baby blueサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | さあ出ておいで きみのこと待ってたんだ 昼間っから夢を見てばかり 約束の時間さ 伝説では世界はそんなふうさ それだったらぼくらは酔いどれて これから見に行こうか 行き先違いの列車に揺られ走る それならそれでいいじゃないか 昼と夜の間をゆらゆら揺れる こんなことを待ってたように思う baby blue 見張り台で監視は眠り続ける はじめっからだれもいないようなもの 約束の時間さ どこかでだれかとだれかが恋におちる そんな風景を見に行こうか 昼と夜の間をゆっくりと駆ける そんなことを待ってたように思う baby blue |
朝サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | あさってのこと分かるかい? ちょっと不思議に思うんだ どこかの駅へ 浮かぶ旅路へ 新しい靴で通りへ出れば 冬の朝 静けさが街を包み込んでしまう 夏の日に誓ったことをきみは思い出せるのかい? どんな季節へぼくらは向かう? カバンを下げて通りへ出れば 冬の朝 静けさが街を包み込んでしまう ストーブの火がぼくの心を燃やすんだ あさってのことをだれが だれが分かるんだ? 寒い朝にぼくは祈る 気がかりなこと確かめる どんな季節へ今日は向かう? 新しい靴で通りへ出れば 冬の朝 静けさが街を包み込んでしまう |
NOWサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | いつだってぼくは 道間違って 見当はずれの場所にたどりつく 恋の終列車 駅を過ぎて 窓の外から夏がささやきかける なんとなく会いたくなって 風の便りあの娘へと いつまでもふたり愛し合って 小高い丘の向こう夢見て 恋の終列車 遥か彼方 窓に光っては消え 消えては映って ちょっとだけ不思議になる 夢のはずが本当なんて 今はきっと会いたいだけ 風の便り あの娘へと なんとなく会いたくなって 風の便りあの娘へと なんとなく… |
枯れ葉サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 枯れ葉が舞い散ればきみは気づくだろう その部屋を季節が通り過ぎ染め上げて行ったのを 灰色のじゅうたんにコップを並べて 思い出すのはなんのこと 教えてくれないか? 洗った髪濡らしたまま ひとりぽつんと お茶でも入れようかと考えている 枯れ葉の季節にだれかは旅に出る 恋人を遠くに残したまま氷の季節へと 氷の季節へ 壁にかかった絵はだれが描いたんだい? 物語をはなすのか はなさないのか 洗った髪濡らしたまま ひとりぽつんと お茶でも入れようかと考えている 枯れ葉の季節にだれかは旅に出る 恋人を遠くに残したまま氷の季節へと 氷の季節へ 枯れ葉が舞い散ればきみは気づくだろう その部屋を季節が通り過ぎ染め上げて行ったのを |
虹の午後にサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 虹の午後が呼ぶから行くんだ スカーフの色がひろがってぼくを驚かす 虹の午後は現われては消えるよ 自動車の色が交差して街をつくり出す 交差して街をつくり出す 都市と生活は偶然に出逢う もうだれもぼくの心を変えられない 都会の香りが呼ぶから行くんだ 魂がもう七色に染められる 虹の午後の記憶はどこへ? 海岸線に揺れる波間のようにうつろって 波間のようにうつろって 白い花びら うすく色づく いつかのぼくは自然の鳥のようだった 退屈な午後におちて行く ゆううつだなんて言うんじゃないよ そうさ 白い花びら うすく色づく もうだれもぼくの心を変えられない |
Wild Grass Pictureサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 野に咲く花よ おまえは今どんな思いでいる ぼくには分からない場所で 秘密の森をぬけて来てくちづけを交わす なにもなかったかのように 野に咲く花のように 野に咲く花よ 今のぼくをどんなふうに思う? うらやましくはないだろう? だれも知らない場所で 笑って ちょっとだけ 好きだと言ってくれ 笑って ちょっとだけ |
PINK MOONサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 摩天楼にぶら下がって だれか通るのを待つ 家へ帰ろうとは思わないんだ 暖かい風が吹く 今夜また新しい月が登る きみも部屋の窓から顔を出せよ RIDE ON RIDE ON ピンク・ムーンがやって来てアパートのドアをたたく 船出の夜 きみは思う「花束を忘れた」と 今夜また新しい月が登る きみも部屋の窓から顔を出せよ RIDE ON RIDE ON ワイン開けてぼくらは祝う今夜のこのときを 年老いてしまった女の娘は何を見つけたのか 今夜また新しい月が登る きみも部屋の窓から顔を出せよ RIDE ON RIDE ON |
星を見たかい?サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 悲しい調べに乗せて夜は過ぎて行く 心の扉をたたいてくれないか ぼくのギターはいくつかいい曲を知っている 踊るあの娘に合わせ夜どおし奏で続ける 悲しい調べに乗せて夜は過ぎて行く 心の扉をたたいてくれないか きみの鏡はいろんな話を知っている 男の子たちの笑顔や女の子の涙も 悲しい調べに乗せて夜は過ぎて行く 心の扉をたたいてくれないか come on baby 星が流れるよ come on baby 明日が見えるかい? come on baby come on baby 悲しい調べに乗せて夜は過ぎて行く 心の扉をたたいてくれないか 悲しい調べに乗せてその夜は過ぎる 心の扉をたたいてくれないか |
雨サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 夏が目の前を通りすぎた その瞬間に気づくこと 静かな場所に恋のピアノが流れるそばでまただれかが叫ぶ 魔法のように消えたのは白い太陽さ やがて雨が降りだすんだ はたちを過ぎた男たちが あの娘の髪の毛もてあそんで 夜の船で過ぎ去って 明るい陽ざしに出逢うころ 彼女が空に舞い上がり雨雲になれば やがて雨が降りだすんだ やがて雨が降りだすんだ 季節が恋人の部屋を荒らし たどたどしくも駆けて行った 静かな場所にはいたくないんだ 今日は音楽を聴きに来たんだ 魔法のように消えたのは白い太陽さ やがて雨が降りだすんだ やがて雨が降りだすんだ ラ・ラ ラ・ラ |
そして風は吹くサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | カメラを抱えてきみはやって来る 濡れた首飾りぶら下げてやって来る 新しい歌はここを過ぎてどこへ? 黒い鳥が飛んで 蒼白い時になる 嬉しいのか悲しいのか 分からないようなこんな日に決まって風が吹く 花が散ってなくなる前に写真を撮るつもりだったのに 今朝の風は残酷なのさ 全て台無しにして放り出す ずっと昔にきみは夢中だった どこかへ出かけて映画を観て泣いたり笑ったり 悲しいのかそうじゃないのか 分からないようなこんな日は決まって風が吹く 花が散ってなくなる前に奪い去るつもりだったんだね 今日の風は残酷なんだ 全て台無しにして放り出す |
旅の手帖サニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | 旅の手帖にきみの名前も書き込んでポケットに忍ばせる いつかはきっと知らない場所で きみのこと思い出すだろう ぼくはすぐに汽車になって煙を吐いて走り去る 公園から裏通りへ 表通りで恋をする 旅の日はいつもそんなものだろう 簡単な色のように そして陽の当たる丘の木陰では今日もぼんやりと夢を見るだれかが 旅の手帖にきみの名前も書き込んでポケットに忍ばせる いつかはきっと知らない場所で きみのこと思い出すだろう だれかはずっと上機嫌で だれかはもっと悲しそうな顔 旅の日はいつもそんなものだろう 簡単な色のように そして陽の当たる丘の木陰では今日もぼんやりと夢を見るだれかが |
bye bye blackbirdサニーデイ・サービス | サニーデイ・サービス | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | | きみの声がすれば いつだってぼくは振り返ってしまうんだから もう灰色の列車に乗り遅れてしまった 乗り過ごしてしまったじゃないか いつもきみはぼくを迷わせては 赤い舌を出して逃げて行くんだ 腕時計を見れば 約束の時間はとっくに過ぎていた 太陽のしみが残るこの時計はすこし すこし狂ってるんじゃないか? いつもきみはぼくを迷わせては 赤い舌を出して逃げて行くんだ 黒い鳥が また飛んで行った |