月明かりの夜に

信号のない十字路
月明かりに照らされた
あなたの頬を伝っていく雫が落ちるの見てた
手を伸ばしても もう 届かなかった

人気のない遊歩道
あなたが今までくれた
その優しさの引き換えに 僕は何かできたかな
でも悔やんでも もう あぁ 遅すぎるよな

この夜が明ける頃 あなたが残した温もりは
この手から消えていく
なぜだろう 僕は本当に大切なモノばかり
なくしていく 今も

当たり前の事さえも
今はすがりそうになるんだ
1秒前の過去にすら 戻ることはできないと
わかってるよ でも…まだ…

この恋が終わっても どこにもいけない悲しみが
僕の手を掴んでる
2人で過ごした日々のすべてをまだ
思い出にしたくないんだよ

弱さを隠すために僕は逃げて
あなたにいつも言葉を投げつけてた
だけどそれでも すべてを包みこんで
あなたは愛をくれてたんだね

この夜が明ける頃 あなたが残したぬくもりは
この手から消えていく
一人きりで僕は 月を眺めてた
あなたを想いながら
×