環状線

あぁ 眠りから覚めて今日がはじまる
ひどい寝癖を直し乗り込む 憂鬱と共に
電車は走っていく

あぁ 満員電車の人混みの中で
押し潰されたモノは身体か、僕の心?
いやきっと両方だな

言えない思いを 誰もが抱えて
今日も生きている この道には
敷かれていないはずレールなんて

環状線 繰り返した日々の中
何度も 見失った希望
傷付きたくないと 目を逸らし
誰かの言葉にただ怯え ごまかして生きていた

他の誰かと自分を比べたその時に
自分を誇る難しさを知る
だけど弱い自分を認めたその中で
光った思いを強さと呼ぶんだろう

ホームで 立ち尽くし見送った
電車はもう見えなくなった
でもまだ終わりじゃない
ここからさ 何度も立ち上がるよ今日も

環状線 繰り返した日々の中
確かに 見つけ出した希望で
震える足を踏み出せたなら
憂鬱は消えさり 日々は光輝くから
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