cluppoのいつも言いたいことが詰まってる言葉。

 2022年7月7日にBAND-MAIDの小鳩ミク(Gt&Vo.)によるソロプロジェクト“cluppo”の新曲「With you」が配信リリースされました。同曲は、7月6日よりTOKYO MX・BS日テレにて放送が開始されるテレビアニメ『咲う アルスノトリア すんっ!』エンディングテーマとして書き下ろされた楽曲で、cluppo初のアニメタイアップとなっております。
 
 さて、今日のうたコラムでは、そんな“cluppo”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。綴っていただいたのは、今年3月にリリースされたEP『hatofull」のリード曲「POGO!」のお話。cluppoの新境地となるようなラップ調の冒頭、アップテンポな楽曲。そこにどのように歌詞を乗せていったのか、その軌跡を明かしてくださいました。歌詞と併せてお楽しみください。



くるっぽー!皆様cluppoですっぽ。
第3回目となる今回が、最終回のコラムになりますっぽ。
前回まではいかがでしたかっぽ??
私のコラム、楽しく読んでいただけましたかでしょうかっぽ??
 
さて今回は「POGO!」について。
この曲はEP『hatofull」のリード曲になっていますっぽ。
曲(デモ)を聴いてまず思ったのは
なんだってっぽ?!
ラップ調の曲の冒頭、言葉嵌めるの難しいっぽ!
ですっぽ。笑
 
それまでのcluppoよりもかっこよさ強めで
アップテンポな楽曲だったので、
歌詞にもリズム感や勢いがある感じにしたいなと思ったんですっぽ。
冒頭部分はなかなか日本語では
かっこよさを出したハマりがいい感じにならないかもと思ったので、
後に回して最後らへんに考えましたっぽ。
 
こーいう曲調なので、韻も踏みつつ口の気持ちよさも
大事にしたかったんですっぽ。
まず曲のBメロデモを聴いた時に、
タイピング音に聴こえるっぽと思って。
炎上させたい人やクレーマーさんとかが
必死にカチカチやってるイメージが浮かんできて、
ここからイメージを膨らませていこうと決めたんですっぽ。
 
必死にやってるけど楽しいの?
かっこよくないっぽよ!ってとこから
そんなのポイポイってしてscrollして消しちゃうっぽ!!
クルリンシュパッ(Twitter効果音)みたいな。
 
そんなことやってないでcluppoと一緒に
歌おうっぽ!楽しもうっぽ!十人十色!平和っぽ!!
っていうようなどんどん湧いてきた言葉を集めて書いていきましたっぽ。
 
サビは勢いとスピード感を出して、
みんなで言いながら進んでいく雰囲気にしたかったので、
なるべく簡単な短い単語で構成しましたっぽ。
 
ただ<So many men, so many minds.>は
どうしても入れたかったので
サビ後半切り替わりの目立つ部分にいれましたっぽ。
POGO!だけでなくcluppoの
いつも言いたいことが詰まってる言葉だからっぽ。
<Enchanted!>の部分はBANG!で暴力的ではなく
おまじないをかけてるイメージっぽ。
このイメージからジャケ写のデザインに繋がってるっぽ。
 
そして例の間奏部分。
<ぽっぽっぽー鳩ぽっぽー>
これはもう、入れるしかないと思ったっぽね。
こんな完璧にこれを入れるしかない部分を作れるCrowさん達に、本当に感謝ですっぽ。
現代風鳩ぽっぽに仕上げたく
歌い方はまるで英語の様に「鳩」の部分を歌いましたっぽ。
 
全体が出来てから、
冒頭はフックになる様な言葉を英語でハメていって、
ちょっと命令文や注意文にしたいっぽと思ったので、
これから始まる曲の紹介、お品書き的な感じにしましたっぽ。
じゃあ最後は
<目開きよく聞け Fake it till you make it.>
って命令するっぽー!ってなりましたっぽ。
そんな風に出来ていった1曲になりましたっぽ。
 
 
さて、お別れのお時間がきましたっぽ。
ここまで読んでくださった方々ありがとうございましたっぽ。
1曲ずつこうして歌詞に注目して
コラムを書いたりするのは初めてだったので、
なかなか難しかったけど、自分のことを自分で見直す
素敵な機会だなと思って楽しかったですっぽ。
皆様が、cluppoの世界平和ワールドの歌詞を
こうしたことでまた詳しく読んだり見たりしてくれたら嬉しい限りですっぽ。
 
またいつかお会いしましょうっぽ。
cluppoでしたっぽ。ばいばいっぽ。

<cluppo>



◆紹介曲「POGO!
作詞:cluppo
作曲:Crow