戦え!何を!?人生を!

戦え! 何を!? 人生を!

戦え! 何を!? 人生を!

才能の枯れたヤツがいた
彼の人生は退屈だった
わけあって1 人をあやめ
灯がつくように気付いた

戦え! 何を!? 人生を!

みんなに詫びようと決めた
あやまるべき人は 遠い町に
リュックサックに小猫をつめて
潜水艦のように夜をいそぐ

16ノットで闇を泳ぐ
胸に秘めた言葉は
「あいすみません」

国道だ もうすぐさ
真っ赤な車 通り過ぎる
かわそうとして 倒れた
「大丈夫?」と声を かけられた

腕をはらい はね起きて
振り返らず彼は
「急いでますから」
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