朽木の灯」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し

朽木の灯

誰も居ない家MUCCMUCC逹瑯ミヤ重たい足取り 暗い帰り道 立ち並ぶ灯りと 夕食のにおい 首から重たくぶら下がった心の鍵 子供は世界を平坦に憶えた  誰も居ない家は子供を手招くが 夕日が沈んでも帰りたくは無かった 笑顔の仮面で 子供は寂しさを騙して ドアの鍵を開け 孤独という化ケ物に喰われた  真っ暗な部屋 虚しさとさぁ遊びましょう いつか慣れるさ やがて 麻痺して 涙も乾く  ほんの少しだけ ほんの少しでいい 必要とされた記憶を下さい 一瞬でもいい ほんの僅かだけ 愛されたと言う事実が欲しい  重たい布団 うずくまり さぁ眠りましょう 誰だって目を閉じたなら 独りになるんだ 唯一 ぬくもりを感じられた子猫を抱いて 夢の中で どこへ行こうか? みんな一緒に
遺書MUCCMUCCミヤミヤ誰もわかっちゃくれやしない 今 僕が苦しみ生き続ける意味を  もう何も欲しくない 「生きる」ことに耐える日々 みんな死んだような目で 僕を見下してる この薄暗い部屋と あたたかな独りきりが 僕の理想の友達さ 心安らげる場所さ  お父さんお母さん ごめんなさい もう 僕は 終わりなき「苦痛」の洪水に流されてしまいそうです だって今の僕の「希望」 は このまま時計をとめて 目を閉じてしまうことだから「永遠」に  みんな うわべだけの「前向き」をありがとう 簡単に悲しいふりをして 笑ってるおまえらが死ぬほど嫌いです 僕にとって「生きる」こと それは おまえらにとっての「死ぬ」ことで 感情の魂が今日も僕を押し潰す  マスメディアはたやすく僕達の苦しみを「情報」に置き換える ためらいもなく悲しいふりをする ぶざまな信仰信者 僕達がこの「命」「赤い血」を感じるには 「死ぬ」ことでしか伝えることは出来ないのですか もし僕が眠っても 教室の机に花は 置かないでください 悲しさの演出はいらないから  この世界が 僕らを 創り出して この世界に 僕らは 殺された
未完の絵画MUCCMUCCミヤミヤあらゆる感情が消えた この空しさは誰? ひきさかれた足元のツバサ 何度拾っても砂になり消えた 意識をつなぐ唯一の 光 羽 共に消えかけ 体は現実に拒絶を示し現実から逃げようとした  あぁ夢よ 共に契った約束よ もう二度と羽ばたくことはできないのですか  泣き叫ぶことしかできなくなって 僕は心に何を描き生きればいい? ツバサ折れねじまがり孤独に形を変えた 血の涙流しても けして景色変わることはなく  共に描いていた未完成の絵画 十字にひきさかれバラバラになった  あぁ夢よ 共に契った約束よ もう二度と羽ばたくことはできないのでしょう  泣き叫ぶことしかできなくなって 僕は心に何を描き生きればいい? 壊れて消えたツバサと思い出と 果たすことのできなかった永遠の約束を 忘れられない僕は一人 未完の絵画に色を付けようと ちぎれた破片拾い集めて かなわない夢を食らい続けるだけ
濁空MUCCMUCCミヤミヤ純然たる理性主義は決して全てに平等を博せない ひからびた規約など とうに破り捨てられ塵と化した 改革を謳う政治家は本質が見えず 形ばかりにとらわれる無意味な演者 ゴミ同然の価値なき汚物  人ゴミの中 恐くて立ちどまった 今日も空は低い 周りを見渡せば死人の行進隊 あなたたちの行き先は何処ですか  あぁ 理性を奪うこの現実が見えなければよかった 異ばかり押しつけて 僕ら 人ゴミに 溺れた  僕ら この濁った空の下 明日を待ち焦がれ 喉がちぎれそうになっても叫び続ける 理解ってもらえるまで 腐ったこの街で
幻燈讃歌MUCCMUCCミヤミヤ夢を乞う人格よ くだらない幻想を讃えよう 途方に暮れる時間など 意味も意義さえもあるはずもなく 夢を求める人格に 素晴らしい幻覚を与えよう 型崩れの執着は もはや過去の遺物になり果てた 夢を忘れた人格に あたたかな幻燈はもう見えず だれもかれもが ためらいもなく「いつか」なんて言葉吐き出した  汚れきってしまったのなら そのまま泣き崩れればいい 路上にさらされて立ちどまる理由を知り 今 生きていることを体に刻め  疲れきってしまったのだろう 誰かにすがりついたってかまわない 自分の無力さを知り途方に暮れて その弱さかみしめて いつかまた立ち上がれ赤い目で
暁闇MUCCMUCC達瑯YUKKE死にたくて 目を閉じた 僕の全て 無に還し 記憶から消えたいと眠れず考えていた  曇り空 雨 ちらついて 昨日の天気、嘘のよう。 「生きる苦痛も似てるな」 と、雨に打たれてみた  風、一度吹けば 移ろふ景色 どう転ぶ?  深く絶海の底へと沈み 一人、殻に籠もれど 愁いは無駄と諭す その笑顔に救われる  深く朧森 闇へと進み 心 繭に閉ざせど 嘆きの糸群れを解き  暁の闇 たたずみて この手に残りしぬくもりに問う いつか せせらぎに笹舟浮かべ あの場所へ還れますか?  雨に呟いた 「明日、天気になれ」

2.07

ガロMUCCMUCC逹瑯ミヤふと気が付けば飼い馴らされてた 繋がれ、牙は折られ、与えられて  こんなのオレは望んじゃいねぇだろ? 何様がこの身縛る?  オレを繋いでいたいなら三回廻って鳴いてみろよ  さらば支配よ 数ある不自由咬みちぎって 媚びず、赤く、生き急ぐ生命  虚勢を張り続けなけりゃ死んでしまうよ 潤沢と幸せ履き違え何が見えますか?  さらば屈辱よ 心を欺いた日々よ 生きたいように生きていけるように  さらば支配よ 数ある不自由咬みちぎって 媚びず、赤く、振り返らず生く
悲シミノ果テMUCCMUCCミヤミヤもう二度と 戻れないから 僕らは悲しくて泣いた 静寂、引き裂かれた夢と消えてったぬくもりよ  声を失くしたうたうたい いくら叫んでも届かない 枯れ落ちてしまった花はもう 咲くことはない  悲しいだろう 苦しいだろう 何もかも捨てさって さぁ 何もかも  あぁ 全て失ってしまえばぬくもりにすがることもない どうしても消えない傷は えぐりとってしまえばいい  同調性?たとえば、君の中たかる 蟲達 ほら街はとうに侵食され尽くし 変形 居場所なんてどこにもない、枯れ果てた顔で笑う  あぁ 僕ら悲しみの果てで必死にもがき息をしている あぁ いつか いつか 心から笑える日がくる もう二度と戻れないから もう二度と戻れないなら 涙は意味を失った 悲しみは消える いつか
路地裏 僕と君へMUCCMUCC達瑯ミヤミヤすぐに無くなるさ 最初から理解ってた 気付かないフリで 逃げ道を造る悪い癖と 造り笑いで ずっと遮光していた空は 今 空になった  指を無くした少年は 愛も夢も掴めずに泣いた 路地裏で幾度も 生まれ変わりを望んで 七度目の朝に  つぎはぎだらけの答えを掲げ 毒される事で 安らげるのなら 迷わず誘惑の蜜に 身を投げよう  あぁ 選ばれぬなら 所詮 私など行きずりの玩具 あぁ 垂れ流す闇に 綴る こと切れた「ありがとう」  泡になり 咲き乱れ 生きとし 生ける今 全て灰になれ 優劣 そう 互の違い違い… 大海に一滴を 垂らすが如くに 交わるなら 全て灰になれ 愛よ 灰に帰せ  あぁ 停止した心臓に 焦り 平常を保てず 狂い出したマエストロ あの路地裏で 僕が掲げた つぎはぎだらけの「さようなら」
溺れる魚MUCCMUCC逹瑯逹瑯僕はいつか窒息するだろう 愛も夢も何もかも光も見えないから 呼吸するのも忘れて泳ぎ疲れて溺れる魚  光を忘くした盲目なもぐら 飛べない鳥は何を歌う? とっぷり沈んだ太陽は明日も僕を焼くのでしょう  あの日、僕が口にした言葉に何一つ嘘は無かったと思う 一秒でも長く一秒でも長く一緒にいたいと思っていたんだ 愛しさ故に気でも狂いそうで理由や理屈じゃ計れやしない 失う事への恐れはあったけれど考えぬようにおどけて見せていた  もう全てに疲れたと君は一言呟いて 僕達の過去は嘘色に変わった 散り散りになって真っ白に還った いつからだろうか魚の目は白く濁り この街の流れにもはじかれて おどけてみたって笑えやしないだろう あの日の少年は大人になっていた  今になって思うのだけれど あの日に僕は何もかも死んでしまったのでしょう 記憶は僕に圧し掛かり事実は僕への刃に変わった 懐かしむ事は弱い行為ですか? でも すがることしか今は出来ず 死にたくたって死ねやしない 惨めな僕を笑ってくれるかい?  僕はいつか窒息するだろう 愛も夢も何もかも光も見えないから 呼吸するのも忘れて泳ぎ疲れて溺れる魚
名も無き夢MUCCMUCC逹瑯ミヤもうどれくらい歩いてきただろう? 光を探す僕の道は 長い影を帯びて 急がなくちゃ 限りある砂時計に 飲み込まれてしまう前に 自分を許せるように  罪を嘆くなら 歩きだせる強さを  目を閉じて 明日を想い描く 小さな名も無き夢のほとりで 詩に溶けた 失うことで強くなれたのなら さまよい歩く闇の荒野にも 光見つけられるだろう  聞いて恋人よ 今は何も見えないが やがて夜は明ける 擦り切れた想いは詩になる  目を閉じて 明日を想い描く 小さな名も無き夢を二度と、失くさぬように 空っぽの両手にいつかまた 抱えきれぬほどの大切な夢を、詩を 失うことで強くなれたのなら さまよい歩く闇の荒野へ 射した僅かな光は 歩き出せる強さへと
モノクロの景色MUCCMUCC達瑯YUKKE・ミヤ破けた裾を引きずって 今日はどこまで歩いて行こうか? ポケットに詰め込んだありったけの夢は いともたやすく粉々になった  小さな掌に握っていた 感情はいつか 鉛の礫に 抜け殻のボクが暮らし続ける世界 色を失った懐旧の世界  閑寂の夜に 張り付く上弦の月 風に追われ  両手を広げて空に祈りを 「君へ届くように」 モノクロの色彩で描く未来 進むべき景色へ  無くしてしまった色と これから先失う色と 色鮮やかに ボクの中もえる色 今、解き放って  両手を広げて空に祈りを 「君へ届くように」 モノクロの色彩で描く未来 進むべき景色へ  両手を潰して空に祈りを 「明日へ繋ぐように」 モノクロの景色 塗り潰した未来 今、染め上げて
朽木の塔MUCCMUCC達瑯ミヤ積み上げた 積み木の塔を 私の手でバラバラに殺しました 視界の全ては温度を失って 散らばった朽木こそが私でしょう。  「心は握り潰して」  理由は私の欠陥でした 歪み捻れた道徳が故の 唄う事が贖罪でしょう 願いは 朽木と共に  「決して消えぬ痛嘆、こびりついた掌」  あぁ 終わらぬ過去を引きずって 朽木の上を偽足で歩く もう 何一つ守りきれぬなら 私は木偶になり 身を枯らすまで  繰り返す嘔吐 尽きるまで 暗闇は必然 光など求めるが愚か 空っぽの光を浴びて さぁ もがき 刻み続け  「私は、生きていますか?気でも違えそうで」  あの日から  あぁ 終わらぬ過去を引きずって 苦痛に染め上げたこの手を擡げ もう 痛みなど捨て去ればいい 私は木偶であり、人では非ず  生きてこの手で贖罪を、贖いを
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