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    やりたいことと求められるもの、両方を叶える新しい歌詞。
    やりたいことと求められるもの、両方を叶える新しい歌詞。

    Penthouse

    やりたいことと求められるもの、両方を叶える新しい歌詞。

     2024年11月6日に“Penthouse”が2nd Album『Laundry』をリリースしました。今作には、1st Album『Balcony』以降にリリースした配信シングル6曲に加え、新曲4曲を含む全10曲収録が収録されております。Penthouseのルーツの幅広さを感じさせる、満足感ある2nd Album『Laundry』、ぜひご期待ください!    さて、今日のうたではそんな“Penthouse”の浪岡真太郎による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、収録曲「 Taxi to the Moon 」にまつわるお話です。作曲家を悩ませる、英語詞と日本語詞の大きな違い。やりたいことと、求められるもの、両方を叶えるため時間をかけた工夫とは…。 洋楽が好きな作曲家なら誰しも悩んだことがあると思う。英語で歌ったらかっこいいメロディなのに、日本語にした瞬間、台無しになる現象。洋楽育ちの僕も例に漏れず、高校生で作曲を始めてから長年この現象に悩まされてきた。   英語詞と日本語詞の大きな違いは「無声音」にある。「s」や「k」のような、声帯を振動させずに発音する子音は、歌の中で弱音として機能し、リズムにうねりを加えてくれる重要な要素だ。だが、実は無声音は日本語でも時折みられる。   実際に喉に手を当てながら発音してみて欲しいのだが、例えば「明日」の「し」。「sh」の時に声帯は震えていない。こういった日本語のバグのような要素を拾い集め、英語的なメロディと日本語歌詞を両立させたのが新曲「 Taxi to the Moon 」だ。   それだけではない。この曲、実はサビの日本語詞が、そのまま英語詞としても機能するダブルミーニングになっている。例えば、<託していく身 to the ギャラクシー>は“Taxi, take me to the galaxy”、<天の上 to the Moon>は“I'm on the way to the Moon”のように、サビの全編が日本語詞であり、同時に英語詞でもある。   作詞にはかなり時間がかかったが、自分のやりたいこととみんなが求めているものの両方を叶える新しい歌詞の方向性に、僕自身とても期待している。   <Penthouse / 浪岡真太郎> ◆紹介曲「 Taxi to the Moon 」 作詞:浪岡真太郎 作曲:浪岡真太郎  ◆2nd Album『Laundry』 2024年11月6日発売 1 Taxi to the Moon 2 我愛ニー 3 夏に願いを 4 Raise Your Hands Up 5 フライデーズハイ 6 花束のような人生を君に 7 一難 8 Kitchen feat. 9m88 9 アイデンティファイ 10 Whiskey And Coke

    2024/11/12

  • クジラ夜の街
    界隈について
    界隈について

    クジラ夜の街

    界隈について

     2024年11月6日に“クジラ夜の街”が、メジャー2ndフル・アルバム『恋、それは電影』をリリースしました。今作には、映画『この動画は再生できません THE MOVIE』挿入歌の「Saisei」や、崎山蒼志とのコラボ共作「劇情」などを含む全12曲が収録されております。    さて、今日のうたでは“クジラ夜の街”の宮崎一晴による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、収録曲「 ホットドッグ・プラネッタ 」にも通ずるお話です。現代の音楽の楽しみ方とは、音楽への向き合い方とは、考えてみたとき自身が今思うことは…。 「影響を受けたCD」のジャケットを何十枚も並べてSNS載っけてみたり ロックフェスに出るアイドルをコケにしたり おすすめの若手バンドを紹介するYouTuberを冷笑したり 流行りのポップスをあえてディスってみたり ライブ鑑賞直後、余韻そっちのけで、セトリとレポ書いて投下したり 他人のプレイリストを密かに値踏みして比べっこしてみたり 音楽をファッションとして、自己顕示欲を満たしたり 逆にそれを馬鹿にすることで悦に入ってみたり   ジャンルマウント、冷笑合戦、ロック論争、みたいなもので入り乱れ。 いつの世もそうなんだと思いますが 今は更に、若いリスナーたちの、音楽を巡る“カオス”が極まってきてるなーと思います。   「何を聴くか」ではなく 「何を聴いてる自分を承認してもらうか」 というポーズを取るファンに向けて あるバンドマンは 「自分の好きな物を好きでいろ」 「誰にも指図される筋合いはない」 「他人の意見に縛られるな」 と警鐘を鳴らしたりもしていますが   この情報社会で、誰の目も気にせず自分だけのブームを自分だけのペースで愉しむのはどうやら難しいようで 音楽という 形のない、正解のない、感性だけを信じるしかないモノを前にして 人は人と繋がらずにはいられない、ぽいのです。 分かち合わずにはいられない、ぽい。   誰かに認められて初めて 自分の「好き」を自覚する 割と多くの人がそんな感じ。 ライブでもそう。 周りの人がサビで手を上げたから、手を上げて、間奏入ったら、手を下ろす、みたいな。   さて こういう状況、に対し、俺も 今まではなんとなく 間違ってる、とか もっと自由に音楽を楽しむべき、とか 自立しろよ、とか 自信持てよ、とか 適当にポコポコ思ってたんですが よくよく、よくよく考えてみたら       別にマジで なんでも良いじゃん       と、なりました。 本当になんでも良かった。 そもそも、音楽との向き合い方についてアレコレ説教できるほど偉くないし。 でもって仮に、自分が権威ある大物アーティストだったとしても リスナーたちに向けて 「もっと自由に音楽を楽しめ」なんて、とてもじゃないけど言えないなって思います。   だって我々はすでに、圧倒的に自由だ。   何したって良い。 どんなふうに向き合っても。 音楽=ファッションだろうが 音楽=ステータスだろうが 音楽=人と繋がる手段だろうが 全てはそれぞれが勝手に決めること。 勝手に決めていいこと。   誰にも咎められない。   曲の聴き方だって問わない。 倍速で聴きたいならそれで良いし。 15秒尺永遠にリピるのが気持ちよければそれで良い。 あなたの生活を彩るためのBGMにしてもらっても良いし。 可愛く踊りをおどるためのツールでも良い。 そんでそれを巡ってまた対立や論争が起こったって良い。 各々の美学をぶつけ合えば良い。   どんな風に音楽を楽しむのも、全権はあなたの手中にある。 だから 「自由に音楽を楽しむために」なんて言って全員一律整えてく方が、よっぽど不自由。 今のこのカオスが一番健全なんです。 この状況こそが、自由。 その上で俺は 例えばこういう風に聴くと良いよとか ライブはこうすると楽しいよとか 参考程度にお伝えする。 従っても従わなくても良い。 今後、そういう風に、この界隈と向き合っていこうかなと、なんとなく思い直したわけです。   「ホットドッグ・プラネッタ」って曲は こういう目まぐるしい環境にて 自分の「好き」を見失ってしまう人の気持ちを歌いました。 この曲においてはそのテーマが“バンド”ですが 好きだったモノがだんだんと、わからなくなってしまう気持ち、全体のことを歌っています。   正解はないので、聴いてみてください。 強いてひとつ言うなら これはサウンドや場面設定に反して 全くファンタジーな歌ではありません。   < クジラ夜の街・ 宮崎一晴> ◆紹介曲「 ホットドッグ・プラネッタ 」 作詞:宮崎一晴 作曲:宮崎一晴  ◆メジャー2ndフル・アルバム『恋、それは電影』 2024年11月6日発売 配信リンク: https://qujilayolu.lnk.to/sothisisloving <収録曲> 1. SHUJINKO 2. きみは電影 (Prelude) 3. ホットドッグ・プラネッタ 4. 雨の魔女 5. 失恋喫茶 6. 劇情 7. 星に願わない 8. End Roll 9. 出戻 (Interlude) 10. Saisei 11. それだけ 12. せいかつかん

    2024/11/11

  • ツチヤカレン
    知らない女の子と盛り上がって飲み明かした夜。
    知らない女の子と盛り上がって飲み明かした夜。

    ツチヤカレン

    知らない女の子と盛り上がって飲み明かした夜。

     2024年11月6日に“ツチヤカレン”が新曲「ガールズトーク」をリリースしました。自分と他人の恋愛観や経験を比較した時に誰もが感じる想いなどを“ガールズトーク”として描いた楽曲。これまでにないポップなアレンジが施されたキャッチーなサウンドとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ツチヤカレン”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 ガールズトーク 」にまつわるお話です。ある夜、一緒に飲んだ女の子。お互いにまったく違う価値観だったのに、充実した時間を過ごせたのは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 わたしは一人でも外に飲みに出ることがあるのだけど、気づいたら知らない女の子と盛り上がって飲み明かした夜があった! 酔っ払うと記憶がざっくり無くなる体質なので、後半戦はほとんど覚えていないけれど、恋話からテンションが上がりとにかく楽しかった。   そのバーで仲良かった店員さんもやめてしまったと人から聞いて、多分もう行くことはないし、LINEも交換しなかったので今後もう会うこともないのだけど、あんまり気の知れてない人だからこそ、つい話しちゃったりすることもあるよな~なんて、時間が経った今わたしは思うのでした。   距離の近い人にはわざわざ言わないこととか、やっぱり仲が良くても気を使う部分があったりして、今後のことを考えると言えなくなってしまうこともあったりする。 「本人に言えばいいじゃん」なんて正論だけど、なかなかそうはできないこともあって。   だから、よく知らない優しい人に愚痴を聞いてもらったり相談乗ってもらったりすることが、リフレッシュになる夜もあるのだ。 わたしは、自分自身が正しいと思うやり方でハッピーな日を1日でも多く過ごせたらいいのだと、常に心に言い聞かせている。   そんな彼女とした恋話は、真逆なくらい理想が違ったのだけど、お互い“そういう考え方もあるよねー!”とか“その発想おもろ!”という下地があるから安心していろんな話ができた。   「類は友を呼ぶ」という言葉があって、その通りだなと思うこともある反面、全く違った価値観を認め合える関係性ってすばらしい!と、「ガールズトーク」という曲に閉じ込めました。   ガールズトークって基本「わかる~」の嵐な気がして、どこか孤独を感じる瞬間があったけど、違いをポップに会話できるのって最高だな~と思います。   最近のわたしは、あんまり外に前向きに出る気持ちが湧かず、部屋でNetflixばっかり見てるので、「こんななんもしないでいいのかなあ...」と焦ったりもするけど、今はそれが正しいハッピーの作り方なら、いいかなと思うようにしてます。笑 また、外に出たくなったら出て、新しい出会いに期待したりして、楽しい日々を送っていきたいですな! わたしの曲を聴いてくれているみんなにも幸あれー!   <ツチヤカレン> ◆紹介曲「 ガールズトーク 」 作詞:ツチヤカレン 作曲:ツチヤカレン

    2024/11/08

  • さとうもか
    微生物も大変
    微生物も大変

    さとうもか

    微生物も大変

     2024年10月30日に“さとうもか”がニューアルバム『ERA』をリリースしました。「時代」を意味する『ERA』と名付けられた今作には、今年30才になったさとうもか自身が今感じている葛藤や心境の変化が詰め込まれております。NHK岡山放送局の夕方のニュース番組『mogitate!』エンディングテーマとなった「Peach Perfect」をはじめとした全14曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“さとうもか”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!第2弾は、収録曲「 生活は大変 」にまつわるお話です。宇宙にとっては微生物ほどに小さい人間。だけど<私>を拡大してもらうと見えてくる忙しなく大変な生活。そのなかで自身が大事にしている、とある“トクベツ”とは…。 自分のことを宇宙規模で見つめると、あまりにちっぽけに感じて座り込んでしまいそうになる。 小学生の頃、顕微鏡でみた微生物ぐらいちっぽけなんじゃないだろうか。   だがしかし、宇宙から東京のとある街の一室まで拡大してもらうと、微生物のような私が一丁前に忙しそうに生活している姿が映り込むだろう。   私の日常は、大体何らかの締め切りや家事に追われ、でもたまに遊びたくて、でも寝る時間も必要だし、漫画も読みたいし、お風呂にも入らなきゃ…という感じで、気づいた時にはささやかな予定で埋め尽くされている。 年齢や立場は関係なく、きっとそんな日々を送ってる人は多いんじゃないかなと思う。   宇宙から見た微生物こと私も、たまに生活の中で落ち込んだり疲れたりすることがある。そんな時はちょっとした気分転換をするようにしている。 私が時々自分の気分を上げる時にやるのは、大体決まってウーバーイーツで大きめのコーヒーとデザートを注文する事。 ウーバーイーツは少し高いから普段は悩ましい気持ちになるけど、そういう時は迷わず頼んでもいいという事にしている。しかも家で簡単に淹れられるコーヒーをわざわざ頼むってのもなんかいい。 そして飲み終えると、そのカップに家で淹れたコーヒーを追加して、はい、お店気分。というのをよくやっている。なんて貧乏性なんだろう。 書きながら少し恥ずかしくなってきたけど、これは是非おすすめしたい。   ここまで書いていてふと思ったけど、もしかすると小学生の頃に顕微鏡で見たあの微生物たちも、それなりにタスクを抱えたり楽しみを持って生きていたのかもしれない。 宇宙からみた人間がこんなに忙しいのだから、きっとそうだと思う。   というわけで、人間の皆さん、そして微生物のみなさん。 シャンソンテイストで日常を描いた愉快な曲「生活は大変」、一度聴いてみてください。 <さとうもか> ◆紹介曲「 生活は大変 」 作詞:さとうもか 作曲:さとうもか ◆ニューアルバム『ERA』 2024年10月30日発売 <収録曲> 01. 生活は大変 02. りとる革命 03. Everyday 04. チェーン・オブ・ユース 05. No massage 06. Dear stranger 07. Misty blue 08. 未完の小説 09. Peach Perfect 10. ネオン 11. オーロラ 12. 旅 13. ERA 14. 予定   

    2024/11/07

  • a flood of circle
    <退屈>の皮膚に包まれたままでは気づけなかった<骨>を発見した。
    <退屈>の皮膚に包まれたままでは気づけなかった<骨>を発見した。

    a flood of circle

    <退屈>の皮膚に包まれたままでは気づけなかった<骨>を発見した。

     2024年11月6日に“a flood of circle”がニューアルバム『WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース』をリリースしました。今作の収録曲「虫けらの詩」、「WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース」、「ひとさらい」、「Eine Kleine Nachtmusik」、「D E K O T O R A」の5曲は、共同制作者に高野勲を迎え福島県の山小屋へ機材を持ち込んでプリプロからレコーディングまでを行なったとのこと。全11曲入りとなっております。    さて、今日のうたではそんな“a flood of circle”の佐々木亮介による歌詞エッセイをお届け! アオキテツ(Gt.)が作詞作曲を手掛けた収録曲「 11 」にまつわるお話です。ひとつのフレーズ、ひとつのワード、隅々まで丁寧に想像し、じっくりと読み解いていただきました。ぜひ歌詞と併せて、最後までエッセイをお楽しみください。 アルバム『WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース』にはアオキテツ作詞作曲の「11」という曲が入っていて、これが聴き所です。   他10曲は全て佐々木亮介の詞曲(ただし「ゴールド・ディガーズ」にはストレイテナーのホリエアツシさんが、「キャンドルソング」にはASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが、それぞれプロデューサーとして作曲に関わってくれました。わーお)なので、「11」の存在を嬉しく感じてもいます。   アオキテツの書いた歌詞を読んで連想したことを書き連ねて、今回のエッセイということにしたい。   ーーー   過去には佐々木亮介とアオキテツとで書いた「LUCKY LUCKY」という曲があるんですが、この歌詞は二人で意見を交換しながら一緒に作ったものでした。   テツが書いた詞だけで完結させた方が作品としての純度は高いんじゃないか。そんな気もしたけど、当時は彼が新しいメンバーとしてバンドに入ったばかりのタイミングだったという事情もあって、それまでa flood of circleをやってきた自分の感じと混ぜてお互いにとって新たな形を作ってみようか、という実験の気分で共作した訳です。 つまり曲を作るだけじゃなくてバンドを作り直すような作業でもあった。   時は経ち、バンドは概ね形が完成してしまい、「11」はアオキテツ単独での作詞です。 テツの表現の面白さが純度高く表れている曲になっていると思います。   さて、一緒に作っていない分、歌う前にヴォーカルとして、聞き手と同じように「詞を読む」行為が生じます。 曲の解釈は受け手の自由。これよく聞く言説ですね。 そりゃそうだと思う。 だからテツに説明を求める意味もつもりも無いし、勝手なイメージを広げています。 まあ、そうは言っても、実際に歌う時は音や言葉に対してシンガーとしての反射神経で歌っているだけというか、要はあんま何も考えてないんですけどね。   改めて「11」の歌詞をどう読み得るか、書き出してみる。   ーーー   まず「11」というタイトル。 「イレブン」と発音します、とテツが言っていました。 これに既に彼のキャラクターが2点表れている。   1点は、可読性が低いというんでしょうか。パッと見て発音が分からないタイトルを好む傾向が彼にはあります。   以前リリースした『HEART』というミニアルバムがあって、これはメンバー4人それぞれが作った曲で構成するという挑戦作だったので、タイトルも自分で決めずに彼に決めてもらったんですが…彼はその発音にまでこだわっていました。   『HEART』は英語発音でもなく「ハートマーク」と発音する時の「ハート」でもなく、野球の「サード」と同じっていうかB'zの正式な発音と同じっていうか「狂気」と同じ発音の「HEART」...あれ、逆だったかな、忘れました。とにかくアルバム・タイトルの正式な発音というものまで設定していたんです。   いずれにせよそれって文字を読んだだけでは伝わらないことで。例えば本人がラジオ出演の際なんかに発言することで初めて他人に伝わる細やかな情報ですよね。 彼にはそういう細やかさがあるんです。   もう1点は、タイトル見たままですが、ぶっきらぼうであること。   サビの歌詞に<Star>という言葉があるように、当初デモの仮タイトルは「Star」だったんですが、a flood of circleには「STARS」という曲が既にあるので、もう少し違うタイトルを考えても良いかもねという話から、彼は新たに「David Bowie」というタイトルを提案してくれました。   音楽的にDavid Bowieの曲を元ネタにしているという訳じゃないと思うんですが、しかし残念ながら権利関係の問題からレコード・レーベルによるNGが出てしまい、改めてタイトルを考える必要が出てきてしまって。   そこで彼が次に提案してきたのが「11」。 アルバムの曲順を決めたタイミングだったので、タイトルの由来はこれが11曲目だったから、でしょうね。 面倒臭いだけだったと思いますが、でも雑なやり方の中にだけ生まれるチャーミングさも大事にしているかも知れない。   細やかとぶっきらぼうのバランスの具合に、その人らしさが表れるっていうのはありますよね。   ーーー   さて、歌詞を読みます。     凪混じる街 退屈はダチ 赤終わる頃 夜明けの轍   まだどこの<街>かは分からないけれど、<凪>ということは海か水辺が近いのだろうか。 愛と勇気だけが友達というスターもいる訳だけど、この歌の主人公は暇そうで、そして自分がいる街自体に飽き飽きしている印象も受ける。 街に飽きると言っても、実際に凪を感じられる場所だとすればそれはビル群があるような都会暮らしに疲れてしまう感じとは違う。 片田舎で燻っている状態、という方がしっくり来る。   <赤>が示すものは微妙だ。 その次に<夜明けの轍>と来るから<赤>は朝陽の光と連想してしまうけど、いや夜明けの太陽だとすると<終わる頃>じゃなくて<始まる頃>になりそうなものだし。 だからこの<赤>を、風景描写でなく、<退屈>への苛立ちを抽象的に表すものと捉えてみる。   擬人化された<退屈>は<ダチ>と呼ばれるほど親密な存在だけど、あまりに近しい関係の者というのは、その良い面と悪い面の両方に触れざるを得ない。 <ダチ>にはそういう腐れ縁のようなニュアンスが混ざっている。 そしていよいよ悪い面ばかり目について苛立っているんじゃないだろうか。   言葉だけではなくバンドサウンドとの関係を考慮すると、パワーコードと呼ばれる和音を使ったシンプルなギターの響きとも相まって、<赤>は古いギャグ漫画によく登場する単純化された怒りの記号としてのそれのように、浮かび上がる血管、赤い血の流れも連想させる。 彼はこのまま<退屈>くんとこの<街>で心中する訳にはいかないと焦っているのかも。   逆恨みのような、情熱のような、心に燃えている苛立ちの<赤>い火は<夜明け>になってやっと鎮まってくる。 その火は冷めて消えてしまったというより、夜明けを機に<街>を出ようという決心に昇華されたのかも知れない。 <轍>とあるから、今度こそ太陽の明かりが登場して、差し込んでくる陽光を抽象的な道標のように捉えているような。   ここではいくつか押韻している。 最初の2つは頭の<凪>と<退>で母音「あい」が揃っているし、後ろは<街><ダチ><轍>として軽快なリズムを大事にしている感じ。 かと言って3つ目の<頃>までは揃えない。 それによって生真面目すぎない感じが出ているというか、堅苦しさを感じさせない効果が生まれている気もする。       チャイナの声がやまない こびりついたまま 前髪あげて ジャリ銭持って行こう   唐突な<チャイナ>。 近所に中華街でもあるんだろうか、中国出身の知り合いでもいるのか。 まずRed Hot Chili Peppersの「Californication」を連想した。 かの曲では冒頭から<Psychic spies from china>と歌い出し、それが掴みとしても面白い。 その後に登場する<Dream of Californication>というビッグなコーラスには、言葉通りアメリカンドリームの黄金に煌めくようなイメージが宿っている。 しかし曲全体としてはアメリカンドリームという幻想、引いてはカリフォルニアという地域ががもたらす影の部分が押し出されていて、枯れた/疲れ切ったような印象を強めている。 だからこの<China>はアメリカと中国にある国家間の政治的な緊張みたいなものも想起させるし、でも言葉遊びとして扱う面白さも同時に感じさせてくれる。   では「11」の<チャイナ>はどうだろう。 この後の詞は最後まで日本という国家について思いを馳せるようなシーンはないし、突飛さという点で「Californication」的ではあるけれど、政治的なことを連想させようという意図はなそうな気もする。   <声がやまない><こびりついたまま>ということは、<声>は主人公に重大な影響を与えるものなんだろう。 それが良い影響なのか、プレッシャーになるような影響なのか、それらが混ざっているのか、まだ判別できない。   詞から距離を取って、アオキテツという作家を俯瞰で見つめると、<声>は彼の影響元として大きな存在であるチバユウスケさんの歌声とも連想できる。 もちろん筆者にもa flood of circleというバンドそのものにとっても、切り離せない大きな存在だし。   チバさんの作に「ハイ!チャイナ!」という曲があって、これを連想するのがシンプルで自然かも知れない。 <吐いちゃいな>と駄洒落を言ってるだけのようで、本音を吐くこととか、生理的な拒否反応を肯定するような感触がある曲だ。   <前髪あげて>、まずは形から憧れの真似をしてみる少年の様子が浮かぶ。 でもこの主人公は苛立ちを抱えながら<街>を出る決心はついていて、背伸びせずかと言って後先を考え過ぎもせず、手持ちの<ジャリ銭>だけで飛び出してしまう。 きっと自分の本音に従うために。       Star ボロ見せない 相槌のウィンク Star 果てはクズさ ロックのゴッコ遊び    最初の<Star>は憧れそのものについて書いている感じ。 2つ目の<Star>はそれに投影した自分自身を自嘲的に書いている感じ。 録音したヴォーカルは<相槌>を「相」で切って歌っていて、それは単語を情報として伝える手段としては聞き手に対して不親切なんだけど、この主人公が歌で発しているものは情報ではなく感情だろうから、これで良い。 そのようなぶっきらぼうさ、もしくは怠さがこの歌には合っている。 そしてこの後が特に面白い。       カクタスの群れ ヒマワリの種 チキリヤの前 何かの骨か?   パッと掴ませてはくれない。 <カクタス>はそのままだとサボテンのことか、でもこの<カクタス>は生き物のように<群れ>ている。 サボテンと言えばトゲがあるから、それが複数で<群れ>ていると考えると、被害妄想気味の自嘲や、もしくはここに描かれていない他人からの抑圧のようなものもあるのかも知れない。物理的な痛みじゃなく自意識のトゲ達に心が苛まれているイメージだろうか。   <ヒマワリの種>は小動物が食べるような可愛さもあるけれど、盛夏の太陽に向かって伸びていく希望的な花の<種>をこっそりポケットに入れて持ち歩いている、というイメージが湧いた。   <ヒマワリ>は背が高く、咲くと空を見上げる人間のような形に見える。 歌詞に花を登場させてその花言葉の意味も詞に織り込む、というのはたまに聞く手段で、自分はあまりやらないし他人の歌詞を見てもわざわざ花言葉を調べるなんてことは特にしないのだけど、試しにヒマワリを調べると…。まず「光輝」という如何にもな言葉があり、そして「あなたを見つめる」という言葉もあった。 自分を見つめようとしている主人公にはしっくりくる花言葉かも知れない。 ところで花言葉ってなぜか美言ばかりでなく仄暗いものもあって、それ要る?といつも思うんだけど、ヒマワリには「偽りの愛」という言葉もあるそうだ。 <ヒマワリの種>が「光輝」に育つか「偽りの愛」に育つか今は分からない。   次の<チキリヤ>、自分は初めて聴くし初めて読む言葉だ。 パッと見カタカナだし主人公のささくれた気持ちを想像すると、密告者がチクる、とか、関西弁のイキる、とか、なんとなく響きの似ている尖った言葉を連想したんだけど、うーん、関係なさそうだ。   <チキリヤ>をグーグル検索すると、京都の着物屋がヒットした。 漢字では千切屋と書くらしく、屋号に千切、ちぎりという言葉が入っている。 ちぎりを契りと読むと誓いとか覚悟の意味も連想できなくはない。 でも読み進めるともっとシンプルなヒントが与えられることになる。 この詞の後で<山科>という決定的で具体的な京都の街の名が登場するのである。   それを踏まえて<チキリヤ><山科>で検索すると、今度は生花店がヒットする。 なるほど<カクタス><ヒマワリ>これらは花屋の店頭の描写だったのかも知れない。 と、納得しかけたところで突然<何かの骨か?>という問いかけが発せられる。 これが一番分からなくて、面白い。 <チキリヤ>が花屋だとしたらその店の<前>の道に<骨>みたいなものが落ちているのが目に入ったけど実際は何だか視認できない、という不思議なシチュエーションだろうか。   <骨>、白く硬質な別の何かと見違えたのか、意図的に何かに見立てているのか。 分からないが、<骨>は死を連想する言葉でもある。 死を見ている。 主人公はその<骨>みたいなものを拾っただろうか。   人生には確かめようがないことがいくつもあって、自分自身のことなのに分からないことも山程あるし、他者や社会や世界や宇宙のことなど言うまでもなくほとんど分からない。歩き出した主人公はただ<退屈>していた頃と違って視界が冴えて、<退屈>に感じていた<街>にも実はまだ分からないことが転がっていると気づいたのかも知れない。 細部に気づけるようになっているということだろうか。 細部が大事だという意識は後半にも改めて登場するし、この歌詞の重要なメッセージの一つとも言える。   本当はただ作者が花屋の前を通りかかった時に<骨>っぽいものを見かけてドキッとした、という不思議なエピソードを詞にしただけかも知れないんだけど。 謎が詞を面白くすることは確かだし。   音としては、1番でちゃんと押韻している分、2番では押韻がないことで乱雑な印象になっていて、その対比が主人公の整い切っていない心の状態を際立たせているようにも思える。       義眼のジギー 醒めないまだ夢の中 夜な夜な見たぜ 山科の辺りで   <義眼のジギー>はそのままDavid Bowieだろう、『Ziggy Stardust』。 BowieがZiggyに変身したアルバムだ。 変身して物語を生み出すことで聴衆を巻き込んだアルバム。 <義眼>であることも変身のイメージを強める。 Bowieには<山科>に住んでいたという都市伝説があるそうだ。 かと言って主人公が<山科>にいたBowieを実際に目撃したとは思えない。 <見たぜ>という言い方にあるのは確信というより嘯くニュアンス。 <見た>のはあくまで<夢の中>。 主人公は今、自身が変身しようとしているから、見ようとして見てしまったのかも知れない。 肝心なのは現実に<見た>か否かよりもそれが<醒めない>ことだ。     Star ドア蹴飛ばせ ボッチでマスカレード Star どぎつい目で 魔法が解ける前に   <Star>に<蹴飛ばせ>と命令している。 それはある個人というよりロックスターとされる全ての人に宛てた命令という気がする。 夢を見せたからにはガッカリさせてくれるな、という生意気な命令を祈りのように投げている感じ。 そしてそこに自分も投影している。 <マスカレード>は、<ジギー>が変身の象徴であることと連結している。 <どぎつい目で>血眼になって変身の術を探し求めている。 <義眼>は作り物であって視覚がないはずだけど、眼ではあって、まるで第三の目のように見えないものが見えるんじゃないかと夢想させる。   本物ってなんだろうか。 「ゴッコ」のままの人と、<ボロ見せない><マスカレード>で変身を果たせた人の違いはなんだろう。 いやそんな違いは幻で、本当はどんなロックスターもただ生身の人間でしかない。 <魔法が解ける前に>主人公も自分の生き方を発見しようとしている。 憧れの真似で済まされる<少年>の季節は短い上に、とっくに過ぎ去ってしまったんだから。     ベロの位置とか分け目? そんなチャチな事も アンテナ張れよ 知らねぇじゃ済まねぇぞ   神は細部に宿るという。 視界が冴えている今では、主人公は道端の<骨>に気づくだけでなく、自身や他人の<チャチ>な細部にまで目が向いているようだ。 ちなみに自分は、神は大雑把さに宿る、といつも感じている。 だからこの詞に共感している訳ではない。 詞を読むことは共感の作業でなく、自分の読み方を創作していくことに近いと思う。 作者や詞を理解するなんて到底無理だし必要もなくて、作者と詞を通して、自分が表れてくることが面白いと感じる。     Star 愛してるって  いけしゃあしゃあとまだ Stone 果てはクズさ ロールは続いてくよ Star ハリボテじゃねぇ Star 今だけは嘘じゃねぇ   <愛してる>はスタンダードな言葉だが、歌詞として使うにはハードルが低く、でも日常会話の中で使うにはハードルが高い、I Love Youの翻訳として無理矢理日本語に存在させられているようないびつさもある。   それを<いけしゃあしゃあとまだ>と攻撃する先には、同時に2つほど宛てを感じる。 1つ目は<Star>に対して。そんな恥ずかしい言葉をさも素晴らしいもののように響かせるスター達の振る舞いに対する、簡単に言ってくれやがってとでも言うような、嫉妬。 主人公が嫉妬できるということは、<Star>は何者かになろうとする自分にとってある種ライバル視すべき相手になっているということだろう。   2つ目は自分に対して。ライバル視さえするようになっているんだから憧れに対して<愛してる>とだけ言っている場合じゃないという焦りの感覚、その余裕がない自分への苛立ちとも取れそうか。   ここで一度きり<Stone>が登場する。 次に<果てはクズさ>とくるから<Stone>はスラングとしてハイになることかなと一瞬思うし、そうなると<カクタス><ヒマワリの種>がハイになるために摂取するための何かで、<Stone>してしまって<骨>のような謎の物体を幻視してしまったという流れだったのかな、とも思った。   が、ここはもう少しシンプルに、その後の<ロール>に続けるための<Stone>と捉えておく。 <ロール>するのは石、というのはロック・ミュージックの、まさに定石だから。 もし<Stone>の箇所を<Star>にすると同じ言葉が4回繰り返されることになるから、あえて変えたのかも知れない。 繰り返しは聞き手に印象深さを与える時もあるが、単に飽きてしまうこともあるし、変化のさじ加減には書き手のセンスみたいなものが表れる気がして興味深い。   <ゴッコ>だった主人公は、まだそのコンプレックスも引き連れながら、<今だけは>違うと言い聞かせる。 自分が踏み出したことで、スター達も生身の人間なんだから彼らも昔は<ゴッコ>から始まったのかも知れない、という肝心な部分、<退屈>の皮膚に包まれたままでは気づけなかった<骨>を発見した、という感じもする。 そのことは彼を勇気づけ、同時に脅かす。 それが<今だけ>の儚いものだったとしても<ハリボテじゃねえ>ことを自ら示さねばならないから。 生身の自分にも出来る気がしてくるし、でも遠い<Star>だけが成せる業なんじゃないかという疑念は消えない。   ーーー   と、このようなことを考えて歌っている訳ではありません。 今日のところはこう思ったという話です。 11月から始まる『WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース』のために行う30本くらいのライブツアーを通して歌うたびに、自分の人生が進行してしまうたびに、一つ一つの言葉とかその連なりが深まったり違う意味を持ったりしていくんだと思います。 なんて言って、しつこいですけど歌う時は正直あまり考えていません、大体酔っていますし、悪しからず。 ただし一生懸命やっているのは本当です。 ぜひアルバムを買って、ツアーのチケットを買ってください。 よろしくどうぞ。   <a flood of circle・佐々木亮介> ◆紹介曲「 11 」 作詞:アオキテツ 作曲:アオキテツ ◆NEW ALBUM『WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース』 2024年11月6日発売   <収録曲> 1 WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース 2 虫けらの詩 3 ゴールド・ディガーズ 4 ひとさらい 5 Eine Kleine Nachtmusik 6 D E K O T O R A 7 ファスター 8 キャンドルソング 9 ベイビーブルーの星を探して 10 屋根の上のハレルヤ 11 11

    2024/11/06

  • Czecho No Republic
    悪い夢の中で目覚める。
    悪い夢の中で目覚める。

    Czecho No Republic

    悪い夢の中で目覚める。

     2024年11月1日に“Czecho No Republic”が9thフルアルバム『Mirage Album』をリリースしました。すでに配信リリースされている楽曲や新曲など、“Mirage”というタイトルの通り幻想的で色とりどりの輝きを放つ全14曲が収録されております。また、2025年1月11日の大阪・Live House Animaから3月1日の宮城・ROCKATERIAまで、全8公演ツアー開催決定!    さて、今日のうたではそんな“Czecho No Republic”の武井優心による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今現在、作詞について考えていること。そして今作の収録曲「 Bad Dreams 」にまつわるお話です。歌詞だからこそ生まれたフレーズ、物語とは…。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 作詞、難しいです。いまだによく分かってないですね。 まず自分の考えとか体験談から歌詞が生まれるんだけど、どこまで私物化して良いのか分からない。やっぱり読んだ人が共感を得られるものじゃないとオナニーで終わってしまう。でもオナニーの何がいけないんだと己の中の小さなパンクスが脛を蹴ってきたりもする。   詩的な表現に憧れたりもする。時々自分に酔ってそんな言葉をパズルしてみたりする。だけど基本的にやはり格好つけたくないので誰にでも分かる簡単な言葉だけを簡単に使いたい。そこにセンスが垣間見えないとつまらない。韻を踏むのは気持ち良いけど使いすぎるとダジャレみたいでくだらなくなる。伝わらないと悲しいけど伝えようとしすぎると鬱陶しくなる。   普段あまり本を読まないので会話の延長みたいな歌詞を書きたいというのは多分昔からある。話し言葉っぽい歌詞。それが1番自然な気がする。変な言い回しとか、普段足されることのない言葉の組み合わせが好きだったりする。   そういう言葉が沢山見つかると作詞って楽しいなってなる。あとは響きに釣られて書いた英詩とかが、勝手に物語を作っていくパターンもある。   今回、「 Bad Dreams 」という曲のサビで<Awake in Bad Dreams(悪い夢の中で目覚める)>という歌詞がある。本当は<Awake from Bad Dreams(悪い夢から目覚める)>にしたかった。どうやってもメロにハマらないから前者になった。でも後々考えていったら悪い夢の中で目覚める方が面白いなと思った。悪い夢の中で一瞬目覚めるけど、また何事もなかったかのように悪い夢に戻っていく。   綺麗事全部抜きで言わせてもらうと人生ってそんなもんじゃない?って思う。人生素晴らしいとは思うけど、自分はつまらないなと感じる時間の方が多いし、なんなんだこの人生は!と怒りに溢れる時もある。でもそんな日々の中でケタタマシイ光量を持った美しい出来事や感情が生まれる日がある。そんな日がたまにあるのが人生だと思う。それが悪い夢から目覚める瞬間。そんなのは数時間経ったら薄れていく。また悪い夢の中だ。   言葉がハマらなかったばっかりにこんな歌詞世界に辿り着いた。 歌詞じゃなかったらこの展開にならなかったと思う。使える言葉数の制約があるから楽しいし逆に書けるんだと思う。先生の監視の目があるからこそ修学旅行の夜の時間は果てしなく楽しかった。今現在、歌詞について思うのはそんなところです。またすぐ考え変わると思う。以上。   <Czecho No Republic・武井優心> ◆紹介曲「 Bad Dreams 」 作詞:武井優心 作曲:武井優心 ◆9thフルアルバム『Mirage Album』 2024年11月1日発売 <収録曲> 1 Introduction (Into The Bad Dreams) 2 Bad Dreams 3 Go!Go!Juliet 4 Psychedelic Night 5 Happy Birthday 6 Friend 7 emotional girl 8 Hope 9 STORY 10 Pony Bambi 11 Life To Me 12 Wonderland 13 Journey 14 Bad End

    2024/11/05

  • みゆな
    抱きしめること
    抱きしめること

    みゆな

    抱きしめること

     2024年10月2日に“みゆな”が新曲「あなたに抱きしめて」をリリースしました。同曲は、飯豊まりえが主演のドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』主題歌です。みゆなの繊細で美しくも力強さを感じる歌声が、ドラマをより一層盛り上げ、その世界観で多くの人を魅了させる楽曲になっております。    さて、今日のうたではそんな“みゆな”による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、新曲「 あなたに抱きしめて 」にも通ずる【抱きしめ合うことが一番の愛と平和だと思う理由】のお話。自身が身をもって感じた「ハグ」の力とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 こんにちは、みゆなです。 何度か歌ネットさんでエッセイを掲載させていただいてますが、今回も目を通してくださっている皆様、ありがとうございます。   先日のエッセイは 【抱きしめられた時それがもたらす影響について】 でしたが今回のお話は、 【抱きしめ合うことが一番の愛と平和だと思う理由】 について話したいと思います。   あれれ、制作秘話でも小説の様なそうじゃない様なやつでも無いんだと思った方もいらっしゃいますよね(先週のエッセイのps.に書いた為)。 最初はその予定だったのですが、文章を考えながら、このテーマで話そう!と大きく方向転換したので私自身も戸惑っております笑。   なぜ私がこのお話にしようと思ったかというと、 私は17歳で音楽の世界に入り現在22歳。 まだ5年ですが来年小学校卒業するのと同じ。 顔も背丈も体重も性格も成長し、 当時は重いと感じていたランドセルも軽くなり、 それより重いギターケースを背負って歌ってきた自分をまず誉めようと今思いました。   というのはさておき、 その5年間スタッフさんをはじめ、お仕事で出会った方々に私は「ハグ」をよくします。 ちょっとやばいやつかもと思った方! それもそれで正解です!   ことの発端は、初めてのステージに立つことへの恐怖心からでした。 地元・宮崎の家の部屋に篭り、毎日歌い、ギターを弾いてきた私が突然(物理的だけではなく精神的にも)大きなステージに立つこと。 それは、「人の顔をジャガイモだと思って」が耳に入って来ないくらい怖いことでした。 「求められる」ことに慣れていないからこそ、 0人だったらどうしよう。と考えながらステージ袖で震えていました。   その時、学生の頃に陸上部だった私はリレーメンバーと円陣を組んだことを思い出しました。 頑張ろうねと応援してくれる仲間がいる。 みんなの熱を肌で感じて、 頑張ろうと更に熱くなれる自分がいる。 円陣がなかったらきっと全国大会には行けなかった(その後アンカーの私は思いっきり転け、予選敗退。笑)。   人の熱に触れる。それは心の解放。 (細かいことは先週のエッセイに書いてあります) だけど程よい緊張感を残し、余計な混乱や焦りを解き放ってくれる。 本当に「ちょうどいい」ものだけが残る。 これをステージ袖でしてみよう!と私は思いました。 マネージャーさんと私しかいない中、円陣を組むのは謎の羞恥心があったので「ハグ」をしようと思いました。 今、緊張しているのは自分しかいない。自分自身とハグできないからハグをする。という自己満足のために行ったことでした。    なのにマネージャーさんは私と同じ熱と緊張感を持っていました。ステージに出るわけではないのに。   私は「独りじゃない」ことをここで知りました。   リレー以外に100m走も並行していた私は、リレーと違って、これは自分だけとの戦いだと思っていました。 「独り」だと。 大きな声で応援してくれる家族や仲間、私と同じ様に戦ってくれていたのにそこに気づくことができませんでした。   マネージャーさんとハグをした後、全力で楽しむことができました。 みんなで作ったライブだった。 そこから私は色んな人とハグをする様になりました。 5年前の感情とは違う。 みんなで想い合って、みんなで作っているから。   もちろん今でもマネージャーさんとハグします。 でも今は「弱さからではなく、強くなれた」からハグをする。   大切な5年間でした。   今回は私の経験で得た話だったけれど この世界が   「喧嘩になる前にハグをしよう」   「喧嘩をしてしまってもハグをしよう」   「ごめんねと言ってハグをしよう」   「ありがとうと言ってハグをしよう」   「大好きと言ってハグをしよう」   「寂しくなったらハグをしよう」   「悲しくなったらハグをしよう」   そうすることができたら不思議と笑顔になれる。 この世界が愛に溢れて優しくなれる。   急に話の規模が大きくなりましたが、 人の体温に触れることが何より大切なのだと思ったという話でした。 皆様も是非そうしてみてください。 〇〇ハラとか色んな用語が増えましたが、 ハグをしあえる人とハグをしてみてください。 さすがの私でも街ですれ違った人に、突然ハグをされたら自己防衛します笑(細かいことは先週のエッセイに書いてあります)。   長くなりましたが、 みゆな の新曲「あなたに抱きしめて」 大切な歌が皆様に届いたことが嬉しいです。   「あなたに抱きしめてもらわなきゃいけない。弱さからじゃない。ここにいることを。」   この歌をずっとずっと愛してください。   そして 飲食と考え事と“文章の量”は「適量」で、笑。   みゆなでした。 ありがとうございました。   <みゆな> ◆紹介曲「 あなたに抱きしめて 」 作詞:みゆな 作曲:みゆな 

    2024/11/04

  • 鈴木実貴子ズ
    流されてもいいから「同意してない自分がいる」事を忘れないで。
    流されてもいいから「同意してない自分がいる」事を忘れないで。

    鈴木実貴子ズ

    流されてもいいから「同意してない自分がいる」事を忘れないで。

     2024年10月30日に2人組ロックバンド“鈴木実貴子ズ”が、配信シングル「違和感と窮屈」をリリースしました。鈴木実貴子ズは、ボーカル/アコースティクギターを担当する鈴木実貴子とドラム担当の“ズ”からなる2人組ロックバンド。そんな彼らが、日本クラウン・PANAMレーベルより今作でメジャーデビュー!    さて、今日のうたでは“鈴木実貴子ズ”の鈴木実貴子による歌詞エッセイをお届け!自分はどんな人間なのか。そして新曲「 違和感と窮屈 」の歌詞に込めた想いは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 まず、ここに辿り着いてくれてありがとうございます。 この文字の場で、「鈴木実貴子ズ」に出会ったあなたに対して、 どうやって印象付けてやろうか、どうやって少しでも興味を持ってもらえるだろうか、どうやって曲を聴くまでの行為に持っていけるだろうか、と。  作家ではない、いまだに音楽を辞めれず、しがみついてるだけの、ただの女である私は、 小さい頭と、下心をフル回転させるのであります。    ※①そして今!中にいるもう1人の自分が「こしゃくだなあ、」と呟いた。 聴く人は聴く!届く人には届かん人には届かん!縁があればラッキー無けりゃ無いで仕方がねェ!! 万人受けする音楽じゃないのは十分承知!    だがしかし、少しでも興味の一歩を踏み出してもらえるように、 まずは、どんな人間が曲を作っているかを知ってもらおうと思います。   時は平成、三重県のとある病院、正午前、産声が聞こえた。 二人の間に、第三子「実貴子」が産まれたのだ。 分娩時間、約2時間、出血量少量、2850gの個体。   母と父はお見合い結婚だった。 当時、母には恋人がいたが親の勧めもあり父との結婚を選んだ、、。 ねえ、この話いる? ミスってる?  「人となりなんか知ったところで聴かん人は聴かんわ!」と声がする。 作家でもない、音楽にしがみついてるだけの、ただの女である私には、このページは荷が重すぎました。   一応、「 違和感と窮屈 」の歌詞のことを言うと、 “生活の中で、どうしても相手に合わせなきゃいけない時とか、流されなきゃいけない時ってあると思うけど、合わせても、流されてもいいから「同意してない自分がいる」事を忘れないでほしい”って想いで書きました。   無駄なあがきを、すみません。 簡単に言いますと、細胞ごと全部、生きる事に集中してますし、 私にとっての生きる事はライブや音楽なのです。 いちいち摩擦を感じながら生活してます。 悲しい時や苦しい時にギターにもたれてないと、やっていけません。 言葉で気持ちを伝える事が苦手です。だから諦めて飲み込む事も多いです。 だいたいの人と話が合いません。ヘラヘラと笑っています。 そんで、家帰って風呂入って布団に入って、涙を拭きます。 そんな人間がやってる音楽です。 そんな人間だからこそ音楽しか頼るところがありませんでした。  是非、少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです!(そして※①に戻る)   ※ちなみに鈴木実貴子の漢字はよく「美」と間違えられますが、気持ちはとてもわかります。 実の兄からの郵便物が未だに「美貴子」になっていたりします。 変換するときに「じつたかこ」で変換するとスムーズに「実貴子」がでるよ! 騙されたと思ってやってみて!(てか、騙されたと思う事をやってみよー!なんて、なかなか思わんよね!失敬!)   <鈴木実貴子ズ・鈴木実貴子> ◆紹介曲「 違和感と窮屈 」 作詞:鈴木実貴子 作曲:鈴木実貴子 配信: https://lnk.to/iwakantokyuukutsu

    2024/11/01

  • さとうもか
    デパコスの向こう側の友情
    デパコスの向こう側の友情

    さとうもか

    デパコスの向こう側の友情

     2024年10月30日に“さとうもか”がニューアルバム『ERA』をリリースしました。「時代」を意味する『ERA』と名付けられた今作には、今年30才になったさとうもか自身が今感じている葛藤や心境の変化が詰め込まれております。NHK岡山放送局の夕方のニュース番組『mogitate!』エンディングテーマとなった「Peach Perfect」をはじめとした全14曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“さとうもか”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!第1弾は、収録曲「 チェーン・オブ・ユース 」にまつわるお話です。「デパコス」という単語ひとつにナイーブになっていたあの頃と、30歳になった今の思考の変化とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! ある日、久しぶりに会った友人たちと話していたら、「デパコス」という単語が飛び交った。なんだそれ。 どうやらそれは“デパートに売っているようなコスメ”のことらしく、当時の私は全く興味を持てなかった。 たしか短大を卒業して、実家を出て新生活を始めた頃だったと思う。   「デパコス」に興味を持っている友人たちは、かつて自分と同じようなものが好きで、きっと何歳になっても共感し合っていくんだろうと思っていた。 でも学生時代が終わってから、なんとなくそれぞれ昔と価値観が変わってきてるのを感じることが増えていき、当時はその「デパコス」という些細な言葉の中に大きなギャップみたいなものを感じて、少し寂しく思ってしまっていた。 みんな変わっちゃったなと思っていたけど、今思うと自分だけ変わってないことに落ち込んでいたのかも。   「 チェーン・オブ・ユース 」という曲の前半が出来たのはそんな頃だったと思う。   私は今年30歳になった。 この曲はとても不思議な作り方をしていて、曲の前半は20代の前半に、後半は今年に入ってから歌詞を書いた。 ほぼ6~7年くらいの長い時を経て完成したわけだけど、後半の歌詞を書いた時は当時と感覚がガラリと変わっていた。   「デパコス」ひとつにナイーブになっていた私だが、2024年になるとその「デパコス」を当たり前の如く使っているし、学生の頃は大切に思っていた“全てを共感できる”みたいなものは必要なかったんだと今では思う。   変わってはいけない、同じじゃなきゃ!という謎のこだわりが鎖みたいに自分を縛っていただけで、それがなくなったとしても楽しかった頃の思い出はなにも変わらず輝き続けているし、なんならその思い出たちがしっかり今を支えてくれている。思い出ってそんなやわじゃないんだな。   当時の友人とは今も遊んだりしていて、それぞれが別々の大人のなり方をしてきたからこそ面白く感じることがたくさんある。 そんな思考の変化の過程を、「チェーン・オブ・ユース」には書き残すことができたんじゃないかなと思う。   今回リリースしたアルバム『ERA』は20代の中での変化を歌った曲がたくさんあるから、これから20代になる方にも、20代を走り抜いた大人たちにも、そしてまさに同世代!という方にも、たくさん聴いてもらえたら嬉しい!   <さとうもか> ◆紹介曲「 チェーン・オブ・ユース 」 作詞:さとうもか 作曲:さとうもか  ◆ニューアルバム『ERA』 2024年10月30日発売 <収録曲> 01. 生活は大変 02. りとる革命 03. Everyday 04. チェーン・オブ・ユース 05. No massage 06. Dear stranger 07. Misty blue 08. 未完の小説 09. Peach Perfect 10. ネオン 11. オーロラ 12. 旅 13. ERA 14. 予定  

    2024/10/31

  • ゴホウビ
    カップラーメンにしか満たせない孤独がある。
    カップラーメンにしか満たせない孤独がある。

    ゴホウビ

    カップラーメンにしか満たせない孤独がある。

     2024年10月23日に“ゴホウビ”が2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』をリリース! 今作は“スパイシーなゴホウビをお届け!”というキャッチのもと、TVアニメのOP&ED曲をはじめ、未発表3曲も含めて全曲攻めの7曲入り作品となっております。    さて、今日のうたではそんな“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「 ジャンクミュージック 」にまつわるお話です。カップラーメンが出来上がるのと同じ時間でできたというこの歌。激流のチャート、濁流のSNSを前に、今思うことは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 カップラーメンが出来上がるのと同じ時間でできた曲「ジャンクミュージック」。   それがスタッフメンバー全員参加する選曲会議で満場一致で良いと言われたんです。   えぇ…もっと頑張って作った曲、他にもあるのにーと思うけど、近い現象がどの世界でも起きがちなんだろうな。   カップラーメンにしか満たせない孤独がある。 ジャンクでしか味わえない至福がある。     世界に放たれた作品は、創作者だけのものではない。好きなだけ楽しんでもらい、好き勝手言ってもらい、大いに消費してもらいたい。たとえそれが刹那でも。   水のように音楽が当たり前に流れてくるこの時代に自分の作品を見つけてもらえたら、クリエイター誰しも飛び跳ねて喜ぶ、そしてまた新しいものを作る。   チャートは激流で、SNSは濁流。 その波に乗ってみようよ。 飲みこまれなければいい。 覚悟せよ、ゴホウビ号。   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 ジャンクミュージック 」 作詞:スージー 作曲:スージー   ◆2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』 2024年10月23日発売 音楽配信: https://lnk.to/QUATTRO_spicy <収録曲> 01.ぶっとばすからね 02.つまりは 03.ジャンクミュージック 04.ブラウス 05.ヒトリヨガリ 06.MAKUAKE 07.呼吸 ◆EP特設ページ: https://gohobi.site/2ndep/ ◆ゴホウビ ワンマンライブ情報 公演名:GOHOBI ONEMAN LIVE「ゴホウビクアトロ全部のせ!」 日程:2024年11月15日(金) 開場:18:15 / 開演:19:00 会場:渋谷CLUB QUATTRO チケット情報 : 全自由:4,500円(ドリンク代別)  ☆一般発売受付中 受付期間:2024年11月14日(木)18:00まで 受付URL: https://eplus.jp/gohobi/

    2024/10/30

  • Sano ibuki
    無駄と夢は紙一重
    無駄と夢は紙一重

    Sano ibuki

    無駄と夢は紙一重

     2024年11月27日に“Sano ibuki”が2部作からなる3rd Full Album『BUBBLE』をリリース。デビューアルバム『STORY TELLER』以来、新たに書き下ろした空想の物語をもとに、2部作(side-DUSK/DAWN)となる本作。「夢」に憧れ、旅を始める二人の少年による、異なる時空で繰り広げられる冒険譚をもとに書き下ろされた作品となり、前篇「BUBBLE side-DUSK」は10月30日に配信リリースとなります。    さて、今日のうたではそんな“Sano ibuki”による歌詞エッセイを2回に渡りお届け!今回は第1弾です。自身にとっての“春休み”を抜けて、収録曲「 三千世界 」が生まれ、アルバム『BUBBLE』が生まれるまでのもがきあがいた軌跡とは。そして、バイト先の先輩が迎えた結末は…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 自動販売機で、毎日ホットコーヒーを買う。 当たりがついているそれが一度も当たったことがないらしい深夜コンビニバイト先の先輩は、バイト終わりの早朝に願掛けのように、癖のように買っていた。   「当たらないですよ、また」って僕がいうといつも 「そうですね。何年、買っても当たらなくて、もう意地みたいなもんなんですよ。当たるとこ見てみたくないですか?」と言った。 「無駄遣いだなあ」と返しながら、面白い人だなと思った。それは自分にはない感情で、やらなければいけないことじゃないなら切り捨ててしまえ、の精神で生きてきた自分にとって衝撃的だったことを覚えている。   そんな先輩と出会ったのは、大学一年生になる直前の春休みのことだった。僕が大人でも子どもでもなかった頃の話。 僕はもう随分と長いこと、この高校三年生から大学一年生になるまでの少し長い“春休み”にいる気がする。 実際には大学へ行き、僕は今働いていて、あの“春休み”とはお別れをしたはずなのだけども、ここ数年まで本気でそう思っていた。 思えば、自分が何者かになってしまう恐怖と、根拠のない自信が本当に根拠がないと自覚してしまう前の、逃亡のようなものだった。   自転車をぶっ飛ばして、何時間もかけてたどり着いた場所には、電車で数分、車で数十分で着くようになった。 俺と上京してビックになろうぜ!!と肩を組んだ少しおバカで可愛らしいあいつは、休日を必死に作っては子どもの世話をする頼り甲斐のあるお父さんという名前をもらった。 口癖のように吐いていたため息は世の中に対する不満より、不甲斐ない自分に対する不満の方が増えた。 初めて一人暮らしした自由なワンルームは、不自由を感じて選択肢からも外れるようになった。 両親に無理を言いながら、自分でも必死になってバイトして買ったギターが世界を変えるほどの音ではなくて、なんだったら修理しないといけないことを知った。   どれも自分にとってかけがえないものだった。 じっくり実感していくように自分から青春が抜けていくようだった。 それはよく考えれば、思春期を通り過ぎかけた頃の自分にとってはすごく自然なことで、無駄なこと、嫌ってやらなければいけないこと以外を切り捨てる方が生きやすかったはずなのに、いつの間にかあの頃の先輩のように当たりがついている自動販売機に毎日通うような日々を過ごしていた。 気がついてしまったからか、すーっと血の気が引いていくように青春時代の残り香が消えていくのを感じた。 これが“春休み”を抜けていくような感覚だった。 なーにやってるんだろう自分は、という虚無のような心はそのうち、脳を蝕んで、筆が進まないどころか、持ち上げることすら難しくなった。   それは自分にとって初めての経験で、真っ暗闇でもない、自分の足跡も形跡も誰かのことすら認識できない真っ白な部屋に閉じ込められたような感覚だった。   自分で自分を諦めることを覚えてしまった。   でもだからこそ気がついてしまった。今だからこそ言える。あの早朝の自販機に通う癖みたいなものを僕は無駄だなと思ったけど、先輩はそんなこと思ってもいなかったのだろう。 きっと夢を描いていた。 当たったら面白いな。とか。 その姿はどこか青春をしているようだったと今だから思える。 僕はまだその青春を迎えにいけてなかった。   一度抜けてしまった春休みを超えた先で、振り返らずに青春をしようともがいた。 自分に残っているものはなんだと向き合い続けて、真っ白な部屋の中、『BUBBLE』というアルバムが産まれ、最初の一曲として「 三千世界 」という曲が産まれた。 残り滓のようなもので必死につけた炎だった。   春が終わった真っ白な部屋の中で、その灯火が誰かに届くように今も祈っている。 自己満足の成れの果てかもしれないそれを世界で一番凄いんだと、胸を張りながら思う。   ある冬の朝、先輩はいつものように自動販売機に向かうと、「今日はなんか違う気がしますよ」と言った。 何言ってんだかなあと思いながら、朝日が眩しくて、上手く上を向くことが出来ず、白い息を吐きながら、バイト中に完成させた“魔法”の歌詞を、改めて新鮮な気持ちでとスマホの画面を見つめていた。 ガタン!という缶の容器がひしゃげてしまいそうな勢いの自販機の音と共に安っぽいルーレットの音が聞こえる。ぴー!ぴー!ぴー!と初めて聞こえる音がした。 上を向くと満面の笑顔で、「さのさん!もう一本選んで良いですよ」と語りかける先輩がいた。   <Sano ibuki> ◆紹介曲「 三千世界 」 作詞:Sano ibuki 作曲:Sano ibuki ◆3rd Full Album『BUBBLE』 2024年11月27日発売 DISC:1「BUBBLE side-DUSK」(2024.10.30配信) 01. bubble 02. 三千世界 03. twilight  04. 快晴浪漫 05. 天国病 06. かりそめ / Sano ibuki +なるみや 07. eclipse 08. クロニクル 09. プラチナ    DISC:2「BUBBLE side-DAWN」(2024.11.27配信) 01. NULL 02. ZERO 03. ミラーボール  04. 致死量のブルー 05. きっと ずっと 06. 久遠  07. 革命を覚えた日 08. 罰点万歳 09. 終夜 10. GOOD LUCK 11. YUIGON

    2024/10/29

  • みゆな
    あなたに抱きしめて
    あなたに抱きしめて

    みゆな

    あなたに抱きしめて

     2024年10月2日に“みゆな”が新曲「あなたに抱きしめて」をリリースしました。同曲は、飯豊まりえが主演のドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2』主題歌です。みゆなの繊細で美しくも力強さを感じる歌声が、ドラマをより一層盛り上げ、その世界観で多くの人を魅了させる楽曲になっております。    さて、今日のうたではそんな“みゆな”による歌詞エッセイを2週連続でお届け!今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 あなたに抱きしめて 」にまつわるお話です。誰かに抱きしめられたとき、それがもたらす影響とは。そもそもなぜひとは「抱きしめられたい」と思うのか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 人は好きな人に抱きしめられるとストレス軽減、免疫力の向上、血圧の安定、オキシトシンやエンドルフィンの分泌促進など、心身的に良い効果をもたらすのだが、 知らない人に抱きしめられると、アドレナリンの分泌、コルチゾールの上昇など、本能的な反応で自己防衛をするらしい。    ということは、抱きしめられたら瞬時に「好きな人」「知らない人」など脳の指示によって、人にもたらす影響そのものが変わってくる(不思議だなあ)。   抱きしめてもらいたいと思うのは、不安、寂しさ、人の温かみが欲しいという感情が生まれる時だけではなく、強い意志を持った時、最後に一押しをしてもらいたい時などにもある(円陣を組むのもそういうことなのだと思う)。   この楽曲に登場する<私>は後者の方を想像しながら書いた。ドラマ『オクトー』の主題歌に選んでいただいたからこそ、主人公・心野朱梨とリンクする歌詞を書きたかった。   『オクトー』すごく面白い。   映画、ドラマ、本などの感想を「面白い」っていう人は苦手だ。 面白いって何だ? 笑っちゃう面白さなのか、 話の流れが面白いのか、 恐怖を楽しむ面白いなのか。   「面白い」と言われると、自分が今まで面白いと思ったもの(ジャンル)に当てはめてしまうから、実際見た時にちょっと違うと思ってしまう感じがすごく苦手だ。 だけど、このドラマは誰が見ても面白いと思えるだろう。だから苦手な表現をあえて使わせてもらいました。    素敵なドラマの主題歌に選んでいただけたこと、とても嬉しいです。  「あなたに抱きしめて」よろしくお願いします!   ps.  今回も二週に分けてお届けできるということで、来週は少し小説の様な小説じゃない様なものを書こうか、制作エピソードにしようか悩んでいます。来週も楽しみにしていただけると嬉しいです。   <みゆな> ◆紹介曲「 あなたに抱きしめて 」 作詞:みゆな 作曲:みゆな 

    2024/10/28

  • 松室政哉
    「…春のうちに」とつぶやいた。
    「…春のうちに」とつぶやいた。

    松室政哉

    「…春のうちに」とつぶやいた。

     2024年9月18日に“松室政哉”がニューアルバム『LABORATORY』をリリースしました。今作には、BRADIO、矢井田 瞳、堂島孝平&岸本ゆめの(ex:つばきファクトリー)など、様々なアーティストとのコラボ楽曲を中心に全11曲が収録。さらに、音源化が熱望されていた人気曲「フレンチブルドック」などの新曲や、“福耳”の「イッツ・オールライト・ママ」も収録されるなど、バラエイティーに富んだ豪華な作品となっております。      さて、今日のうたではそんな“松室政哉”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「 春のうちに with The Songbards 」にまつわるお話です。その音楽にいつも心地よい風が吹いているような印象を抱いていたバンド・The Songbardsとのコラボ楽曲。その制作の様々なエピソードを明かしてくださいました。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 今回は「春のうちに with The Songbards」について書きたいと思う。   振り返ってみれば、松室の楽曲の中で「春」をテーマにしたものはあまり多くない。そんなこともあり、The Songbardsとのコラボレーションは春の歌にしたいと伝えた。彼らの音楽にはいつも心地よい風が吹いている印象があって、そのエッセンスと春のイメージは相性が良いのではないかと考えていた。    制作もこれまで同様にスムーズに進んでいった。まずはThe Songbardsがデモを制作してくれたのだが、その時点で既に彼らのキャラクターが溢れていて、とても素敵な仕上がりだった。そこに僕なりの要素を加えて再構築していく。具体的には、新たにBメロを追加し、鍵盤系のサウンドを重ねていった。   そしてあっという間にレコーディング当日を迎えた。   余談になるが、レコーディング当日は強めの雨が降っていた。駅からスタジオまで折り畳み傘をさして向かったのだが、到着して傘を畳む時に、手を怪我してしまった。結構しっかりと怪我をしてしまい、応急処置をする羽目に。そのせいで少しテンションが下がってしまったのだが、結果的にはそのアンニュイなテンションがこの曲の歌入れに効果的に働いた。   レコーディング自体は順調に進んだ。 コーラスには松原くんと岩田くんも参加してくれたのだが、全員が歌えるのがこのバンドの強みだと実感する瞬間であった。    実はレコーディングが終わるまで、この曲のタイトルは決まっていなかった。全ての録りが終わってロビーに集まり、メンバーで色々とタイトルを出し合ったものの、なかなか決まらない。そんな時、ラフミックスを終えたエンジニアのいまぜきさんが、コーヒーをすすりながら、「この曲って春のうちにリリースするんだっけ?」と何気なく言った。その瞬間、上野くんがパッと閃いたような表情をして「…春のうちに」とつぶやいた。それでタイトルが決まったのだが、その時の上野くんの表情がまるでドラマのワンシーンのようで今でも忘れられない。   The Songbardsの浮遊するようなサウンドは、僕にとっては新鮮なものだった。意識と無意識の間を行ったり来たりするようなこの曲は、アルバム『LABORATORY』を作品として完成させる上で、非常に重要な一曲となった。 < 松室政哉>   ◆紹介曲「 春のうちに with The Songbards 」 作詞:松室政哉・The Songbards 作曲:松室政哉・The Songbards  ◆ニューアルバム『LABORATORY』 2024年9月18日発売   <収録曲> 1.星屑箱 2.LOVEなシーン with BRADIO 3.2人のコンプライアンス(松室政哉×山崎まさよし) 4.ラ・タ・タ ~すべてはフィーリング~ feat.堂島孝平&岸本ゆめの 5.Breathing feat.MORISAKI WIN 6.ホットミルク feat.井上苑子 7.春のうちに with The Songbards 8.Rewrite(浜端ヨウヘイ×松室政哉) 9.Life is Beautiful feat.矢井田 瞳 10.イッツ・オールライト・ママ(福耳) 11.フレンチブルドッグ

    2024/10/25

  • Conton Candy
    私の“東京”
    私の“東京”

    Conton Candy

    私の“東京”

     2024年10月9日に“Conton Candy”が初のフルアルバム『melt pop』をリリースしました。バンド結成からの5年間が詰まった“入門盤”であり“完全盤”ともいえる本作品は、タイトル通り、Conton Candyが抱かれているであろう“pop”な印象を“melt(溶かす)”する1枚に。収録曲は、「ロングスカートは靡いて」、「ファジーネーブル」など、彼女達の名刺代わりである代表曲を中心に9曲、さらに新録6曲の全15曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“Conton Candy”の紬衣による歌詞エッセイを3回に渡りお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲であり、映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』主題歌「 急行券とリズム 」のお話。映画の脚本を読み、そして自身の高校生活を思い出したとき、この歌で言葉にして伝えたいと思ったことは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 この曲を書くにあたって初めて映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の脚本をいただいた時、ただただここに出てくる高校生たちが何色にも染まらず、自分らしく生きていてほしいなと思いました。   いい意味でも悪い意味でも色んなものがあって混沌とした“東京”という街でこの子達は何を思うんだろう、とか、きっと自分は東京で生まれて東京で育った人間だからこそ見落としている部分もたくさんあるんだろうな、とか、彼女たちという鏡に、つい自分を重ねてしまう部分がたくさんありました。そんな想いを言葉にして伝えたいと思ったんです。   私が高校を卒業したのは4年前、高校3年生の時はコロナの影響で体育祭や文化祭ができなくて、卒業式も保護者は1名のみ参加可能など、高校生最後の年はコロナに振り回されたような記憶でいっぱいです。   でも自分にとっての高校生活は勉強、部活、恋愛、友達関係、全てのことに打ち込んでいた3年間だったので今思えばとてもかけがえのないものです。   そして映画に出てくる高校生たちもきっと、何があったとしても高校生活という時間は、私のように1分1秒忘れられない思い出になるんだろうなと思いました。   だからこそこの曲では<愛のない言葉>とか<嫌いだったあの人>とか高校生活の中のキラキラしていないリアルな部分も言葉にしたかった。   あともう一つこの曲の中で意識したことは、この曲を聴いた時に自分の中の学生生活や映画に出演していた日向坂46の4期生の方たちが、撮影期間を思い出して懐かしくなるような感覚になって欲しいというものでした。だからこそ曲の持つ雰囲気として哀愁感とその中にある疾走感によって思い出が駆け巡っていく、そんなニュアンスがこの曲には必要だと思いました。   そんなことを考えながら作ったこの1曲はきっとこの先も忘れることのない、そしてConton Candyとしてもとても大切な1曲です。そしてこの東京という街の持つ力と東京らしさみたいなものはきっと22年間この街で生きてきた私のゼンブです。   この東京という街、みんなにはどう映っていますか? <Conton Candy・紬衣> ◆紹介曲「 急行券とリズム 」 作詞:八島紬衣・鈴木楓華・鈴木彩楓 作曲:八島紬衣・鈴木楓華・鈴木彩楓    ◆フルアルバム『melt pop』 2024年10月9日発売   <収録曲> 01. 相槌 02. ファジーネーブル 03. BABY BABY 04. ロングスカートは靡いて 05. 花びらと生活音 06. 急行券とリズム 07. もっと 08. 桜のころ 09. TOKYO LONELY NIGHT 10. 爪 11. baby blue eyes 12. アオイハル 13. moonwalk 14. my JAM 15. 好きなものは手のひらの中 ◆Conton Candy ONEMAN TOUR 2024 “melt pop” 2024年11月9日(土):北海道・SAPPORO SPiCE 2024年11月16日(土):宮城・仙台MACANA 2024年11月17日(日):新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE 2024年11月23日(土):福岡・OP's 2024年11月24日(日):広島・SECOND CRUTCH 2024年11月30日(土):愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO 2024年12月7日(土):香川・高松DIME 2024年12月8日(日):大阪・心斎橋BIGCAT 2024年12月14日(土):東京・Spotify O-EAST

    2024/10/24

  • ゴホウビ
    どうしたらわたしを忘れないでいてくれる
    どうしたらわたしを忘れないでいてくれる

    ゴホウビ

    どうしたらわたしを忘れないでいてくれる

     2024年10月23日に“ゴホウビ”が2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』をリリース! 今作は“スパイシーなゴホウビをお届け!”というキャッチのもと、TVアニメのOP&ED曲をはじめ、未発表3曲も含めて全曲攻めの7曲入り作品となっております。    さて、今日のうたではそんな“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲であり、TVアニメ『疑似ハーレム』オープニング主題歌「 ブラウス 」にまつわるお話です。大人になればなるほど、自然と傷つくことは避けてしまう。苦しくなるほど誰かを想うことも難しくなる。だからこそ、眩しいものは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 “どうしたらわたしを忘れないでいてくれる”   そんなことばかり考えていた時期があった。 忘れないように刻みこむこと、 それはとても痛みを感じることだと近頃思います。   大人になるにつれ、自身の心身の安全を脅かされるものは自然と避けて通るようになるのが一般的で、   苦しくなるほど誰かを想うって、今の私はもう怖くてできないかもしれません。   だからこそ、突きぬけるほどまっすぐな恋心が眩しいです。   光を放つ痛みもあるんだなと、「ブラウス」を書き終えたとき思いました。この世界の二人はとてもキラキラと輝いている。   現在進行形でまさに恋をして苦しんでいる人が自分自身の状況を俯瞰で見るのはとても難しいと思うけれど、 二度とない奇跡を今手にしているのは確かです。   いつか自分の、そして相手の彩りのひとつとなってゆく。 そして言葉にして伝えることができた想いは、 忘れても消えないのです。     この曲は、今年の夏のTVアニメ『疑似ハーレム』のオープニング主題歌に起用していただきました。とてもポップで、ときにコメディな、見ていて心が明るくなる素敵な物語です。私にとって初めてのアニメタイアップがこの作品でした。   TV放送は終了しましたが、各動画配信サイトで今でも見れるところもあるので、ぜひTVアニメ『疑似ハーレム』のHPをチェックしてみてくださいね!   <ゴホウビ・スージー> ◆紹介曲「 ブラウス 」 作詞:スージー・405 作曲:スージー 配信: https://lnk.to/blouse    ◆2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』 2024年10月23日発売   <収録曲> 01.ぶっとばすからね 02.つまりは 03.ジャンクミュージック 04.ブラウス 05.ヒトリヨガリ 06.MAKUAKE 07.呼吸 ◆EP特設ページ: https://gohobi.site/2ndep/ ◆ゴホウビ ワンマンライブ情報 公演名:GOHOBI ONEMAN LIVE「ゴホウビクアトロ全部のせ!」 日程:2024年11月15日(金) 開場:18:15 / 開演:19:00 会場:渋谷CLUB QUATTRO チケット情報 : 全自由:4,500円(ドリンク代別)  ☆一般発売受付中 受付期間:2024年11月14日(木)18:00まで 受付URL: https://eplus.jp/gohobi/

    2024/10/23

  • harha
    僕の私の歌詞の庭
    僕の私の歌詞の庭

    harha

    僕の私の歌詞の庭

     2024年10月7日に“harha”1st e.p.『未来再来』をリリースしました。彼らは、トラックメイカー・ハルハとシンガー・ヨナべによる音楽ユニット。曲を作ることが好きな男の子と歌うことが好きな女の子、そしてさまざまなクリエイターたちが出会いながらリリースを重ね、活動2周年。その節目に初のe.p.をリリース。結成前夜に二人の未来をテーマに制作された「草縁」を含む、出会いと始まりの5曲入り短編作品となっております。    さて、今日のうたではそんな“harha”のハルハによる歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今作『未来再来』にも通ずる作詞の軌跡のお話です。中学二年生から書き始めた歌詞。そこから今に至るまでに、自身の歌詞の“軸”はどのように培われてきたのでしょうか…。ぜひ、今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 初めまして、harhaのハルハです。今回『未来再来』というEPをリリースしました。沢山聴いてください。そしてみんなの感想待ってるんでDMでもメンションでも好きなだけ送ってください、秒速で見に行くんで!(見落としがなければ)   文章を書くのは難しい。歌詞に比べて行間という隠れ蓑に身を秘められないから、常に語り部が僕自身であることを強制されている圧迫感がある。その点、歌詞や詩は急に一人称が私や俺や拙者に変わったとしてもそれを咎められはしないし、急にカタカナで喋りだしたって構わない。それ故に生まれる意図も存在する。ざっくり言うと、気が楽ってやつです。文章もそれくらいルーズにのらりくらり書けたらなぁ。しみじみ。   そんなおいどんが歌詞を書き始めたのは中学二年生のさむーい冬のこと。 当時、ラップをやってみないかと僕を誘ってくれた仲間と、一緒に曲を作ろうという話になったのがきっかけだった。すぐ家に帰ってその辺のノートを拾って歌詞を書いた。書き方なんて知らなかったが、幸い韻を踏むということだけ考えればよかったから割と手は動いた。   その日から憑りつかれたように歌詞を書いた。授業中に休憩時間、休みの日も常にノートの切れ端を持ち歩いて思いつくだけ、好きなだけ書いた。なぜそんなに夢中になれたのかというと、当時の僕を取り巻く環境にあったと思う。金銭的な事情で家の中は少しギスギスしていたし、友達関係でのいざこざや中学生特有の空気感みたいなものからも逃げ出したかった。   だから「歌詞を書く」という行為は僕の逃げ場であり、だれにも邪魔されない自分だけの言葉と感情の箱庭だった。それがある種の救いで全てのはけ口に出来たから、口に出せなかったことや、思いの丈が自然と歌詞に変わっていった。この前母が、「昔はいつも、もの悲しい歌詞ばっかり書いてたよね」って言っていたことを思い出したが、その当時の僕が心の中ではそういうやつだったってだけなんだよね。これ意外っしょ。   僕の歌詞の根幹は常にそこにあって、今harhaで描く歌詞もその軸があって初めて機能していると思う。ちなみに韻も踏めと言われたら今でも踏めるよ。歌ネット、ブランケット、フラメンコ。ただ、あの当時から変わったのは「逃げたくて何が悪い!!やんのか!!」という刹那的で、欲張りで、自分勝手な感情を愛せるようになったことだ。馬鹿げた夢も高すぎる理想もあり得ない未来も歌詞の中では全て大歓迎。   今回のEPの楽曲達もそんな僕のワガママがふんだんに、ギュウギュウに、お弁当のごとく詰め込まれている。 お弁当で思い出したけどグラタンとかの下に占い書いてあるやつ、やりたいなぁ。   <harha・ハルハ> ◆1st EP「未来再来」 2024年10月7日(月) 配信リリース   <収録曲>   1. おかえり、未来 2.草縁 3.恋はずみ 4.すてきなぼくら 5.現し世      【アーティスト関連リンク】 https://x.com/harha_868  

    2024/10/22

  • 鉄風東京
    僕らの季節に、僕らの恋人達に
    僕らの季節に、僕らの恋人達に

    鉄風東京

    僕らの季節に、僕らの恋人達に

     2024年10月16日に“鉄風東京”がミニアルバム『Our Seasons Our Lovers』をリリースしました。今作には、すでに配信リリースされている「Dazzling!!」、「スプリング」、「Sing Alone」と新曲4曲を含む全7曲が収録。また10月27日(日)札幌SPiCEからリリースツアー「鉄風東京 presents Our Seasons Our Lovers Tour 2024」も開催!    さて、今日のうたではそんな“鉄風東京”の大黒崚吾による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今作『Our Seasons Our Lovers』にまつわるお話です。春夏秋冬、いろんなことに頭を巡らせ、いろんなひとと別れ、出会ってきたなかで今伝えたい歌は…。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 何かが終わる時、また何かが始まる前兆で   なんて使い古された言葉を最近になって共感することが多くなった 当たり前に続くなんて思ってなかったけど それは確かに終わりを告げて、また来世で会いましょうなんて約束をして、無くなっていく きっとこんな歌で別れを告げたのは、一番最後の歌が悲しい歌なんて嫌だったからだと思う。   そうして春が来て漠然とした未来に期待を馳せている。 花粉以外は最高な季節に去年と同じように、理由もなく浮かれているのが嬉しかった 永遠のように感じた冬は終わりを告げて、軽くなった服装と切り立ての髪が風に揺れている   そんなのも束の間、次は夏が来る いつかの非日常が日常になってしまった時、僕らが憧れたライブハウスは奪われて それでも心の中は歌を歌い 体を振り回して音楽に向き合っていた 時間は経って少しずつ取り戻して昔と今の違いに悩みながらライブハウスは形を取り返した   そうして汗をかき叫んだ季節も終わり 次は秋が来る 毎年忘れている金木犀の匂いを嗅いで ただ思い出すと忘れるを繰り返していた香りも その匂いと重なる人が出来て、忘れることを出来なくなった きっと来年になってもこの匂いは忘れないと思う、そうやって今年も新しく握りしめていたいものが増えた   街はどんどんと寒くなってホコリ臭いクローゼットの中を漁り始める 中学生の頃 友達同士でオーラは何色だろう? なんて話をしていた 今でもまだあの子の色は覚えていて 自分が見ている視界は他の誰かより 少し紫がかっている 僕にとっては今を生きる理由はその子がくれた紫色の世界にしか存在できなかった   そうこうしているともう、外は雪が降り始める あの子のことを思い出して 誰もいない部屋でずっとパソコンの画面を眺めている こんな夜に君がいたらなんて思っているけど実際のところは四六時中 隣にいてほしくて  今ではもう話した時間よりも、頭の中でその人を想像している時間の方が遥かに長くなってしまった   私 会いたい 渡し合いたい 話し足りない 離したりしない   こんな言葉がリフレインする     そして今年も終わりを迎える 色んなことに頭を巡らせ、色んな人と別れて、色んな人と出会ってきた   助けを求めたら誰かがいてくれる人間と 助けを求めても助けたくならない人間   僕は悲しいことに後者の人間で、それを受け入れて足をどうにか前に出して続けてきた そんな時に僕を救ってくれたのは憧れの音楽とあの時の記憶で どん底にいた自分に見えたのはなぜか黄色い太陽の光だった これ以上立ち直ることなんて出来ないくらい絶望して書いた歌詞は誰よりもまず先に自分を救ってくれた   あの空の向こう側 黄色い光が見えた 塞ぎ込んだ君と僕は手を取り笑いたい 今がだめなら今を救おう 眩しいほどに光ってたあの光は   そうやって僕は僕を取り戻した 移り変わる季節を愛して 恋しい人たちの言葉と顔を思い出して また何かの終わりを何かの始まりにするべく歩き始める     この音楽がきっと届きますように 僕らの季節に、僕らの恋人達に   <鉄風東京・大黒崚吾> ◆2nd Mini Album『Our Seasons Our Lovers』 2024年10月16日発売 配信リンク: https://teppu.lnk.to/OSOL   <収録曲> 1.Dazzling!! 2.スプリング 3.Sing Alone 4.金木星 5.Purple 6.Remember my snow? 7.Not end,now I run.

    2024/10/21

  • 松室政哉
    聞いた瞬間「ヤイコだーー!」と心の中で叫んだ
    聞いた瞬間「ヤイコだーー!」と心の中で叫んだ

    松室政哉

    聞いた瞬間「ヤイコだーー!」と心の中で叫んだ

     2024年9月18日に“松室政哉”がニューアルバム『LABORATORY』をリリースしました。今作には、BRADIO、矢井田 瞳、堂島孝平&岸本ゆめの(ex:つばきファクトリー)など、様々なアーティストとのコラボ楽曲を中心に全11曲が収録。さらに、音源化が熱望されていた人気曲「フレンチブルドック」などの新曲や、“福耳”の「イッツ・オールライト・ママ」も収録されるなど、バラエイティーに富んだ豪華な作品となっております。      さて、今日のうたではそんな“松室政哉”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 Life is Beautiful feat.矢井田 瞳 」にまつわるお話です。自身の憧れであり、音楽的にも大きな影響を受けてきた存在、矢井田 瞳とのコラボ楽曲。その制作の様々なエピソードを明かしてくださいました。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 今回は3rd Album『LABORATORY』から「Life is Beautiful feat.矢井田 瞳」について書きたいと思う。   矢井田 瞳さん、ヤイコさんは、僕が10代の頃からずっと聴いてきたアーティストであり、その音楽には大きな影響を受けてきた。そんな憧れのヤイコさんと楽曲制作を一緒にできることに、嬉しさと緊張が半々だった。   ヤイコさんは、BRADIOと同じく、僕の対バン企画「LABORATORY」に出演していただいたことがある。その時に感じたのは本当に優しい方だということ。“やっぱり素晴らしい人間性が素晴らしい音楽を生み出すんだ”と感じた。    今回の楽曲コラボも、ヤイコさんは快く引き受けてくださった。対面で打ち合わせをしたときに出てきたキーワードが「Life is Beautiful」。その言葉をもとに、僕は土台となるデモを作ることにした。   最初はトラックの雰囲気だけを作ろうと思っていたが、気がつくとサビまでゴリゴリに作り込んでしまった。特にイントロには、10代の頃に聴いていたヤイコさんのサウンドへのオマージュを込めた。イントロ、A、A’(ヤイコさんパートのためトラックのみ)、サビのワンコーラスをデモとして提出。その時僕のソロパートとサビにはすでに歌詞もあった。   すると、あっという間にヤイコさんの仮歌が送られてきた。それはもう本当に素敵で、最初に聞いた瞬間「ヤイコだーー!」と心の中で叫んだのを覚えている。そこからのやりとりはスムーズで、歌詞やメロディーを作っては送り合う、まるで手紙を交わしているかのような時間だった。    そして、歌詞が完成するや否や、すぐにレコーディングへと進んだ。ちなみに今回のコラボシリーズ全体がタイトなスケジュールで進行していた。ヤイコさんをはじめ、全力でクリエイティブを注いでくれたすべてのアーティストに感謝している。    レコーディングでは、ベースに佐藤慎之介(ZION)、ギターにヤジマレイ(ReiRay)を迎えた。2人のアイデアが湧き出し、打ち込みのビートが生き生きと動き出した。そしてヤイコさんの歌入れ。圧巻のパフォーマンスで、あっという間にレコーディングが終了した。まさにプロの仕事を目の当たりにした瞬間だった。   ヤイコさんの歌のパワーに引っ張られて、僕もいつもよりスムーズに歌を録り終えることができた。こうして完成した曲は、世知辛い今を生きる人々に捧げる、まさにラブレターのような作品。   もし10代の僕がこの曲を聴いていたら、一体何を感じたのだろうか。   <松室政哉> ◆紹介曲「 Life is Beautiful feat.矢井田 瞳 」 作詞:矢井田瞳・松室政哉 作曲:矢井田瞳・松室政哉  ◆ニューアルバム『LABORATORY』 2024年9月18日発売   <収録曲> 1.星屑箱 2.LOVEなシーン with BRADIO 3.2人のコンプライアンス(松室政哉×山崎まさよし) 4.ラ・タ・タ ~すべてはフィーリング~ feat.堂島孝平&岸本ゆめの 5.Breathing feat.MORISAKI WIN 6.ホットミルク feat.井上苑子 7.春のうちに with The Songbards 8.Rewrite(浜端ヨウヘイ×松室政哉) 9.Life is Beautiful feat.矢井田 瞳 10.イッツ・オールライト・ママ(福耳) 11.フレンチブルドッグ

    2024/10/18

  • Gacharic Spin
    今日もあなたのままでいてね
    今日もあなたのままでいてね

    Gacharic Spin

    今日もあなたのままでいてね

     2024年10月9日に“Gacharic Spin”が15周年記念ALBUM『Feast』をリリース! 15周年にちなみ全15曲入りとなる今作には、ライブで披露してきた数々の未発表曲や、インディーズ時代からの人気楽曲「Lock On!!」「JUICY BEATS」「ブラックサバイバル」の2024年再録バージョンに加え、アルバムの為に書き下ろされた「Restaurant・F」「ハレの日」など多数の新曲が収録されております。    さて、今日のうたではそんな“Gacharic Spin”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回です。執筆はアンジェリーナ1/3が担当。綴っていただいたのは、収録曲「 No.1!! 」にまつわるお話です。自分の感情に蓋をして、本当の気持ちがわからなくなってしまいがちなあなたへ。ぜひ、歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 こんな時代こそ 飾らない言葉だから きっと伝わる事がある   「No.1!!」は今まで自分が大切にしてきた事を そのまま言葉にしました。 実際に自分がかけてもらって救われた言葉も 沢山綴られています。   落ち込んだり、 マイナスに捉えてしまう事ってありませんか? 私はよくあって、 そんな自分が嫌になる時があります。 だからなんとか蓋をして 楽しいことを考えて 笑えない時でも笑ってみたり…   そんな日々を過ごしていたら ある時、自分は何をしたくて どんな事に悲しんだり楽しんだり 怒ったりするのか 分からなくなってしまう瞬間がありました。     あなたはあなたしかいなくて、 オンリーワンだしナンバーワン!! 自分の心を大切に 自分を愛してあげてほしいです   そんなあなたのことが 大切で大好きな人は必ずいます   楽曲としては、 とっても明るく楽しい曲になっているので あなたの毎日の側にこの曲がいられたら とっても幸せです!!   今日もあなたのままでいてね   <Gacharic Spin・アンジェリーナ1/3> ◆紹介曲「 No.1!! 」 作詞:Gacharic Spin 作曲:Gacharic Spin ◆15周年記念ALBUM『Feast』 2024年10月9日発売   <収録曲> 01. SPEED GAME 02. High Grayinbow 03. Lock On!!-2024- 04. ハレの日 05. JUICY BEATS-2024- 06. Restaurant・F 07. No.1!! 08. 乱心 glow 09. parallel loop 10. Bocchi Fest 11. ブラックサバイバル-2024- 12. カレーアイス 13. where you belong 14. S・w・e・e・t 15. ハーフウェイ、その先へ

    2024/10/17

  • ゴホウビ
    恋ってなんだっけ。
    恋ってなんだっけ。

    ゴホウビ

    恋ってなんだっけ。

     2024年10月23日に“ゴホウビ”が2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』をリリース! 今作は“スパイシーなゴホウビをお届け!”というキャッチのもと、TVアニメのOP&ED曲をはじめ、未発表3曲も含めて全曲攻めの7曲入り作品となっております。    さて、今日のうたではそんな“ゴホウビ”のスージーによる歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲であり、TVアニメ『結婚するって、本当ですか』エンディングテーマ「 つまりは 」のお話です。恋愛真っ只中なあなたも、少し恋から遠ざかってしまったあなたも、ぜひ歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 恋ってなんだっけ。 どうやってするんだっけ。   大人になると経験で丈夫になる一方、 心身ともに柔軟じゃないなと感じる瞬間が増える。   「この人少し気になる」 と頭の片隅で思っても、わずかな柵さえ憂い、踏み出せないまま見送った想い。"傷つきたくないよ、壊れてしまう。"と、恋心は危機と見なして回避する頭。   億劫なものすべてを覆すほどの出会いがあるはず!と、日々期待して生きていても、目の前にはあまりに平凡な生活があるだけ。   夢ないなって言われるかもしれないけど、 自分の世界に色を塗るのは自分自身でしかないから、小さな芽吹きを見落として、踏んづけて潰してしまっては勿体ないよなって最近思うんです。   私たちゴホウビの新曲「つまりは」は、 恋愛真っ只中な人にも、 少し恋から遠ざかってしまった人にも聞いてほしい歌です。   「吐きそうなくらいドキドキする」ではなく、 君のことが知りたいという興味と、 君といると心が凪ぐという安らぎがもたらす恋。   孤独や悲しみをくぐった先に日の当たる場所があり、そこでこの曲が流れていたらいいなと思います。     今作、TVアニメ『結婚するって、本当ですか』のエンディングテーマにも選んでいただきました。様々な人間関係に葛藤しながらも、誰かを大切に思う気持ちに誠実に向き合う主人公たちの姿がとても愛おしい物語です。是非見てみてくださいね!   < ゴホウビ・ スージー> ◆紹介曲「 つまりは 」 作詞:スージー・405 作曲:スージー 配信: https://lnk.to/QUATTRO_spicy   ◆2nd EP『GOHOBI QUATTRO -spicy-』 2024年10月23日発売   <収録曲> 01.ぶっとばすからね 02.つまりは 03.ジャンクミュージック 04.ブラウス 05.ヒトリヨガリ 06.MAKUAKE 07.呼吸 ◆EP特設ページ: https://gohobi.site/2ndep/ ◆ゴホウビ ワンマンライブ情報 公演名:GOHOBI ONEMAN LIVE「ゴホウビクアトロ全部のせ!」 日程:2024年11月15日(金) 開場:18:15 / 開演:19:00 会場:渋谷CLUB QUATTRO チケット情報 : 全自由:4,500円(ドリンク代別)  ☆一般発売受付中 受付期間:2024年11月14日(木)18:00まで 受付URL: https://eplus.jp/gohobi/

    2024/10/16

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