そういう好き

この街で私が見つけた居場所は
195×50センチ
無印のベッドを二人分け合うから
また持ち帰る 背中の痛み

うやむやなままで いられたなら
また明日もこの部屋に来れるけど
もう心が悲鳴をあげている

私の好きはね そういう好きだよ
ちゃんと胸が痛くなる あの好きだよ
あなたの好きはさ そういうんじゃないよね
分かってたのに 期待しちゃってごめんね

あなたには私が そういう人に見えた?
誰とでもこんな こんな風に
カーテンに染み込む 朝日が晒すのは
誤魔化してきた ほんとの気持ち

最初に私がここに来た理由も
勢いでもなんでもないんだよ
また心が悲鳴をあげている

私の好きはね そういう好きだよ
何も手につかなくなる あの好きだよ
あなたの好きはさ そういうんじゃないよね
特別だとか そんな言葉じゃもう足りない

寝顔も 笑顔も 重さも 軽さも 弱さも 強さも 優しい台詞も
私にとって 全て意味を持って届いてしまうから

これから言うのは そういう意味だよ

私の好きはね そういう好きだよ
ちゃんと胸が痛くなる あの好きだよ
あなたの好きはさ そういうんじゃないよね
分かってたのに 見ないふりしてた私が悪いの
だからお願い ちゃんと分からせて ねぇ サヨナラ
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