真壁寂室・ほろゐ作詞の歌詞一覧リスト  4曲中 1-4曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
斑紋胡蝶譚真壁寂室真壁寂室真壁寂室・ほろゐ真壁寂室・ほろゐこんな世界にはサヨナラ 未練一つないのさ 貴方の匂いが残っている  湿った夜の風が雨を告げた 震ゑて居た 人を殺めたのだ 行き先も教へずに此の足が 街外れの廃屋に連れて来た 握り締めた右手の中の輝きが 壱匹の惨めな野犬を狂わせた 五感を縛り付ける恐怖に然らば 睡魔に溶けた瞼  微睡と雨垂れと 募る憂いが紡いだ幻想 こんな世界の不条理をどうか奪っていけ  円をなぞって浮かんだ薄い目に 綻んだ感情は 痛みになって涙になって 頬の上、伝っていく 花街ネオンライトを反射しては 栩栩然と舞っている 胡蝶みたいに翅を開いて 誰も触れらんない夜を願ってさ こんな世界にはサヨナラ 未練一つないのさ 貴方の匂いが残っている  此の広い世界に独りぼっち 誰か私を連れ出して欲しい 閉塞感に耐ゑる日々は辛い 彼が指輪盗んだ訳知りたい 飾り氣無いワンピース身に纏い 汽車を待つ駅のホーム 明日は離れた街、両親の御墓参り 私らしく在れる日  窓を伝う雨粒がやっと一つになって 流線を書いた それが辿る航路であれかしと願うだけ  春風 遠い感傷を運んでいく 寝惚けた体温で 「何処へ行こうか?」「何をしようか?」 他愛無い話をしよう 眦トワイライトを反射しても 醒めない儘なんてずるいじゃないか 今更なんだ 解けてしまいそうな夜を結んでいく  手繰り合う程 想い合う程 解けてしまう様な恋だから 結目のない物語を描いている 東の空が仄かに白み初める  円をなぞって浮かんだ薄い目に 綻んだ感情は 痛みになって涙になって 頬の上、伝っていく 暁 重い瞼を透過したら 貴方が待っている事を願った 解けた蝶の夢想は香一火圭 を残したの  こんな世界にはサヨナラ 未練一つないのに 夜明けは等しく来るのだ サヨナラ、残した花も枯れていく 貴方の匂いが残っている
狂犬夜行譚真壁寂室真壁寂室真壁寂室・ほろゐ真壁寂室・ほろゐ身の毛もよだつ恐怖心 善と悪舞い踊る脳裏 溜息も出ぬ程の腐れ外道 伽藍堂の心と朧月 情け無いわ殺めたいわ 文字の数の罪と罰を 仮面の下ゑ隠して居る 不敵な笑み望む素敵な終末  間違い許りを犯している 解せない憂いを溶かしている 此のインクは動脈血の様だった  首を括ってあんたと繋いだ 此の縄に絡まった手足 「御手柄ね」って笑みを零して いい気になんなよ  カリスマなんてあんたに覚えない 見上げられる資格すら無ぇ 俺の理想に文句を付けるな ガタガタ言うなよ そいつぁお門違いだろ  我楽多みたいな札束に塗れ 一過性の快楽に咲く花 微笑っちまうね贅に溺れ 品も無いね...無一文で嘆いて居る 汚れた綺麗事 筆と紙が在るなら如何だって良いわ 揺れる煩悩に何思ふ 命懸けの第三章 描くトウキョウ  貧しい日々に犯されている 哀しい故に毒されている 心臓の痛みがお前に分かるかよ  腹を括って名家飛び出した 俺を負犬だなんて言う 凝り固まった其の価値観が気に入らねぇのよ 宵を飾った豪華絢爛も今となれば犬小屋の様 金で買える位の贅沢に興味が無いのよ 其処で吠え面かいてろ  此の不条理が如何にも幸にも 出来ないから今日も描いて居る 文才なんて僕には無かった 四百字が散って徒花だ  此の憎悪がインクになったら 心臓を突き刺して終いましょう 筆さえ在れば殺しも芸術だって、なぁ?  首を括ってあんたと繋いだ 此の縄に絡まった手足 「御手柄ね」って笑みを零して いい気になんなよ  カリスマなんてあんたに覚えない 見上げられる資格すら無ぇ 俺の理想に文句を付けるな ガタガタ言うなよ 排気瓦斯吐き出す様な遠吠え 狂犬の描く皮肉  其処で吠え面かいてろ
三文夢想譚真壁寂室真壁寂室真壁寂室・ほろゐ真壁寂室・ほろゐおんぼろ公寓へ帰宅中 チャリンと鳴らす金で膨らんだ巾着 牙剥向く野良犬に吠えられ 逃げる様に裏路地を抜けるのさ 煙草に灯火 埃被る山積の書籍 実家から持ち出した金ならば疾うに 筆と紙に変えてしまったのでゑす  三文小説書くにも金が到底足んないわ この身を賭して博打を打って 僕は何を望んでいる?  愛情 偽造 夜盗 全部 もう、金に成るなら何でも良かった 花瓦斯が彩ったトウキョウが 僕を酷く汚していく 妄想過剰 思想 逃避行 綴る物語だけが確かだ 生活も社会も知らぬ振り 僕は僕を描いていく  金の為正義感は十字架に 筆に賭けた人生行く末如何に 漫然と流離ふなど御免遊ばせ 堕ちる処まで堕ちて仕舞いましょう 善悪の選別出来ず描いた文章 文學に殺されていく此処トウキョウ 汚れちまったんだ きっと 正に危急存亡 机上に筆一本、失笑  三文文士の評価も忘る程に腐っていた 「金さえ有れば」と凭れる今日に 僕は何を描いている?  空想 夢想 魔法みたいな像 何一つ浮かぶ物が無かった 空白が弔った四百字 丸めて床に放っぽった 嗚呼、どうしよう 咽び泣いては 他人の不幸で酒を呷ってる 獰悪な欲に溺れていく 誰か僕を救ってくれ  丁寧に詰めた弾薬だって 侠客に捌いた阿片だって 全部は夢を描く為 どうしても必要だった 此処が墓場と決めた六畳間 僕は何を望んでいる? 僕は...  愛情 偽造 夜盗 全部 もう、金に成るなら何でも良かった 花瓦斯が彩ったトウキョウで 僕は酷く汚れていく 妄想過剰 思想 逃避行 筆に掛かれば殺しも芸術さ 道徳も規律も知るものか この世界は僕のものだ  三文小説を描く為 僕は夜を奪いにいく
爛漫浪漫譚真壁寂室真壁寂室真壁寂室・ほろゐ真壁寂室・ほろゐ此の夜の全部を奪う迄  鮮やかな手口 颯爽と出口 あの金曜日が迷宮の入り口 名高い企業の御令嬢と 仕組まれた邂逅は無礼講 花は折りたし梢は高し 指輪の窃盗犯 僕は愉快犯? 三分半の浪漫譚  さぁ、此の手を取って少しだけ踊ろうか 鳴り響く音楽の中 薬指にフォーカス 今夜も成し遂げる完全犯罪 然れどダンスのいろはも ワインのにほひも一知半解  目と目で欺いて瞞を踊った ステップは覚束ない儘 貴方の正体は、今夜、如何でも善いと思った ひらり 髪が靡いた 壱、弐、で踏み込んでドレスが咲く夜に シャンデリアは夢を見ている 僕の正体はどうか知れない様にと願った 此の夜の全部を奪う迄  嗚呼、どうして 我を忘れ、貴方に踊らされているのか 此の夜が終わるなと願った 心の臓を突き刺した違和感が 可憐な仕草 嫋やかなステップに 芽吹く想い静かに揺れる火 後は指輪を盗むだけなのに  秒針の音にも勝る程繊細に脈打つ鼓動に 本能的に察知した此の夜忘れられなくなる事に ただ見惚れてしまっていた 謎めく感情は一体…  手と手で欺いて妖に紛った 美しさに絆されていく 恋の正体は何だ?知りたいと強く願った 宵街を月が照らす様に  円に煌めいた宵月を見ていた 伸ばせども届かぬ手に 指輪だけ残った 心は満たされなかったんだ  目と目で欺いて瞞を踊った ステップは覚束ない儘 戻らない夜に僕は恋していたいのさ 月並みな恋は聞き飽きた 壱、弐、で踏み込んでドレスが咲く夜に シャンデリアは夢を見ている 叶わぬ恋情はどうか叶わないままで居て 靡く残像をなぞって 有り勝ちな恋に叛いて 此の夜が全部を奪うだけ  届かない月が愛おしい事 貴方ともう二度と踊れない事 今日が過ぎ去ってしまう事 此の夜の全部に抱いた恋心
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