だからダーウィンさん、私もあなたみたいに唱えてみようかと。

 2021年1月27日に“ASCA”がニューアルバム『百希夜行』(読:ヒャッキヤコウ)をリリース!今作には、新曲「進化論」のほか、「Howling」「CHAIN」や「天秤 -Libra-」別アレンジバージョンなどヒットシングル曲が満載。さらに、阿部真央によるプロデュース曲「regain」、親交の深いアーティストたちと歌い繋いだ「Wings to fly」、全英語詞に挑戦した「DESIRE」、圧倒的なライブパフォーマンスでも話題となった「命に嫌われている。」カバーが収録されるなど聴きごたえある一枚に仕上がっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“ASCA”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは「変化」についてのお話です。ある物事に対して、苦手意識があり一歩を踏み出せずにいる方。自分自身の可能性を信じられず、変化を恐れてしまいがちな方。是非、このエッセイを受け取ってください。

~歌詞エッセイ第1弾:「進化論」~

ダーウィンは唱えた
「唯一生き残ることができるのは、
変化できる者である」と。

はじめまして、ASCAです。
言葉を綴るということに苦手意識を手放せないまま、
思い切って飛び込んでみました。

ダーウィンさんのお言葉をお借りしたおかげで
冒頭から見事な滑り出しです。

第1回目のコラム、どうぞお手柔らかに。

なぜ人は
苦手だとわかっていながら食べちゃうんだろう。
ずっと自分の好きなものだけを
食べて生きることもできるのに。

そもそも私は
小さい頃からそれはそれは食わず嫌いで。
無理をして食べる飯はねぇ!などと
それはもう長い間逃げて逃げて。
それから24年経って
ようやく納豆を食べられるようになったんです。
食べた時の高揚感は忘れられない。

逃げてきたものに、自分から立ち向かって、
そして思いの外
嬉しい結果が待っていた時の喜びったらない。

納豆まじうまい!!!

そう、人生にはこんな棚からぼたもち的ないや、
棚から納豆みたいなことが
これからも待っているのかもしれない。

だから私は
“自分の気持ちを言葉にして人に届ける”という
途方もない海に怖がりながらも
飛び込んでみたのでした。

ダーウィンさんも大昔に
「君たち、時代と共に変化して進化していきなはれ」
って教えてくれてる。

これはなんにも難しい話じゃなくて
当たり前だったものが奪われた2020年を乗り越えて、
それでも今生きのびてるってことは
それだけでちゃんと時代と共に
進化してきた証明なんですよね。おつかれ、人類。

だからダーウィンさん、
私もあなたみたいに唱えてみようかと。
変わっていく事を恐れないで
自分自身を決めつけないで
声高らかに私なりの「進化論」を。

なのでそこで見ていてください。
まあ見てくれてなくてもいいんですけど。
あー、重い腰をあげてやっと入れた
お風呂から立ち上がれない。
やっぱり生きることってめんどうくさい。
だって結局は自分でやっていくしかないから。

そうそう、何が言いたいかって、
私たちは生きてるだけで素晴らしい。

<ASCA>

◆紹介曲「進化論
作詞:ASCA・重永亮介
作曲:重永亮介

◆新曲「進化論」MV
https://www.youtube.com/watch?v=gNCDvCV9Fs0

◆ニューアルバム『百希夜行』
2021年1月27日発売
完全生産限定盤(VVCL-1812~1814) \5,500(税抜)
初回生産限定盤(VVCL-1815〜1816) \4,000(税抜)
通常盤(VVCL-1817) \3,000(税抜)

<収録曲>
M01.「進化論」
M02.「CHAIN」
M03.「Howling」
M04.「regain」
M05.「SAYONARA」
M06.「曖・アイ・愛」
M07.「天秤 -Libra- 百希夜行ver」
M08.「DESIRE」
M09.「命に嫌われている。」カンザキイオリCover
M10.「君の街へ」
M11.「Wings to fly feat. 足立佳奈, MaRuRi, mizuki」