夏風を待って

激しい風は呼ぶ声に誘われ今日も誰かを押してる
知らない君のこともきっと一度は触れてる
悲しい背中めがけて飛び込む
鮮やかな願いはいつもいつも遠回りで僕らを迎える
すぐに叶うことは時々しかあり得ない
願い続けることでしか叶わない

夏風を待って

なびく、君の短い髪の毛が
遠くあの風受け止める
君はそのまま風に乗り
行ってしまった
僕はひとりぽつんと
此処にいる
日々の匂いが消えていく
僕も願いを待ち続ける
変わらないペースでいこう

柔らかな木漏れ日、うたた寝の僕らのまぶたを落として
知らない明日のことも知っているかと
連れていってくれたあの日を

夏草が揺れた

さわぐ、誰も知らないあの歌が
僕を包んで光り出す
君はいつかを思い出し
静かになる
今が僕に訪れたその日なら
君を歌えば変わるかな
今こそ願いに立ち向かう
いつかのよう追いかけている

激しい風は呼ぶ声に誘われ今日も誰かを押してる
知らない僕のこともきっと一度は触れてる
優しい背中めがけて飛び込む
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