東海林太郎「決定版 東海林太郎 2008」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
赤城の子守唄GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎佐藤惣之助竹岡信幸泣くなよしよし ねんねしな 山の鴉が 啼いたとて 泣いちゃいけない ねんねしな 泣けば鴉が 又さわぐ  坊や男児(おとこ)だ ねんねしな 親がないとて 泣くものか お月様さえ 只ひとり 泣かずにいるから ねんねしな  にっこり笑って ねんねしな 山の土産に 何をやろ どうせやくざな 犬張子 貰ってやるから ねんねしな
旅笠道中GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎藤田まさと大村能章夜が冷たい 心が寒い 渡り鳥かよ 俺等(おいら)の旅は 風のまにまに 吹きさらし  風が変われば 俺等も変わる 仁義双六(すごろく) 丁半かけて 渡るやくざの たよりなさ  亭主もつなら 堅気をおもち とかくやくざは 苦労の種よ 恋も人情も 旅の空
さらば赤城よ東海林太郎東海林太郎石田喜代夫利根一郎今宵かぎりの 赤城の山と 月も惜しむか 木の葉かげ 明日は無宿の はかない身にも 男忠治の 意地はある  すてる赤城に 未練はないが 人の情けにゃ つまされる 意地を通した 男の胸に せめてなごりの 岩清水  肩に振り分け 手に三度笠 明日はいずこの 宿じゃやら かわい身内の 情けを胸に 忠治淋しい ひとり旅
野崎小唄GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎今中楓溪大村能章野崎参りは 屋形船でまいろ どこを向いても 菜の花ざかり 粋な日傘にゃ 蝶々もとまる 呼んで見ようか 土手の人  野崎参りは 屋形船でまいろ お染め久松 切ない恋に 残る紅梅 久作(きゅうさく)屋敷 今も降らすか 春の雨  野崎参りは 屋形船でまいろ 音にきこえた 観音ござる お願(がん)かけよか うたりょか滝に 滝は白絹 法(のり)の水
名月赤城山GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎矢島寵児菊地博男ごころに 男が惚れて 意気がとけ合う 赤城山 澄んだ夜空の まんまる月に 浮世横笛 誰(たれ)が吹く  意地の筋金 度胸のよさも いつか落目の 三度笠 云われまいぞえ やくざの果てと 悟る草鞋に 散る落葉  渡る雁がね 乱れて啼いて 明日はいずこの 塒(ねぐら)やら 心しみじみ 吹く横笛に またも騒ぐか 夜半の風
すみだ川東海林太郎東海林太郎佐藤惣之助山田栄一銀杏(いちょう)がえしに 黒繻子(くろじゅす)かけて 泣いて別れた すみだ川 思い出します 観音さまの 秋の日暮の 鐘の声  (セリフ) 「ああそうだったわねえ、 あなたが二十、わたしが十七の時よ。 いつも清元のお稽古から帰って来ると、 あなたは竹谷の渡し場で待っていてくれたわねえ。 そして二人の姿が水にうつるのを眺めながら にっこり笑って淋しく別れた、 ほんとにはかない恋だったわね……。」  娘ごころの 仲見世歩く 春を待つ夜の 歳の市 更けりゃ泣けます 今戸(いまど)の空に 幼馴染(おさななじみ)の お月さま  (セリフ) 「あれからあたしは芸者に出たものだから、 あなたは逢ってくれないし、 いつも観音様を お詣りする度に、 廻り道してなつかしい隅田のほとりを歩きながら、 ひとりで泣いていたの。 でも、もう泣きますまい、恋しい、恋しいと思っていた 初恋のあなたに逢えたんですもの。 今年はきっと、きっとうれしい春を迎えますわ……。」  都鳥さえ 一羽じゃとばぬ むかしこいしい 水の面(おも) 逢えば溶けます 涙の胸に 河岸(かし)の柳も 春の雪
築地明石町東海林太郎東海林太郎藤田まさと長津義司河岸(かし)の小舟に ゆらゆら灯(あか)り 誰を待つ身の 花の眉 すねた夜風を 袂(たもと)に抱いて 憎くや今宵も 明石町  「想い出って、なぜこんなに悲しいのでしょう。 あたしまた今夜も、知らず知らずの間に、ここ へ来てしまったのよ。女って弱いものだわ。 過ぎ去った昔のことばかり思って泣いている んですもの。でも、これが女よ、笑わないで、 笑わないでちょうだいね。そして成功なすった お姿を、一日も早く見せて下さいね。」  ほんに想えば 昨日のことは 今宵泣けとの 謎かしら 泣いてみたとて 詮(せん)ないけれど 女ごころの なんとしょう  「早いものね。もうあれから三年経ってしまっ たんですもの。あなたが立派に成功なさる日ま で、きっと待っていますと、お誓いしたあたし… …、でも、それがみんな夢だったのね。変わっ たわ、あなたがお変りになったと同じように、 あたしもすっかり変わってしまいましたわ。皮肉 じゃないのよ。いいえ、あたしはこれが一番い いお互いの道だと思っていますの。あたし生 れ変わった気持で、これからの世の中を強く 強く、きっと生き抜いてみせますわ。」  情けひとつで 浮世が住めりゃ なんで泣きましょ 都鳥 水の流れに 想いを捨てる これも義理ゆえ 運命(さだめ)ゆえ
お夏清十郎東海林太郎東海林太郎佐藤惣之助大村能章可愛いお夏を 小舟に乗せて 花の清十郎に 漕がせたや 春は夜明けの ソレ こがれ潮  向う通るは 清十郎じゃないか 笠がよう似た すげ笠が なぜにこいしい ソレ 顔かくす  清十郎殺さば お夏も殺せ 生きて思いを さしょよりも なまじ情けが ソレ 仇(あだ)となる
お駒恋姿東海林太郎東海林太郎藤田まさと大村能章七つ八つから 容貌(きりょう)よし 十九二十(はたち)で 帯とけて 解(と)けて結んだ 恋衣(こいころも) お駒才三(さいざ)の 恥ずかしさ  初の島田に なぞかけて いつか因果な 罪の淵 恨みまするぞ 母様と 涙気になる 黄八丈  恋と義理との 諸手綱(もろたづな) 引かれて渡る 涙橋 風にすねたか 黄八丈 袖に崩れる 薄化粧
むらさき小唄東海林太郎東海林太郎佐藤惚之助阿部武雄流す涙が お芝居ならば 何の苦労も あるまいに 濡れて燕の 泣く声は あわれ浮名の 女形  好いちゃいけない 好かれちゃならぬ 仇(あだ)なひとよの 浮気舟 乗せて流れて 何時までか しのび逢うのも 恋じゃない  嘘か真か 偽(にせ)むらさきか 男心を 誰(たれ)か知る 散るも散らすも 人の世の 命さびしや 薄ぼたん
山は夕焼け東海林太郎東海林太郎岡田千秋田村しげる田村しげる山は夕焼け 麓(ふもと)は小焼け ひとりとぼとぼ 裾野に暮れりゃ 吹くな木枯 侘びしゅうてならぬ 心しみじみ 旅の鳥  西に東に 仮寝の枕 思い遙かな ふるさと偲(しの)びゃ 遠い灯(あかり)が 恋しゅてならぬ 心しみじみ 里ごころ  塒(ねぐら)定めぬ はかない旅路 きょうもとぼとぼ 枯野を辿(たど)りゃ 沈む夕陽が 哀しゅうてならぬ 心しみじみ 一つ星
城ヶ島夜曲東海林太郎東海林太郎浜野耕一竹岡信幸沖の潮風 便りをたのむ 三浦三崎の いとしい人へ 搗布(かじめ)焼く火の ほのゆれ立つ あの浜へ  島の燈台 ほのめくたびに 見えてかくれる 通り矢の夜釣舟(よぶね) なぜに届かぬ このせつない わが想い  利久鼠の 雨降る夕べ 空に銀河の さやかな宵も 恋し三崎の 灯を眺めて 磯に佇(た)つ
湖底の故郷東海林太郎東海林太郎島田磬也鈴木武男夕陽(ゆうひ)は赤し 身は悲し 涙は熱く 頬濡らす さらば湖底の わが村よ 幼なき夢の 揺かごよ  あてなき道を 辿り行く 流れの旅は 涙さえ 枯れて儚なき 想い出よ あゝ うらぶれの 身はいずこ  別れは辛し 胸傷(いた)し 何処に求む ふるさとよ 今ぞあてなき 漂泊(さすらい)の 旅路へ上る 今日の空
琵琶湖哀歌東海林太郎・小笠原美都子東海林太郎・小笠原美都子奥野椰子夫菊地博遠くかすむは 彦根城 波に暮れゆく 竹生島 三井の晩鐘 音絶えて なにすすり泣く 浜千鳥  瀬田の唐橋 漕ぎぬけて 夕日の湖に 出で行きし 雄々しい姿よ 今いずこ あー青春の 歌のこえ  比良の白雪 溶けるとも 風まだ寒き 志賀の浦 オール揃えて わらばぞと しぶきに消えし 若人よ  君は湖の子 かねてより 覚悟は胸の 浪まくら 小松ヶ原の 紅椿 御霊を護れ 湖の上
上海の街角で東海林太郎東海林太郎佐藤惣之助山田栄一リラの花散るキャバレーで逢うて 今宵別れる街の角 紅の月さえ瞼ににじむ 夢の四馬路が懐かしや  「おい、もう泣くなよ。 あれをごらん、ほんのりと 紅の月が出てるじゃないか。 何もかもあの晩の通りだ。 去年初めて君に逢ったのも、 ちょうどリラの花咲くころ、 今年別れるのも、またリラの花散る晩だ。 そして場所は、 やっぱりこの四馬路だったなア あれから一年、 激しい戦火をあびたが、 今は日本軍の手で愉しい平和がやって来た。 ホラ、お聞き、ネ、 昔ながらのシナ音楽も聞こえるじゃないか。」  泣いて歩いちゃ人眼について 男、船乗りゃ気がひける せめて昨日の純情のままで 涙かくして別れよか  「君は故郷へ帰って たった一人のお母さんと大事に暮したまえ。 ぼくも明日から やくざな上海往来をやめて、 新しい北支の天地へ行く。 そこにはぼくの仕事が待っていてくれるんだ。 ねエ、それがお互いの幸福だ。 さア少しばかりだがこれを船賃のたしにして、 日本へ帰ってくれ、やがて十時だなァ。 汽船も出るから、 せめて埠頭まで送って行こう。」  君を愛していりゃこそ僕は 出世しなけりゃ恥しい 棄てる気じゃない別れてしばし 故郷で待てよと云うことさ
麦と兵隊東海林太郎東海林太郎藤田まさと大村能章徐州(じょしゅう)々々と 人馬(じんば)は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落(しゃれ)た文句に 振り返えりゃ お国訛(なま)りの おけさ節 ひげがほゝえむ 麦畑  戦友(とも)を背にして 道なき道を 行けば戦野(せんや)は 夜の雨 すまぬすまぬを背中に聞けば 馬鹿を云うなと また進む 兵の歩みの 頼もしさ  腕をたたいて 遙かな空を 仰ぐ眸(ひとみ)に 雲が飛ぶ 遠く祖国を はなれ来て しみじみ知った 祖国愛 戦友よ来て見よ あの雲を  行けど進めど 麦また麦の 波の深さよ 夜の寒さ 声を殺して 黙々と 影を落して 粛(しゅく)々と 兵は徐州へ 前線へ
国境の町GOLD LYLIC東海林太郎GOLD LYLIC東海林太郎大木惇夫阿部武雄橇(そり)の鈴さえ 寂(さび)しく響く 雪の曠野(こうや)よ 町の灯よ 一(ひと)つ山越しゃ 他国の星が 凍りつくよな国境(くにざかい)  故郷(こきょう)はなれて はるばる千里(せんり) なんで想いが とどこうぞ 遠きあの空 つくづく眺(なが)め 男泣きする宵(よい)もある  行方知らない さすらい暮(ぐら)し 空も灰色(はいいろ) また吹雪(ふぶき) 想いばかりが ただただ燃えて 君と逢うのはいつの日ぞ
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