あまく危険な香り

あなたの思わせぶりな口づけは
耐え切れぬ程の苦しさ
心は暗がりの扉の影で
報われぬ愛の予感に震える

息をひそめた
夜にまぎれて
忘れかけてた
愛の香りよ

いちどは傷ついたはずの心で
信じ合えるにはあまりに悲し過ぎる

二度と振り向く
事は出来ない
あまく危険な
愛の香りよ

あなたに取り戻す日々はもうない
そっと目かくしのふりして
通り過ぎる
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