その自画像

どうしていつもそうやって
冷めた目つきでにらんで
知らない他人(ヒト)を恨んだって
何の意味もないのに

いつから何がどうなって
固く心を閉ざして
自分のために生きるって
他人(ヒト)を利用してる

悲しみは闇をつかんで
誰も救いはしないんだ
二度と戻れなくなって
光も見えなくなるんだ
ずっと黙っていたって
伝わるはずもない
依存と調和の歪んだ世界に

いつまでそこでそうやって
さびしいくせに意地はって
ねたみそねみがこびりついて
ずっと歩けないのかい

いつから何がどうだって
何を怯えて隠すの
後づけ後出しの声に
のどが乾きそうだ

悲しみは闇で笑って
何も教えはしないんだ
道も分からなくって
孤独に逃げたくなるんだ
ずっと浸っていたって
変われるはずもない
自由と欲にくらんだ世界に

這い上がれ

闇をつかんで
影で泣いていたって
悲劇を演じていたって
知らないフリをしたって
ずっと黙っていたって
伝わるはずもない
自分が自分で描いた世界に

どう生きる光と闇の狭間に
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