違和感の向こうで

手放せない後悔の分だけ
今日は変わらないままでいた
ただ、違和感の向こうの眼差し
ただ、違和感の向こうの抱擁

もしも
僕が窓を開ける時は
側にいてね
夜は
黒く澄んで
耐えきれない
情報ばっか、光るから

知っていた、仕方のない事
呆然と、立ち尽くす姿は
いつかの彼らと重なる
知っていた、どうしようもない事
呆然と、淀めきに素肌を
預ける温度
昼の陰りと雨の跡

ただ違和感の向こうで
君と涙拭き合えていたなら
それが僕たちの可能性
愛しさに包まって
それだけで良かった

ゴールが
決まってない
僕たちの道、儚い記憶
次の扉
開く頃に
気づく事が、多すぎてしまうな

知っていた、仕方のない事
呆然と、立ち尽くす姿を
通り去るバスだけが見てる
葛藤をしたまま水のように
居たいな、透き通る温度で
夜風と碧く
言い切らないまま
新しい視界で

ただ違和感の向こうで
君と涙拭き合えていたなら
それが僕たちの可能性
愛しさに包まって
それだけで良かった
そっか 僕たちは未確定
何度でも変わって
出会ってゆけるだろうから
春の滲む頃に、またね
まっすぐな抱擁
受け取った朝日が

綺麗ね
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