白い街

幻みたいな夜の街
雪どけしたアスファルト滑らないように
何度も何度も手を繋ぎ直してる
恋人たちのメリークリスマス

暗めにおさえた君の服が
華やかな街並みに合っている
忍ばせたプレゼントに気を取られて
いつも通りを思い出せないや

手袋の雪を二人ではらって
乾いた風も君と感じれるのなら
寒いのも悪いと思えないほど
一秒先が惜しくて待ち遠しいな

いつもなら
降り注ぐ粉雪も
高くきらめくツリーも
夜空を焦がすようなネオンも
そんな演出がなくても問題はないけど
聖なる夜に委ねて白く甘い夜を二人で

馴染みのない鐘の音が
僕に背伸びをさせるけれど
いつもと変わらず無邪気な君を見て
なんだかすっと楽になった
そうだった、そんな君が好きなんだった

いつもなら
降り注ぐ粉雪も
高くきらめくツリーも
夜空を焦がすようなネオンも
そんな演出がなくても問題はないけど
聖なる夜に委ねて

この雪に輝く街路樹を
冷たい夜風を
重なり寄り添い会える今日を
また来年も二人で過ごしていよう
そんなことを君と手を繋ぎながら
聖なる夜に誓ったんだ
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