LIVE REPORT

音速ライン ライブレポート

音速ライン

音速ライン 中野サンプラザ

2009年02月21日@中野サンプラザ

撮影:あさみあやこ/取材:土内 昇

2009.02.20

4thアルバム『風恋花凛』、ベストアルバム『おとし玉~ベリー ベスト オブ 音速ライン』を引っ提げてのツアーの最終日は初のホールワンマン! 「旅ガラス」や「みずいろの町」などのライヴの定番曲で客席を沸かせていくのはいつものことだが、「KAZAHANA」で風に舞う雪を降らせ、「ポラリスの涙」では無数の電球で星空を作り上げるなど、ホールならではの演出で視覚的にも観客を魅了した。また、ツアータイトル通り、ハッとするサプライズも満載! 初めてライヴでキーボードを導入してサウンドに広がりを与えたり、アンコール前には演奏を終えたばかりのメンバーがタクシーで会場を去るシーンをスクリーンに映し出したかと思うと、Mr.マリックのテーマソングとともに客席から2人が登場するなど、観客を楽しませること、自分たちが楽しめることを最優先した仕掛けが施されていた。 特に印象的だったのは終演後。客出しの影アナを2人が務め、そのまま終わると思いきや“まだ、サプライズ足りてないでしょ? もう1曲やります”と、バンド史上初のトリプルアンコールのステージに立ち、感謝の気持ちを込めて「ありがとうの唄」を披露したのだった。 ライヴを楽しいものにしようとするバンドサイドの気持ちと、それを受け止めて、存分に楽しむ観客の満面の笑顔と声援。そこにある関係は会場が大きくなっても変わらない。途中で藤井敬之(Vo&Gu)が声帯の調子が良くないことを告白するシーンがあったものの、客席からパワーをもらって調子を取り戻し、最後まで歌い切ったのは、そんなコミュニケーションの賜物だろう。そういう意味でも、初ホールワンマンは音速らしい、楽しく、温かいものだったと言える。
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