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YouTube Music(ユーチューブミュージック)のデータ通信量の目安は
YouTubeが開発した音楽ストリーミングサービスYouTube Music(ユーチューブミュージック)には、様々な制限があるもののお金のかからない無料プランと、すべての機能を使える有料プランであるYouTube Music Premiumがあります。有料プランでは音質の設定ができ、「低音質」「標準」「高音質」「常に高音質」の4つから選択できます。常に高音質を選択すると接続状態が悪い時でも高音質を維持します。また、デフォルトで設定されているのは標準です。YouTube Musicでストリーミング再生をした場合の目安のデータ量は、低音質で上限48kbps、標準で上限128kbps、高音質で上限256kbpsとなっています。
1曲の長さを5分と仮定した場合、1曲ストリーミング再生した時に発生するデータ通信量の目安は、低音質で約1.8MB、標準で約4.8MB、高音質で約9.6MBになります。
各音質の通信量を表にまとめると下記のようになります。
音質 | データ量 | 5分間のデータ通信量 | 備考 |
低音質 | 上限48kbps | 約1.8MB | |
標準 | 上限128kbps | 約4.8MB | |
高音質 | 上限256kbps | 約9.6MB | デフォルトの音質 |
常に高音質 | 上限256kbps | 約9.6MB | 接続状態が悪い場合でも高音質を維持 |
他のサービスと通信量を比較してご検討ください。
容量が月3GB(ギガバイト)の契約だと何曲ストリーミング再生できるか
データ通信量の上限が月に3GB(ギガバイト)の容量のプランを契約をしている人の場合、YouTube Musicでどれくらいストリーミング再生ができるかを計算します。計算にあたり、1曲あたりの長さを5分間と仮定します。
低音質を利用した場合、3GBであれば月に約1,700曲、1日に約55曲再生可能です。標準を利用した場合の再生可能数は、月に約625曲、1日あたり約21曲となります。高音質を利用した場合は、月に約320曲、1日あたり約11曲再生可能という計算になります。
ただしこれは、3GBをすべてYouTube Musicでストリーミング再生する際に使った場合の計算です。実際にはLINEやブラウザも使うことでもデータ通信量が発生するため、ストリーミング再生できる楽曲数はより少なくなるでしょう。
通信量を節約する方法
通信量を抑えてYouTube Musicを使いたい方のために、節約方法を6つご紹介します。
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「月末にいつも速度制限がかかってしまう」という方はぜひ実践してみてください。
音質を下げて速度制限を回避する
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する1つ目の方法は、音質を下げることです。上記で説明した通り、音質を上げるとストリーミング再生する際に発生するデータ通信量が増え、音質を下げれば減ります。音にこだわりがない方や高性能なスピーカーなどを利用していない方は、基本的に標準か低音質を利用するようにしましょう。
Wi-Fi環境を利用し、通信量の消費を抑える
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する2つ目の方法は、Wi-Fi環境の利用です。最近ではコンビニやカフェなど様々な場所でフリーWi-Fiが使えるので、積極的に活用しましょう。特に自宅や職場など長い時間を過ごす場所では必ずWi-Fiに接続した状態でストリーミング再生をするだけで大きく通信量の消費を抑えることが可能です。
Wi-Fi接続時のみストリーミングを有効にする
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する3つ目の方法は、Wi-Fi接続時のみストリーミングを有効にすることです。この設定をすることで、うっかりストリーミング再生をしてしまい通信が発生してしまうことがありません。
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まず、右上の自分のアイコンを押します。
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「設定」を開きます。
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「Wi-Fi接続時のみストリーミング」をオンにします。
これでWi-Fi接続時のみストリーミングを有効する設定は完了です。
ミュージックビデオを再生しないを有効にする
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する4つ目の方法は、「ミュージックビデオを再生しない」を有効にすることです。YouTube Musicは音楽だけでなくミュージックビデオも動画再生して楽しむことができるのですが、単に音声だけを再生するよりたくさんの通信量を消費しますので、この設定を有効にすることで通信量を節約することができます。
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まず、右上の自分のアイコンを押します。
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「設定」を開きます。
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「ミュージックビデオを再生しない」をオフにします。
これでミュージックビデオを再生しない設定は完了です。
モバイルデータ使用量制限を有効にする
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する5つ目の方法は、モバイルデータ使用量制限を有効にすることです。これにより、HD動画のストリーミングはWi-Fi接続時のみに限定されます。
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まず、右上の自分のアイコンを押します。
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「設定」を開きます。
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「モバイルデータ使用量制限」をオフにします。
これでモバイルデータ使用量制限の設定は完了です。
Wi-Fi 環境下で楽曲をダウンロードし、オフライン再生を利用する
YouTube Musicでストリーミング再生をする際の通信量を節約する6つ目の方法は、Wi-Fi環境下で楽曲をダウンロードし、Wi-Fiに接続できない場合はオフライン再生を利用することです。
ダウンロード時は通信量が発生しますが、一度ダウンロードしてしまえば、再生時には通信が発生しないため、データ通信量を抑えることができます。
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まず端末をWi-Fiにつないだ状態で、ダウンロードしたい楽曲を開き、右上の「⋮」を押します。
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「オフラインに一時保存」を押し、楽曲をダウンロードします。
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Wi-Fiがつながらない場所で楽曲を再生したくなったら、「ライブラリ」を開き、「オフライン」を選択します。
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「一時保存済みの曲」という項目に ダウンロードした楽曲があるので、それを再生します。
これで、事前にダウンロードした楽曲をオフライン再生することができます。
YouTube Premiumを契約している場合は音声再生だけでなく動画再生時の画質にも注意
動画サービスYouTubeの有料プランであるYouTube Premiumを登録すると、YouTube Music Premiumも利用できるため、YouTube Premiumの利用を検討されている方も多いと思います。
YouTube Premiumを利用する場合は、音質だけでなく、動画再生時の画質も調整することでデータ通信量を節約するようにしましょう。画質は「自動」「高画質」「データセーバー」の3つから選べ、「自動」はその時の視聴環境に最適な画質に自動で変更されます。「高画質」はきれいな映像を視聴できますが、その分データ通信量が大きくなります。「データセーバー」は画質が低くなりますが、データ通信量を節約することが可能です。高画質で視聴するのはWi-Fiにつないでいる時限定にするという方法がおすすめです。
通信会社によっては、音楽ストリーミングサービスでは通信量を消費しないプランがある
通信会社によって、YouTube Musicをはじめとする様々なサービスで利用した通信量を、月間通信量にカウントしないスマートフォンのプランを提供していることがあります。こういったプランを利用すれば、YouTube Musicを使ってどれだけ高音質で楽曲を再生しても、問題ありません。これからスマートフォンを契約する方や、切り替えを検討している方は、このようなプランの利用も検討してみてください。
MV再生も可能なYouTube Musicは通信量が多くなりがちです。こまめに設定し無駄な消費を抑えよう
YouTube Musicは音楽だけでなく動画も再生できるため、通信量が大きくなってしまいます。月初に使いすぎてしまい速度制限がかかると、仕事やプライベートなどあらゆるシーンで非常に不便です。なるべく節約して、ずっと快適な環境でいられるように注意しましょう。
また、音楽ストリーミングサービスは他にも様々な会社のものがあり、それぞれで機能や料金も大きく異なります。他のサービスも併せて検討されたい方はこちらをご覧ください。