美輪明宏「美輪明宏 全曲集」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
ヨイトマケの唄PLATINA LYLIC美輪明宏PLATINA LYLIC美輪明宏美輪明宏美輪明宏父ちゃんのためなら エンヤコラ 母ちゃんのためなら エンヤコラ もひとつおまけに エンヤコラ  今も聞える ヨイトマケの唄 今も聞える あの子守唄 工事現場の ひるやすみ たばこふかして 目を閉じりゃ 聞こえてくるよ あの唄が 働く土方の あの唄が 貧しい土方の あの唄が  子供の頃に 小学校で ヨイトマケの子供 きたない子供と いじめぬかれて はやされて くやし涙に くれながら 泣いて帰った 道すがら 母ちゃんの働く とこを見た 母ちゃんの働く とこを見た  姉さんかむりで 泥にまみれて 日に灼けながら 汗を流して 男にまじって 綱を引き 天にむかって 声あげて 力の限りに うたってた 母ちゃんの働く とこを見た 母ちゃんの働く とこを見た  慰めてもらおう 抱いて貰おうと 息をはずませ 帰ってはきたが 母ちゃんの姿 見たときに 泣いた涙も 忘れはて 帰って行ったよ 学校へ 勉強するよと 言いながら 勉強するよと 言いながら  あれから何年 たった事だろ 高校も出たし 大学も出た 今じゃ機械の 世の中で おまけに僕は エンジニア 苦労苦労で 死んでった 母ちゃん見てくれ この姿 母ちゃん見てくれ この姿  何度か僕も グレかけたけど やくざな道は ふまずにすんだ どんなきれいな 唄よりも どんなきれいな 声よりも 僕をはげまし 慰めた 母ちゃんの唄こそ 世界一 母ちゃんの唄こそ 世界一  今もきこえる ヨイトマケの唄 今もきこえる あの子守唄 父ちゃんのためなら エンヤコラ 子供のためなら エンヤコラ
金色の星美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏何気ない夕べのひと時 アパートの窓べにもたれて 過ぎていった昔を 一人思い浮かべる あれもこれも時の流れにのり 今は遠い空の果てに 消えていって 美しい星と輝く あああの星は赤い光 恋に燃えてた青春の星 あああの星は青い光 悲しい別れに泣いた星よ 今は皆な綺麗(きれい)な星よ  思えばよくもただ一人で 険(けわ)しかった茨(いばら)の道を傷つきながら 生きて来たのが不思議だけれども それはきっとあの星のためよ いつもいつも私を見て 優しく微笑(ほほえ)んでいるあの金の星よ あああの星は金の光 希望に満ちた愛の光 あああの星をいつの日か 輝く思い出で飾るだろう いつか逢える愛する人と 金の星を
ふるさとの空の下で美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏ふるさとのふるさとの 駅に降りたちただひとり 迎える人もないままに 静かな町をコツコツと 歩けば涙あふれでる 幾年前か忘れたが あの原爆の火の中を 逃げて走った思い出が 今さらながらによみがえる 平和なころには家中で 遊んだ丘もここあたり みんなの名前呼んでみよう オーイ オーイ  傷ついて傷ついて 別れ別れた親や子が 眠ってるのか安らかに 空を指さす慰霊塔 拝めば胸もこみあげる とうさんかあさんにいさんも きっとここだろ一緒だろ 皆さん僕は来ましたよ こんなに大きくなりました からだにゃ傷もあるけれど 心に傷はないはずだ 空を見上げて胸を張ろう オーイ オーイ  泣きながら泣きながら 飢えてた幼い僕たちの あの焼け跡ももう今は きれいな店が並んでる かわいい子供が遊んでる 悪い生活(くらし)もしてきたが 今では立派に東京の 小さいながらも工場で 明るく働くからだです この長崎の青い海 この長崎の青い空が いつも励ましてくれたんだ このふるさとのこの大地 僕はしっかと踏みしめて 強くこの世を生きるんだ オーイ オーイ
長崎育ち美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏久留米絣(がすり)の藍(あい)の匂いに 思い出すのはああ長崎よ ダラダラ坂の石畳 カラリンコン カラリンコン 下駄(げた)履(は)いて 友だちと二人で歩いていたら 「天主堂」の鐘が ユーゴハンって鳴ったよ 祈りの歌も聞こえていたね  「異人屋敷」で港の船に 見とれていたら夜になったよ ポンポン船の赤い灯が ユラリンコン ユラリンコン 波の上 向こう岸のあかりもユラユラゆれて 友だちと二人ため息ついた ザボンの月と夜の長崎  春は「凧(はた)揚げ」夏「精霊(しょうろう)流し」 秋は「お宮日(くんち)」冬だきゃ休み お祭り好きのふるさとは ジャラリンコン ジャラリンコン 聞こえます 賑やかな「蛇(じゃ)踊り」のドラや太鼓が 友だちと二人飴(あめ)しゃぶって歩いたよ 揃いの絣で長崎育ち 久留米絣の藍の匂いに 思い出すのは ああ長崎よ
不倫美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏やるせない風が 湯上りの肌を 優しくくすぐる 海辺のホテルに またたく漁火(いさりび) 潮騒のハーモニー 星影にゆれる レースのカーテン 若い貴方の腕が 私をそっと包み 人妻の愁いを 一時(ひととき)忘れさせ 乙女の日に かえすの  テラスに腰かけ 貝を投げている 貴方を見ている 私は年上 海沿いのハイウェイ ドライブしながら それぞれの家へ 又帰って行くの いけない事と知ってて 離れられないのよ 子供の寝顔に 詫びて泣いて 不倫の恋に 又身を焦がすの  末は地獄だと 恐れていながら ほの暗い路地で 逢瀬を重ねる 乙女の頃から あこがれた夢を やっと手にしたの 離せやしません 日毎の苦しみも 夜毎の悲しみも たまに逢う日の 恋の炎で 焼き尽くし 燃え尽くしてしまうの
いとしの銀巴里美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏銀座の街角にあるシャンソン喫茶店 その名は銀巴里という 私の古巣 少年の頃からここで過して 雨の日も 雪も 嵐の夜も シャンソンを歌って生きてきました  生きることに疲れて死にたい人がいたり 恋に破れて泣いている人もいました 初めてここで会い 恋が芽生えて 結ばれた人も 別れた人も いろんな人達に歌を捧げて  人を慰め 励まし 笑わせたりしていても 私も人の子ですから いろいろとありました 歓び哀しみ 泣いて嘆いて 崖を登るように苦しんでいたことも けれども私は歌い手ですから  誰もいない銀巴里で耳をすますときに 過ぎ去った青春時代の いろいろな人達の 笑声や 泣声や 呟いてる声が 床や壁や椅子から聞こえてきます 想い出の宝石が鏤(ちりば)めてあるのです  やがて私も老いぼれて歌えなくなったら 若い小鳥たちの歌を聴くでしょう 愛しい銀巴里の片隅の席で それまでは夢中で ただ一生懸命 歌い続けましょう いとしの銀巴里で 歌い続けましょう いとしの銀巴里で
赤とんぼ美輪明宏美輪明宏三木露風山田耕筰夕焼小焼の 赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か  山の畑の 桑の実を 小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか  十五でねえやは 嫁に行き お里のたよりも 絶えはてた  夕焼小焼の 赤とんぼ とまっているよ 竿の先
浜辺の歌美輪明宏美輪明宏美輪明宏成田為三あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ 忍(しの)ばるる 風の音よ 雲のさまよ 寄する波も 貝の色も  ゆうべ浜辺を もとおれば 昔の人ぞ 忍ばるる 寄する波よ 返す波よ 月の色も 星の影も  はやちたちまち 波を吹き 赤裳(あかも)のすそぞ ぬれもせじ 病(や)みし我は すべて癒(い)えて 浜辺(はま)の真砂(まさご) まなごいまは
宵待草美輪明宏美輪明宏竹久夢二多忠亮待てど 暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ 今宵は 月も 出ぬそうな  更けて 河原に 星ひとつ 宵待草の 花が散る 更けては 風も 泣くそうな
メケ・メケ (M'E QUE' M'E QUE')美輪明宏美輪明宏C.Aznavour・G.Becaud・訳詞:美輪明宏C.Aznavour・G.Becaudたそがれどき港町の 酒場の片隅で 安い酒にくだまいてる クロンボの色男 別れの 盃 だよ 涙をふいておくれ かわいい わかってるだろ 俺は海の男だ  メケメケ これっきり 会えないかも知れぬ メケメケ お前も 達者でくらしな  太い腕に抱かれたまま 泣きじゃくる色女 ブロンドの髪 青い瞳 イヤイヤをしながら “ネエ あんたあたし一人 おいてけぼりはやんだ かわいい いかないでよ あたしは死んじゃうヨ”  メケメケ これはまあ お気の毒なこったよ メケメケ つれない 男もいたもの  時は過ぎて汽笛が鳴る 来るときが来ました 男は立つ女すがる 引きずられながらも 想い出の石だたみに 投げ出される女よ 船をめざし走る男 叫ぶ女をすてて  メケメケ バカヤロー 情なしのケチンボ メケメケ 手切れの お金もくれない  あきらめて帰ろ やがて月も出る港
恋のロシアンカフェ美輪明宏美輪明宏F.M.Botton・訳詞:美輪明宏F.M.Botton青いインテリアのロシアンカフェに 紳士達の取り巻きにいつも囲まれて 黒い眼黒髪の女が来る バラと宝石と絹と恋に包まれて (ルフラン) むせぶ ヴィオロンロンロン 恋の ヴィオロンロンロン 束の間の人生を踊れロンロンロン 狂えロンロン青いジプシーミュージックで  美しいけれど危ない女さ 男たちは破滅する次から次へと けれど彼女には罪はない バラと宝石と絹と恋が好きなだけ (ルフラン) 豪奢な彼女に片思いしている バラライカを弾く男 叶わぬとしりながら 彼女の為に奏でるのは バラと宝石と絹と恋の代わりです (ルフラン) 今は年老いてうらぶれて 半年に一度だけお金を貯めて来る 孤独な彼女にはバラライカだけ バラと宝石と絹と恋の想い出と (ルフラン) ライララ ライララ リイララ ライララ ライ ライ ライ
人生は過ぎ行く美輪明宏美輪明宏訳詞:美輪明宏Joel Holmes好きよ ゝ ゝ ゝ 冷たい背中ね 貴方 好きよ ゝ ゝ ゝ どうしたの 何とか云って 好きよ ゝ ゝ ゝ 怒らないで もう云わないから 好きよ ゝ ゝ ゝ 灯りをつけないで お願い  時間は流れる 怖しい速さで 私を見捨てて 人生は過ぎ行く 指からこぼれる最後のこの恋 すがって泣いても残酷に去り行く  好きよ ゝ ゝ ゝ どうして服を着るの 好きよ ゝ ゝ ゝ そんなにお洒落して 何処へ行くの 好きよ ゝ ゝ ゝ わかってるわ あの子の所ね 好きよ ゝ ゝ あの子幸福(しあわせ)ね 昔の私みたいに  時間は流れる 怖しい速さで 私を見捨てて 人生は過ぎ行く 指からこぼれる最後のこの恋 すがって泣いても 残酷に去り行く  ジュテイム ヽ ヽ ヽ どうしてそんな目で見るの ジュテイム ヽ ヽ ヽ 老けたでしょ 私 ハ ハ ハ ジュテイム ヽ ヽ ヽ 同情なんかまっぴらよ さあ 行って! ジュテイム ヽ ヽ ヽ お願い行かないで 行ったら死ぬわよ!  時間は飛びたつ 怖しい速さで 私を見捨てて 人生は過ぎ行く 指からこぼれる最後のこの恋 すがって泣いても残酷に去り行く  行かないで ゝ ゝ ゝ 窓から飛び降りるわ!
群衆美輪明宏美輪明宏A.Cabral・M.Rivgauche・E.Dizeo・訳詞:美輪明宏A.Cabral・M.Rivgauche・A.Amato世間は春でも祭でも 私にゃなんでもないのさ お針子暮しで空しく ただ歳を取って行くのさ みにくい女の私でも 今日は楽しい騒(ざわ)めき 祭に華やぐ街並へ 誘われ入って行った  おずおず近より 見回し 躊躇(ためら)い 震えて 思わず立止まれば 私を嘲笑(あざわら)っているよな 踊りに狂いまわる人々 人の波が押し寄せ 私を抱きこみ 踊りの渦巻の中へ 戸惑う私の愚な指を 誰かの手がしっかりと掴んだ  激しく抱かれて見上げれば 明るく笑った眼差(まなざ)し 子供のようにイタズラな 若者の甘い微笑み 見詰めるその人の瞳に 何故か胸がときめき 息も出来ない苦しさに ただ見返すばかり  そのうち思わず微笑み 互いに抱き合い 踊りの渦の中へ 初めて知る恋の心に 妖しく乱れる紙吹雪 くるくる廻りながら 見上げる空には バラ色の雲が輝き 生まれて初めて知る幸福よ この思いよ 永久(とわ)に 永遠に  その時いきなり押し寄せた 踊りに狂った群衆 悪魔の使いのその波が 彼を奪い連れ去る 揉(も)み合い犇(ひしめ)く人波を 夢中でかきわけ かきわけ 捜せばまたもその波が 彼を奪い連れ去る  人の気持も知らず 騒ぎに騒いで 笑ってさざめく群集 ただ一度の恋の歓びを 与えて またそれを持ち去る 捜し疲れて一人佇む 孤独な夕陽が沈みかける町 涙に霞みながら遠のく 群衆を私は憎むの
愛の讃歌美輪明宏美輪明宏E.Piaf・M.Monnot・訳詞:美輪明宏E.Piaf・M.Monnot高く青い空が 頭の上に落ちて来たって この大地が割れて ひっくり返ったって 世界中の どんな重要な出来事だって どうってこたぁ ありゃあしない あなたの この愛の前には 朝目が覚めたとき あなたの温かい掌の下で あたしの体が愛にふるえている 毎朝が愛に満たされている あたしにはそれだけで充分  もしあんたが望むんだったら この金髪だって染めるわ もしあんたが望むんだったら 世界の涯だってついて行くわ もしあんたが望むんだったら どんな宝物だって お月様だって盗みに行くわ もしあんたが望むんだったら 愛する祖国も友達もみんな裏切ってみせるわ もしあんたが望むんだったら 人々に笑われたってあたしは平気 どんな恥ずかしいことだってやってのけるわ  そしてやがて時が訪れて 死があたしから あんたを引き裂いたとしても それも平気よ だってあたしも必ず死ぬんですもの そして死んだ後でも二人は手に手を取って あのどこまでもどこまでも広がる 真っ青な空の 青の中に座って永遠の愛を誓い合うのよ なんの問題もない あの広々とした空の中で そして神様もそういうあたし達を 永遠に祝福して永遠に祝福して下さるでしょう。  Le ciel bleu sur nous peut s'effonder Et la terre peut bien s'ecrouler Peu m'importe si tu m'aimes Je me fous du monde entier Tant qu' l'amour inondra mes matins Tant que mon corps fremira sous tes mains Peu m'importe les problemes Mon amour puisque tu m'aimes  J'irais jusqu' au bout du monde Je me ferais teindre en blonde Si tu me le demandais J'irais decrocher la lune J'irais voler la fortune Si tu me le demandais Je renierais ma patrie Je renierais mes amis Si tu me le demandais On peut bien rire de moi Je ferais n'importe quoi Si tu me le demandais  Si un jour la vie t'arrache a moi Si tu meurs, que tu sois loin de moi peu m importe si tu m'aimes Car moi je mourrai aussi Nous aurons pour nous l'eternite Dans le bleu de toute I'immensite Dans le ciel plus de problemes  Mon amour puisque tu s'ai ment La La La.......... Dieu r'eunit ceux qui s'ai ment
花(すべての人の心に花を)美輪明宏美輪明宏喜納昌吉喜納昌吉川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ  涙流れて どこどこ行くの 愛も流れて どこどこ行くの そんな流れを この胸に 花として 花として 迎えてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ  花は花として 笑いもできる 人は人として 涙も流す それが自然の 歌なのさ こころのなかに こころのなかに 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花を掴もうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
老女優は去りゆく美輪明宏美輪明宏美輪明宏美輪明宏これでお別離なのね この劇場も 化粧を落として 煙草をふかせば 思い出すわ あの頃を 過ぎた昔を 女優を夢に描いて 街へ来た頃を 私は十六 田舎訛りで 震えながら訪ねた ここの楽屋口  長い下積みの後で やっとありついた 端役でも 私は嬉しかったわ それからは だんだんと主役になれて 輝くスポットライト浴びた歓び 楽屋には花々 拍手の嵐 取巻きの人々 甘い生活  でも 若くして成功した誰しもがそうであるように 私もまたつい いい気になっていた その後 数多くの失敗が続いた 批評家には叩かれ 主役はライバルに持って行かれた おまけに愛する夫は 若い女優と駈落ち たった一つ心の支えだった子供は 病気で死んで それを優しく慰めてくれていたあの人も 事故で死んだ ふと気が付くと まるで潮が引くように 私の身の回りから人々が遠ざかっていた 孤独の中で 毎晩 毎晩 浴びるようにお酒を飲んで やがてアルコールと麻薬の中毒 そして入院 あの泥沼の中から私が這い上がるまでに どんな思いをしたか 決して誰にもわからないわ 世間では私のことを再起不能と嘲笑っていた 落ちぶれた過去のスター 落ち目の流れ星 もう一度 舞台に立ちたい あのスポットライトの下で拍手を浴びたい 私は恥を忍んで カムバックを目差して 通行人の端役から出直した 人々の同情の眼 蔑みの眼にも私は耐えた なぜならば 私には女優としての誇りと自信があったから でもその後の想像を絶する人々の悪意 意地悪 屈辱の数々 でも私は負けなかったわ 耐えて 耐えて 耐えて 耐えぬいた そして とうとうあの念願かなった あのカムバックの日の 太陽のように輝くスポットライト 嵐のような拍手を私は一生忘れないわ いろんな役をやった 女王も 娼婦も 人妻も 娘も でもそれらは 今は皆幻のように消えて 私は すっかり老いさらばえて 今日 この劇場で引退して行くのだ  そうよ この劇場は解っているのね 舞台に人生を 賭けた私を 私の何もかも 生きて来た道を さようなら 愛する我が劇場 老兵は静かに消え去るのみ 出て行く迄明かりは消さないでね 出て行く迄明かりは消さないでね
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