蜘蛛の糸

ひとつふたつ 映される涙の行く末は
ひとつふたつ 乾いてもう元には戻らない
ひとつふたつ 示される救いの入り口に
いたいいたい 我先にとひしめき合ってる

ひとつふたつ 剥がれてく過ちの鱗が
ひとつふたつ 散らばってそこら中はりつく
ひとつふたつ 許しを請うみたいにのろった
今更 あがいても

改心と煽れば
気まぐれの慈悲も甘い罠も
いずれ確かな目の前の温もり
最後はうまくいくはずと信じてた

手をのばせば 届きそうな光に
恥じらいもなくすがりつく
バカみたいだ
透けた糸が 愚かさを照らしてる

刻々 降り積もる 燻んだ灰雪が
刻々 冷たい手の感触 厭(いと)うだけ
ひとつふたつ 解いても みっつ絡んでく
不安さえさらえてやろうか
消えてしまえばいいのに

「ダレノセイダ」
「偽善者ブッテサ」
「ソウシテリャイイヨ」

奪っては奪っては 憐れみ乞い頬ずって
満たしては満たしては 選ばれたいとせがんで
ずれてくずれてくずれていく
成れの果てに千切ってしまった

手をのばせば 届きそうな光が
跡形もなく 消えていく
掴みかけた糸の先で
運命が嘲笑う

手をのばせば 、、
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