風来

我が儘な君の風で この溜息を攫ってよ
こんなにも憂鬱に沈んだ世界を飾ってくれ
ただ そこにいてくれよ おどけた輝きと

終わりかけたはずの片付け
心は突然 形を 変えるから困るのさ
またばらばらになった気持ちに
笑いかけるけど 涙の味がしてる

遠くなる 思い出や
近づく不安だとか
毎日は思っていたより
厄介だな

我が儘な君の風で この溜息を攫ってよ
こんなにも憂鬱に沈んだ世界を飾ってくれ
ただ そこにいてくれよ おどけた輝きと

終わらないよな気持ちの
歪な動きも タンスの奥底へしまい込めたら
畳み掛けた服の小皺を
なぞっている間に ここに
また辿り着く

遠くなる 思い出や
近づく不安だとか
不意にまた晴れ間が差す時
笑えるかな

我が儘な君の風で この溜息を攫ってよ
こんなにも憂鬱に沈んだ世界を飾ってくれ
ただ そこにいてくれよ おどけた輝きと

比喩じゃなく まともじゃない
そんな君の瞳の先 澄み渡るよう

鉄塔や斜陽の跡も 季節と変わる気がするよ
こんなにも憂鬱に沈んだ日常を飾ってくれ
ただ ここにいてくれよ まっすぐな輝きと
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