1人になりたいと想えば想うほど、誰かに認めて欲しかった。

 この3月に高校を卒業した“Karin.”が2020年5月22日、新作『君が生きる街 - ep』をリリース。今作には"皆それぞれ進む新しい道で、私が誰かの気持ちに寄り添えるようになりたい”という気持ちを込めた「君が生きる街」を含む新曲3曲に加え、口コミで広がり注目を集めた「青春脱衣所」の弾き語りが収録。

 高校を卒業し、さらに飛躍を遂げるであろう彼女の歌を是非、ご堪能あれ!さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“Karin.”による歌詞エッセイをお届けいたします。今回は【Part 1】に続く【Part 2】です。綴っていただいたのは、今作『君が生きる街 - ep』全体に通ずるメッセージ。本当の愛とは? エゴとの違いって何? 人から手を差し伸べられたらどうすればいい…? そんなことをそっと考えながら、彼女の言葉を受け取ってください。

~歌詞エッセイ【Part 2】~

月の灯りを消す前に伝えたい事がある


夜の蛍光灯
気温はまだ暖かくはなくて

この街は飲みかけのコーヒーと
同じくらい冷めていた


朝の電車はとても苦手で
いろんな匂いが混ざっていて
みんな同じ感情を持っている

知らない方がいいね、


大切なものだけを手で隠してしまえば
本物の愛を知れると思ったから

人から貰った期待を
わたしは食べかけのまま残した


誰かが差し伸べたその手が、痛かった

1人になりたいと想えば想うほど
誰かに認めて欲しかった


何かに縋り付いた時に
「愛」とか「エゴ」という感情が
通用してしまう世の中になったら
「愛」など「哀」に変わってしまえ

<Karin.>

◆新作『君が生きる街 - ep』
2020年5月22日配信リリース

<収録曲>
1. 君が生きる街
2. はないちもんめ
3. 痛みがわかれば
4. 青春脱衣所 -弾き語り-

【配信リンク】

「君が生きる街」Lyric Video

「痛みがわかれば」Lyric Video