いつかキミと海辺の町で

夕暮れのびるふたりの影 商店街抜けて
いつもの近道で帰ろう
あんなに暑かった夏なのに
今は枯れ葉を落とす風 少し冷たくなったね

ふたりが出会った意味があるとすれば
こんな瞬間にあるのかな

いつかキミと 海辺の町で 暮らしてみたいな
汐風 潮騒 裸足で歩く砂浜
静かなキミと おしゃべりな私の日常
どんな日々だって まるごと愛してる

グラスのハイボール 飲み干して
「今日はボクが片付けるよ」と お皿を重ねてる
キミの背中に そっと 頭乗せて
ぬくもりと 鼓動を感じている

この町 この部屋
いつまで一緒に こうして暮らせるのだろう

いつかキミが 旅立つその時に 手を重ねて
さようなら ありがとう 笑顔で見送れるように
永遠に続かないことは わかっているんだ
それでも この日々を まるごと抱きしめる

いつか私が 旅立つその時に キミの元に
ただいま おかえり 再び出会えるように
約束されていない未来でも それでもいいから
どんな日々だって 愛しく抱きしめる

愛しく 抱きしめる
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