ACE COLLECTION

やっぱりラブソングの歌詞って自分の恋愛がバレますよね。

 2019年3月27日に“ACE COLLECTION”が、1st digital Album『December 9』をリリースしました。彼らは、たつや◎(Vo.&Gt)、LIKI(Gt)、奏(Ba)、RIKU(Dr)による4人組バンド。今日のうたコラムでは、全曲の作詞・作曲を手がけている“たつや◎”さんに初の単独インタビューを敢行。第1弾、第2弾、第3弾に分けて、記事をお届けいたします…!本日は第2弾!

大抵のカップルがそのままのお互いを好きになって
付き合ったくせにいつのまにか交わすLINEの大好き
さえも意味をなくして3ヶ月くらいした時には
倦怠期とやつでMr.いざこざばかりご覧の有様

そんなこと言ったって喧嘩するほど仲がいいって言うし
私たちの愛はあなたに負けるわけないでしょ
あなたがそんなに言えるほど恋愛マスターじゃあるまいし
毎時毎秒彼のことばかり考えてるもう彼に乗り換えたの
「鬱憤」/ACE COLLECTION

― 「鬱憤」はデビュー曲ですが、歌ネットの注目度ランキングでは2位を記録、LINE MUSICではリアルタイムランキング1位に君臨と、初っ端から話題の1曲となりました。

たつや◎:これはもう…歌詞が半端じゃないですよね(笑)。もともとは「LIFEメーカー」をデビュー曲にしようという案があって、ミュージックビデオも最初に撮っていたんです。だけどメンバーとまたいろいろ話し合った上で「いや、やっぱりこっちの曲じゃないか?」と「鬱憤」がデビュー曲に変わったんです。でも…どうですかね?

― タイトルも内容も強烈で、かなりインパクトがありました。なかなか別れたカップルが文句を言い合う歌ってないですよね。どんなきっかけから生まれた曲なんですか?

たつや◎:自分が個人的に出していた「ねぇ」という歌のようなオリジナル曲があって。そういう要素を取り入れた曲をACE COLLECTIONとしても残しておきたいなと。あと、これは僕の性格の特徴がすごく表れている歌詞でもありまして。僕はこれまで恋愛で3回ほど浮気されたことがあるんですよ(笑)。

それでちょっと女の子が怖かった時期があったんですね。というか「恋愛なんて所詮はそんなものでしょ? 最初は好きだとか言っていても、大体は裏があるんでしょ?」というような。そんな偏見祭りの感情がこの歌には込められております。当時の恋愛の実話を掛け合わせつつ、男女の言い合いにしてみました。

君の最寄りまでわざわざ会いに行った20分間と
君の手を繋ぎあって過ごした6時間は幸せだった
お別れする2分間のホームの上でキスした3秒間と君と
付き合った2年間と3ヵ月と5時間と52秒は無駄
「鬱憤」

たつや◎:しかもこの<付き合った2年間と3ヵ月と5時間>までは実体験なんですよ。でもこれを言うと「お前…メンヘラじゃん」って言われるんだよなぁ(笑)。さすがに<52秒>は語呂でつけましたけど。


― でもこの<付き合った2年間と3ヵ月と5時間>というフレーズがあることで、説得力や生々しさが強化されますよね。結構、長くお付き合いされていますし、こんなに細かく時間を覚えているということは多分、わりとまだ好きなんでしょうし…。

たつや◎:そうそうそう(笑)。やっぱりラブソングの歌詞って自分の恋愛がバレますよね。正直<無駄>って言いながらも<無駄>なんて思えてなかったし。ただ、これを書いた1年前くらいは「絶対に見返してやろう」みたいな気持ちが力になったところもありました。有名になって「あのとき別れなければよかった」って言わせたいな、と。

あなたのことを駅で待ち続けていた120分と
あなたが仕事の愚痴を吐いた6時間に嫌気がさして
お別れする2分間のホームの上で甘ったるいあなたを許し
付き合った2年間と3ヵ月と5時間と52秒は無駄
「鬱憤」

― またこの歌って実は、主人公は過去の文句は言っていないんですよね。むしろ<幸せだった>と。一方、恋人の<私>側は<嫌気がさして>と言っているのが切ないです。

たつや◎:しかも彼女にはもう新しい彼がいるんですよ!だから「もう関わらないで!気持ち悪いわ!」みたいな態度なわけです。それに対して僕は「マジかよ~…」という落ち込みを含めて歌いました。なんか…付き合っているときは普通なのに、別れ際に急にこれまでの鬱憤を吐き出してくる方っていますよね…。「ずっと我慢していたけど、あの時さぁ実はさぁ!」みたいな。怖いですよね…(笑)。

枯れ果てればいいとか消えてなくなればとか
そんなことは言わないどこうか
自分が幸せこぼさぬように次から次へといこう
新しい恋人へと人々よどうか幸せあれ とでも言おうか
「鬱憤」

― ちなみに別れたあと、元恋人に<どうか幸せあれ>と心から思える派ですか?

たつや◎:えぇ~? いや~、どうだろうなぁ…。もしまだ未練があったなら、どこかで「絶対に取り戻してやる」って思っています(笑)。だけど自分のなかである程度、吹っ切ることができたら意外と、何の感情もなくなる。興味がなくなる。だから幸せを願うというより、幸せになっているならそれならそれで…というのが本音ですかね。

― たつや◎さんはラブソングを描くとき、どの場面を切り取ることが多いですか?

たつや◎:う~ん、幸せな曲ってあまりないかもしれない。一応、付き合っているときにも歌詞は書いてはいるんですけど、バンドとして歌うとなると恥ずかしくなっちゃうんですよね。でも、このアルバムでは「鬱憤」とか「Lady」みたいな切ない系ばかりですけど、ゆくゆくは幸せなラブソングも出していきたいと思っています。

夜空の中にひたすら君探して
僕がいなくても幸せそうな君に嫉妬して
あの日 丘の上で2人で語った
夢の続きを僕は追いかけてる
「Lady」/ACE COLLECTION


― 「Lady」はどのような設定のラブソングなのでしょうか。

たつや◎:二人はもともと田舎で付き合っていて。だけど男性のほうが「俺は夢を追いかけてくるわ」と、彼女を置いて上京して、離れ離れになったという歌です。だけど<君>のほうはもう、半分<僕>のことを忘れて楽しそうだと。それにちょっと嫉妬しているんですよね。

― その“嫉妬感”は少し「鬱憤」の主人公と重なるところもある気がします。

たつや◎:たしかに…(笑)。曲を出せば出すほど、自分の恋愛観がボロボロと出ちゃっていますね。歌詞を書いていると、いつも以上に自分の気持ちと向き合うじゃないですか。過去のことでも今のことでも。だから作詞中に初めて自分の気持ちに気づくこともたくさんあります。「あー、あのとき俺ってこういうふうに思っていたんだ」って。

たまにもう終わらせたくもなるけど
あの瞳に嘘はつきたくないから
あの日 丘の上で二人で語った
夢の続きを君に見せたいから
「Lady」


― この歌では別れた<君>の存在が<夢>を追う力になっているところも素敵ですね。たつや◎さんも、音楽活動の支えになっているような何かってありますか?

たつや◎:ありますね。でも今は、恋人とかじゃないんです。最近たまに、動画配信とかでも言うんですけど、正直ちょっと前まで、このバンドを組む前まで、誰かから「頑張って!」とか言われても、そういうコメントを読んでも、そこまで深くは響かなかったんですね。

だけどACE COLLECTIONとして毎日投稿を初めて、いろいろ活動が忙しく大変になってきて、僕も悩むことがめっちゃ増えてきて、そうしたら自分でもビックリするくらい、ファンの方からの応援に対して「ありがたいわぁ…」って思うようになったんですよ。今はそういう言葉が、ものすごく支えになっていますね。

【第3弾に続く!】


◆紹介曲「鬱憤
作詞:たつや◎
作曲:たつや◎・LIKI

Lady
作詞:たつや◎
作曲:たつや◎・LIKI

◆1st digital Album『December 9』
2019年3月27日配信リリース

<収録曲>
M-1 HELLO WORLD
M-­2 December 9
M-­3 鬱憤
M-­4 Lady
M-­5 君と花したい
M-­6 Butterfly
M-­7 BLACK HOLE
M-­8 LIFEメーカー
M-­9 ROCK STAR

配信先URL

<TOUR情報>
ACE COLLECTION
Bright Tour 2019

日時:2019年6月4日(火)開場18:00 / 開演19:00
会場:大阪BIG CAT

日時:2019年6月6日(木)開場18:00 / 開演19:00
会場:Zepp Diver City

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