待つ女

別ればなしが いつ出ても
不思議じゃないのと 目を伏せる
救けてと云われても 雨の居酒屋
飲むしかないわ
泣きたい女は世の中に
星の数ほど いるけれど……お泣き
泣きたけりゃ 涙かれはてるまで
うしろ指 薄い胸で
わたしも 待つ女

勝手気ままな 鳥だって
いつかはねぐらに 舞い戻る
取り合えずふらふらと 雨の居酒屋
酔うしかないわ
演歌がじんわり 利いてくる
酒は似合いの鬼ごろし……お泣き
泣きたけりゃ 熱いあの夜のように
うしろ影 夢の中で
わたしも 待つ女

救けてと云われても 雨の居酒屋
飲むしかないわ
泣きたい女は世の中に
星の数ほど いるけれど……お泣き
泣きたけりゃ 涙かれはてるまで
うしろ指 薄い胸で
わたしも 待つ女
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