ひとなつの経験

秦基博

ひとなつの経験

作詞:秦基博
作曲:秦基博
発売日:2013/01/30
この曲の表示回数:50,916回

ひとなつの経験
誰もいない 夏の終わり 夕立ち 雨宿り
濡れて 透けそうな本音 はかりあぐねていた

髪を伝い 雫落ちる まさにその刹那に
どちらからともなく 会話 無理矢理 塞いだ

青天の霹靂 越えてく境界線
その一瞬は 何もかも 分かり合えた様なフリして
そして ただ 重ね合う 互いを

はやる気持ち 膨れ上がる 積乱雲のようで
けれど 肌に張り付く不安 拭えずにいた

舌先の甘いしびれ 噛んで確かめてみる
惑い 揺れる 視線のわけ 教えてくれよ

ひと夏の経験 つんざくような雷鳴
その一瞬の 閃光に ひどく虚しさがこみ上げて
そして また 見失う 互いを

突然の雨に 必然の雨に 打たれて 沈んでゆくんだ
やがて跡形もなく 消えてしまうなら
なぜ 交わるんだろう

青天の霹靂 捨て去る境界線
その一瞬で ためらいも 打算も 燃え尽きるくらいに
今は ただ 重ね合う 互いを

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