水泳クラブ

高田みち子

水泳クラブ

作詞:Michiko Takada
作曲:Michiko Takada
発売日:2008/02/20
この曲の表示回数:2,726回

水泳クラブ
深く息を吸い 君は目をつぶり
輝く波間を 強く蹴っていった
魚のようだよ
僕は ただ 日差しに負けてしまっていた

どこまでも遠く 飛沫を噴きながら
誰も彼も君を ずっと見つめている
嘘じゃないよ
僕は いつも 君を追いかけてるんだ

この微熱に 人は 幻を見て
目の中に沈む 太陽が ずっと離れない
君に出逢って 動けないまま
あの同じ季節に また焦がれてゆく

すべてを捕まえて 水面を抜け出して
冷えた身体ごと 君は笑っている
眩しいほど
空はただ 君だけを包んでいた

この微熱は 短く儚い
過ぎてしまえば 誰もがそう 忘れ去る
やがて見る 孤独を知っても
夏の間だけ 君は遠い人

最後の波を往く 輝きをやきつけて
疲れた体を そっと休めばいい
僕は 忘れないよ
9月になると またいつもの君がいる

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