 「価値とは自分次第」 それじゃなんとも御粗末 涙も出ないよ  西へ東へ 時に僕等はしょうもない嘘で またある時はほんの小さな慰めでいつも 北へ南へ なんと容易く騙される魂 存在の証明を求めて  今日も 明日も 過去も 未来も ふらふらふら  誰かの言葉だけじゃ 満たされない僕等は 命の使い道を 決められずに彷徨った さあ今 眼を見開け 答えを出せ 借り物じゃない呼吸で  何時だってイチモツ抱えて 顔で笑って拳握って 「あの野郎いつかぶん殴る」 今日じゃない それは今日じゃないけれど 僕等の生活はそんな 懺悔と殺意と勘違いの上 キレそうな血管堪えて配慮する価値があると信じて  右へ左へ ある時それは宝だと呼ばれ またある時は何の躊躇も無くゴミと呼ばれ 前へ後ろへ なんと不確定な人の魂 絶対の価値を求めて 今日も 明日も 過去も 未来も へらへらへら  誰かの言葉だけじゃ 満たされない僕等は 命を傷付けて 命があることを知って その手で触れたものの 温かさが 僕らを曖昧にした  失って 取り返して 失って 失って 失って 正解も 間違いも 別の視点から見たら同じで どうとでも言えるよ この世界の全ては 盲目的に信じろよ 自分には価値があると  誰かの言葉だけじゃ 満たされない僕等は 命の使い道を 決められずに彷徨った さあ今 眼を見開け 答えを出せ 借り物じゃない呼吸で
残り物の羊CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN病的に清潔な牧場の檻の一番奥で 羊は震えていた 顔中に脂汗浮かべて 「ああ次は俺の番だ きっともうすぐに声が掛かって 先に行ったあいつらと 同じ所へ行くのさ」  しかし彼の予想に反して 呼ばれてくのは何故か別の奴ばかり 待てよ もしや まさかとは思うが 俺は最初(はな)から 必要とされていないのか  残り物の羊は ずっと名前を呼ばれない 悲しそうにしてみたり あるいは当たり散らしたり 心配ないよ いつかは 皆呼ばれて行くんだよ 連れて行かれる先は 何処だか分かりゃしないが  病的に清潔な牧場の檻の一番奥で 羊は願っていた こんな日が続けばって 「ああ俺はどこへだって 行きたくない どうか放っといてくれ」 気付いた頃には 檻の中はひとりだけ  弱々しく 鳴き声を上げる 頭の中で トライアンドエラー繰り返す いっそもう 狂った振りして 飼育員 噛み殺す したら出られるのか?  残り物の羊は ずっと誰かに怯えてる 癇癪起こしたり あるいは泣き叫んだり 大丈夫だって いつかは きっと命が報われる それがいつになるかは 誰にも分からないけど  かごめかごめ 何時になったら出てくんの うっさいな 俺だって 本当はもう解ってた 運ばれた先は 動物園か屠殺場か どっちだっていいよ 独りはもう耐えられない  呼ばれない名前を 何度も強く叫んだよ 置いていかないでくれ 今なら話がしたいんだ 檻を破る鍵が どうしても見つからない 鉄格子に噛み付いた音が どっかで響いた
どうでもいい歌CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN愛されたくて仕方なくて もう恥なんかかきたくなくて とりあえずドラム4つ打ちにして ノリで受けそうな感じにしました 聴いた奴等の顔が浮かぶよ 「なんか明るくていいね」ってさ はいはいどうせその程度 僕の音楽なんかそんなもの  時代を変えたあの人の言葉 信じてた筈だったのに 「届かない」なんて今更だ 誰の所為か考えてみな  『ハロー この声は あなたに届いてますか』って そんな歌を そんな面して よくもまぁ歌えたもんだな ハロー 本当は 言いたい事など何も無く 他人の意見で 一々悩んでるだけ もう気付いてるでしょ  ずっと抱えてきた痛みも 不安に押し潰された夜も 今更バカにされるのが怖くて 心の奥に押し込めました 楽しくしようと無理して跳ねて 笑わせようと笑顔作って あれまぁ なんかおかしいな 心から笑えなくなりました  誰の為に生きていて 誰を信じて誰を疑うの その問いに答えられるのは 他の誰かじゃないでしょ ほら  『ハロー この声は あなたに聞こえてますか』って 誰に向かって? どこに向かって? 自分でも分からないまま ハロー それでも 今まで歩いてきた道を 今日もまた 歩いて行くしかないこと もう気付いてるでしょ  今も君の中で 泣きながら叫んでる 「置いて行かないでくれよ」と ドアを叩き続けてる 忘れたフリして逃げても同じだ 君は君の願いを 死ぬまで手放せない  『ハロー この声は あなたに届いてますか』って そんな歌を そんな面して それでも歌うってんならさ ハロー 本当は 言いたい事だらけだろう 否定されて 思いしって 何故か言えなくなったろう ハロー 完璧な 表現じゃなくていいからさ もう一度ちゃんと こっち見て歌ってよ もう気付いてるでしょ
愛 / 憎CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN見つめられたら 笑い返すのさ 腹の中の憎しみまで悟られぬように 戻れぬ旅路に それでも征くのなら 涙や後悔など 見せてやるなよ  忘れられたら 楽になるだろうか もしかしたら貴方も望んでいるだろうか 青い小鳥が 部屋で喚いてる 「貴方の幸せとは 何処にあるの」と  嬌声が響く夜の帳 今 熱を帯びたまま舞台に立て  馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ ああ もし 今 ふいにドアを開けられても 不細工なステップ踏んで 汗塗れ 笑え 素面(シラフ)に戻るまで  靴を片方 無くしていたのは 慰めや憐れみさえも心地良いから 貴方の瞳の奥に映っているのが 誰でももう構わない どうかその手を  誰かの声も聞こえない振り 欲しかったのはそれだけじゃない ねえ 私だけが 知っているのさ 胸の空白の その正体を 皆 皆 本当は寂しくて 一人きりでは たちまち壊れそうで 呪いにも似た 鎖にも似た 感情を探している その名前は  馬鹿馬鹿しくてさ 涙が止まらない どうせ皆阿呆だ さあ輪になって踊れ ああ もし 今 世界が嘘と明かされても 滅茶苦茶なステップ踏んで 笑うのさ そして さあ 素面(シラフ)に戻ってしまえ!
ハロ/ハワユCIVILIANCIVILIANナノウナノウCIVILIANハロ 窓を開けて 小さく呟いた ハワユ 誰もいない 部屋で一人 モーニン 朝が来たよ 土砂降りの朝が ティクタク 私のネジを 誰か巻いて  ハロ 昔のアニメにそんなのいたっけな ハワユ 羨ましいな 皆に愛されて スリーピン 馬鹿な事言ってないで支度をしなくちゃ クライン 涙の跡を隠す為  もう口癖になった「まぁいっか」 昨日の言葉がふと頭を過る 「もう君には全然期待してないから」 そりゃまぁ私だって 自分に期待などしてないけれど アレは一体どういうつもりですか  喉元まで出かかった言葉 口をついて出たのは嘘 こうして今日も私は貴重な 言葉を浪費して生きてゆく  何故隠してしまうのですか 笑われるのが怖いのですか 誰にも会いたくないのですか それ本当ですか 曖昧という名の海に溺れて 息も出来ないほど苦しいの 少し声が聞きたくなりました 本当に弱いな  一向に進まない支度の途中 朦朧とした頭で思う 「もう理由を付けて休んでしまおうかな」 いやいや分かってますって 何となく言ってみただけだよ 分かってるから怒らないでよ  幸せだろうと 不幸せだろうと 平等に 残酷に 朝日は昇る 生きていくだけで精一杯の私に これ以上何を望むというの  何故気にしてしまうのですか 本当は愛されたいのですか その手を離したのは誰ですか 気が付いてますか 人生にタイムカードがあるなら 終わりの時間は何時なんだろう 私が生きた分の給料は 誰が払うんですか  サンキュー ありがとうって言いたいの サンキュー ありがとうって言いたいよ サンキュー 一度だけでも良いから 心の底から大泣きしながら ありがとうって言いたいの  何故隠してしまうのですか 本当は聞いて欲しいのですか 絶対に笑ったりしないから 話してみませんか 口を開かなければ分からない 思ってるだけでは伝わらない なんて面倒くさい生き物でしょう 人間というのは  ハロ ハワユ あなたに ハロ ハワユ
赫色 -akairo-CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN闇を飛んだ夜鷹が 人知れず星となり 照らされた大地で 人々は行き交う この世界は幾多の 悲しみの上にある 絶望によって花が咲き それを綺麗と人は言う  花瓶の中の 萎れた向日葵 あなたの笑う顔も 枯れてしまうかな 気紛れに摘まれた 花弁が今 砂嵐に舞い上がる  あの日 奪われた全てを 取り戻せと 声が響く 孤独を受け入れた代償で 命の灯は 赤く燃える それは焼け付くような赫色  幸せは仇となり 信じた奴から終わってく この世界は彼等の 死体の上に築かれる 傷付くのは優しさの 証だと嘯いて 勲章だなんて宣う 本気で言ってんのかよそれ  陸の魚が 酸素に溺れて 鳥は水の中で 飛べずに息絶える 相応しい場所を知らないまま 僕らは皆立ち尽くす  あの日 傷付けた自分を 取り返せと 誰か叫ぶ いつか全ての悲しみの 果てに立って 寂しく笑う それは血の色に似た赫色  海の中で蠢いた細胞の欠片が育ち 手足が生え陸に登り猿の果てにヒトとなり 蟻を見る人の如く我等を見る神が生まれ どうか我等を救い給え さもなくば雷を撃て 愛された人間しか 笑えないのなら 与える為にまず 奪うというなら 屍 容赦無く踏みつけてさ さぁ無邪気に笑えや  あの日 奪われた全てを 取り戻せと 声が響く 孤独を受け入れた代償で 命の灯は 赤く燃える それは焼け付くような赫色
言わなきゃいけない事CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN言えない 言えない 言えない事を 言えないままで 言わずにいたら いつか それは 知らないうちに 君自身になってしまうよ 押し殺した 悲しい怒り 捨て場などない 虚しい悟り 誰も聞いてくれないならば ちゃんと君に 尋ねてやるよ ねぇ  破裂しそうな感情も 言葉にしたら 嘘みたいで 君はきっと 悔しいだろうな こんなもんじゃないのにってさ たぶん 僕等 同じだろう 頭の足りない出来損ないさ 人と人が 理解不能だと いつになっても分からないまま  好きにやるよ 勝手にしろよ その他なんか 知らねぇよって 死ぬほど人に 迷惑かけて 生きてたくせしてさ  もしも心が透明ならば 誰も泣かずに済んだのに 見えないから皆怖がって 知らないから知りたがる あの日の言葉が今になって この胸を突き刺した  言えない 言えない 言えない事は 言えないくらい 大事な事で 君は きっと 優しいんだな 誰も傷付きたくないよな 僕に 一体 何が出来る 今までずっと 考えたけど いつも いつも 思いつくのは 独りよがりの我が儘だけ  あそこであれやってたらな あの時あれを言ってたらな どうせそこに戻ったって 言えない癖してさ  もしも身体が透明ならば 見られずに済んだのに 見えてしまうから怖がって 触れるから傷付ける 消えた影をずっと 追いかけて 迷子のまま  歪んだ愛情背負って たった一言で泣いて 踏み出せないまま僕等は 今日も一人で夜を待つ 誰か話してくれないか 誰か証明してくれないか 本当はもっと僕等は 上手くやれた筈だって  もしも心が透明ならば 誰も泣かずに済んだのに 見えないから皆怖がって 離れたって気付かない そして居なくなって気が付いて 自分に付いた傷を見て それでやっと僕等は解るのさ 言わなきゃいけない事が
生者ノ行進CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN「どうせこんなもんだ」って 吐き出して笑っている 無い物ねだりにも疲れ果てて 意思とは無関係に 産まれてきたくせに 生きてる理由ばっか探してる  夢ではなくて 希望でもなくて 僕等を歩かせるのはいつだって後悔で 絶望の夜を越えて 何度も負け続けて 気が付けばこんな場所だ「いつか」を合言葉にして  さあ 腕を振って 傷だらけの体で それでも 歌えよ 何もなくても 構わないから 僕等は 行くのさ 明日を夢見て  望んだ天国も 信じていた優しさも 無い物ねだりだと思い知ってさ 意思など無関係の空っぽの心へと 生きていく理由だけ詰め込んで  誰でもなくて 誰かではなくて 僕等を歩かせるのは いつだってその両足 誰かに押し付けてさ それでどうにかなったかい? 背負って行くしかないのさ ずっとずっと先の方まで  さあ 腕を振って 震えた足 引き摺って それでも 歩けよ 涙も汗も 構わないまま 僕等は 行くのさ 明日を 夢見て  「どうせこんなもんだ」って そう言って笑っていた あの日の僕等が 僕等を見てるよ  寒い朝 暗い夜 棄てられた感情 あの日の 僕らに 今こそ 勝つんだよ 頼りない 足でも 僕等は 歩けるさ ほら一緒に 歌おうぜ  さあ 腕を振って 傷だらけの 身体で それでも 叫べよ 何もなくても 構わないから 彼方の 光を 掴みに そして涙も汗も 拭わないまま 僕等は 行くのさ 明日を 夢見て
あなたのことCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN燦々と差す光 俯いた横顔 殺人的な夏の陽 蜃気楼 揺れていた  いつか思い出せなくなる前に あなたの事を全部書いておこう 多分僕はいつか 会えなくなって 全てを忘れてしまうから 自己否定の傘を被って 「止まない雨だ」なんて嘯いて 傷付けない自分にしがみ付く そんなものはもう終わらせなきゃ あなたは今も俯いたまま 涙すら出ずにいるんだろうか 「誰の役にも立たない」だなんて 馬鹿なことまた言ってやしないか 太陽が暗闇に負け 落ちていく夕暮れと夜の間 こんな時はよく思い出すんだ ああ 僕はなんて言えば良かったかなぁ  花弁落ちて水面が揺れて眩しく光って あの長く伸びたやつはきっと飛行機雲で その時僕は 確かにあるような気がしてたんだ 消えない 壊れない 無くならない そんなものが  あなたの事 掠れた声 肌の色と 視線の先 思い出すよ いつまで経っても 僕も同じだったから 水の無い浴槽の中 踞って 泣いたあなたの 悲しみも 美しさも 僕だけが知っていたから  人類を救い給うのが 神でも暴力でもないのなら それは協調と言う名の諦観か 際限無く広がるネットの海か ボタン一つ押しただけで恵まれる愛情 与えられなかった者は富める者を嫌悪 誰も彼も透明な敵と戦っては 「死にたい」とか「死んでくれ」の投げつけ合いさ ねえ 本当は分かってたよ 僕はずっとずっと前から分かってた 「何故生きるか」ばかり考えても 答えなど誰にも分からないと 側に誰かいないと駄目なんだ 一人きりでは息も出来ないんだ それで弱いなんて言われようが僕はもう 一生弱いままで生きて行くよ  焼け付くような日差しの中で人影が揺れて ヒグラシの声ずっと耳に張り付いたまま 花火の音が止む頃にはもうあなたは気付いてた 止まれない 帰れない 引き返せない 大人になって  あなたがもし 居なかったなら もしも僕と 会わなかったら 考えるよ 考えるほど 恐ろしくてしょうがないよ その足で 花を踏みつけて その指先で 果実を剥いて そして僕と 少し似ている 道を歩いてきたんだな  比べてみたって 仕方がないよ 誰も替わってあげられないよ あなたの痛みは あなたのもので 僕の痛みは僕のもの だけど 心臓の鼓動が 何時の日か止まるように それと同じように その悲しみも いつか必ず終わるよ  あなたの事 そして僕の事 大嫌いな 夏の出来事 思い出すよ それでも生きて 僕らは出会えたんだから 水の無い浴槽の中 踞って 泣いた僕らの 悲しみは 美しさは 何一つ 無駄じゃなかったんだ きっと
I'M HOMECIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN死んでるような朝が来て 生きたいと願う夜が来た 静まり返る街の中 風の音だけを聞いている 靴を片方失った 向日葵はもう枯れてしまった 一つ残らず私の事 そう 誰のせいでもない私の事  この目に見える世界を 見せてあげれたら 何が間違いか 分かるような気がして さあ教えてよあなたの その「当たり前」を 何よりも尊いその勘違いを  見えないから 聴けないから 分からなくて 逃げ出したよ さあ帰ろう もう帰ろう これ以上は 行けないよ 足音が少しずつ 遠くなっていく  あなたはとても恵まれてる 下を見てみなさい とか あなたはとても甘えている 上を見てみなさい とか どれを取っても心許ない 何処を見ても怖い人ばかり 終着駅まで続いていく  皆太陽に焦がれて なれると信じて そして皮膚を焼かれて 干涸びて終わってゆく ねぇ教えてよあなたの 大事な言葉を 土足で踏みつけられたその正解を  見えないから 聴けないから 誰もが皆 忘れてゆく さあ帰ろう もう帰ろう これ以上は 行けないよ 足音が少しずつ 遠くなっていく  この目に見える世界は 私だけのもの 感じる憎しみも怒りも 私だけのもの なら喜びも幸せも 私だけのもの 分け合うことなどできない 自分のもの  見えないから 聴けないから 分からなくて 怖くなって さあ帰ろう もう帰ろう これ以上は 行けないよ 見えなくても 聴けなくても 確かにほら ここにあるよ さあ帰ろう もう帰ろう きっといつか また会えるよ
CIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN「褒めてもらえて嬉しいけど 私 この顔が嫌いなんだ 馬鹿にされてきたし 今更思えないよ」 いつも通り 諦めた笑顔 さあ 今日も朝が来たよ 一日の始まりです  鏡の前で 突っ立ったまんま 今日は少しはマシかなって思えたのに 電車の窓に映った 死んだような表情が 情けなくて もう帰りたくて 今日はそう 私の誕生日だ  目が大きいから何だとか 鼻が小さいからどうだとか 生まれた時から比べられ いつの間にか皆怖くなる 「人より奇麗になりなさい」 諦めたんだ もうそんなの なのにどうして未だに 期待してしまうのだろう  こんな顔が あるから今日も 何処かで誰かがまた泣いてる もしも皆 同じ顔で 生まれてきたなら 誰も悲しまずに済むだろうか 痛みと傷を見せないままで 誰もが笑っている  行きたくないな 会いたくないよな だけど この私を祝う為に 皆が待っているから きっとその筈だから 行かないとな あの人の家まで 涙を拭いたら行かないとな  小さくて細いこの眼も 不格好な手足も煤けた髪も 荒れた黄色い肌も 些細なことで苦しくなる心臓も こんな形で生まれたから だから見つけてもらえたのなら 悪くはない 悪くはない 悪くはないよきっと いつかそう思いたいんだ  こんな顔が あるから今日も 何処かで誰かがまた泣いてる だけどいつか いつかそれを ありがとうと言うことが出来たなら  こんな顔で こんな私で 大切な人が笑っている  ああ 世界は なんて平等だ 生まれたからには もう歩くしかないんだよな 間違いだらけの私は 今日も 確かに生きている ずっと こうして生きてゆく
明日もし晴れたらCIVILIANCIVILIANコヤマヒデカズコヤマヒデカズ・純市・有田清幸CIVILIAN明日もし晴れたら外へ買い物でも行って 帰りにあの店にも寄ってコーヒーでも買って帰ろう 朦朧とした意識でずっと考えていたんだ 脳内妄想は今日も有り得ない景色ばっかです  左足が腐って右手ももう動かない 頭の後ろ側を何かに食い千切られてる 意識だけがやけにぎらぎらと燃え盛って 楽しいことは無いかって探し回って  ねえ 何か無いかい 何でもいいんだ 心の中 空洞を埋める綿毛 ねえ いつか全てを感じなくなるよ その時には こんなことで涙 流さなくて済むかな  自分さえも分からない僕等はこれから さあ何をしようか 絶望でも悲しみでも終わらせられない 命が待っているよ もうどこへだって逃げられない  赤子として生を受け赤子になって死んでゆく 或いはその途中で車にでも轢かれるか どちらにしろいつか必ず終わるこの命の 使い道を今でも探し回って  ねえ 僕も君も 本当はとっくに 解ってるね このままじゃ駄目だって ねえ 痛いよ 怖いよ 針山の上でさ それでもほら 僕は君と笑って 死ぬまで踊れるさ  楽しそうな笑い声 窓から見えた世界は今日も 壁を隔てた向こう側 僕とは違った 君とも違った 新しい世界さ  自分さえも分からない僕等はこれから さあ何をしようか 絶望でも悲しみでも終わらせられない 命は君のものだ もうどこへだって行けるよ  明日もし晴れたら 外へ買い物でも行って 帰りにあの店にも寄って
メシア(2017.9.5 at Aobadai Studio) GOLD LYLICCIVILIANGOLD LYLICCIVILIANコヤマヒデカズLyu:Lyu多分あなたが居なくたって 世界が止まることは無いし 恐らく僕が居なくたって あの子は今日も笑っている 僕等は産まれてからずっと 人から忘れられない為に 笑って笑って笑って笑う 笑い疲れて吐き気がする  忘れ去られてしまう事が 死ぬことよりも恐ろしいよ 狂犬みたいに吠えてなきゃ 相手にされないと思ったんだ 死後数十年経った後 価値が認められた絵みたいに 役にも立たないこんな日々も 死ねば奇麗に映るかな  もう息してたって 生きてたって 迷惑にしかならない気がして 色々諦めたんだ 優しさを貰う事も  できるだけ長く 首を絞めて 息を止めて 息を止める 死ねやしないけど 死ねやしないから これじゃ許されないよなぁ  今更取り繕ったって それで「信じなさい」と言われたって 昨日の君は酷かったよ 殺してやるってあんな顔で 僕等は産まれてからずっと 事実をひた隠しする為に 笑って笑って笑って笑う 笑い疲れて陰で泣いて そして「死にてぇな」って呟いて 案の定2、3人に避けられて 今や全世界に蔓延る 独裁スイッチが押されない日は無い 安易な関係手に入れて 一生やっていけると思ってた ああ大丈夫 あんたには言ってない だから気にしないでねさようなら  誰かが一人笑う度に 別の誰かが絶望してるんだ 「そんなもんだ」なんて言ってさ また見殺しにするのかい  壁にあの人の 写真貼って 何度も刺して 何度も刺して 死にやしないけど 死にやしないけど それで許せたら良かったのに  記憶の中の子供に問う 「ちゃんと仲良くできてましたか」 良く似た顔の子供は笑って 「それはあなたがよく知ってるでしょ」 そりゃそうなんだよな 確かにさ でも分かんなくなっちゃったんだよ なあ どうしてそんなにさ 楽しそうに笑えるんだい まだ間に合うかな 取り戻せるかな  できるだけ長く 首を絞めて 息を止めて 息を止める 死ねやしないけど 死ねやしないから 代わりに涙が出てきたよ 明日は笑って 無理矢理笑って 何とか笑って 必死で笑って 生きていくから 死にやしないから それで許してくれませんか それで許してくれませんか  多分あなたが居なくたって 世界が止まることは無いし 恐らく僕が居なくたって あの子は今日も笑っている でもあなたが今日笑ったこと 他でもないあなたが笑ったこと それで僕の世界は 救われたんだよ 本当さ
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