悲しい夜の過ごし方

かつて
花束のような朝をくれた恋
未来まで透けて見えた

だけど、あれは嘘じゃないよ
と嘘ついた
ため息は答えじゃないけど

偶然見かけたの
きっと運命
私よりお似合いなの素敵なあの子
あなたへと彼女の影が寄り添った
私の好きな交差点で

愛されたくて会いたくて
いつでも恋しく
あなたに会える前の日の自分さえ好きでした
すべてが思い出に変わりゆく

ナミダ予報
悲しみ雲が立ち込めて笑顔はなく
傘が要るでしょう

無駄な物ばかりが増える世界
大切な事だけ消えていくのはなぜ?
崩れそうで壊れそうなの
教えてよ
悲しい夜の過ごし方を

愛されたくて
会いたくて
ついつい泣いちゃう
たぶん雨降る夜更けには
優しくポツリと
あなたが思い出に変わるでしょう

愛されたくて会いたくて
どれだけ泣いても
涙の数でこの世界救えるわけなく
傷つくからこそ恋なんでしょう
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