ソルレム土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | トオミヨウ | | 水道の水は 花瓶から 溢れ出して流れていく 蛇口を止めても 心こぼれていく あの日どこで間違えたかと 何度も考えるけど 何度もきみにたどりつく ああ I don't know what to do with you tonight I don't know what to do このまま 僕らの手で摘み取るしかない 行き場ない愛 誰も知らない ソルレム ソルレム 狂ったように咲いては 西日に向かい すがっている 道をよく知ってる僕らは よく知らないふりをして 迷ってはできるだけ 遠回りした あの夜 真っ暗な空き地に 一面に咲き並んでいた ひまわりがなぜか怖かった ああ I don't know what to do with you tonight I don't know what to do このまま 僕らの手で摘み取るしかない 行き場ない愛 花瓶のうえ じり じり 狂ったように咲いては 西日に向かい すがりつく アスファルトの熱 夜がきても 僕を焦がすよ I don't know what to do with you tonight I don't know what to do このまま 僕らの手で摘み取るしかない 行き場ない愛 誰も知らない ソルレム ソルレム 狂ったように咲いては 西日に向かい すがるのさ |
close to you土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | 関口シンゴ | | 見下ろした路地は 帰る人の群れ ひとつずつそっと 静けさともしてゆく 誰かがあなたに あなたもあなたに 名前つけようとするたび無口になる 空に溶けそうな月 低く過ぎる飛行機 あなたは 薄明の屋上で 見渡して 探してる わたしの肩が その場所に なれたならばいいのに のぞまれるままに 誰かのふりして 生きていくことは ときどき孤独になる 引き裂かないで 心と体を ちぐはぐなすべてを 両手で抱きしめたい close to you close to you ふたりは 薄明の屋上で 疲れ果て ふざけ出す あなたが あなたになったら またその笑顔を見せて |
travellers土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | Soma Genda・Moe Sasaki・Teje | Moe Sasaki・Soma Genda・Teje | 息をひそめて 二人眺めてた 線香花火 火が落ちて消える 僕たちは 離れてしまった やっと気づいた 見慣れてた その横顔が遠い きっと僕たちは 旅の途中で出逢い ここまで過ごしてきた はじめから 違った目的地の travellers ここからわかれみちなんだ 少しこのまま ほんの一瞬の 情熱を分け合った きみと歩いた 景色は鮮やかだった 振り向いたきみは 少し笑って 出逢った頃と とても似てて 引き止めることは これ以上出来ないことと思い知った きっと僕たちは 旅の途中で出逢い ここまで過ごしてきた はじめから 違った目的地の travellers ここからわかれみちなんだ さよならしよう さよならしよう |
ドア土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | トオミヨウ | トオミヨウ | ガラス窓の雨 あなたの涙を思い出す ゆうべから続く 嵐は静まる気配もない 空っぽにしたボトル ふざけあった大通り ドアを閉めてもつれるように抱き合った 読み終えた本のように あの日々をしまいこんで 僕らしい幸せ感じ生きているけど 今夜雨が止んだら 今夜雨が止んだら 僕はあなたのドアを たたいてしまいそうだよ お互いから逃げ出し お互いを傷つけた 終わりを恐れたんだろう 僕らはまだ本当は 向かい合ってもなかった 憎んでみせたり 恋しく思ってみたりした 思い出すことも いまはもうなくなっていたけど あの部屋に続く道 夢のなか現れて 目が覚めるときとても虚しくなるよ でたらめな恋だったと 忘れ去ってしまうには 大切な人だったのかもしれない 今夜雨が止んだら 今夜雨が止んだら 僕はあなたのドアを たたいてしまいそうだよ 土砂降りのこんな日を あなたがどんなふうに 過ごしてるのだろうかと 思うと胸が苦しい なぜかは分からないけど あの部屋に続く道 夢のなか現れて 目が覚めるときとても虚しくなるよ でたらめな恋だったと 忘れ去ってしまうには 大切な人だったのかもしれない 今夜雨が止んだら 今夜雨が止んだら 僕はあなたのドアを たたいてしまいそうだよ 土砂降りのこんな日を あなたがどんなふうに 過ごしてるのだろうかと 思うと胸が苦しい なぜかは分からないけど 今夜雨が止んだら 今夜雨が止んだら |
NEON FISH土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | Shin Sakiura・土岐麻子 | | 夜の気配が 屋根に染みこむ さびしさを隠すように 派手なネオンライト 飾り出した都会 遠まわりで歩く あの日の夢とはぐれないように はだかの心抱きしめた この街は水槽で 路地深く 潜る僕はネオンフィッシュ 極彩色をまとい いまはただ泳いでゆけばいいさ 今日を生きた証拠 誰ひとり知らないけどネオンフィッシュ 月の光に 照らされろ 泳いでゆくよ One day I saw the stars above the highway 夢を描いたんだ 弱く卑怯で誰かといるよりも 孤独になっても もっともっと強くいたいと願うよ red light blue light 着飾った服のなか はだかの心抱きしめた この街は水槽で 路地深く 潜るわたしネオンフィッシュ 極彩色の夢を 抱きしめて泳いでゆけばいいさ ひとりきりの夜も それを「自由」と呼んでみるネオンフィッシュ 月の光に 照らされろ 愛を食べろ |
Mirrors土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | LambC | LambC | girl 放課後の教室で in the mirror 覗き込んだ 未来の姿が 目の前のウィンドウに いま もう一度 そう 映った気がした red, white, blue, pink and yellow 変わってゆく空を見上げても たったひとつ変わらない 胸の奥の高鳴り信じたい baby まなざしに eye line くちびるに No. 09 誰かのためじゃない あなただけの魔法 快適な body line 刻んだ favorite line 覆い隠さないでいて 輝き出せ brand new day 渋滞の5番街で back mirror へ 上海の路地裏の 水たまりへ 新宿のショーウィンドウへ おんなじ願い 映す人がいる red, white, blue, pink and yellow ひとりひとり色彩はグラデーション たったひとつの体と 心を誇らしく思いたい baby まなざしに eye line くちびるに No. 9 あなただけの色で あなただけの魔法 誰しも誰かの 新しい価値を 塗りつぶさないでいて 輝き出せ brand new day まなざしに eye line くちびるに No. 9 誰かのためじゃない あなただけの魔法 快適な body line 刻んだ favorite line コンパクトを閉じたら 輝き出す brand new day まなざしに eye line くちびるに No. 9 あなただけの色で あなただけの魔法 誰しも誰かの 新しい価値を 塗りつぶさないでいて 輝き出せ brand new day |
Calling土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | Shin Sakiura | Shin Sakiura | 壁に留めた 絵葉書のなか 波しぶき いま動き出し ベッドをさらってく 絨毯は 白い砂浜 カーテンは南風 退屈な部屋で 寝転び あなたを思う calling you 電話をしようよ 街のざわめきも なつかしく感じるのよ あの夏ふたりで ビーチボール見上げた逆光が ときを止めたまま はなればなれの日々に 終わりが来るまでは あなたがくれた言葉を 抱きしめるから calling you 話をしようよ 隣にいた日は 言えなかったようなことも また夏がきたら 同じ空を見上げて 止まってた ときが動きだす 冷たい風が あなたの街を凍らせ 眠れぬ夜は そばにいるよ calling you 電話をしようよ 声を聞くたびに なつかしく感じるのよ あの夏落とした ビーチボール拾って 何度でも 約束をしよう |
birthday song土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | Soma Genda・Yui Mugino | Soma Genda | 笑顔も 泣いた顔も 少し不機嫌な顔も 古い写真のなかの どんな顔も特別なの 雨が上がった街が目を覚まし きみが生まれた日を知らせる ある日出会ってからわたしの世界の色も生まれ変わった 指をこぼれてく 砂によく似た はかない一瞬をきみは 永遠みたいに 輝かせるから you make me feel so happy 色付いていく日々 明日は one hundred roses 昨日は morning glories 雨に chocolate cosmos 夜に forget-me-nots きみがくれた colors 花束にして送ろう baby 忘れないでいて どんな日もきみはかけがえのない存在だってこと いつも覚えていて どんなきみだっていい ずっとそばにいるから happy birthday boy 朝のスタンドで 10分間だけのコーヒー きみのいる世界は どんなものも美味しくする 瞳を閉じたら願うの birthday cake 誰もまだ見ぬ夢を 炎吹き消し 叶えていって you make me feel so happy 色付いていく日々 明日は one hundred roses 昨日は morning glories 悲しみに daisy 孤独に raspberry きみがくれた colors 花束にして送ろう baby 少し涼しくなったこの街 let's take it slow リボンほどけば 新しい日々が 開いてく like the flowers きみがそこにいれば 明日は one hundred roses 昨日は morning glories 雨に chocolate cosmos 夜に forget-me-nots きみがくれた colors 花束にして送ろう baby 忘れないでいて どんな日もきみはかけがえのない存在だってこと いつも覚えていて どんなきみだっていい いつもそばにいるから happy birthday, honey |
Apple pie in the sky土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | 関口シンゴ | 関口シンゴ | 海岸線 走り抜ける車はいま 輝く風景の 一点の乱反射 明日の行方は 分からないけど 信じていたい 僕らの Apple pie in the sky 時刻がまわって どこかの街の 渋滞情報 一度も止まらず 走ってた日々は特別だった 離れてゆく それぞれの場所 描いてきた 同じ夢を抱きしめ 海岸線 走り抜ける車はいま 輝く風景の 一瞬の乱反射 明日の行方は 分からないけど 信じていたい 僕らの Apple pie in the sky きみがいつの日か どこかの街で 変わっていっても 愛を疑わない 心は変わらないで またたく一瞬を 分け合えたなら 永遠になれる 僕らの Apple pie in the sky 3月の晴れた道 車はいま 輝く風景の 一点の乱反射 明日の行方は 分からないけど 信じていたい 僕らの Apple pie in the sky |
眠れぬ羊 (with TENDRE)土岐麻子 | 土岐麻子 | 土岐麻子 | TENDRE | TENDRE | 長い夜を終え 看板をしまう街の音 夢から醒めた 仲通りの十字路 駐輪場から見上げた空 今朝は愛おしく思える 探しものはまだ 見つからないままで それでもこんなふうに笑い合うの 眠れぬ羊 朝焼けの街 散り散り仲間に手を振って 帰る時間が好きなの やさしさ数えて 昨日より今日は 上手に生きてゆける 数杯のコーヒー チョコレートサンデーとフレンチフライと 夜更けのスープと あの席で聞いた これまでの話なら全部 自分のことのよう 覚えてる 望んだようには いかないことばかり そのたびさまようけど わたしたちは知ってる ほんとうの望みを知るための 間違いだって わたしたちは知ってる 眠れぬ羊 朝焼けの街 散り散り仲間に手を振って こんな時間が好きなの やさしさ数え歩く 眠れない夜の 群像劇のなか わたしたちは生きてる |