別れの夜汽車

送りましょうか 送られましょうか
つらい別れの夜汽車の笛よ
めぐり来るやら 来ないやら
また逢うときが
男 泪を笑顔でかくしゃ たばこが苦い

なまじ情は 泣かせるばかり
無理にすげなく別れて来たが
雨が降ってた 泣いていた
ホームの隅で
かえる姿が切なく浮ぶ 雨降る道を

銀のライターは あの娘(こ)のかたみ
ともしゃ見えます淋しい顔よ
濡れていたいた片えくぼ
まぶたが熱い
泣くなむせぶな夜汽車の笛よ 男が泣ける
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