働くひとたち

平義隆

働くひとたち

作詞:平義隆
作曲:平義隆
発売日:2018/08/03
この曲の表示回数:10,654回

働くひとたち
幼少から然程不自由もなく こうして今大人になれたのは
両親が無我夢中で 働いてくれたおかげなんだ
社会に出てみてはじめて知った 働くということの厳しさを
汗を流しながら日々を 生きるということの尊さを

真夜中まで長距離トラックに 乗っていた寡黙な父親と
パートを続けて育児を こなしていた母をいつも見てた
誰に褒められることなんてなく まして表彰されもしないけど
家族のためきっとひとは 自分以上に強くなれるんだ

苦労さえ少しも見せず 笑ってくれた大きな愛が
ふさぎ込むたび 頼りない 僕の背中を押してくれている

働くひとのその頬を 流れ落ちる汗が
きっと誰かの暮らしをそっと 支えているんだ
愛することの本当の 意味を見落とさずに
迷いながらも 自分なりに
今僕にできる仕事と向き合ってゆくよ

ぐれて仕様がなかった親友も 今は優しい二児のパパになり
朝早くから営業で 得意先に頭を下げている
役者を志し上京した あの娘も地元の保育士になり
子供達に通る声で 夢物語を聞かせてあげている

様々な仕事があって 補い合って社会は回る
夢見た未来と ほど遠い 現実を誰もが懸命に生きてる

働くひとのその頬を 流れ落ちる汗が
あなたの街の暮らしをきっと 支えているんだ
愛することの本当の 意味を見落とさずに
躓きながら 自分なりに
今僕にできる仕事と向き合ってゆくよ

今日も穏やかに笑ってくれる 少しだけ老けてきた両親を
これからは僕が支えていけたらと そう思っているんだ
そしてバトンが渡されるように いつか僕が我が子に出逢う時
与えられた愛情を 惜しみ無く次の世代へつなぎたい

働きながら 今日も生きてゆく
働くことで つながり合ってゆく

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