藤原基央作詞の歌詞一覧リスト  119曲中 1-119曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
邂逅 新曲BUMP OF CHICKEN 新曲BUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN・MOR夜に塗られた水面に 月が引いた白銀の道 いつかこの足で渡っていく 必ずもう一度逢える  何も拾わない耳の奥 未だ残る声の火の粉 忘れきれない熱を帯びて 只々今を静かに焦がす  誰にも懐かない 静寂のけだもの その縄張りの中 息をするだけのかたまり  私を孤独にするのは何故 離れたとも思えないのは何故 あなたに穿たれた心の穴が あなたのいない未来を生きろと謳う  涙を連れてはいけないなら 今だけ子供でいさせてほしい 夜明けが星空を迎えに来たら 私の過去が繋いだ未来を選ぶから  些細な風に目を閉じて 二度と夢から帰って来ない 泡沫の幾つ見送って 私はぼんやりここにいて  捨ててばかりの耳の奥 ちく、と痛い声の火の粉 微睡みかけた目を覚ますように 疲れた今を洗って 笑う  そばにいて そばにいて 他人事のような朝の下 消えないで 消えないで ここにいる事を確かめて そばにいて そばにいて 凍えそうな太陽の下 消さないで 抱き締めて  嘲るように唸る 静寂のけだもの 命は譲らずに 息をするだけのかたまり  もう一度逢えたら伝えたい「ありがとう」が 生まれた意味は どこ さよなら その先に 揺れるこの道 あなたのいない未来に探せと謳う  私を孤独にするのは何故 離れたとも思えないのは何故 夜明けが星空を迎えに来たら 私の過去が繋いだ未来を選ぶから  涙はついてきてくれるから 死ぬまで埋まらない心の穴が あなたのいない未来を生きろと そう謳う  そばにいて そばにいて 他人事のような朝の下 消えないで 消えないで ここにいる事を確かめて そばにいて そばにいて 凍えそうな太陽の下 消さないで 抱き締めて いつかこの足で渡っていく  必ずもう一度逢える
Sleep Walking OrchestraGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN外から窓をくぐった光が 床に作った最初の友達 空っぽの手を容易く取られて 連れ出されてから夢の中  幾つかの普通が重なり合うと 時々そこには魔法が宿る あれは恐らく悪魔だった あれから醒めない夢の中  籠の中 鳥が鳴いて気付いた 失くしていた事 もう引き返せない事  どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの 肺が吸い込んだ 続きの世界 何度でも吐いた 命の証 さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ 赤い血が巡る その全てで 見えない糸を手繰り寄せて  夜と朝から外れたままで 迫られ続ける取捨選択 何をどれだけ差し出したとしても 届かないほどの宝物  取り戻したいのか 憧れたのか 篝火の向こう揺れて消える そろそろ往こうか まだここじゃない どこまで醒めない夢の中  まだ先へ進むというのならば 夜明けまで吹き抜けていく風の唄を  誰が消えても星は廻る 明日が今を過去にしていく 残酷なまでに完璧な世界 どこかでまた躓いた蟻 未だ響く心臓のドラム それしかないと導くよ 疑いながら その全てで 信じた足が運んでくれる  どうして体は生きたがるの 心に何を求めているの 性懲りも無く繋いだ世界 何度でも吐いた 命の証 さあ今 鍵が廻る音 探し物が囁くよ 赤い血が巡る その全てで 見えない糸が解ける場所へ
窓の中からGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央ハロー ここにいるよ 生まれた時から ここまでずっと 同じ命を削り 火に焚べながら生きてきた  瞼の裏の 誰も知らない 銀河に浮かぶ すごく小さな窓の中から 世界を見て生きてきた ここにいるよ  カーテンの内側限定のため息 愛読書みたいに並んでしまった独り言 痛くない事にした傷に 時々手を当てながら 一人で歌うよ  この体だけの鼓動を この胸だけの感情を 音符のひとつ 言葉のひとつに変えて 繋げて見つける はじめの唄  止まるまで続く鼓動を 名付けようのない感情を 心が望むとおりの声に乗せたら ようやく気付けたよ 同時に 響く声  ああ ここにいるよ 少し似た色の 知らない光 同じように生きる灯に 手を振っても 分からないかな  ハロー 遠い隣人 あまりに巨大な 銀河で出会う こんな小さな窓の中にも 届いたあなたの灯 ここにいるよ  昨日と明日に毎日挟まれて 次から次の今日 強制で自動更新される 痛くない事にした傷が 見失わない現在地 ここから歌うよ  綺麗事のような希望を いつもそばにいた絶望を 他の誰とも分かち合えない全てで 喉を震わせろ 自分の唄  グーの奥にしまった本当を 鏡からの悲鳴に応答を 同じように一人で歌う誰かと ほんの一瞬だけだろうと 今 重ねた声  この体だけの鼓動を この胸だけの感情を 音符のひとつ 言葉のひとつに変えて 繋げて見つける はじめの唄  生み出してしまった希望を 頷いてくれた絶望を 他の誰とも分かち合えない全てで 宇宙を震わせろ 今  化けの皮の下の本当を さあ この声に応答を 同じように一人で叫ぶあなたと 確かに見つけた 自分の唄  いつの日か止まる鼓動を 涙になれなかった感情を あなたに届くようにと声に乗せたら 自分でも驚いたんだ 応えて 重なる声  ああ 君と出会えて良かった きっとずっと出会いたかった ほんの一瞬だけだろうと 今 今 重ねた声  これからの世界は全部 ここからの続きだから 一人で多分大丈夫 昨日 明日 飛び越える声  ああ もっと話せば良かった 言葉じゃなくたって良かった すれ違っただけだろうと 今 今 重ねた声  LA LA LA…
SOUVENIRPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN・MOR恐らく気付いてしまったみたい あくびの色した毎日を 丸ごと映画の様に変える 種と仕掛けに出会えた事  仲良くなれない空の下 心はしまって鍵かけて そんな風にどうにか生きてきた メロディが重なった  小さくたっていい 街のどんな灯よりも ちゃんと見つけられる 目印が欲しかった  この目が選んだ景色に ひとつずつリボンかけて お土産みたいに集めながら続くよ 帰り道 季節が挨拶くれたよ 涙もちょっと拾ったよ どこから話そう あなたに貰った この帰り道  歩いて歩いて 時々なんか急いで あなたに向かう道を 走って走って いやいややっぱ歩いて あなたに向かう道を  こうなるべくしてなったみたい 通り過ぎるばっかの毎日に そこにいた証拠を探した メロディが繋がった  そうしてくれたように 手を振って知らせるよ 迷わないでいいと 言ってくれたように  どこからどんな旅をして 見つけ合う事が出来たの あなたの昨日も明日も知らないまま 帰り道 土砂降り 一体何回くぐって 笑ってくれたの 月より遠い世界から辿ってきた 帰り道  歩いて歩いて いつの間にか急いで あなたに向かう道を 走って走って 恥ずかしくなって歩いて あなたに向かう道を  この目が選んだ景色に ひとつずつリボンかけて お土産みたいに集めながら続くよ 帰り道 季節が挨拶くれたよ 涙もまた拾っちゃったよ どこから話そう あなたに貰った この帰り道  どこからどんな旅をして 見つけ合う事が出来たの あなたの昨日と明日が空を飾る 帰り道 この目が選んだ景色に とびきりのリボンかけて 宇宙の果てからだろうと辿っていく 帰り道  歩いて歩いて 転んで平気なふりして あなたに向かう道を 走って走って 胸いっぱいで歩いて あなたに向かう道を
天体観測高木さん(高橋李依)高木さん(高橋李依)藤原基央藤原基央午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも  「イマ」という ほうき星  君と二人追いかけている
クロノスタシスPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央もう一度ドアを開けるまで ノルマで生き延びただけのような今日を 読まない手紙みたいに重ねて また部屋を出る  明け方 多分夢を見ていた 思い出そうとはしなかった 懐かしさが足跡みたいに 証拠として残っていたから  大通り 誰かの落とした約束が 跨がれていく  この街は居場所を隠している 仲間外れ達の行列 並んだままで待つ答えで 僕は僕を どう救える  飾られた古い絵画のように 秒針の止まった記憶の中 何回も聞いた 君の声が しまっていた言葉を まだ 探している  ビルボードの上 雲の隙間に 小さな点滅を見送った ここにいると教えるみたいに 遠くなって消えていった  不意を突かれて思い出す 些細な偶然だけ 鍵にして どこか似たくしゃみ 聞いただとか 匂いがした その程度で  臆病で狡いから 忘れたふりをしなきゃ 逃げ出しそうで  例えば未来 変えられるような 大それた力じゃなくていい 君のいない 世界の中で 息をする理由に応えたい  僕の奥 残ったひと欠片 時計にも消せなかったもの 枯れた喉を 振り絞って いつか君に伝えたいことがあるだろう  それっぽい台詞で誤魔化した 必要に応じて笑ったりした 拾わなかった瞬間ばかり どうしてこんなに 今更いちいち眩しい  この街は居場所を隠している 仲間外れ達の行列 並んだままで待つ答えで 僕は僕を どう救える  僕の奥 残ったひと欠片 時計にも消せなかったもの 枯れた喉を 振り絞って いつか君に伝えたいことが  失くしたくないものがあったよ 帰りたい場所だってあったよ 君のいない 世界の中で 君といた昨日に応えたい  飾られた古い絵画のように 秒針の止まった記憶の中 鮮明に繰り返す 君の声が 運んできた答えを まだ しまっていた言葉を 今 探している
Small worldGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央いろいろと下手くそな僕は この道しか歩いてこられなかった 出来るだけ転ばないように そして君に出会えた  まぶた閉じてから寝るまでの 分けられない一人だけの世界で 必ず向き合う寂しさを きっと君も持っている  秘密のため息は 夕陽に預けて 沈めて隠していた事 どうしてわかるの 同じだったから  散らばった願いの欠片で照らされた夜も どこかへ向かうパレードも 誰かの歌う声も 僕らにはひとつも 関係ないもの 一緒に笑ったら その時だけは全部 僕らのもの  すぐに言葉間違えそうで 傷付けたり怒らせたりしそうで 気をつけるようにしていたら ただ喋れなくなっていた  君だけの思い出の中の 君の側にはどうやったって行けないのに 涙はそこからやってくる せめて今 側にいる  そうしたいと思うのは そうしてもらったから 何も喋らないのにさ まんまるの月が 君の目に映る  叶わないままの夢はどんな光より綺麗で 変われないのに変わりたいままだから苦しくて 流れ星ひとつも 気付けなくても 君を見つけて 見つけてもらった僕は 僕でよかった  散らばった願いの欠片で照らされた夜も どこかへ向かうパレードも 誰かの歌う声も 僕らにはひとつも 関係ないもの 一緒に笑ったら その時だけは全部 誰にも気付けないくらい ささやかな世界の中でも 僕らのもの 僕らのもの  どうしてわかるの 同じだったから まんまるの月が 君の目に映る 夜が騒ぐ ポップコーン転がっている クライマックスのパレード 関係ない世界が 僕らを飲み込む ルララ ルララ
なないろPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央闇雲にでも信じたよ きちんと前に進んでいるって よく晴れた朝には時々 一人ぼっちにされちゃうから  ヤジロベエみたいな正しさだ 今この景色の全てが 笑ってくれるわけじゃないけど それでもいい これは僕の旅  昨夜の雨の事なんか 覚えていないようなお日様を 昨夜出来た水たまりが 映して キラキラ キラキラ 息をしている  高く遠く広すぎる空の下 おはよう 僕は昨日からやってきたよ 失くせない記憶は傘のように 鞄の中で出番を待つ  手探りで今日を歩く今日の僕が あの日見た虹を探すこの道を 疑ってしまう時は 教えるよ あの時の心の色  胸の奥 君がいる場所 ここでしか会えない瞳 ずっと変わらないままだから ほっとしたり たまに目を逸らしたり  思い出すと寂しいけど 思い出せないと寂しい事 忘れない事しか出来ない 夜を越えて 続く僕の旅  治らない古い傷は 無かったかのように隠す お日様が 昼間の星と同じだね 本当は キラキラ キラキラ この街中に  歯磨きして顔洗って着替えたら いつもと同じ足で出かけようぜ 相変わらずの猫背でもいいよ 僕が僕を笑えるから  涙の砂 散らばる銀河の中 疲れた靴でどこまでだっていける 躓いて転んだ時は 教えるよ 起き方を知っている事  乾いて消える水たまりが それでも キラキラ キラキラ 青く揺れる  高く遠く広すぎる空の下 おはよう 僕は昨日からやってきたよ 失くせない記憶も傘のように 鞄の中で明日へ向かう  手探りで今日を歩く今日の僕が あの日見た虹を探す今日の僕を 疑ってしまう時は 教えるよ あの時の心の色  いつか また会うよ 戻れないあの日の 七色
天体観測Crystal KayCrystal Kay藤原基央藤原基央Akihisa Matzura午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも  「イマ」という ほうき星  君と二人追いかけている
FlareGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央もう一度起き上がるには やっぱり どうしたって少しは無理しなきゃいけないな 一人じゃないと呟いてみても 感じる痛みは一人のもの  自分にしか出来ない事ってなんだろう 終わったって気付かれないような こんな日々を 明日に繋ぐ事だけはせめて 繰り返すだけでも繰り返すよ  何が許せないの 何を許されたいの いつか終わる小さな灯火  今 世界のどこかで 青に変わった信号 跳ねて音立てたコイン 溜め息 廻る車輪 誰も知らない 命の騒めき 目を閉じて ひと粒 どこにいたんだよ ここにいるんだよ ちゃんと ずっと  何回もお祈りしたよ 願い事 どうしたって叶わなくて 諦めてしまった 忘れやしないけど思い出しもしない事 あなたのための月が見えるよ  昨夜 全然眠れないまま 耐えた事 かけらも覚えていないような顔で歩く ショーウィンドウに映る よく知った顔を 一人にしないように 並んで歩く  何か探していたの そして失くしてきたの 細く歌う小さな灯火  巨大な星のどこかで いくつの傷を抱えても どんな落とし物しても 全部 塗り潰す朝 また目を覚ます 孤独の騒めき 落とさない ひと粒 壊れた心でも 悲しいのは 笑えるから  どれほど弱くても 燃え続ける小さな灯火  また 世界のどこかで 青に変わった信号 拾われず転がるコイン 瞬き オーケストラ 黙ったまま 叫んだ騒めき 掌に ひと粒 壊れた心でも 息をしたがる体  鼓動が星の数ほど 混ざって避け合って行き交って 迷路みたいな交差点 大丈夫 渡れるよ 誰も知らない 命の騒めき 失くさない ひと粒 どこにいるんだよ ここにいたんだよ ちゃんと ずっと ちゃんと ずっと
スノースマイルLisa HalimLisa Halim藤原基央藤原基央冬が寒くって 本当に良かった 君の冷えた左手を 僕の右ポケットに お招きする為の この上ない程の 理由になるから  「雪が降ればいい」と口を尖らせた 思い通りにはいかないさ 落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ 何で怒ってるのに楽しそうなの?  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 こんな夢物語 叶わなくたって 笑顔はこぼれてくる 雪の無い道に  二人で歩くには 少しコツがいる 君の歩幅は狭い 出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ 振り返る君の居る景色を  まだ乾いたままの 空のカーテンに 二人で鳴らす 足音のオーケストラ ほら夢物語 叶う前だって 笑顔は君がくれる そんなの わかってる  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 そうさ夢物語 願わなくたって 笑顔は教えてくれた 僕の行く道を  君と出会えて 本当に良かった 同じ季節が巡る 僕の右ポケットに しまってた思い出は やっぱりしまって歩くよ  君の居ない道を
花の名中孝介中孝介藤原基央藤原基央黒木千波留簡単な事なのに どうして言えないんだろう 言えない事なのに どうして伝わるんだろう  一緒に見た空を忘れても 一緒にいた事は忘れない  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに 歌える唄がある あなただけに 聴こえる唄がある  僕がここに在る事は あなたの在った証拠で 僕がここに置く唄は あなたと置いた証拠で  生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ  涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 同じ苦しみに 迷った あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  皆 会いたい人がいる 皆 待っている人がいる 会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる いつでも  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに あなただけに  いつか 涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 迷わずひとつを 選んだ あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  僕だけを 待っている人がいる あなただけに 会いたい人がいる
GravityGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央帰ろうとしない帰り道 いつもどおり 視界の隅っこ ほとんど外 君が鼻をすすった 空を割る夕方のサイレン 給水塔の下 あれは蝙蝠  僕らは時計を見ないようにしていたけど そんな風にして時間に気付いてしまうから かき消すように喋ろうとして なんだかやっぱり黙ってしまう  君の影の 君らしい揺れ方を 眺めているだけで 泣きそうになったよ  見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる 今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる そんなの全て飛び越えて 子供のまま笑って 裸足のメロディー歌うから いつも今を許してしまう 笑顔のまま ずるいよな  いつの日か どっちかが遠くに行ったりして 会えなくなったりするのかな 今が嘘みたいに じゃあまた会えた時 今みたいに 黙ったままで側にいられるのかな  大人っぽく振る舞ったり 尖ってみせたり 刺さった時に誤魔化して 変な感じになったり そういうの まとめて愛せるくらいに 僕らは僕らを信じられていた  わりと同時に くしゃみしちゃうのが 面白かったよ 泣きそうになったよ  今日が明日 昨日になって 誰かが忘れたって 今君がここにいる事を 僕は忘れないから 見えない涙拭って 謝るように笑って 触ったら消えてしまいそうな 細い指の冷たさが 火傷みたいに残っている  見つけた言葉いくつ 繋げたって遠ざかる 今一番伝えたい想いが 胸の中 声を上げる せーので全て飛び越えて 僕らのまま笑って 裸足のメロディー歌うから そして一緒に手を振るんだよ 笑顔のまま またねって  雨でも晴れでも 空のない世界でも また明日 明日が ちゃんときますように  一緒じゃなくても 一人だったとしても また明日の中に 君がいますように
sailing day堀江美都子堀江美都子藤原基央藤原基央武部聡志目を閉じたその中に 見えた 微かな眩しさを 掴み取ろうとした 愚かなドリーマー  伸ばした手は 閉じた目に 写らなくて 途方に暮れる 射程距離から 随分遠く 滲む  どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで生きている たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや  精一杯 運命に抵抗 正解・不正解の判断 自分だけに許された権利  sailing day 舵を取れ 夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー  数えたら キリが無い程の 危険や不安でさえも 愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー  目を開いたその先に 見える 確かな眩しさが 空になったハートに 理由を注ぐ  そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく たった一つ 掴む為に 幾つでも 失うんだ  精一杯 存在の証明 過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝  sailing day 舵を取れ 哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー  誰もが皆 それぞれの船を出す それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ  そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる たった一秒 生きる為に いつだって 命懸け 当たり前だ  精一杯 存在の証明 敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝  sailing day 舵を取れ 冒険の日々全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー  精一杯 運命に抵抗 決して消えはしない 僕だけを照らし出す灯台  sailing day 舵を取れ 嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー  誰もがビリーヴァー  永遠のドリーマー
Ever lasting lieKKKK藤原基央藤原基央Ken Kamikita・Teruaki EDDY Tanahashi砂の海で 錆びたシャベルを持って まるで闘う様に 夢を掘る人 赤く燃える太陽に 身を焼かれても 必死で 這い上がろうとする 愛する人の 命に値がついた そこら中に頭を下げても 足りなくて 「石油でも掘る以外 無いんじゃないの?」って 皮肉を 本気にして飛び出した  でも 掘り出したのは 長い年月  「Sir Destiny、アンタ、人の命を転がして 大層楽しいだろう? 笑えよ 見ているんだろう? この俺がジタバタ足宛いてるのを」  死んだ街で 夜のドレス纏って 作り話の様な愛を 売らされる人 誰かの胸に腕に 身を預けても 心は ただ一人を待つ 愛するあの人は 優しく嘘をついた 「二人は大丈夫 明日を信じて待っていてくれ」 「信じられる要素なんて どこにあるの?」って 思いながらも その言葉を おまじないの様に  呟き続けた 長い年月  「Sir Destiny、アナタでも この気持ちは動かせないでしょう? 幾度目の朝も 変わらず 優しいあの嘘を 思い出してる」  夢を掘る人 それを待つ人 定めよりも 互いを信じていた  とある街の小さな教会で 優しい長生きおばあさんが 眠りについた ろくに動けなくなってからも 毎朝 何かを呟いて 微笑んだ 砂の海で 折れたシャベルを持って 作り話の様な 夢を掘る人 刻まれた皺の奥の 瞳は未だ 必死で ただ 必死で  掘り出したのは―……  「Sir Destiny、アンタ、俺を見ているか 『もう飽きた』なんて 言わせないぞ 今にも 夢を掘り出して 見事悔しがらせてやる」 「Sir Destiny、俺の夢って何だったっけ? 何が ここまで俺を動かしていたんだっけ? 大事な何かを待たせていた様な…」  夢を掘る人 それを待つ人 幾つもの夜を 乗り越えた嘘
AuroraPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央もうきっと多分大丈夫 どこが痛いか分かったからね 自分で涙拾えたら いつか魔法に変えられる  ほんの少し忘れていたね とても長かった ほんの少し お日様がない時は クレヨンで世界に創り出したでしょう  正義の味方には見つけて貰えなかった類 探しに行かなくちゃ 呼び合い続けた あの声だよ  溜め息にもなれなかった 名前さえ持たない思いが 心の一番奥の方 爪を立てて 堪えていたんだ 触れて確かめられたら 形と音が分かるよ 伝えたい言葉はいつだって そうやって見つけてきた  振り返れば途切れずに 歪な線を描く足跡 悲しいくらい分かりやすく いつもここに向けて伸びる  大切にするのは下手でも 大切だって事は分かっている せめてその白い手紙が 正しく届きますように  考え過ぎじゃないよ そういう闇の中にいて 勇気の眼差しで 次の足場を探しているだけ  解き放て あなたの声で 光る羽根与えた思いを その足が向かうべき先へ そうしなきゃ見えなかった未来へ 諦めなかった事を 誰よりも知っているのは 羽ばたいた言葉のひとつひとつ 必ず届きますように  もう一度 もう一度 クレヨンで 好きなように もう一度 さあどうぞ 好きな色で 透明に もう一度 もう一度 クレヨンで この世界に 今こそ さあどうぞ 魔法に変えられる  ああ、なぜ、どうして、と繰り返して それでも続けてきただろう 心の一番奥の方 涙は炎 向き合う時が来た 触れて確かめられたら 形と音をくれるよ あなたの言葉がいつだって あなたを探してきた  そうやって見つけてきた
SpicaGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央名前ひとつ 胸の奥に 鞄とは別に持ってきたよ 声に出せば鳥になって 君へと向かう名前ひとつ  伝えたい事 言えないまま 消えたらと思うと怖くなって 出来るだけ頑張るけど どうしていつまでも下手なんだろう  雨が降っても それが止んでも 君を最初に思い出すよ  手をとった時 その繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった あぁ だから生きてきたのかって 思えるほどの事だった  どこからだって 帰ってこられる  涙には意味があっても 言葉に直せない場合も多くて こぼれたら受け止めるよ そうすれば何故か ちゃんと分かるから  思い出が 音が 光が 命のいたずらに奪われても 名前ひとつ 胸の奥に 君へと向かう名前ひとつ  約束が生まれた時の 笑った顔が嬉しかったよ  終わりのない闇に飲まれたって 信じてくれるから立っていられる 描いた未来と どれほど違おうと 間違いじゃない 今 君がいる  どんなドアも せーので開ける  手をとった時 その繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった あぁ だから生きてきたのかって 思えるほどの事だった  汚れても 醜く見えても 卑怯でも 強く抱きしめるよ 手をとった時 その繋ぎ目が 僕の世界の真ん中になった  どこからだって 帰ってこられる いってきます
話がしたいよPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央持て余した手を 自分ごとポケットに隠した バスが来るまでの間の おまけみたいな時間  街が立てる生活の音に 一人にされた ガムと二人になろう 君の苦手だった味  だめだよ、と いいよ、とを 往復する信号機 止まったり動いたり 同じようにしていても他人同士 元気でいるかな  この瞬間にどんな顔をしていただろう 一体どんな言葉をいくつ見つけただろう ああ 君がここにいたら 君がここにいたら 話がしたいよ  ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も 秒速10何キロだっけ ずっと旅を続けている  それの何がどうだというのか わからないけど急に 自分の呼吸の音に 耳澄まして確かめた  体と心のどっちに ここまで連れて来られたんだろう どっちもくたびれているけど 平気さ お薬貰ったし 飲まないし  どうやったって戻れないのは一緒だよ じゃあこういう事を思っているのも一緒がいい 肌を撫でた今の風が 底の抜けた空が あの日と似ているのに  抗いようもなく忘れながら生きているよ ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう 鼻で愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い まだ覚えているよ 話がしたいよ  今までのなんだかんだとか これからがどうとか 心からどうでもいいんだ そんな事は  いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎだけど そう言ってやりたいんだ 大丈夫 分かっている  ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く
シリウスGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央約束をしただろう 遥かな どこか いつか 名前さえ忘れても 消えない灯火  息をするように回る星に捕まって この体の操縦だけで精一杯  絶望の最果て 希望の底 透明な思いの 盾と剣  これは誰のストーリー どうやって始まった世界 ここまで生き延びた 命で答えて その心で選んで その声で叫んで 一番好きなものを その手で離さないで  やっと やっと 見つけたよ ちゃんと ちゃんと 聴こえたよ  受け取った自由に 帰り道奪われて 来るはずのない迎えを しばらく待っていた  指先で触れた 微かでも確かだった 眩しい温度だけが 方向を示すよ  理由も意味も 価値を失くして 何を探すの 鏡の前  隔たりを砕いて どうぞ いっておいで どれだけ臆病でも 欲張りの動物 その心で選んで その声で叫んで 無様に足掻こうとも 証を輝かせて  記憶は後ろから削れていく 拾ったものも砂になって落ちる 指先で触れた 消えない灯火 約束をしただろう 遥かな どこか いつか  絶望の最果て 希望の底 勇気をあげる 鏡の前 盾と剣  これは誰のストーリー どうやって始まった世界 ここまで生き延びた 命で答えて その心で選んで その声で叫んで 名前さえ忘れても 何度でも呼んで  隔たりを砕いて どうぞ いっておいで 眼差しのシリウス 欲張りの動物 これは誰のストーリー どうやって始まった世界 一番好きなものを その手で離さないで  やっと やっと 見つけたよ ちゃんと ちゃんと 聴こえたよ どこから いつからも ただいま おかえり
望遠のマーチGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央何を言おうとしたの その目の奥に何を隠したの 秒針はそこを示して止まっている  渇いた喉が震えて 聞こえない言葉を呟いている 皆集まって 全員ひとりぼっち  足音の隙間 何か落ちる音 聴こえた耳に触れた 指先が熱い  いこうよ いこうよ 嵐の中も その羽根で飛んできたんだ いこう いこうよ  嘘と本当に囲まれ 逃げ出す事もままならないまま 秒針にそこを指されて止まっている  失うものはないとか かっこいい事言えたらいいよな 本気で迷って 必死にヘラヘラしている  夜を凌げば 太陽は昇るよ そうしたら必ず また夜になるけど  希望 絶望 どれだけ待ったって 誰も迎えにこないじゃない いこう いこうよ  心はいつだって 止まれないで歌っている 死んだような今日だって 死ねないで叫んでいる  与えられた居場所が 苦しかったら そんなの疑ったって かまわないんだ 体は信じているよ 君の全部を 叫びたい言葉が輝いている  いこうよ いこうよ その声頼りに 探すから見つけてほしい いこう いこう  絶望 希望 羽根は折れないぜ もともと付いてもいないぜ いこう いこうよ  心はいつだって 止まれないで歌っている 繰り返す今日だって 今日だって叫んでいる  嵐の中も その羽根で飛んできたんだ いこう いこうよ  いこうよ
天体観測SAWASAWA藤原基央藤原基央午前二時 フミキリに望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」というほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて伝えたいことも増えてった 宛名のない手紙も崩れる程重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を握れなかった あの日を  見えているモノを見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも 「イマ」というほうき星 君と二人追いかけている
supernova丸本莉子丸本莉子藤原基央藤原基央松岡モトキ・宮田"レフティ"リョウ熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の大事さは 居なくなってから知るんだ  延べられた手を拒んだ その時に 大きな地震が起こるかもしれない 延べられた手を守った その時に 守りたかったのは自分かもしれない  君の存在だって もうずっと抱きしめてきたけど 本当に恐いから 離れられないだけなんだ ラララ  人と話したりすると 気付くんだ 伝えたい言葉が無いって事 適当に合わせたりすると 解るんだ 伝えたい気持ちだらけって事  君の存在だって こうして伝え続けるけど 本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ ラララ  僕らの時計の中 ひとつだけでもいいから 本当を掴みたくて 本当を届けたくて  歳を数えてみると 気付くんだ 些細でも歴史を持っていた事 それとほぼ同時に 解るんだ それにも終わりが来るって事  君の存在だって いつでも思い出せるけど 本当に欲しいのは 思い出じゃない今なんだ  君を忘れた後で 思い出すんだ 君との歴史を持っていた事 君を失くした後で 見つけ出すんだ 君との出会いがあった事  誰の存在だって 世界では取るに足らないけど 誰かの世界は それがあって 造られる  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の存在は 居なくなっても ここに居る  僕らの時計は 止まらないで 動くんだ  ラララ
記念撮影PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央目的や理由のざわめきからはみ出した 名付けようのない時間の場所に 紙飛行機みたいに ふらふら飛び込んで 空の色が変わるのを見ていた  遠くに聞こえた 遠吠えとブレーキ 一本のコーラを挟んで座った 好きなだけ喋って 好きなだけ黙って 曖昧なメロディー 一緒になぞった  やりたい事がないわけじゃないはずだったと思うけど 思い出そうとしたら 笑顔とため息の事ばかり  ねぇ きっと 迷子のままでも大丈夫 僕らはどこへでもいけると思う 君は知っていた 僕も気付いていた 終わる魔法の中にいた事  昨日と似たような繰り返しの普通に 少しずつこっそり時間削られた 瞬きの向こうに いろいろいくつも 見落としたり 見落としたふりしたり  あれほど近くて だけど触れなかった 冗談と沈黙の奥の何か ポケットには鍵と 丸めたレシートと 面倒な本音を つっこんで隠していた  固まって待ったシャッター レンズの前で並んで とても楽しくて ずるくて あまりに眩しかった  そして今 想像じゃない未来に立って 相変わらず同じ怪我をしたよ 掌の上の 動かない景色の中から 僕らが僕を見ている  目的や理由のざわめきに囲まれて 覚えて慣れて ベストを尽くして 聞こえた気がした 遠吠えとブレーキ 曖昧なメロディー 一人でなぞった  言葉に直せない全てを 紙飛行機みたいに あの時二人で見つめた レンズの向こうの世界へ 投げたんだ  想像じゃない未来に立って 僕だけの昨日が積み重なっても その昨日の下の 変わらない景色の中から ここまで繋がっている  迷子のままでも大丈夫 僕らはどこへでもいけると思う 君は笑っていた 僕だってそうだった 終わる魔法の外に向けて  今僕がいる未来に向けて
リボンGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央嵐の中をここまで来たんだ 嵐の中をここまで来たんだ 出会って生まれた光 追いかけて  ポケットに勇気がガラス玉ひとつ分 それぞれ持っている ガラス玉ひとつ分 並べても同じ数 あの日から 始まりから  つぎはぎの傘 汚れたカンテラ 手作りの地図 大事に一緒に 使った  ここはどこなんだろうね どこに行くんだろうね 誰一人 わかっていないけど 側にいる事を選んで 今側にいるから 迷子じゃないんだ  たくさん笑ったり それよりはるかに少ない 泣いたり怒ったりした事の全部が 音符になって繋がって 僕らを結んだ  ポケットに恐怖が宇宙と同じくらい それぞれ持っている 宇宙と同じくらい 同じ時に震えたら 強くなれた 弱くなれた  指差したUFO すれ違った野良猫 あくびのユニゾン あと何があった 教えて  意地や恥ずかしさに負けないで 心で正面から向き合えるよ 僕らを結ぶリボンは 解けないわけじゃない 結んできたんだ  君の勇気を 僕が見れば星だ 並べても同じでありたい あぁ ここはどこなんだろうね どこに行くんだろうね 迷子じゃないんだ  嵐の中を ここまで来たんだ 嵐の中を ここまで来たんだ カウントからせーので息を読み合って 泣いたり怒ったり笑ったりの全部で  嵐の中をここまで来たんだ 出会って生まれた光 追いかけて 嵐の中をどこまでも行くんだ 赤い星並べてどこまでも行くんだ
アンサーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央魔法の言葉 覚えている 虹の始まったところ あの時世界の全てに 一瞬で色が付いた  転ばないように気を付けて でもどこまでもいかなきゃ 陽射しさえ掴めそうな手が ひどく冷たかったから  本当の声はいつだって 正しい道を照らしている なんだって疑っているから とても強く信じている  心臓が動いている事の 吸って吐いてが続く事の 心がずっと熱い事の 確かな理由を 雲の向こうの銀河のように どっかで失くした切符のように 生まれる前の歴史のように 君が持っているから  それだけ わかっている 僕だけ わかっている  鈍く残った痛みとか しまってしまった思いとか 滲んだって消えないもので 街は出来ている  魔法の言葉 覚えている 虹の辿り着いたところ 転ばないように気を付けて でもどこまでもいけるよ  無くしたくないものを 見つけたんだって気付いたら こんなに嬉しくなって こんなに怖くなるなんて  想像つかない昨日を越えて その延長の明日を抱えて 小さな肩 震える今 それでも笑った 迷路の奥のダイヤのような 届かなかった風船のような 気付けなかった流星のような 涙を貰った  だからもう 忘れない 二度ともう 迷わない  心臓が動いている事の 吸って吐いてが続く事の 心がずっと熱い事の 確かな理由が 砂漠の粒のひとつだろうと 消えていく雨のひとつだろうと 貰った 名も知らない花のように 今目の前にあるから  それだけ わかっている 僕だけ わかっている  だからもう 離れない 二度ともう 迷わない
アリアPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央あの日の些細なため息は ざわめきに飲まれ 迷子になったよ ありふれた類だったから どこに転がったって その景色の日常  言葉は上手に使ったら 気持ちの側まで 近付けるけれど 同じものにはなれない 抱えているうちに 迷子になったよ  僕らはお揃いの服を着た 別々の呼吸 違う生き物  見つけたら 鏡のように 見つけてくれた事 触ったら 応えるように 触ってくれた事  何も言えなかった 何を言えなかった  曲がって落ちた紙飛行機 見つめ返せなかった まっすぐな瞳 夕焼けとサイレン 帰り道 もう痛まないけど 治らない傷  あの日の些細なため息は ざわめきに飲まれ 迷子になったよ 名前を呼んでくれただけで 君と僕だけの 世界になったよ  僕らの間にはさよならが 出会った時から育っていた  笑うから 鏡のように 涙がこぼれたよ 一度でも 心の奥が 繋がった気がしたよ  見つめ返せなかった 忘れたくなかった  笑うから 鏡のように 涙がこぼれたよ 一度でも 心の奥が 繋がった気がしたよ  冷えた手が 離れたあとも まだずっと熱い事 見つけたら 鏡のように 見つけてくれた事  あの日 君がいた あの日 君といた 何も言えなかった 忘れたくなかった
カルマ桃井はるこ桃井はるこ藤原基央藤原基央ガラス玉ひとつ 落とされた 追いかけてもうひとつ落っこちた ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる  心臓が始まった時 嫌でも人は場所を取る 奪われない様に 守り続けてる  汚さずに保ってきた手でも 汚れて見えた 記憶を疑う前に 記憶に疑われてる  必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして ここに居るよ いつだって呼んでるから くたびれた理由が 重なって揺れる時 生まれた意味を知る  存在が続く限り 仕方無いから場所を取る ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない  ガラス玉ひとつ 落とされた 落ちた時 何か弾き出した 奪い取った場所で 光を浴びた  数えた足跡など 気付けば数字でしか無い 知らなきゃいけない事は どうやら1と0の間  初めて僕らは出会うだろう 同じ悲鳴の旗を目印にして 忘れないで いつだって呼んでるから 重ねた理由を二人で埋める時 約束が交わされる  鏡なんだ 僕ら互いに それぞれのカルマを 映す為の 汚れた手と手で 触り合って 形が解る  ここに居るよ 確かに触れるよ 一人分の陽だまりに 僕らは居る  忘れないで いつだって呼んでるから 同じガラス玉の内側の方から そうさ 必ず僕らは出会うだろう 沈めた理由に十字架を建てる時 約束は果たされる 僕らはひとつになる
BUMP OF CHICKENのテーマBUMP OF CHICKENBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央へなちょこバンドのライブにいこう へなちょこ仲間を集めていこう へなちょこバンドはライブで始動 へなちょこバンドとライブでいこう  へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなに歌えてるんだし へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなにいかれてる  へなちょこバンドのライブにいこう へなちょこ仲間を集めていこう へなちょこバンドはライブで始動 へなちょこバンドとライブでいこう  へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなに歌えてるんだし へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなにいかれてる  あぁ 僕らは君をベッドから引きずり出して 手を繋ぐため 魔法をかけた へなちょこの4人組  へなちょこバンドのライブにいこう へなちょこ仲間を集めていこう クールじゃないけどフールな4人 クールとフールは少し似てる  へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなに歌えてるんだし へなちょこだっていいじゃない だって僕はこんなにいかれてる  あぁ 僕らは寂しい雨の日に君の横で うるさい音を 優しく鳴らす へなちょこの4人組  あぁ 僕らは君をベッドから引きずり出して 手を繋ぐため 魔法をかけた へなちょこの4人組
Hello,world!PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央MOR・BUMP OF CHICKEN扉開けば 捻れた昼の夜 昨日どうやって帰った 体だけが確か おはよう これからまた迷子の続き 見慣れた知らない 景色の中で  もう駄目って思ってから わりと何だかやれている 死にきらないくらいに丈夫 何かちょっと恥ずかしい やるべきことは 忘れていても解る そうしないと とても苦しいから  顔を上げて 黒い目の人 君が見たから 光は生まれた  選んだ色で塗った 世界に囲まれて 選べない傷の意味はどこだろう ご自分だけがヒーロー 世界の真ん中で 終わるまで出突っ張り ステージの上 どうしよう 空っぽのふりも出来ない  ハロー どうも 僕はここ  覚えてしまった感覚 思い出とは違う類 もっと涙の側にあって いつも心臓掴まれていて 充分理解出来ている ずっとそれと一緒 そうじゃないと 何も見えないから  息を繋ぐ 生きる強い人 止まる心を 引き摺って連れてきた  塞いだ耳で聴いた 虹の様なメロディー 砕けない思いが内側で歌う 隠れていたってヒーロー 守るものがある 恐いのは それほど気付いているから  扉開けば 捻れた本当の嘘 空っぽのふりのふり 体だけが確か  おはよう 今でもまだ最後の続き 叫ぼう そこから どうも 僕はここ  さあ目を開けて 君は強い人 その目が見たから 全ては生まれた  選んだ色で塗った 世界に囲まれて 選べない傷の意味はどこだろう ご自分だけがヒーロー 守ったものがある 恐いのは その価値を知っているから  塞いだ耳で聴いた 虹の様なメロディー 砕けない思いが内側で歌う 悲鳴をあげたヒーロー 世界の真ん中で 終わるまで出突っ張り 自分が見ている だからもう 死んだふりも意味ない  ハロー どうも 僕はここ
コロニーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央MOR・BUMP OF CHICKENどこだろう 今痛んだのは 手を当ててから解らなくなる 名前のない 涙がこぼれて 体の壁が解らなくなる 世界は蜃気楼 揺らいで消えそう 呑み込まれて連れて行かれそう 重なった 優しい温もりに しがみついたまま震えた  聴こえた命の音は よく似ているけど違っていて 雨に変わり何度も肌を叩いた 閉じた目に 真昼の恒星 キラキラ無数に散らばった その中のひとつとひとつ それだけ  見つけた事 失くした事 心が作った街で起こった事 こんなに今生きているのに 嘘みたい 掌で教えて  何もない あんなに抱えていた 形を守る言葉の盾 残っていない 弱くても持っていた 道切り開く意思の剣 世界は蜃気楼 張りぼての城 消えそうで消えない生き物 ありがとう あなたは光 それだけが続ける理由  聴こえた自分の音は 正体を当然知っていて 響いたら正しい矢になって戻ってきた 卑怯者 鏡の奥に 気付く前に目を背けた 助けを呼ぶひとつとひとつ 狙い合う  生まれた事 知らせた声 どこまでも遠く全部を抱きしめた 解らないまま 何もないまま 全てを 全てで抱きしめた  あの時みたいに出来るかな 心が作った街で起こった事 こんなに今生きている事 触ったら 同じように応えて  側にいて 行かないで 微笑んで 頷いて 側にいて 行かないで 重なって 音を聴いて 側にいて 行かないで 微笑んで 頷いて 今会えた 名前のない 涙に触らせて  どこだろう 今痛んだのは どこだろう あなたは光
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
天体観測this is not a businessthis is not a business藤原基央藤原基央this is not a business午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えているモノを 見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけている
天体観測夏代孝明夏代孝明藤原基央藤原基央午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」というほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名のない手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えているモノを 見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけている
パレードPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央帰り道 僕の足 白黒の真昼 呼吸はどうか 普通かどうか 手を当てた胸に 記憶が揺れる 混ざって溢れる 離さないで 離さないで 誰がそこにいるの  途中のまま 止まったまま 時計に置いていかれる 歩かなきゃ 走らなきゃ 昨日に食べられる どうしても見る 見たくない傷 忘れないで 忘れないで 心だけが世界  数秒後出会う景色さえも 想像できなくなってしまった 鏡の中でこっちを見ている 知らない人に全て知られている  まだ心臓が まだ心臓が  どれが誰 誰が僕 白黒の真昼 思考はどうか 自分かどうか どこまでが本当か 考える度 溺れそうになる 絶やさないで 守り抜いて 弱く燃える灯り  覚えている言葉の事 思い出せる温度の事 なくして消えた消せない事 なくなることが決まっている事  もう一度 もう二度と まだ心臓が まだ心臓が あの声を 温かさを 確かめて まだ心臓が  パレードは続く 心だけが世界 パレードは続く 僕はここにいるよ パレードは続く 心だけが世界 パレードは続く 弱く燃える灯り
ファイターPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央気付いたらもう嵐の中で 帰り道がわからなくなっていた 記憶の匂いばかり詰めた 空っぽの鞄をぎゅっと抱えて  時を奪う雨と風の中で 見えなくなって聞こえなくなってしまった 体だけが自動で働いて 泣きそうな胸を必死で庇って  止まったら消えてしまいそうだから 痛みとあわせて心も隠して 振り返ったら吸い込まれそうだから 今を繰り返す 臆病な爪と牙  ここにいるためだけに 命の全部が叫んでいる 涙で出来た思いが この呼吸を繋ぐ力になる いくつもなくなったあとに 強く残った ひとつ残った  その声は流れ星のように 次々に耳に飛び込んでは光って 魚のように集まりだして 冷たかった胸に陽だまりが出来た  オーロラが広がっているって知った ふと足もとの虫と目が合って笑った 自分のじゃない足音と会った 全てその声が見せてくれた  普通の触れ方を知らないから 戸惑っていたら触れてくれた手に どれだけ夜をくぐり抜けても ずっと冷めないままの熱が 脈を打つ  君がいるそれだけで 命の全部が輝く 凍りついた心に その鼓動が響き火を灯す わからないままでも側に 君の側に 一番近くに  空っぽの鞄は空っぽで 愛しい重さを増やしていく 重くなる度怖くなった 潰さないように抱きしめた  掴むよ 掴んでくれた手を 闇を切り裂け 臆病な爪と牙  ここにいるためだけに 命の全部が叫んでいる ちゃんと守れるように 作られた体で生まれたよ  涙超えた言葉が その鼓動から届き勇気になる 君がいるそれだけで ああ まだ温かい いくつもなくなったあとに 強く残った ひとつ残った  離れない いつでも側に 僕の中に 一番近くに
ray -livetune cover- (Presented by BUMP OF CHICKEN)livetune feat. 初音ミクlivetune feat. 初音ミク藤原基央藤原基央お別れしたのはもっと 前の事だったような 悲しい光は封じ込めて 踵すり減らしたんだ  君といた時は見えた 今は見えなくなった 透明な彗星をぼんやりと でもそれだけ探している  しょっちゅう唄を歌ったよ その時だけのメロディーを 寂しくなんかなかったよ ちゃんと寂しくなれたから  いつまでどこまでなんて 正常か異常かなんて 考える暇も無い程 歩くのは大変だ 楽しい方がずっといいよ ごまかして笑っていくよ 大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない  理想で作った道を 現実が塗り替えていくよ 思い出はその軌跡の上で 輝きになって残っている  お別れしたのは何で 何のためだったんだろうな 悲しい光が僕の影を 前に長く伸ばしている  時々熱が出るよ 時間がある時眠るよ 夢だと解るその中で 君と会ってからまた行こう  晴天とはほど遠い 終わらない暗闇にも 星を思い浮かべたなら すぐ銀河の中だ あまり泣かなくなっても 靴を新しくしても 大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない  伝えたかった事が きっとあったんだろうな 恐らくありきたりなんだろうけど こんなにも  お別れした事は 出会った事と繋がっている あの透明な彗星は 透明だから無くならない  ◯×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて 確かめる間も無い程 生きるのは最高だ あまり泣かなくなっても ごまかして笑っていくよ 大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない  大丈夫だ この光の始まりには 君がいる
You were herePLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央車輪が回って遠ざけていく 体と体遠ざけていく 鼓膜に残る耳鳴りと二人で 一人の夜に戻る  信じられないくらいにすぐ過ぎた 魔法の時間はすぐ過ぎた 頭の中は片付かないままで 枕まで帰る  君の声が聴こえた事 まぶたの裏に光の記憶  まだ消えない 消えないよ まだ輝いたままだよ でもいつか消えちゃう 消えちゃうよ こんなに 今こんなに愛しいのに  あんなに体が叫んでいた 心臓が何か訴えていた 拾った紙吹雪一枚 触れたら化石みたいに喋る  伝えたかった事 伝わったのかな 伝えたかった事ってなんなのかな 君の昨日と君の明日を とても眩しく思う  出会えば必ずさよなら そこから伸びた時間の上  また会いたい 会いたいよ もう会いたい 会いたいよ 君がいるのにいないよ 君の昨日と明日に 僕もいたい  lalala もう消えない 消えないよ そこから伸びた時間の上を歩くよ 全て越えて会いにいくよ
虹を待つ人PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央眠れなかった体に 音が飛び込んで走る 目を閉じれば真っ暗 自分で作る色  言えないままの痛みが そっと寄り添って歌う 使い古した感情は 壊れたって動く  見えない壁で囲まれた部屋 命に触れて確かめている  そのドアに鍵は無い 開けようとしないから 知らなかっただけ 初めからずっと自由  冷たいままの痛みが そっと寄り添って祈る 冷たいままの体を 温めようとしている  生きようとする体を 音は隅まで知っている 目を開けたって同じ 自分で作る色  見えない壁が見えた時には その先にいる人が見える  虹を呼ぶ雨の下 皆同じ雨の下 うまく手は繋げない それでも笑う 同じ虹を待っている  あるいは気付いていて 怖かっただけ どこまでもずっと自由  そのドアに鍵は無い うまく手は繋げない それでも笑う 同じ虹を待っている
車輪の唄竹渕慶竹渕慶藤原基央藤原基央icchy☆錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 僕等の体を運んでいく明け方の駅へと  ペダルを漕ぐ僕の背中 寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり  線路沿いの上り坂で 「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声  町はとても静か過ぎて 「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした  同時に言葉を失くした 坂を上りきった時 迎えてくれた朝焼けが あまりに綺麗過ぎて  笑っただろう あの時 僕の後ろ側で 振り返る事が出来なかった 僕は泣いてたから  券売機で一番端の 一番高い切符が行く町を 僕はよく知らない  その中でも一番安い 入場券をすぐに使うのに 大事にしまった  おととい買った大きな鞄 改札に引っ掛けて通れずに 君は僕を見た  目は合わせないで頷いて 頑なに引っ掛かる 鞄の紐を 僕の手が外した  響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く 何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う  「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」 応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ  間違いじゃない あの時 君は…  線路沿いの下り坂を 風よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと 錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 精一杯電車と並ぶけれど ゆっくり離されてく  泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で 顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから  約束だよ 必ず いつの日かまた会おう 離れていく 君に見えるように大きく手を振ったよ  町は賑わいだしたけれど 世界中に一人だけみたいだなぁ と小さくこぼした  錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 残された僕を運んでいく 微かな温もり
fireflyPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央蛍みたいな欲望が ハートから抜け出して 逃げるように飛び始めたものが 夢になった  当然捕まえようとして 届きそうで届かなくて 追いかけていたら 物語になった  色んな場面を忘れていく  笑って泣いた頃もあって そうでもない今もあって どっちでもいいけど どっちでも追いかけていた  分かれ道もたくさんあって 真っ暗に囲まれて 微かな金色に 必死で付いていった  いつの間にか見えなくなっても 行方探している 命の仕掛けは それでもう全部  色々と難しくて 続ける事以外で 生きている事 確かめられない 報われないままでも 感じなくなっても 決して消えない 光を知っている  諦めなければきっとって どこかで聞いた通りに 続けていたら やめなきゃいけない時がきた  頑張ってどうにかしようとして 頑張りの関係ない事態で ふと呼吸鼓動の 意味を考えた  解らない事ばかりの中 唯一解っていた 大切なものが あぁ  一人だけの痛みに耐えて 壊れてもちゃんと立って 諦めた事 黄金の覚悟 まだ胸は苦しくて 体だけで精一杯 それほど綺麗な 光に会えた  物語はまだ終わらない 残酷でもただ進んでいく おいてけぼりの空っぽを主役にしたまま 次のページへ  色んな場面を忘れていく 命の仕掛けは わずかで全部  色々と難しくて 続ける事以外で 生きている事 確かめられない 報われないままでも 感じなくなっても 決して消えない 光を知っている  一人だけの痛みに耐えて 壊れてもちゃんと立って 諦めた事 黄金の覚悟 今もどこかを飛ぶ あの憧れと 同じ色に 傷は輝く
ほんとのほんとGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央尖った言葉がいくつか 壁にぶつかって 転がって冷えた ざわついたまま 静かになって 時間だけがすり抜けた  誰かが誰か傷つけて だからどちらも 傷ついて お揃いの気持ちで 離れながら お揃いの気持ちで側にいた  声が聞きたくて なかなか声が出せなくて 心は何度も 呼んでいるのに  怖くて痛くて惨めでも大事で 隠して鍵かけて 忘れたふりして 守ってきた ほんとのほんとが 二人分でずっと 呼び合っているのに  大人の顔をしてから 生き方がちょっと 雑になった 普通の事だし 普通が大変で 時間に大体運ばれた  尖った言葉が的確に 胸を貫いて 転がって冷えた 何も出来ないよ 震えながら 押さえつけていくのだろう  側にいる意味を考えて なかなか辿り着けなくて 体はとっくに 解っているのに  生まれた時くらいの裸の声で 動物のままで 育たない声で 鏡みたいに 同時に触って  今が終われば今までに戻って それでもいいよ 今の続きなら 守っていく ほんとのほんとが 一度でもちゃんと 抱き合えた  分けられない ほんとのほんとが 二人分でずっと
ディアマンGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央怖がりな少年 どんどんギターを歪ませた 他人は少しも 解ってくれなかった 5Wのアンプが なるべく小さく絶叫した 閉め切った窓 三日月が覗いてた  布団被ってイヤホン ラジオなかなかのボリュームで キラキラした音が 体を走り回った 大好きなシンガー なんで好きなのか解らない 目を閉じれば すぐ側にいた 確かに  その声とこの耳だけ たった今世界に二人だけ まぶたの向こう側なんか 置いてけぼりにして  どこにだって行ける 僕らはここにいたままで 心は死なないから あの雲のように遠くまで 何にだってなれる 今からだって気分次第 退屈なシナリオも 力ずくで書き直せる  何も知らないんだ 多分 全然足りないんだ まだ  「常に誰かと一緒 似たような恰好 無駄に声がでかい」 「話題は繰り返し ジョークはテレビで見た」 「語り合い 励まし合い ケンカする 仲間が大事」 そういうのを見下している 腹の底  怖がりな少年 どんどん自分を強くした キラキラしたものの 裏側を疑った 変わってしまったシンガー 昔のようには歌わない がっかりした そのうちなくした 興味を  易々と気は許さないさ 紛い物ばかりに囲まれて まぶたのこちら側で ずっと本物だけ見てる  大勢の人がいて ほとんど誰の顔も見ない 生活は続くから 大切な事だってあるから 情報が欲しくて ドアからドアへと急いで 心は待てないから どうせ雲のように消えるから  何も知らないんだ 多分 全然足りないんだ まだ  変われなかった少年 昔のようには笑えない そういう意味では 変わったと言えるのかも 何に勝ちたいのか どんどん自分を強くした 解ろうとしないから 解ってくれなかった  変われなかったシンガー 同じ事しか歌えない それを好きだった頃の自分は きっと好きだった 5Wのアンプが 小さいながらも絶叫した 目を開けたら 全てを側にいた 未だに  懐かしむ事はない 少年はずっと育ってない 昔話でもない 他人事でもない でもしょうがない 何にだってなれない 何を着ようと中身自分自身 読み馴れたシナリオの その作者と同じ人  アンプは絶叫した 懸命に少年に応えた シンガーは歌った イヤホンから少年へと どこにだって行ける 僕らはここにいたままで 心は消えないから あの雲のように何度でも  何も知らないんだ 多分 全然足りないんだ まだ その声とこの耳だけ この声とその耳だけ
グッドラックPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央君と寂しさは きっと一緒に現れた 間抜けな僕は 長い間解らなかった 側にいない時も 強く叫ぶ心の側には 君がいる事を 寂しさから教えてもらった  手と手を繋いだら いつか離れてしまうのかな 臆病な僕は いちいち考えてしまった 掌が覚えた 自分と近い 自分のじゃない温度 君がいない事を 温もりから教えてもらった  くれぐれも気を付けて 出来れば笑っていて 忘れたらそのままで 魂の望む方へ 僕もそうするからさ ちょっと時間かかりそうだけど 泣く度に解るんだよ ちっともひとりじゃなかった  さよならした時 初めてちゃんと見つめ合った 足りない言葉の ひとつひとつを抱き締めた 真っ直ぐな眼差し 僕もいた事を さよならから教えてもらった  君と寂しさは ずっと一緒にいてくれていた 弱かった僕が 見ようとしなかった所にいた そこからやってくる涙が 何よりの証 君がいる事を 寂しさから教えてもらった  くれぐれも気を付けて 出来れば笑っていて 騙されても疑っても 選んだ事だけは信じて 笑われても迷っても 魂の望む方へ 思い出してもそのままで 心を痛めないで 君の生きる明日が好き その時隣にいなくても 言ったでしょう 言えるんだよ いつもひとりじゃなかった
ゼロPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央迷子の足音消えた 代わりに祈りの唄を そこで炎になるのだろう 続く者の灯火に  瞳の色は夜の色 透明な空と同じ黒 確かさに置いていかれて 探して見つめすぎたから  配られた地図がとても正しく どこかへ体を運んでいく 速すぎる世界で はぐれないように 聞かせて ただひとつの その名前を  終わりまであなたといたい それ以外確かな思いが無い ここでしか息が出来ない 何と引き換えても 守り抜かなきゃ 架かる虹の麓にいこう いつかきっと 他に誰も いない場所へ  心に翼をあげて どこへでも逃げろと言った 心は涙を拭いて どこにも逃げないでと言った  命まで届く正義の雨 飛べない生き物 泥濘の上 一本道の途中で 見つけた自由だ 離さないで どこまでも 連れていくよ  怖かったら叫んで欲しい すぐ隣にいるんだと 知らせて欲しい 震えた体で抱き合って 一人じゃないんだと 教えて欲しい あの日のように 笑えなくていい だって ずっと その体で生きてきたんでしょう  約束はしないままでいたいよ その瞬間に最後が訪れるようで ここだよって 教わった名前 何度でも呼ぶよ 最後が来ないように  広すぎる世界で選んでくれた 聞かせて ただひとつの その名前を  終わりまであなたといたい それ以外確かな思いが無い ここでしか息が出来ない 何と引き換えても 守り抜かなきゃ  怖かったら叫んで欲しい すぐ隣にいたんだと 知らせて欲しい 終わりまであなたといたい もう それ以外確かな思いが無い  架かる虹の麓にいこう ずっと一緒 離れないで あの日のように笑えなくていい いつかきっと 他に誰も いない場所へ  迷子の足音消えた 代わりに祈りの唄を そこで炎になるのだろう 続く者の灯火に 七色の灯火に
SmileGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央MOR・BUMP OF CHICKEN心の場所を忘れた時は 鏡の中に探しにいくよ ああ ああ 映った人に尋ねるよ  零した言葉が冷えていた時は 拾って抱いて温めなおすよ ああ ああ 映った人に届けるよ  大事なものが大事だった事 赤く腫れた目 掠れた声 ああ ああ 映った人は知っているよ  まだ見える事 まだ聞こえる事 涙が出る事 お腹が減る事 ああ ああ 映った人が守ったよ  あなたにどれだけ憎まれようと 疑われようと 遠ざけられようと ああ ああ 映った人は味方だよ  大事な人が大事だった事 言いたかった事 言えなかった事 ああ ああ 映った人と一緒にいるよ  心の場所を忘れた時は 鏡の中に探しにいくよ ああ ああ 映った人に教えるよ  映った人に微笑むよ
歩く幽霊GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央MOR・BUMP OF CHICKENどんな具合だい まだやれそうかい 慎重に点検して 考えて 壊れたところ 直せそうなところ 壊れず残った 強いところ  転んだってさ 待たないでさ 小さくなっていった背中 悔しいけど 恥じる事はない 人それぞれのどうのこうのじゃないの  ずっと聞こえるよ足音が どれほど遠くなろうとも 耳塞いで声を出せ ここにいるよって 誰に向けて  全く問題無い 平常心さマイライフ 他所は他所 手出し口出し御無用 とか言うわりに 遙か彼方の 芝生の青さまで 気になる  冷静なふりして 黙れないまま 大きくなった鏡の中 棚の上の 真っ青なハート 大きくなったら何かになれないの  誰かを呼んで叫ぶよ 同時に誰かに呼ばれたよ 悲しすぎて笑ったよ 助けてだなんて 言えやしない  頑張ったってさ 頑張ってんのさ 人それぞれのどうのこうの 恥ずかしいくらい 悔しかったから 追わなかったあの日が追いかけてくる  どんな具合だい もう動けそうかい その手で触れて 確かめて 直せたところ 駄目だったところ 結局残った 脆弱なハート  もう一度呼んで叫ぶよ もう一度誰かに呼ばれたよ 耳塞いでも解るよ ここにいるよって はっきりと  ずっと聞こえるよ足音が いつか自分の出した音が 時を越えて届いたよ 追いついてやっと 重なるよ
友達の唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央MOR・BUMP OF CHICKENあなたが大きくなるまでに 雨の日なんて何度もある その中の一度は一緒に濡れた事 忘れちゃうかな  遠回りしちゃったけど 友達になれたのかな お別れしたって覚えていられれば 大丈夫なのかな  空の冷たかった手が 初めて掴んだ手に 消えていく時間の中 引っ張られて走った 帰り道を探して  今 私が泣いていても あなたの記憶の中では どうかあなたと 同じ笑顔で 時々でいいから 思い出してね  怖がりで優しいから 怒った事は何度もない その中の一度をあの時くれた事 震えていた声  知らない空に一番星 謎々が解った日 見つけたよ とても温かいもの 決して無くならない目印  ひとりに怯え 迷った時 心の奥 灯りに気付く そうかあなたは こんなに側に どんな暗闇だろうと 飛んでいける  今 私が泣いていても あなたの記憶の中では どうかあなたと 同じ笑顔で きっと思い出してね  忘れないよ また会えるまで 心の奥 君がいた場所 そこで僕と 笑っている事 教えてあげたいから  信じたままで 会えないままで どんどん僕は大人になる それでも君と 笑っているよ ずっと友達でしょう
宇宙飛行士への手紙PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央踵が2つ 煉瓦の道 雨と晴れの隙間で歌った 匂いもカラーで思い出せる 今が未来だった頃の事  蜘蛛の巣みたいな稲妻が 空を粉々に砕いて消えた ジャンル分け出来ないドキドキ 幼い足 ただ走らせた  どうやったって無理なんだ 知らない記憶を知る事は 言葉で伝えても 伝わったのは言葉だけ  出来るだけ離れないで いたいと願うのは 出会う前の君に 僕は絶対出会えないから 今もいつか過去になって 取り戻せなくなるから それが未来の 今のうちに ちゃんと取り戻しておきたいから  ひっくり返した砂時計 同じ砂が刻む違う2分 全てはかけがえのないもの そんなの誰だって知っている  トリケラトプスに触りたい ふたご座でのんびり地球が見たい 貰った時間で出来るかな 長いのかな 短いのかな  どこにだって一緒に行こう お揃いの記憶を集めよう 何回だって話をしよう 忘れないように教え合おう  死ぬまでなんて嘘みたいな事を 本気で思うのは 生きている君に 僕はこうして出会えたんだから そしていつか星になって また一人になるから 笑い合った 今はきっと 後ろから照らしてくれるから  出来るだけ離れないで いたいと願うのは 出会う前の傷を 僕にそっと見せてくれたから 死ぬまでなんて嘘みたいな事を 本気で思うのは 生きようとして 生き抜いた 稲妻を一緒に見られたから  ラララ  そしていつか星になって また一人になるから 笑い合った 過去がずっと 未来まで守ってくれるから  踵が4つ 煉瓦の道 明日と昨日の隙間で歌った 全てはかけがえのないもの 言葉でしか知らなかった事
モーターサイクルPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央起きたら胸が痛かった 心とかじゃなく右側が 夜になったら治ってた 痛かった事も忘れてた  あくせく働いて寝て終了 起きて飯食って寝て終了 いずれも生活という行為 鈍感と不感は別の物  診察 保険 繋いだライフ 稼いだマネーで買った物 安心 娯楽 潰したタイム 色々と高くつくもんだ  一生終わる事なんかない 今日は昨日の明日だったでしょう 始まりを考えても意味が無い ありふれた答えしか出てこない 現実派気取りでいるなら 慰めなんて期待しないでしょう 死んだ魚の目のずっと奥の 心はとても丈夫だぜ  友達のバイクがぺっちゃんこ 泣きたい立場十人十色 なんだってネタにする仕事 敏感と不感の使い分け  買い手のいない激しい怒り 置き場など無い哀しい悟り それでも生活という行為 生まれたらどうか生き抜いて  レッカー 新車 滲んだライフ 罪無きマネーがお片付け 重力 地球 人の価格 イカロスとは違うよ全然  誰が弁償してくれる 大小損害忍耐限界 それで何を弁償して貰う そこは曖昧なままにしたい 勝敗が付けば終わるなら 負けを選んでそれでも息する 死んだ魚の目のずっと奥の 心に拍手を贈るよ  同族嫌悪 競ったライフ 誰かの真似で知った顔 安全地帯で没個性 開き直る相手はどこに  他人事だけど頑張れよ 手伝う気も方法も無い 道徳と規則の中で へらへら頑張るしかないよ  わざわざ終わらせなくていい どうせ自動で最期は来るでしょう その時を考えても意味が無い 借りてきた答えしか出てこない 現実派気取りじゃないなら どんな時間が無駄か解るでしょう 死んだ魚の目って言われても 心臓はまだ脈を打つ  四の五の言わず飯食えよ 人の振り見て人にはなれんよ 気にする程見られてもいないよ 生まれたらどうにか生き抜いて 周りが馬鹿に見えるなら 生き難いなんて事もないでしょう 死んだ魚の目を笑う奴に 今更躓く事もないでしょう  あぁ君には言ってない そう無視してくれていい 相槌さえ望まない そもそも大した事言ってない  手貸したら握るかい どっちでもいいけどさ あぁ外野は放っとけ そもそも大した事言ってない
good friendsGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央比較対照探しの毎日 知り合っても 知らなくても 知識 苦労 資格 今あいつは 人としてどんな具合  心は健やかに いつでも穏やかに 何も気にしないような顔して 棚に上げたまま止めない  きっとさ 仲良く出来ると思うんだ どれほど違っても これほど似ているから  好きになれないものを見つけたら わざわざ嫌わなくていい そんなもののために時間割かず そっと離れればいい  大人なら触らずに いたずらに傷付けずに だけど自分が無いから 誰かが気になっちゃって仕方ない  きっとさ 仲良く出来ると思うんだ 見下して笑うのは 笑われた気がするから  心は健やかに 適当に穏やかに 全部諦めた様なふりして 試みてもいないのに  きっとさ 仲良く出来ると思うんだ 見下し続けるのは どうにも似たくないから その気があるとか ないとかの話じゃない きっとさ 仲良く出来ると思うんだ しないんだ
魔法の料理 ~君から君へ~PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央叱られた後にある 晩御飯の不思議 あれは魔法だろうか 目の前が滲む  正義のロボットの剣で 引っ掻いたピアノ 見事に傷だらけ こんな筈じゃなかった  大きくなるんだ 伝えたいから 上手に話して 知って欲しいから 何て言えばいい 何もわからない  君の願いはちゃんと叶うよ 楽しみにしておくといい これから出会う宝物は 宝物のままで 古びていく  確か赤だった筈だ 三輪車 どこまでだって行けた ひげじいがくれた熊は よく見たら犬だった  プラスチックのナントカ剣で 傷付けたピアノ 模様のつもりだった 好きになろうとした  大きくなるんだ 仲間が欲しい わかり合うために 本気を出せる様な 基地が出来るまで 帰らない様な  期待以上のものに出会うよ でも覚悟しておくといい 言えないから連れてきた思いは 育たないままで しまってある  更に 増えてもいく  怖かったパパが 本当は優しかった事 面白いママが 実は泣く時もある事  おばあちゃんが 君の顔を忘れたりする事 ひげじい あれは犬だって 伝え様がない事  いつか全部わかる ずっと先の事 疑いたいのもわかる 君だからわかる  メソメソすんなって  君の願いはちゃんと叶うよ 怖くても よく見て欲しい これから失くす宝物が くれたものが今 宝物  君の願いはちゃんと叶うよ 大人になった君が言う 言えないから連れてきた思いは 育てないままで 唄にする  叱られた後にある 晩御飯の不思議 その謎は 僕より大きい 君が解くのかな こんな風に 君に説くのかな
キャラバンGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央随分先に行ってしまった 光の下のキャラバン  トンネルに残響 塞いだ耳 自分嫌いな自分が好き 知らない顔で 知っている事 悟られないためのお勉強  綺麗な言葉を 信じない様にして 満たされるのは とても普通の事  叫びは不要 ただ言えば良い 面倒臭がる君が面倒 知っている様で 知らない事 知識だけで知恵が無い事  感動にシビアな訳じゃない 感情に脂肪が付いただけ 食べてきたご馳走は 全て用意された物  その程度だ 僕らなんてお互いに 跳ねてみても 高が知れた生き物  無関心アピール さぁ頑張れ 汗拭く時は物影で 聞こえなくて良い 聞こえたって良い 君が嫌いな君が嫌い  中身空っぽでも 誤魔化せるもんだね 誤魔化す相手も 大概似た様なもの  その程度だ 僕らなんてお互いに 馬鹿にし合っても 勝者不在の観客  随分先に行ってしまった 光の下のキャラバン  追い掛ければ まだ追い付けるけれど 思い出せるか 開いた距離の埋め方  その程度だ 僕らなんてお互いに 嫌いはしても 嫌われたくない生き物  動かない足 注意した耳  トンネルに残響
pinkieGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい  心の始まりは強すぎて 言葉じゃ間に合わなくて 足りないからどんどん足すから 弱くなって終わりにした  繰り返す事を疑わずに 無くす事を恐れずに 自分のじゃない物語の はじっこに隠れて笑った  そうしなきゃどうにも 息が出来なかった たいして好きでもない でも繋いだ毎日  あなたのためとは 言えないけど あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい  約束は誰かと作るもので 誰かが頑張り屋で 追い付けなくて離れて 自分だけがまだ持ってる  明日に望まなくなったのは 今日がその答えだから 諦めて全部受け入れて でもはじっこに隠して持ってる  滲んでも消えない ひとり見た桜 眠りの入り口で 手を繋いで見てる  変われなくて いつも戸惑うけど 誰か一人が認めてくれたら もうそれでいい  過去からの声は何も知らないから 勝手な事ばかり それは解ってる 未来の私が笑ってなくても あなたとの今を覚えてて欲しい  心の始まりは脆すぎて 言葉には嫌われて 何をどうしたって手遅れで 砕け散って終わりにした  終わりにしたら始まって 言葉も心も超えて ささやかな響きになって さよならの向こうへ  変われなくて いつも戸惑うけど 誰か一人が笑ってくれたら 僕はこれがいい  あなたのためとは 言えないけど あなた一人が聴いてくれたら もうそれでいい  未来のあなたが笑ってないなら 歌いかける今に 気付いて欲しい  未来の私を思い出せたら あなたとの今を忘れなくていい
HAPPYPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央健康な体があればいい 大人になって願う事 心は強くならないまま 耐えきれない夜が多くなった  少年はまだ生きていて 命の値段を測っている 色々どうにか受けとめて 落書きの様な夢を見る  優しい言葉の雨の下で 涙も混ぜて流せたらな 片付け中の頭の上に これほど容易く日は昇る  悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう 誰に祈って救われる つぎはぎの自分を引き摺って  闘う相手さえ解らない だけど確かに痛みは増えていく 教わらなかった歩き方で 注意深く進む  膨大な知識があればいい 大人になって願う事 心は強くならないまま 守らなきゃいけないから  少女はまだ生きていて 本当の事だけ探している 笑う事よりも大切な 誰かの手を強く握って  優しい言葉の雨に濡れて 傷は洗ったって傷のまま 感じる事を諦めるのが これほど難しい事だとは  終わらせる勇気があるなら 続きを選ぶ恐怖にも勝てる 無くした後に残された 愛しい空っぽを抱きしめて  借り物の力で構わない そこに確かな鼓動があるなら どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう  Happy Birthday  優しい言葉の雨は乾く 他人事の様な虹が架かる なんか食おうぜ そんで行こうぜ これほど容易く日は昇る  悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう 誰に祈って救われる それよりも大切な手をとって  勝ち負けの基準も解らない だけど確かに守るものがある 教わらなかった夢と共に 少年は大人になった  続きを進む恐怖の途中 続きがくれる勇気にも出会う 無くした後に残された 愛しい空っぽを抱きしめて  消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう  Happy birthday
R.I.P.PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央そこに君が居なかった事 そこに僕が居なかった事 こんな当然を思うだけで 今がこれ程  ダイナモの音 うねる坂道 憧れのギア いじった誰か ザリ釣り帰り 謎のサーチライト 始まり探し 迷ったら夜  不思議が忘れるくらいあった そのいくつかの魔法はもう解けてしまった  長靴は嫌い 傘は大好き 重ねたらほら これ秘密基地 自転車置き場 会いに通った 尻尾の生えた内緒の友達  言えない事が今よりもあった 寂しいのは失くしたからじゃない  そこに君が居なかった事 分かち合えない遠い日の事 こんな当然を思うだけで すぐに景色が滲むよ  体温計で ズルして早退 下足箱に斜陽 溜め息ひとつ 母の日の朝 父さんとシャベルで 尻尾の付いた友達の墓  悲しい事は宝物になった 君もきっと そりゃもう沢山持っているでしょう  そこに僕が居なかった事 今は側に居られる事 こんな当然を思うだけで 世界中が輝くよ  同じもの見られたら それだけでいい 同じ気持ちじゃなくても それだけでいい 変わっていくのなら 全て見ておきたい 居なくなるのなら 居た事を知りたい  ここに誰が居たかっただろう それが僕にもなり得る事 こんな当然を思うだけで 眠れない程怖いんだよ  そこに君が居なかった事 そこに僕が居なかった事 こんな当然を思うだけで 今がこれ程愛しいんだよ 怖いんだよ  アドバルーンの下 催事場のヒーロー 光化学スモッグ 手を引かれた野球帽 地球で一番 幸せだと思った あの日の僕に 君を見せたい
Merry ChristmasGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央嬉しそうな並木道を どこへ向かうの すれ違う人は皆 知らない顔で  街はまるでおもちゃ箱 手品みたいに 騙すように隠すように キラキラ光る  バスの向こう側で 祈りの歌声  今夜こそ優しくなれないかな 全て受け止めて笑えないかな  大声で泣き出した 毛糸の帽子 空に浮かぶ星を取って 飾りたいと言う  待ちぼうけ 腕時計 赤いほっぺた 白い息で冷えた手を 暖めながら  ずっと周り続ける 気象衛星  誰かに優しく出来ないかな 全て受け止めて笑えないかな  いつもより ひとりが寂しいのは いつもより 幸せになりたいから 比べちゃうから  肩ぶつけて 頭下げて 睨まれた人 嘘つきが抱きしめた 大切な人  街はまるでおもちゃ箱 あなたも僕も 誰だろうと飲み込んで キラキラ光る  許せずにいる事 解らない事 認めたくない事 話せない事  今夜こそ優しくなれないかな 全て受け止めて笑えないかな 僕にも優しく出来ないかな あなたと楽しく笑えないかな  笑えないかな  信号待ち 流れ星に驚く声 いつも通り見逃した どうしていつも  だけど今日はそれでも 嬉しかったよ 誰かが見たのなら 素敵な事だ  そんな風に思えたと 伝えたくなる 誰かにあなたに 伝えたくなる  優しくされたくて 見て欲しくて すれ違う人は皆 知らない顔で  ラララ  知らない顔で 同じラララ しまう電話の向こう 同じラララ そうだといいね そんなこともないかな イヤホンの向こう 同じラララ  Merry Christmas
プレゼントPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENお訪ねします この辺りでついさっき 涙の落ちる音が 聴こえた気がして 駆けつけたんだけど 誰の涙かな そういや君は ずいぶん赤い目をしてるね  ええと、うん そうだ いくつかの物語を プレゼントしてあげる ちゃんと 読んでおく事 いいね それじゃ また後で  世界に誰もいない 気がした夜があって 自分がいない 気分に浸った朝があって 目は閉じてる方が楽 夢だけ見ればいい 口も閉じれば 呆れる嘘は聞かずに済む  そうやって作った 頑丈な扉 この世で一番固い壁で 囲んだ部屋 ところが孤独を望んだ筈の 両耳が待つのは この世で一番柔らかい ノックの音  ええと、うん きっと 今もまだ震えながら 笑おうとして泣いて 音の無い声で助けを呼ぶ それは 正しい姿  このままだっていいんだよ 勇気も元気も 生きる上では 無くて困る物じゃない あって困る事の方が多い でもさ 壁だけでいい所に わざわざ扉作ったんだよ 嫌いだ 全部 好きなのに  ええと、うん 大丈夫 君はまだ君自身を ちゃんと見てあげてないだけ 誰だってそうさ 君一人じゃない ひどく恥ずかしい事で でも逃げられない事で そりゃ僕だってねぇ そりゃ僕だってねぇ 本当に面倒な事で 誰にも頼めない事で そりゃ僕だってねぇ まぁ いいや  少なくとも 君には味方がいるよ プレゼントの物語の中の住人達 さぁ これから何をするんだい 僕はもう行かなきゃ ほら またどこかで 涙の落ちる音
flybyGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENワタシハ ドンナニ離レテモ イツダッテ僕ノ 周回軌道上 アナタハ ドンナニ離レテモ イツダッテ君ノ 周回軌道上  応答願ウ 心ノ裏側ヲ グルリト回リ戻ッテキタ flyby 距離ハソノママデモ 確カニスグ側ニ居タ バイバイ 忘レテモ構ワナイ 忘レナイカラ 応答願ウ ズット 応答願ウ 教エテモラエタ 声ヲ乗セテ メロディーヲ送ル  ○月×日 本日モ通信試ミルガ 応答ハ無シ アナタハ ドンナニ離レテモ 君ノ心ノ 周回軌道上
arrowsPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN大長編の探検ごっこ 落書き地図の上 迷子は迷子と出会った 不燃物置き場の前 嫌いな思い出ばっかり詰めた 荷物を抱えて ずっと動けない自分ごと埋めて と笑った  似てて当たり前 そういう場所だから  どこから来たのと尋ね合い すぐに馬鹿馬鹿しくなる ここに来るまでの経緯なんて 教えてどうする 行きたい場所は全部廻った 泣きそうな雲の下 なんにも無くしてないのに 空っぽの気がした それでも  大丈夫だって 言ってあげなくちゃ 大丈夫じゃない自分も 動けないしな あぁ もう  見つけたものは本物だよ 出会った事は本当だよ 捨てるくらいなら持つからさ 貸してよ なるほど これだけあれば 当分お腹減らないな 一緒に ここから 離れよう  友達増えた探検ごっこ 降りだした雨の下 迷子は迷子と出会って リュックサックのとりかえっこ 行きたい場所は全部廻って いい加減に飽きたら あんなに近い ずっと遠い あの雲にのぼろう  ひとつだけ 誤魔化したままだ お互い気付いてる 何を背負っても 自分のものじゃないなら  どれだけ大事にしても偽物だよ でも大事な事は本当だよ 預けたものなら要らないさ 迷子のままでも 君さえいれば きっと僕でいられるさ 一緒に ここから 離れよう  大長編の探検ごっこ 泣きやんだ雲の下 離れたのに振り返ると 不燃物置き場の前 もう一度やって驚いた リュックサックのとりかえっこ 素敵な思い出ばっかり詰めた 荷物になってた  今こそちゃんと 言ってあげなくちゃ さよなら言えない自分に 言わなくちゃ  大丈夫 見つけたものは本物だよ 出会った事は本当だよ 捨てられないから持ってくよ 迷子だった時も 出会った人は生き物だよ 生きてた君は笑ってたよ 迷ってた僕と歩いたよ 偽物じゃない荷物だよ これだけあれば きっと僕でいられるさ 一緒に ここから 離れよう  涙と涙が出会ったら架かる 弓の唄 行きたい場所は全部廻った後で また会えたら 荷物の無い体ふたつで その弓を渡ろう あんなに近い ずっと遠い あの雲にのぼろう
飴玉の唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕は君を 信じたから もう裏切られる事はない だってもし裏切られても それが解らないから どうか 君じゃなく ならないで  悲しい時 嬉しい時 どちらにしても ほら泣く 困るでしょうって更に泣く あんまり困らないよ 飴玉あげる  何光年も遙か彼方から やっと届いた飴玉だよ そういう1ミリを繋いで 君と出会えた 僕がいるよ  見えない神様 僕らは祈らない 冷えきった君の その手に触れて 心を見たよ  聞けない事 言えない事 上手に話せなくて泣く 出ない言葉 強い気持ち 時間が足りないと言う  僕は 君と僕の事を ずっと思い出す事はない だってさよならしないなら 思い出にならないから さぁ ゆっくり下手な 話をしよう 言葉の要らない 話をしよう  何億年も遠い昔から お互い知っている人がいるよ そういう1秒を紡いで 僕と生きている 君がいるよ  死なない神様 僕らは祈らない 咳をする君の 熱に触れて 命を知るよ  僕は君を 信じたけど 君が消えたらどうしよう 考えると止まらないよ 何も解らなくなる  いつか君と 離れるなら いっそ忘れる事にしよう 出来るのかな 無理だろうな 離れたくないな  僕は 君と僕の事を ずっと思い出す事はない だって忘れられないなら 思い出に出来ないから  ねぇ 怖いよ 止まらないよ 上手に話せやしないよ 君は僕を 信じてるの 離れたくないな  見えなければ 死ななければ だけどそんなの君じゃないよ 僕は嫌だよ 君がいいよ 離れたくないな  飴玉食べた 君が笑う  勝てない神様 負けない 祈らない 限りある君の その最期に触れて 全てに勝つよ  見えない 死なない 僕らの世界で その手に触れて 熱に触れて  僕も笑うよ 君と笑うよ  僕は君を 信じたから
ひとりごとPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENねぇ 優しさってなんだと思う 僕少し解ってきたよ きっとさ 君に渡そうとしたら 粉々になるよ  ねぇ 君のために生きたって 僕のためになっちゃうんだ 本当さ 僕が笑いたくて 君を笑わせてるだけなんだ ごめんね  人に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない そうなりたい なりかたが解らない  ねぇ 心の中に無いよ 僕のためのものしかないよ そうじゃないものを 渡したいけど 渡したい僕がいる  ねぇ 優しさってなんだと思う さっきより解ってきたよ きっとさ 君の知らないうちに 君から貰ったよ 覚えはないでしょう  皆 良く思われたいだけ 自分自身を売り込むだけ 優しくなんかない そうなりたい 僕が一番ひどい  頭ヘンになったかも いやいや至ってまともだよ 望みは望まない事 僕が知らないうちに 君のためになれる事  あぁ うん 言われなくたって気付いてる 僕ちょっと考え過ぎ ありがとう 笑ってくれたおかげで 僕も笑える  ねぇ 優しさって知ってるんだ 渡せないのに貰えたんだ きっとさ 人と人との 心の外の中だけに 在るんだ ひとりごと  君に良く思われたいだけ 僕は僕を押し付けるだけ 優しくなんかない なれやしない なりたいと思わない  一人では無理な事だから 誰かとの間に在るから どちらのものでもない 名前のない それだけに出会いたい  ねぇ 優しさってなんだと思う もう考えなくたっていいや 本当さ 僕ら知らないうちに 僕らで作ったよ  二人で出会ったよ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
かさぶたぶたぶPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕はかさぶた 君の膝小僧 擦りむいたトコから 生まれた 今日の放課後 ケンカした君の 泣き声に呼ばれた  初めまして 仲良くやろうぜ かゆいからって 剥がすなよ 短い間だと 思うけど ここは 任せとけ  かさぶたぶたぶ かさぶた  体操座り ちゃぷちゃぷお風呂 僕だけお湯には 濡れないぜ だけど濡れたよ 涙の雨だよ まだ膝が痛いのかい  仲直りがしたいんだね でも恥ずかしくて 出来ないの 大丈夫だよ 傷は治るんだ きっと もとどおり  謝るんだね すごくえらいぜ あのこも 話したかったハズ ねぇ 気付いてる? 少しずつ僕が 小さくなってる事  ほらこっち来たよ 勇気を出せよ 最後には 握手するんだぜ だから言ったろ 傷は治るよって もとどおりになるって  さよならだよ 仲良くやれよ 僕の事は 気にするな 初めて君の 笑う顔が見れた それだけでもう シアワセだよ 生まれた場所が この膝小僧で 良かった 僕に会いたくなったからって わざと 怪我するなよ  かさぶたぶたぶ かさぶた  僕はかさぶた また会える日が 待ち遠しいけれど 本当は 二度と会わずに 済むのが一番 怪我には 気を付けてほしいな でも たまには 転んでもほしいな
時空かくれんぼGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN安心すると 不安になるね 例えば 今 だから今を 未来の外れに 置いて忘れよう そう思った 過去 繰り返した 今  温かいものは 冷めるから それが怖くて 触れられない 貰わなければ 無くす事もない もういいかい 過去 まぁだだよ 今  隠れる場所は どこであろうと 常に世界の中心だから すぐ見つかって オニにされるよ ずっと探す側の かくれんぼ  君に会わなきゃ良かった 何も言わなきゃ良かった  輝くものは 照らすから それが怖くて 近寄れない 見つめなければ 見られたりしない 泣かなかった 過去 泣きそうな 今  絶望すると 楽になるね 例えば 今 だから今を 未来の果てまで 傘代わりにして 逃げてきた 過去 捕まった 今  隠れ上手な 自分であろうと 探す役目も自分だから また見つかって オニにされたよ ずっと僕と僕との かくれんぼ  隠れた方が叫ぶ 「もういいかい」 何度目の事 探す方はお馴染み 『まぁだだよ』 「なぁ、お前さ、」 「二択問題なんだぜ」 「時間制限あるんだぜ」 『そんなの解ってるよ』 胸を張って 怖れないで 叫びたいよ  温かくて輝いている君を 怖がる僕を 見つける未来を 仕留めるために せーの!で叫ぶよ もういいかい 過去 『もういいよ』 今  隠れる場所は いつであろうと 僕の心の中だったけど 君を見つけて 君に隠すよ ずっと探さなくてもいい かくれんぼ 君も怖いなら 僕に隠れて どこも探さなくてもいい ここにあるよ すぐに行けるよ なぜなら僕は 君の心の中で かくれんぼ  君に会わなきゃ 今すぐ会いに行かなきゃ 急いで行かなきゃ もう一度 ちゃんと言わなきゃ
ハンマーソングと痛みの塔PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENどんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 震えてるのはどちら様  捨てたくても捨てられなくて 小さな痛み溜まってた そいつをずっとしまってきた 一個目の箱満たされた  別に今更辛くもないけど 誰かが見てくれたらな これだけあれば許されないかな 少し優しくされるくらい  捨てたものも拾って詰めて 満タンの箱積み上げた 通りすがりを横目に見て 十個目の箱積み上げた  そうか これでもまだ足りないのか 誰にも見えてないようだ それじゃどんどん高くしなくちゃ 世界中にも見えるくらい  どんどん高く もっと高く 鳥にも届く痛みの塔 そのてっぺんに よじ登って 王様気分の何様  何事かと大口開けた やじ馬共を見下ろした ここから見たらアリの様だ 百個目の箱積み上げた  お集まりの皆様方 これは私の痛みです あなた方の慰めなど 届かぬ程の高さに居ます  きっと私は特別なんだ 誰もが見上げるくらいに 孤独の神に選ばれたから こんな景色の中に来た  どんどん高く もっと高く 雲にも届け痛みの塔 そのてっぺんに あぐらかいて 神様気分の王様  聴こえるのは風の音だけ 千個目の箱積み上げた 下を見たら目眩がした 掛けた梯子飛ばされた  そして 本当に寂しくなった 誰にも見えてないようだ 声も出ない程 怖くなった ふいに聴こえたハンマーソング  下から順にダルマ落とし 誰かが歌うハンマーソング 皆アンタと話したいんだ 同じ高さまで降りてきて  どんどん強く もっと強く 唄声響く痛みの塔 そのてっぺんに しがみついて 鼻を垂らしてる神様  神様気分の俺様 俺様気分も逆様 有り様 どちら様
才悩人応援歌PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN得意な事があった事 今じゃもう忘れてるのは それを自分より 得意な誰かが居たから  ずっと前から解ってた 自分のための世界じゃない 問題無いでしょう 一人くらい 寝てたって  生活は平凡です 平凡でも困難です 星の隅で 継続中です 声援なんて皆無です 脚光なんて尚更です 期待される様な 命じゃない  唇から 零れ落ちた ラララ ほんの少しだけ 大気を揺らした ラララ とても 小さな声 唯一人が聴いた唄 ラララ  大切な夢があった事 今じゃもう忘れたいのは それを本当に叶えても 金にならないから  痛いって程解ってた 自分のためのあなたじゃない 問題無いでしょう 一人くらい 消えたって  ファンだったミュージシャン 新譜 暇潰し 売れてからは もうどうでもいい はいはい全部綺麗事 こんなの信じてたなんて 死にたくなるよ なるだけだけど  その喉から 溢れ出した ラララ ほんの少しだけ 温度を上げた ラララ とても 短い距離 その耳まで泳ぐ唄 ラララ  隣人は立派 将来有望 才能人 そんな奴がさぁ 頑張れってさぁ 怠けて見えたかい そう聞いたら頷くかい 死にたくなるよ 生きていたいよ  世界のための自分じゃない 誰かのための自分じゃない 得意な事があった事 大切な夢があった事  僕らは皆解ってた 自分のために歌われた唄など無い 問題無いでしょう  唇から 零れ落ちた ラララ その喉から 溢れ出した ラララ とても 愛しい距離 その耳だけ目指す唄 ラララ  僕が歌う 僕のための ラララ 君が歌う 君のための ラララ いつか 大きな声 唯一人のための唄 ラララ
voyagerGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN○月×日 本日モ通信試ミルガ 応答ハ無シ ワタシハ ドンナニ離レテモ イツモアナタノ 周回軌道上  夜空に光を放り投げた あの泣き声は いつかの自分のもの 記憶に置いていかれても 活動は続く 遠く  応答願ウ 命ノ地表カラ 打チ上ゲラレテ 随分経ツ ズット 通リ過ギル星ノ 数ヲ数エテ 飛ンデキタ ソノ度覚エタ 音ヲ繋ギ メロディーヲ送ル
東京賛歌GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN空と地面がある街だよ 育った街と どう違うだろう 違いが言えるのはどうしてだろう ここへ来てから教わったんだよ  嘘が多いとか 冷たいとか 星が見えないとか 苦情の嵐 上手くいかない事の腹いせだろう ここは幾つも受け止めてきた  何をしに来たんだっけ 誰のためなんだっけ 道路も線路も 繋がってるけど そりゃそうだけど  勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた この街だけが知ってるよ 忘れた夢の 引き出しを  あの頃いつも側に居た 嫌いな好きな その人達を 今ほど大切に思えてましたか ここへ来てから気が付いたんだよ  人はどこに居ても その人のままだよ 離れた誰かも 離れた自分も 生きてるんだよ  勝手に選ばれて 勝手に嫌われた この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を  嘘が多いのはどこでもだろう 星が見えたって どうせ飽きるだろう すれ違う中には似た理由で ここへ来た人も少なくないだろう  何をしに来たんだっけ 誰が決めたんだっけ 地面も空も 繋がってるんだよ 未来と過去も  勝手に飛び出して 勝手に辿り着いた この街だけが知ってるよ 取り返した夢の その続きを  勝手に選ばれて 勝手に嫌われた この街だけが持ってるよ 帰れない君の いる場所を この街だけが知ってるよ 育った街への 帰り方を
メーデーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN君に嫌われた君の 沈黙が聴こえた 君の目の前に居るのに 遠くから聴こえた  発信源を探したら 辿り着いた水溜まり これが人の心なら 深さなど解らない  呼ばれたのが 僕でも僕じゃないとしても どうでもいい事だろう 問題は別にあるんだ  息は持つだろうか 深い心の底まで 君が沈めた君を 見つけるまで潜るつもりさ 苦しさと比例して 僕らは近付ける 再び呼吸をする時は 君と一緒に  僕もまた同じ様に 沈黙を聴かれた 君もまた同じ様に 飛び込んでくれるなら  口付けを預け合おう 無くさずに持っていこう 君に嫌われた君へ 代わりに届けるよ  誰もが違う生き物 他人同士だから 寂しさを知った時は 温もりに気付けるんだ  勇気はあるだろうか 一度心覗いたら 君が隠した痛み ひとつ残らず知ってしまうよ 傷付ける代わりに 同じだけ傷付こう 分かち合えるもんじゃないのなら 二倍あればいい  怖いのさ 僕も君も 自分を見るのも見せるのも 或いは誰かを覗くのも でも 精一杯送っていた 沈めた自分から 祈る様なメーデー  響く救難信号 深い心の片隅 こんなところにいたの 側においで 逃げなくていいよ 触れた発信源に 届けるよ 口付け 君から預かってきたんだよ  勇気はあるだろうか 一度手を繋いだら 離さないまま外まで 連れていくよ 信じていいよ 息は持つだろうか 眩しい心の外まで 再び呼吸をする時は 君と一緒に
花の名PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN簡単な事なのに どうして言えないんだろう 言えない事なのに どうして伝わるんだろう  一緒に見た空を忘れても 一緒にいた事は忘れない  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに 歌える唄がある あなただけに 聴こえる唄がある  僕がここに在る事は あなたの在った証拠で 僕がここに置く唄は あなたと置いた証拠で  生きる力を借りたから 生きている内に返さなきゃ  涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 同じ苦しみに 迷った あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  皆 会いたい人がいる 皆 待っている人がいる 会いたい人がいるのなら それを待っている人がいる いつでも  あなたが花なら 沢山のそれらと 変わりないのかも知れない そこからひとつを 選んだ 僕だけに あなただけに  いつか 涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい 迷わずひとつを 選んだ あなただけに 歌える唄がある 僕だけに 聴こえる唄がある  僕だけを 待っている人がいる あなただけに 会いたい人がいる
真っ赤な空を見ただろうかPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央溜め息の訳を聞いてみても 自分のじゃないから解らない だからせめて知りたがる 解らないくせに聞きたがる  あいつの痛みはあいつのもの 分けて貰う手段が解らない だけど 力になりたがる こいつの痛みも こいつのもの  ふたりがひとつだったなら 同じ鞄を背負えただろう ふたりがひとつだったなら 別れの日など来ないだろう  言葉ばかり必死になって やっと幾つか覚えたのに ただ一度の微笑みが あんなに上手に喋るとは  いろんな世界を覗く度に いろんな事が恥ずかしくなった 子供のままじゃ みっともないからと爪先で立つ 本当のガキだ  夕焼け空 きれいだと思う心を どうか殺さないで そんな心 馬鹿正直に 話すことを馬鹿にしないで  ひとりがふたつだったから 見られる怖さが生まれたよ ひとりがふたつだったから 見つめる強さも生まれるよ  理屈ばかり こねまわして すっかり冷めた胸の奥が ただ一度の微笑みで こんなに見事に燃えるとは  ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう  大切な人に歌いたい 聴こえているのかも解らない だからせめて続けたい 続ける意味さえ解らない  一人で見た 真っ赤な空 君もどこかで見ただろうか 僕の好きな微笑みを 重ねて浮かべた夕焼け空  ただ一度の微笑みに こんなに勇気を貰うとは ここまで喉が震えるとは
涙のふるさとPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央探さなきゃね 君の涙のふるさと 頬を伝って落ちた雫が どこから来たのかを  出掛けるんだね それじゃここで見送るよ ついていけたら嬉しいんだけど 一人で行かなきゃね  リュックの中は空にしたかな あれこれ詰めたら 重いだろう その濡れた頬に 響いた言葉 それだけでいい 聞こえただろう  「会いに来たよ 会いに来たよ 君に会いに来たんだよ 君の心の内側から 外側の世界まで 僕を知って欲しくて 来たんだよ」  見付けなきゃね 消えた涙の足跡 彼の歩いた道を逆さまに 辿れば 着くはずさ  見つめなきゃね どんな淋しい空でも 彼も見てきた 空だと知れば 一人じゃないはずさ  逃げてきた分だけ距離があるのさ 愚痴るなよ 自業自得だろう 目的地は よく 知ってる場所さ 解らないのかい 冗談だろう  「会いに来たよ 会いに来たよ 消えちゃう前に来たんだよ 君の涙のふるさとから 遠ざかる世界まで 君に知って欲しくて 来たんだよ」  到着だよ ほら 覚えてるかな いつか付いた傷があるだろう 君の涙が生まれ育った ふるさとがあるだろう  新しい雫がこぼれたよ 治らない傷を濡らしたよ 全てはこのため この時のため とても長い旅を越えて  「会いに来たよ 会いに来たよ 消えちゃう前に来たんだよ 消せない心の内側から 遠ざかる世界まで ちゃんと見て欲しくて」  「会いに来たよ 会いに来たよ 君に会いに来たんだよ 君の涙のふるさとから 乾ききった世界まで 僕を知って欲しくて 君を知って欲しくて 来たんだよ」  笑わないでね 俺もずっと待ってるよ 忘れないでね 帰る場所がある事を
カルマMILLION LYLICBUMP OF CHICKENMILLION LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENガラス玉ひとつ 落とされた 追いかけてもうひとつ 落っこちた ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる  心臓が始まった時 嫌でも人は場所を取る 奪われない様に 守り続けてる  汚さずに保ってきた手でも 汚れて見えた 記憶を疑う前に 記憶に疑われてる  必ず僕らは出会うだろう 同じ鼓動の音を目印にして ここに居るよ いつだって呼んでるから くたびれた理由が重なって揺れる時 生まれた意味を知る  存在が続く限り 仕方無いから場所を取る ひとつ分の陽だまりに ふたつはちょっと入れない  ガラス玉ひとつ 落とされた 落ちた時 何か弾き出した 奪い取った場所で 光を浴びた  数えた足跡など 気付けば数字でしか無い 知らなきゃいけない事は どうやら1と0の間  初めて僕らは出会うだろう 同じ悲鳴の旗を目印にして 忘れないで いつだって呼んでるから 重ねた理由を二人で埋める時 約束が交わされる  鏡なんだ 僕ら互いに それぞれのカルマを 映す為の 汚れた手と手で 触り合って 形が解る  ここに居るよ 確かに触れるよ 一人分の陽だまりに 僕らは居る  忘れないで いつだって呼んでるから 同じガラス玉の内側の方から そうさ 必ず僕らは出会うだろう 沈めた理由に十字架を建てる時 約束は果たされる  僕らはひとつになる
supernovaPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事 鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の大事さは 居なくなってから知るんだ  延べられた手を拒んだ その時に 大きな地震が起こるかもしれない 延べられた手を守った その時に 守りたかったのは自分かもしれない  君の存在だって もうずっと抱きしめてきたけど 本当に恐いから 離れられないだけなんだ ラララ  人と話したりすると 気付くんだ 伝えたい言葉が無いって事 適当に合わせたりすると 解るんだ 伝えたい気持ちだらけって事  君の存在だって こうして伝え続けるけど 本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ ラララ  僕らの時計の中 ひとつだけでもいいから 本当を掴みたくて 本当を届けたくて  歳を数えてみると 気付くんだ 些細でも歴史を持っていた事 それとほぼ同時に 解るんだ それにも終わりが来るって事  君の存在だって いつでも思い出せるけど 本当に欲しいのは 思い出じゃない今なんだ  君を忘れた後で 思い出すんだ 君との歴史を持っていた事 君を失くした後で 見つけ出すんだ 君との出会いがあった事  誰の存在だって 世界では取るに足らないけど 誰かの世界は それがあって 造られる  君の存在だって 何度も確かめはするけど 本当の存在は 居なくなっても ここに居る  僕らの時計は 止まらないで 動くんだ  ラララ
銀河鉄道GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央電車の窓はガタガタ鳴く 生きた街を遠ざける 見送る人も居なかった僕の 生きた街を遠ざける  知っている景色と 知らない景色が 僕を騙すように いつの間にか 入れ替わる  僕の体は止まったままで 時速200kmを超えている 考える程に 可笑しな話だ 僕は止まったままなのに  こんなに可笑しな事 黙っちゃいられない そう思って間もなく ひとりだったって 思い出す  誰もがそれぞれの 切符を買ってきたのだろう 今までの物語を 鞄に詰めてきたのだろう  リボン付きのクマが転がって来る 迷ったけど拾ってやる 同時に女の子が駆け寄って来る 僕を見て怖じ気付く  後悔した僕からクマを奪うと 礼も言わず逃げていく もういいや 寝ようかな シートを倒す 後ろから舌打ちが聴こえる  聴こえない振りをして 保たれかかって 目を閉じてみたけど 気になるから 眠れない  誰もがそれぞれの 切符を買ってきたのだろう 荷物の置き場所を 必死で守ってきたのだろう  人は年を取る度 終わりに近付いていく 動いていない様に見えても 確かに進んでいる  自転車を漕いで手を振る人 見送りたい人が居るのだろう 相手を想うならやめてやれよ ちょっと恥ずかし過ぎるだろう  僕の体は止まったままで あの自転車を遠ざける 本当はとても羨ましかった 僕は止まったままだから  役には立てないし 邪魔はしちゃうし 目を閉じてみたけど 辛くなるから 目を開けた  真っ赤なキャンデイが差し出されている 驚いたけど貰ってみる 笑った女の子が席に戻る 誰にも知られず僕が泣く  電車の窓はガタガタ鳴く 生きる街を近付ける 出迎える人も居ないであろう僕の 生きる街を近付ける  誰もが それぞれの 切符を買ってきたのだろう 今までの物語を 鞄に詰めてきたのだろう 荷物の置き場所を 必死で守ってきたのだろう これからの物語を 夢に見てきたのだろう  人は年を取る度 始まりから離れていく 動いていないように思えていた 僕だって進んでいる
プラネタリウムPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央四畳半を拡げたくて 閃いてからは速かった 次の日には 出来上がった 手作りプラネタリウム  科学の本に書いてあった 作り方の他にアレンジ 実在しない穴を開けて 恥ずかしい名前付けた  消えそうなくらい 輝いてて 触れようと 手を伸ばしてみた 一番眩しい あの星の名前は 僕しか知らない  天井も壁も無くなって 代わりに宇宙を敷き詰めて 窓は一度も 開けないままで 全てを手に入れた  四畳半の片隅には ここにしか無い星がある 傷付かず 傷付けないままで 君をついに閉じ込めた  近付いた分 遠ざけてて 触れる事は 諦めてた 背伸びしたら 驚く程容易く 触れてしまった  やめとけば良かった 当たり前だけど 本当に届いてしまった この星は君じゃない 僕の夢 本当に届く訳無い光 でも 消えてくれない光  四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る 実在しない星を 探す心が プラネタリウム  消えそうなくらい 輝いてて 消えてくれなくて 泣きそうなくらい 近付いてて 届かなくて  見えなくても 輝いてて 触れようと 君の名前を呼ぶ 一番眩しい あの星の涙は 僕しか知らない  消えそうなくらい 輝いてて 触れようと 手を伸ばしてみた 一番眩しい あの星の名前は 僕しか知らない  いつだって見付けるよ 君の場所は 僕しか知らない  僕しか見えない
夢の飼い主GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた 理由は無いけど 生みの親は ひと目で判った まだ小さくて 白い体 擦り寄せてみた 彼女は やっと それに気付いて 名前を付けた  「いつから側に居たの? 抱いて欲しいの?」 答える術も無いから ただ 身を寄せたよ 少しは あったかいかな  くだらなかった 彼女の日々は 大きく変わった 餌を与えて 散歩にも行って 沢山触った 首輪を巻いて 服まで着せて 紐で繋いだ 人が来れば 見せびらかして 鼻を高くした  「少しも 離れないの よく 懐いているの」 忘れられたくないから ひたすら身を寄せるよ それで 覚えていてくれるなら  寂しくはないよ 君と居られるから ただ 名前を呼んでくれる事が 少しずつ 減ってきた  生まれた時は 覚えてないが 呼吸はしていた 既に 名前とは 懸け離れた 姿にされていた 自分の色と 動き方を 忘れてしまった 彼女もいつか 付けた名前を 忘れてしまった  変わり果てた 夢の頬に 涙落とした 触ってみても その感触は 別のものだった 自分で着せた 服を脱がして 涙落とした あぁ そうだった こんなに白い体をしていた  「この手で 汚していたの? 閉じ込めていたの?」 苦しかった首から 首輪が外れた 僕は自由になった  いつでも 側にいるよ ずっと 一緒だよ 首輪や 紐じゃないんだよ 君に身を寄せるのは 全て僕の意志だ  寂しくはないよ 君と生きているから ただ名前を 呼んでくれるだけで いいんだよ ねぇ それだけ 忘れないで 
太陽PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央二度と朝には出会わない 窓の無い部屋で 動物が一匹 ドアノブが壊れかけていて 触れたら最後 取れてしまいそうだ  このくらい寒い方がいい 本当の震えに気付かないで済む 不愉快も不自由も無い その逆も初めから無い  例えば笑ってみろよ こっちもひたすら笑えるさ 空のライトが照らしてくれた 僕には少し眩しすぎた そして誰もが口を揃えて 「影しか見えない」と言った  二度と朝には出会わない 窓の無い部屋で 心臓がひとつ 目を閉じていても開いてみても 広がるのは 真っ黒な世界  例えば泣いてみろよ こっちはそれすら笑えるさ 君がライトで照らしてくれた 暖かくて 寒気がした 光の向こうの君の姿が 僕には見えないと知った  かくれんぼしてた 日が暮れてった 見つからないまま 暗くなっちゃった 皆帰ってった ルララルララ かくれんぼしてた ずっと待ってた  例えば信じてくれよ こっちはなおさら疑うさ それより触ってくれよ 影すら溶けていく世界で 影じゃない僕の形を  君のライトを壊してしまった 窓の無い部屋に来て欲しかった それが過ちだと すぐに理解した 僕を探しに来てくれてた 光の向こうの君の姿が 永遠に見えなくなってしまった それが見たかったんだと気付いた  かくれんぼしてた 日が暮れてった 見つからないまま ずっと待ってた 皆帰ってった ルララルララ かくれんぼしてた 君を待ってた  もう一度 朝と出会えるのなら 窓のない部屋に 人間が一人 ドアノブが壊れかけていて 取れたら最後 もう出られはしない 出れたら最後 もう戻れはしない
fire signPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央誰かの為に生きる という思いを込めた旗を抱き 拾ってきた笑顔の中に 自分の笑顔だけ見当たらない  いつか聞こえた泣き声を ずっと探してきたんだね 少し時間が掛かっただけ 自分の声だと気付くまでに  星は廻る 世界は進む おいてけぼりの 心の中に  微かでも 見えなくても 命の火が揺れてる 風を知って 雨と出会って 僕を信じて燃えてる  ここに居場所は無い という涙で濡れた土の上で 倒れそうな旗をいつまでも 支え続けてる人がいる  汚れた猫が歩いていく 「行き」の道か「帰り」の道か 支えてきた旗を 今まさに 引き抜こうと決めた人がいる  旅立つ人よ その行く先を 照らす明かりは 君の中に  微かでも 見えなくても 命の火が揺れてる 歌うように 囁くように 君を信じて燃えてる  旅立つ人よ 声が聴こえる 「愛しい人よ あなたの中に」  星を廻せ 世界を掴め 僕らの場所は 僕らの中に どんな時も  微かでも 見えなくても 命の火が揺れてる 風を知って 雨と出会って 僕を信じて燃えてる  歌うように 囁くように 君を信じて待ってる 微かでも 見えなくても 命の火を見つける
レムPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央狂ったふりが板について 拍手モンです 自己防衛 それ流行ってるわけ? 孤独主義 甘ったれの間で大ブレイク  意味は無いとかごまかすなよ 汗まみれでよくもまぁ 爪先まで理論武装 何と張り合ってるんだか 誰と戦ってるんだか  誰かが呟いた 「汚れてしまった」 その肩を叩いた その手も汚れてた  与えられた餌の味 解らないけど 先ず批評 美味い・不味いの基準は 隠れて読んだ週刊誌  変わったふりを見透かされて 芸術的な言い訳 わきまえた大人の顔 守るモノでもあったの それとも既に飽きたの  誰かが呟いた 「忘れてしまった」 その声が聞こえた事すら忘れたの  冷めたふりがしたいなら もう少し賢くやれ 今更何を恐がる 嘘を嘘と思わずに 人を人と思わずに  キャンバスに塗り潰した跡 そこに何を描いてたの 生まれた事を恨むのなら ちゃんと生きてからにしろ  誰かが呟いた 「気付いてしまった」 慌ててこっそり逃げた それも気付かれたぞ  現実と名付けてみた妄想 その中で借り物競走 走り疲れたアンタと 改めて話がしたい 心から話してみたい
車輪の唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 僕等の体を運んでいく 明け方の駅へと  ペダルを漕ぐ僕の背中 寄りかかる君から伝わるもの 確かな温もり  線路沿いの上り坂で 「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声  町はとても静か過ぎて 「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした  同時に言葉を失くした 坂を上りきった時 迎えてくれた朝焼けが あまりに綺麗過ぎて  笑っただろう あの時 僕の後ろ側で 振り返る事が出来なかった 僕は泣いてたから  券売機で一番端の 一番高い切符が行く町を 僕はよく知らない  その中でも一番安い 入場券を すぐに使うのに 大事にしまった  おととい買った 大きな鞄 改札に引っ掛けて通れずに 君は僕を見た  目は合わせないで 頷いて 頑なに引っ掛かる 鞄の紐を 僕の手が外した  響くベルが最後を告げる 君だけのドアが開く 何万歩より距離のある一歩 踏み出して君は言う  「約束だよ 必ず いつの日かまた会おう」 応えられず 俯いたまま 僕は手を振ったよ  間違いじゃない あの時 君は…  線路沿いの下り坂を 風よりも早く飛ばしていく 君に追いつけと 錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 精一杯電車と並ぶけれど ゆっくり離されてく  泣いてただろう あの時 ドアの向こう側で 顔見なくてもわかってたよ 声が震えてたから  約束だよ 必ず いつの日かまた会おう 離れていく 君に見えるように 大きく手を振ったよ  町は賑わいだしたけれど 世界中に一人だけみたいだなぁ と小さくこぼした  錆び付いた車輪 悲鳴を上げ 残された僕を運んでいく 微かな温もり
同じドアをくぐれたらPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央もう 気付いたろう 目の前のドアの鍵を 受け取れるのは 手の中がカラの時だけ  長い間 ここは居心地が良くて いつの間にか いろいろと拾い過ぎた  どれもが 温かくて 失い難い いくつかの光  手に入れる為に捨てるんだ 揺らした天秤が掲げた方を こんなに簡単な選択に いつまでも迷う事は無い  その涙と引き換えにして 僕らは 行ける  もう 気付いたろう 僕に君のドアは見えない 同じドアをくぐれたら― と願っていたよ  さぁ 時は来た 繋いだ手を離すんだよ カラになった手で それぞれの鍵を受け取ろう  恐らく もう 戻れない いつか忘れる 君と居た場所  手に入れる為に捨てたんだ 揺らした天秤が掲げた方を そんなに勇敢な選択だ いつまでも迷う事は無い  その記憶と引き換えにして 僕らは  振り返らないで 悔やまないで 怖がらないで どうか 元気で 僕は唄うよ歩きながら いつまで君に届くかな  その涙と引き換えに その記憶と引き換えに この歌と引き換えにして 僕らは 行ける  もう 気付いたろう 目の前のドアの鍵を 受け取れるのは 手の中がカラの時だけ  ただ一人だけ
embracePLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央隠れてないで 出てこいよ この部屋は大丈夫 鼓動の音は ふたつ ふたつ以上も以下もない  逃げ道の途中 飛び込んだ この部屋の中で 君は僕に見つかった 首輪のない姿で  震えてるのはきっと 寒さのせいだけじゃないな どんな台詞もきっと 役に立たないな  腕の中へおいで 抱えた孤独の その輪郭を 撫でてやるよ 明かりの無い部屋で 言葉もくたびれて 確かなものは 温もりだけ  君が そこに居ないと気付いたら とにかく探すだろう 「そこに居る」のに「居ない」と 気付く時もあるだろう  この眼が視力を失くしても 僕は君を見るだろう 体中の細胞 フル動員で 君を見るだろう  呼吸の音がする 柔らかい匂いもある 全てこの手のひらに 集めて閉じ込めるよ  腕の中へおいで 隠した痛みの その傷口に 触れてみるよ 時間の無い部屋で 理由も忘れて 確かなものを 探しただけ 見つけただけ  腕の中へおいで 醜い本音を 紡いだ場所に キスをするよ 命の無い世界で 僕と同じ様に 生きてるものを 探しただけ  腕の中へおいで 怖がらないでおいで 生きてるものを 見つけただけ  確かなものは 温もりだけ
ギルドPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央人間という仕事を与えられて どれくらいだ 相応しいだけの給料 貰った気は少しもしない  いつの間にかの思い違い 「仕事ではない」 解っていた それもどうやら手遅れ 仕事でしかなくなっていた  悲しいんじゃなくて 疲れただけ 休みをください 誰に言うつもりだろう  奪われたのは何だ 奪い取ったのは何だ 繰り返して 少しずつ 忘れたんだろうか 汚れちゃったのはどっちだ 世界か自分の方か いずれにせよ その瞳は 開けるべきなんだよ それが全て 気が狂う程 まともな日常  腹を空かせた抜け殻 動かないで 餌を待って 誰か構ってくれないか 喋らないで 思っているだけ  人間という仕事をクビになって どれくらいだ とりあえず汗流して 努力をしたつもりでいただけ  思い出したんだ 色んな事を 向き合えるかな 沢山の眩しさと  美しくなんかなくて 優しくも出来なくて それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて 当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ 夜と朝を なぞるだけの まともな日常  愛されたくて吠えて 愛されることに怯えて 逃げ込んだ檻 その隙間から引きずり出してやる 汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ 構わないから その姿で 生きるべきなんだよ それも全て 気が狂う程 まともな日常  与えられて クビになって どれくらいだ 何してんだ 望んだんだ 選んだんだ 「仕事ではない」 解っていた
乗車権PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央排気ガスを吐いて 腹ぺこのバスが来る 夢の先に連れてってくれんだ どうだろう  強く望む事を 書いた紙があれば それがそのまま 乗車券として 使えるらしい 使えるらしいんだ  我先に群がり 行列出来上がり ぎらぎらの目 友達も皆 どうしよう  強く望む事か 適当でもいいか 取り敢えずは 乗車券の替わり  どけ そこどけ 乗り遅れるだろう 人数制限何人だ 嘘だろう これを逃したら いつになる  あぁ ちょっと待ってくれ 俺を先に乗せてくれ なぁ どうせ 大層な望みでもないだろう  鈍い音で吠えて 食い過ぎたバスが出る 泣き落としで 順番譲る馬鹿がいた  運ばれて数時間 乗り継ぎがあるらしい 次の便は 夜が来たら 出るらしい  あれ ここに無い でも こっちにも無い なんで乗車券が無い 予定外 見付からないまま 日が落ちる  あぁ ちょっと待ってくれ 俺もそれに乗せてくれ おい そこの空席に 鞄 置いてんじゃねえ  違う これじゃない これでもない 違う 人間証明書が無い 予定外 俺が居ない やばい 忍び込め  あぁ ちょっと待ってくれ やはりここで降ろしてくれ なぁ こんな人生は 望んじゃいない 望んでたのは―…  あぁ 見逃してくれ 解らないまま乗ってたんだ 俺一人 降ろす為 止まってくれる筈もねえ  強く望む事が 欲しいと望んだよ 夢の先なんて 見たくもないから
睡眠時間GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN眠る前に閃いて 毛布の中に隠れた 2段ベッドの船の上で なぞった小さな物語  このまま起きていられたらなぁ 子供はいつだって 大忙し おやすみ 続きは 夢の中で  眠れずに 時計の音と呼吸のリズム 気になった 息を吸った 吸ったら吐いた 考えてるうちに苦しくなった  このまま 生きていられるかなぁ 馬鹿馬鹿しくたって 大慌て おやすみ 気付けば 夢の中へ  眠るのが恐くなって 左の胸 手を当てた ぎゅっと閉じた まぶたの裏に 浮かべた愛しい人の顔  眠るのがもったいなくて あなたに会いたくなって 時計の音と呼吸のリズム 静かな部屋に響いていた  いつまで生きて いられるかなぁ いつまで生きて いてくれるかなぁ このまま起きて いられたらなぁ 大人になったって 大忙し  おやすみ あなたを 僕の中へ  おやすみ 続きは 夢の後で
オンリーロンリーグローリーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENそしてその身をどうするんだ 本当の孤独に気付いたんだろう 溢れる人の渦の中で 自らに問いかけた言葉 放射状に伸びる足跡 自分だけが歩き出せずにいる  死んだ心をどうするんだ 忘れた振りして覚えてんだろう 突き放しても 捨ててみても どこまでも付いてくるって事 闇に守られて 震える身に 朝が迫る  置いていかれた迷子 遅すぎた始まり さあ 何を憎めばいい 目隠しをしたのも 耳塞いだのも 全てその両手  ロンリー グローリー 最果てから声がする 選ばれなかった名前を 呼び続けてる光がある オンリー グローリー 君だけが貰うトロフィー 特別じゃないその手が 触る事を許された光  そして僕らは覚悟した 本当の恐怖に気付いたんだよ 隠れてみても 逃げてみても いつかは照らされるって事 位置について 息を吸い込んで 吐き出して 合図を待つ  笑われる事なく 恨まれる事なく 輝く命など無い 眩しいのは最初だけ 目隠し外せ ほら 夜が明けた  ロンリー グローリー 大丈夫 どうやら歩ける 一人分の幅の道で 涙目が捕まえた合図 オンリー グローリー 僕だけが貰うトロフィー 一人に凍える この手が 温もりと出会う為の光  息絶えた 心を撫でた 殺したのは 他ならぬ僕だ 傷跡に 雫が落ちた 動いたんだ 僅かでも確かに  まだ生きていた、僕の中で一人で 呼吸を始めた、僕と共に二人で  僕だったから それが見えた 「おはよう、ごめんな、思い出せるかい」 孤独を知ったから また出会えた 孤独じゃない  歩き出した迷子 足跡の始まり ここには命がある 選ばれなかったなら 選びにいけ ただひとつの栄光  ロンリー グローリー 最果てなど無いと知る この歩みよりも もっと速く 飛び続けてる光ならば オンリー グローリー それこそが狙うトロフィー 特別じゃない この手を 特別と名付ける為の光
EndingGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENええと、うん、大丈夫! 君はまだ 君自身をちゃんと見てあげていないだけ 誰だってそうさ 君一人じゃない そりゃ僕だってねぇ…… ――まぁ、いいや  少なくとも 君には味方がいるよ プレゼントの物語の中の住人達 さぁ、これから何をするんだい? 僕はもう行かなきゃ  ほらまたどこかで 涙の落ちる音
グロリアスレボリューションPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN胸を張って誇れるモンが 自分にどんだけあるのかって? 名前と誕生日と キュートな指紋ぐらいあれば充分だろう そいつを さぁ 精一杯の大口で耽美に語ればいい ステージライトなんて ダイナモで充分だろう  呼吸をしてんだ 世の中のスミ 小さく でも確かに 言葉にするんだ ホラ いつまでつけてんだい? その自前の手錠をさ  グロリアスレボリューション その手で何を掴むんだい? 殴るんだい? 何を掲げ上げるんだい?  弱音という名の地雷原を 最短距離で走ってこい 自信という名のスーツは 大層丈夫な造りだから 凡人の一般論は アイロンかけて送り返せ 震えてるのかい? そいつは武者震いだろう  呼吸をしてんだ 世の中のスミでもちゃんとわかるように それを叫ぶんだ ネェ いつになりゃ気付くんだい? カギも自前だろう?  グロリアスレボリューション その目は何を見てきたの? 何を見ていくの? 見いだすの? グロリアスレボリューション その耳に何が聴こえるの? 「I'm a loser」? 願わくば「We are the champion」?  実は飛べるんだ その気になれば そりゃもう遠くへ! 放り投げるんだ その外したばっかりの エラい頑丈に造っちまった 自前の手錠をさ  グロリアスレボリューション 意外にもリッパな自分を 自由気ままに 逃がしてやれ グロリアスレボリューション なんだコレ オレにもついてるじゃねぇか エラく頑丈な自前の手錠がさ グロリアスレボリューション まいったな コレ とれねぇしよ カギも多分 失くしちゃった グロリアスレボリューション こういうケースもあるという リアリズム そんな目でオレを見んな
Ever lasting lieGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN砂の海で 錆びたシャベルを持って まるで闘う様に 夢を掘る人 赤く燃える太陽に 身を焼かれても 必死で 這い上がろうとする  愛する人の 命に値がついた そこら中に頭を下げても 足りなくて 石油でも掘る以外 無いんじゃないのって 皮肉を 本気にして飛び出した  でも 掘り出したのは 長い年月  Sir Destiny あんた 人の命を転がして 大層楽しいだろう 笑えよ 見ているんだろう この俺がジタバタ足宛いてるのを  死んだ街で 夜のドレス纏って 作り話の様な愛を 売らされる人 誰かの胸に腕に 身を預けても 心は ただ一人を待つ  愛するあの人は 優しく嘘をついた 二人は大丈夫 明日を信じて待っていてくれ 信じられる要素なんて どこにあるのって 思いながらも その言葉を おまじないの様に  呟き続けた 長い年月  Sir Destiny あなたでも この気持ちは動かせないでしょう 幾度目の朝も 変わらず 優しいあの嘘を 思い出している  夢を掘る人 それを待つ人 定めよりも 互いを信じていた  とある街の小さな教会で 優しい長生きおばあさんが 眠りについた ろくに動けなくなってからも 毎朝 何かを呟いて 微笑んだ  砂の海で 折れたシャベルを持って 作り話の様な 夢を掘る人 刻まれた皺の奥の 瞳は未だ 必死で ただ 必死で  掘り出したのは  Sir Destiny あんた 俺を見ているか もう飽きたなんて 言わせないぞ 今にも 夢を掘り出して 見事悔しがらせてやる  Sir Destiny 俺の夢って何だったっけ 何が ここまで俺を動かしていたんだっけ 大事な何かを待たせていた様な  夢を掘る人 それを待つ人 幾つもの夜を 乗り越えた嘘
リリィPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENスポットライトの下 自分を叫び唄った 思う様に伝わらなくて その度にこぼれる弱音を 「今はマズイ!」と慌てて その場は巧く隠して 真夜中 鍵かけた部屋 膨れたポケット 裏返すと  ホラ 出てくる弱音の数 1日分 想像つくかい?  ところが君は笑った 幸せそうに笑った 当然 僕は怒った 「真面目に聞けよ!」って怒鳴り散らした それでも君は笑った 「かわいいヒトね」と言った 叫んでも 唄っても その一言には 勝てる気がしない  低いステージの上 必死で格好つけた 自分も人も上手に騙し 夢を見て 夢を見せた 「大言壮語も吐いてやろう」 そういう歌も唄った 心の中 鍵かけた部屋 その歌が ドアを叩き続ける  「出てこいウソツキめ!」と 自分の歌に格好悪く 脅されるんだ  ところが君は笑った 「格好いいよ」と言った これだけ僕が愚痴っても 僕の目を見て そんな言葉をくれた 「そういうトコロも全部 かわいいヒトね」と言った ツクっても 気取っても その一言には 全て見られていた  ポケット一杯の弱音を 集めて君に放った 強がりの裏のウソを 放った ぶちまけた  終電を告げる放送 慌てて駆けて行く人 右手に君の左手 もう離さなきゃ…… 改札を抜ける時 「最初で最後のヒト」 そんな言葉が浮かんだ 言わないで 行くとしよう  最後に振り返ろう 確かめたいコトがあるんだ  やっぱり君は笑った 別れの傍で笑った つられて僕も笑った 「また会えるから」って確かめるように やっぱり僕は唄うよ もう一度叫び唄うよ 今まで一度も使うことのなかった 言葉を混ぜて スポットライトの下 低いステージの上 改札で言わなかった あの言葉に もう1つ言葉を混ぜて こう呼ばせてくれないか 「最初で最後の恋人」 この歌が 部屋のドアを叩きに来たって 胸を張れるから
KPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN週末の大通りを 黒猫が歩く 御自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と その姿から猫は 忌み嫌われていた 闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた  孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた 誰かを思いやる事なんて 煩わしくて そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕 「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」  腕の中足宛いて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を  走った 走った 生まれて初めての 優しさが 温もりが まだ信じられなくて  どれだけ逃げたって 変わり者は付いて来た  それから猫は絵描きと 二度目の冬を過ごす 絵描きは 友達に名前をやった 「黒き幸」“ホーリーナイト” 彼のスケッチブックは ほとんど黒尽くめ 黒猫も 初めての友達に くっついて甘えたが ある日  貧しい生活に 倒れる名付け親 最後の手紙を書くと 彼はこう言った  「走って 走って こいつを届けてくれ 夢を見て飛び出した僕の 帰りを待つ恋人へ」  不吉な黒猫の絵など売れないが それでもアンタは俺だけ描いた それ故 アンタは冷たくなった 手紙は確かに受け取った  雪の降る山道を 黒猫が走る 今は故き親友との約束を その口に銜えて 「見ろよ、悪魔の使者だ!」 石を投げる子供 何とでも呼ぶがいいさ 俺には 消えない名前があるから 「ホーリーナイト」「聖なる夜」と 呼んでくれた 優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた 忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならば この日のタメに生まれて来たんだろう どこまでも走るよ  彼は辿り着いた 親友の故郷に 恋人の家まで あと数キロだ  走った 転んだ すでに満身創痍だ 立ち上がる間もなく 襲い来る 罵声と暴力 負けるか俺はホーリーナイト 千切れそうな手足を 引き摺り なお走った 見つけた! この家だ!  手紙を読んだ恋人は もう動かない猫の名に アルファベット1つ 加えて庭に埋めてやった 聖なる騎士を埋めてやった
ランプPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す とまらぬ泪を乾かすため ようやく振った なけなしの勇気 思いつく限りの夢や理想を 残らずポッケにつめこんできた ポッケに開いてた穴を見つけて 泣き出す瞬間 呼びかける声  「ハロー、ハロー、気付いておくれ 君の中で待っていたんだよ 大丈夫、大丈夫、僕は君のハートに住む 情熱のランプだよ」  落とした夢 理想の類 それを探しさまよう道を 照らしだすよ ハートのランプ 今まで気付かなかった誇れるベストフレンド  もらえる限りの 愛や安心を 入れた鞄大事にしてきた そいつも誰かにひったくられて くたばる寸前 呼びかける声  「ハロー、ハロー、聞こえるだろう? 君の中にずっと居たんだよ 大丈夫、大丈夫、いつも一緒だよ 君と生きる情熱のランプだよ」  失くした愛 安心の類 それを探し 凍える道を 温めるよ ハートのランプ 今まで気付かなかった 頼れるパートナー  「君が強く望みさえすれば 照らしだそう 温めよう 歩くための勇気にだってなるよ」  約束しろよ ハートのランプ もう一度僕を歩かせてくれ 「へんだな 僕は君自身だよ 自分が信じれないのかい?」 小さく震える手にはマッチ 今にもランプに火を灯す 闇に凍えるこの身を救う 最後の術は この身の中に 夢や理想 愛 安心の類 それを手にする力が情熱 小さく震える手にはマッチ 僕らが僕らに呼びかける声  ようやく聞こえた やっと気付いた 泪を乾かす力 当たり前の事に気付いた 自分自身知らなかった自分自身 落としたもの 失くした類 探す道を歩ける勇気 僕の中の情熱のランプ 今にもマッチは芯に触れる  今にもマッチは芯に触れる
続・くだらない唄GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN湖の見える タンポポ丘の 桜の木の下で 下ろしたての コートのポケットに 手を入れて 数年前にもこの場所で 同じポーズしていた事 思い出してやっと実感 「僕は帰って来た」  積もった落ち葉が 踏まれて音をたてた あの日と同じ 乾いた音 昇った朝日に 手を振り夢を見た あの日が重なる中  この手は 振れない 大事なモノを落とし過ぎた この眼は 余りに 夢の見過ぎで悪くなった  あの日と違うのは 僕だけ  電車に乗って 2時間ちょっとの都会に出て来た 小さなそのプライドを 見せてやろうとした 電車に乗って 2時間ちょっと いつでも帰れると 軽く考えていたのが そもそもの間違いだった  ここで手にした“輝かしいどうのこうの”に それよりも輝かしい あの日が 見事に壊されていくようで 怖くって 何度も確かめてみる  この手に 今まで 掴ませた願いのカケラも この眼に 今まで 睨ませた明日の行方も  壊されちまうのか? 間違っていたのか?  湖の見える タンポポ丘の 桜の木の下で 手頃なヒモと 手頃な台を 都合良く見つけた 半分ジョークでセッティングして そこに立ってみた時 マンガみたいな量の 涙が 溢れてきた 数年前にもこの場所で よく こっそり泣いたっけ “あのコにふられた”だとか 可愛いもんだったけど 数年前と同じ気持ちで 朝日を待ってんだ あの やたらとくだらない唄も唄いながら  原因不明の涙を流しながら あの日の気持ちで 朝日を待つ また手を振れるかな 夢が見えるかな 景色に色が付く  この手が ゆっくり 僕の右上で弧を描いた この眼が 辛うじて 飛んでいく綿毛を見送った この手が 今まで 落としたモノは拾えるかな この眼が 今でも ギリギリで見えていて良かった  あの日と違うのは ヒゲの生えた顔ぐらいさ
ベストピクチャーGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央直井由文BUMP OF CHICKEN坂の下の 安アパートが僕の家 隣のビルのせいで 日が当たらない 宝物の電気スタンド・筆・机 空腹も忘れて ひたすら絵を描く  こんな家に住み こんな暮らしがしたい なんて事を キャンバスに塗りたくる 流す涙も タメイキすらも  「ねぇ 僕ここで生きてるよ まだ絵を描いてるよ ねぇ そこからは僕が見えるの? 僕を認めてくれるの?」  坂の上の お城みたいな僕の家 雲の上のような 日の当たり具合 宝物の 地位と名誉と満足感 失くす事 恐れて ひたすら絵を描く  「こんな風にしろ」と 筆も心も 何かに縛られたまま キャンバスを塗りつぶす 流す泪や タメイキの色で  「ねぇ 僕どこで生きてるの? なんで絵を描くの? ねぇ あなたには僕が見えるの? 僕を笑ってくれるの?」  宝物は何だっけ? 思い出せず苛ついて 折ろうとした筆が こう言った気がした 「ずっと見てたよ 絵が好きなんだろう?」  「ねぇ 僕ここで生きてるよ まだ絵を描いてるよ ここからは何が見えるの? 僕が描かずにいられない景色!」 「ねぇ ほら 見てくれよ! 生きてるんだよ? だって 絵を描いてるんだぜ!? あなたにも見えるでしょう?」  ベストピクチャー ベストピクチャー
グングニルPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENそいつは酷い どこまでも胡散臭くて 安っぽい宝の地図 でも人によっちゃ それ自体が宝物 「こいつは 凄い財宝の在り処なんだ」 信じきった彼もとうとう その真偽を確かめる旅に出るとする  誰もが口々に彼を罵った 「デタラメの地図に眼が眩んでる」って  容易く 人一人を値踏みしやがって 世界の神ですら 彼を笑う権利なんて持たないのに  そいつは酷い出来映えだが こつこつ地道に作り上げた 自前の船 彼にとっちゃ記念すべき最初の武器 荷物を積み別れを告げ 朝焼けの海に帆を張った 堪え切れず掲げた拳 響き渡る鬨の声 そいつは酷い どこまでも胡散臭くて安っぽい宝の地図 でも誰にだって それ自体が宝物 ホントにでかい 誰もが耳疑うような夢物語でも 信じきった人によっちゃ 自伝に成り得るだろう  誰もが遠ざかる 船を呪い出した 「願わくば 高波よ悪魔となれ」  容易く 覚悟の前に立ちはだかりやがって 夢の終わりは 彼が拳を下げた時だけ  死に際の騎士 その手にグングニル 狙ったモノは必ず貫く  誰もがその手を 気付けば振っていた 黄金の海原を走る 船に向けて 自ら その手で破り捨てた 地図の切れ端を探して 拾い集め出した  容易く 自分自身を値踏みしやがって 世界の神ですら 君を笑おうとも 俺は決して笑わない 船は今 嵐の真ん中で 世界の神ですら それを救う権利を欲しがるのに
OpeningGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENお訪ねします この辺りで ついさっき 涙の落ちる音が聴こえた気がして 駆けつけたんだけど 誰の涙かな そういや君は ずいぶん赤い眼をしてるね  ええと、うん、そうだ! いくつかの物語をプレゼントしてあげる ちゃんと読んでおく事、いいね?  それじゃ、また、後で
バトルクライPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN自分にひとつ嘘をついた 「まだ頑張れる」って嘘をついた ところが嘘は本当になった 「まだ頑張れる」って歌ってた ずっとそうやって ここまできた  憧れていたプリマドンナ 眠りの中限定パイロット 自分が主役の夢を見て 笑われないうちに忘れるんだ 本当に忘れたの? そりゃ無理だよね そりゃそうさ  それがまさに生きていく理由 何かを賭して手にするもの 傷つきながら しがみついて離せない それだけのもの ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕に 捧げよう 誓いの唄 Shout a battle cry  日毎生意気になってやろう 大言壮語も吐いてやろう 最後に見事笑ってみせよう 主役を思い知らせてやろう 本当強がってんだ 強がって また嘘ついて  それが僕のわずかな力 ただの強がりも嘘さえも 願いを込めれば誇れるだろう 望めば勇気にもなるだろう ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕の その嘘が誓いに変わる  戦場に赴く戦士に誓いの唄を 優しさでもいたわりでもない戦いぬく勇気を  ずっと強がってんだ 強がって また嘘ついて  それが僕の生きていく理由 何かを賭して手にするもの 傷つきながら しがみついて離せない それだけのもの ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所 ひとつの嘘にさえ すがる僕に 捧げよう 誓いの唄 Shout a battle cry
ナイフGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN僕は今夜旅に出るよ 僕の行きたい場所に行くよ 小さな頃の唄を思い出すために 胸をはって旅に出るよ 朝の匂いの夢を見るよ 勇気の出る唄を思い出すために NO REASON  夜明け色のロケットに飛び乗ろう 怖いならよく見なよ 小さな虫だって短い命頑張ってんだからさぁ  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ 僕が笑ってたあの日の夕焼け 隠したナイフでもう一度とりもどせ PROVE YOURSELF  彼は現代の中毒者 うつろな眼をして笑って 小さな頃の唄を忘れようとする だけど忘れないで あなたは生きてる 勇気の出る唄を一緒に歌おう NO REASON  小さな手のひらにこぼれた 満月のかけらにも少し似た短い命 僕だけの宝物  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ 皆あこがれたヒーローみたいに 隠したナイフが僕を強くする PROVE YOURSELF  夜明け色のロケットに飛び乗ろう 怖いならよく見なよ 小さな虫だって自分の唄は覚えてんだからさぁ  強く望んだら望んだ分だけ 隠したナイフは鋭くなるもんさ いつも歌ってた勇気の唄を 隠したナイフでもう一度思い出そう  僕が望んだら望んだ分だけ 心のナイフは鋭く輝いて 子猫が歌ったような 子犬が叫んだような 何よりも大事なあの日の夕焼けうつしだすよ PROVE YOURSELF
とっておきの唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENゆっくりでいいから君が本当に 笑って泣けるような二人になろう  ちょっとずつアルバムを重くしよう 何でもない日も記念日にしよう どんなにめくっても終わりがないかわりに続きがある 二人のアルバム 魔法のアルバム  これからどこに行こうか僕ら 静かな場所ににぎやかな場所 どこでもいいんだよね それぞれの場所に 君らしい君がいれば そこはまさに  地図にもない場所で 手をつないで インスタントのカメラも持って 僕は花をつんで 「きみに似合う花なんだろうか」 なんて本気で首かしげたりして  単純な僕の単純な唄 大事な人の為だけの唄 よくあるLOVE SONGでも二人の前だけで 特別であればいい よくある唄でいい  誰でも見かけほど強くないし 自分で思うよりも泣き虫だから 「一人で大丈夫」なんて絶対言わせない 嫌がったって無理やり連れていくよ  地図にもない場所へ 手をつないで 君の大切な犬もつれて 時々口ずさむその唄少し覚えたから ちょっとでも一緒に歌わせて  小鳥が夜明けを唄で合図 とっておきの声でリズムとって 何でもない日にも 小さなドラマがあるって気付いたんだ  単純な僕の単純な唄 涙を止める為にある唄 不安のつのる夜は思い出して欲しい この日を僕は確かめ生きる この日に君を見つけて生きる この何でもない日が記念日になる  だから どんなに大きな 地図にもない場所へ 手をつないで 魔法のアルバムに続きを 不安のつのるヨルは忘れないで 君のための唄がある事  地図にもない場所へ 手をつないで 手をつないで  ゆっくりでいいから 君が本気で笑って泣けるような 地図にもない場所へ
ノーヒット・ノーランGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN物語の始まりはそう 成す術の無い僕らが主役 白いライト当てられて 期待を背負って 「頼むぜ 我らがスラッガー」 今日はどうした 未だノーヒットノーラン  一番前で見ている人の目 その想いは僕をあせらせて 高鳴る心の背中につかえる タメ息に勇気かき消されても「まかせろ」なんていう だけど  ライトからすぐ逃げたいよ 打てるかな 打てなきゃ ノーヒットノーラン スラッガーだって怯えるんだ  好きな時に好きな事をして時々休み また適当に歩き出していた それがいつの間にか 誰かに何か求められて 誰にも甘えられない  ライトからすぐ逃げたいよ だけど僕はスラッガー ノーヒットノーランのままじゃ 認められない そんな僕は存在しちゃいけない  願わくば怯える自分に逃げ場を与えてあげたい 願わくば誇れる自分と名誉とライトが欲しい  ボクになにがのこるんだろう? 臆病なボクにナニガデキルンダロウ?  ライトがまだ足りないよ 「ボクはスラッガー」 もっと思い込ませてくれ  物語の始まりはそう 成す術の無い僕らが主役 白いライト当てられて 期待を背負って 「頼むぜ 我らがスラッガー」 「まかせろ!!」って僕は胸をたたく  この手よ 今は震えないで この足よ ちゃんとボクを支えて 白いライトあてられて 怯えないように  帽子を深くかぶり直し 不敵に笑うスラッガー  普通に生きてりゃ 誰だって ライトを浴びる日は訪れる そんな時 誰でも臆病で 皆 腰のぬけたスラッガー  ノーヒットノーラン 誰かにそれを知ってほしいから 「まかせろ!」って僕は胸をたたく
リトルブレイバーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN例えば日カゲでゆれるその花をなぜか愛しく思い 「どうにかして日なたに」と悩めたら少し強くなれる 例えば大事な人の泣くスガタに言葉がでなくても 「とっておきの唄」を聴かせてあげれればナミダも止められる  そのポケットのスミを探すのさ きっと勇気のカケラが出てくるだろう 自信を持っていいハズさ 僕ら時には勇者にでもなれるんだ  守るべきものがあれば リトルブレイバー 守るべきヒトがいれば リトルブレイバー 「どうにかして日なたでとっておきの唄を聴かせてあげよう」 だから もう泣かないで 僕が守るから  ぼくらだれでも大切なナニカをきっと持ってんだ 大なり小なり人それぞれのなにかを持ってんだ ボクラいつでも大切なナニカの為に生きてんだ 何かに笑って何かで怒ってたまに泣いてんだ  そして守るべき時が来たなら ほうら勇気のカケラも大きくなり ゆるぎないPRIDEになるんだ するとどうだろう何も怖くないんだ  守るべきヒトがくれる リトルブレイバー 守るべきものを誇る リトルブレイバー ねえ 単純に気高き夢のタメ 愛するヒトのタメ できない事なんて1つでもあるかい?  もうポケットはすでにいっぱいだ そいつを誇り信じれるだろう? 大事なコトもわかるだろう? 時には勇者にでもなれるんだ  守るべきものがあれば リトルブレイバー 守るべきヒトがいれば リトルブレイバー 僕にとって唄う事が ブレイバー 全身全霊のチカラを リトルブレイバー  単純に気高き夢のタメ 愛するヒトのタメ できないコトなんて やれないコトなんて そんな弱さなんて 哀しいもんだろう、、
くだらない唄PLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN得意の絵を描いてあげる 僕の右手と水彩絵の具で 丘の花は黄色にしよう その方が見つけやすいから  三日月が光る頃この絵と同じ丘で待ってるよ 明日僕らは大人になるから ここで思い出を作ろう  神様 見わたす限りに きれいなタンポポを咲かせてくれ 僕らが大人になっても この丘を忘れぬように  指切りをしよう 僕らにシワが増える前に 十年後の同じ日に またここで一緒に絵を描こう  今夜中にこの丘を僕の右手と絵の具でとじこめる 十年後の同じ日までに ネクタイで迷わぬように  神様 小さな二人に 今夜だけ魔法を唱えてくれ 僕らが大人になっても この丘を忘れぬように 少しだけ僕はせきをして 最後のひとふでに願いを込める となりで貴方はうつむいて タンポポでかんむりを  目が覚めれば…  神様 僕は震えてる 背広もネクタイも見たくないよ T シャツに昨日しみこんだ タンポポの匂いが忘れらんない 昨日の丘で一人きり 貴方が来るのをひたすら待った 来るはずないよ わかってた 僕はまだ震えてる
Ever lasting lie(Acoustic Version)GOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央砂の海で 錆びたシャベルを持って まるで闘う様に 夢を掘る人 赤く燃える太陽に 身を焼かれても 必死で 這い上がろうとする 愛する人の 命に値がついた そこら中に頭を下げても 足りなくて 「石油でも掘る以外 無いんじゃないの」って 皮肉を 本気にして飛び出した  でも 掘り出したのは 長い年月  「Sir Destiny、アンタ、人の命を転がして 大層楽しいだろう 笑えよ 見てるんだろう? この俺がジタバタもがいてるのを」  死んだ街で 夜のドレス纏って 作り話の様な愛を 売らされる人 誰かの胸に腕に 身を預けても 心は ただ一人を待つ 愛するあの人は 優しく嘘をついた 「二人は大丈夫 明日を信じて待っていてくれ」 「信じられる要素なんて どこにあるの?」って 思いながらも その言葉を おまじないの様に  呟き続けた 長い年月  「Sir Destiny、アナタでも この気持ちは動かせないでしょう? 幾度目の朝も 変わらず 優しいあの嘘を 思い出してる」  夢を掘る人 それを待つ人 定めよりも 互いを信じていた  とある街の小さな教会で 優しい長生きおばあさんが 眠りについた ろくに動けなくなってからも 毎朝 何かを呟いて 微笑んだ 砂の海で 折れたシャベルを持って 作り話の様な 夢を掘る人 刻まれた皺の奥の 瞳は未だ 必死で ただ 必死で  掘り出したのは――……  「Sir Destiny、アンタ、俺を見てるか 「もう飽きた」なんて 言わせないぞ 今にも 夢を掘り出して 見事悔しがらせてやる」 「Sir Destiny、俺の夢って何だったっけ 何が ここまで俺を動かしていたんだっけ 大事な何かを待たせていた様な…」  夢を掘る人 それを待つ人 幾つもの夜を 乗り越えた嘘
アルエPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN白いブラウス似合う女の子 何故いつも哀しそうなの 窓際に置いたコスモスも 綺麗な顔うなだれてる 青いスカート似合う女の子 自分の場所を知らないの 窓際に置いたコスモスも 花びらの色を知らないの  いつか君はブランコに揺られて いたいけな目を少し伏せて 哀しい顔で俯むいた 「私は独りで平気なの」  ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから 日なたに続くブリッジを探しておいで 哀しい時は目の前で 大声出して泣いてよ そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…  僕の大切なアルエ 一人で見ていた夕焼け 僕も一緒に見ていいかい 僕も一緒に居ていいかい 僕の大切なアルエ 本当はとても寂しいんだろう 僕はいつでも側に居る 僕がこれから側に居る  君は人より少しだけ 不器用なだけの女の子 「嬉しい時どんな風に 笑えばいいか解んない」  ハートに巻いた包帯を 僕がゆっくり解くから 笑顔を写すスライドの準備しといて 嬉しい時は目の前で 両手叩いて笑ってよ そんな寒いトコ今すぐ出ておいで アルエ…  ハートに巻いた包帯も もうすぐ全部解けるよ 怖がらないで素顔を見せてごらんよ 嬉しい時に笑えたら 哀しい時に泣けたら そんな寒いトコ今すぐ出て こっちにおいで  ハートに咲いたコスモスが 枯れない様に水を遣ろう 青空の下で揺れていてすごく綺麗さ ブリッジで撮ったスライドは 君が生きてるって証拠さ 暖かい日溜まりの中で一緒に 手を叩こう
ガラスのブルースPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKENガラスの眼をした猫は歌うよ 大きな声で りんりんと ガラスの眼をした猫は歌うよ 風に髭を揺らし りんりんと  声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう 昨日よりましな飯が食えたなら 今日はいい日だったと 空を見上げて 笑い飛ばしてやる  あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ  ガラスの眼をした猫は歌うよ お腹が空いても りんりんと ガラスの眼をした猫は歌うよ 生きてる証拠を りんりんと ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 短かい命を りんりんと ガラスの眼をした猫は叫ぶよ 大切な今を りんりんと  生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけないよ 嵐が来ようが雨が降ろうが いつでも全力で 空を見上げて 笑い飛ばしてやる  あぁ 僕はいつか 空にきらめく 星になる あぁ その日まで 精一杯 唄を歌う  声が枯れたなら川に行こう 水に映る顔を舐めてやろう 生まれてきた事に意味があるのさ 1秒も無駄にしちゃいけない だから僕は唄を歌うよ 僕はいつも唄を歌うよ 僕はいつも唄を歌うよ 僕は今を叫ぶよ  ガラスの眼をもつ猫は星になったよ 大きな声も止まったよ 命のかけらも燃やし尽くしてしまったね 得意のブルースも聴けないね  だけどお前のそのブルースは 皆の心の中に刻まれた これから辛い事がもしあったなら 皆は歌い出す ガラスの眼をもつ猫を思い出して 空を見上げて ガラスのブルースを  あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う あぁ 僕はいつも 力強く 生きているよ あぁ 僕の前に 暗闇が 立ち込めても あぁ 僕はいつも 精一杯 唄を歌う
ロストマンPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN状況はどうだい 僕は僕に尋ねる 旅の始まりを 今も 思い出せるかい  選んできた道のりの 正しさを 祈った  いろんな種類の 足音 耳にしたよ 沢山のソレが 重なって また離れて  淋しさなら 忘れるさ 繰り返す事だろう どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は 同じ  破り損なった 手造りの地図 辿った途中の 現在地 動かないコンパス 片手に乗せて 霞んだ目 凝らしている  君を失った この世界で 僕は何を求め続ける 迷子って 気付いていたって 気付かないフリをした  状況はどうだい 居ない君に尋ねる 僕らの距離を 声は泳ぎきれるかい  忘れたのは 温もりさ 少しずつ冷えていった どんなふうに夜を過ごしたら 思い出せるのかなぁ  強く手を振って 君の背中に サヨナラを 叫んだよ そして現在地 夢の設計図 開く時は どんな顔  これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける 不器用な 旅路の果てに 正しさを祈りながら  時間は あの日から 止まったままなんだ 遠ざかって 消えた背中 あぁ ロストマン 気付いたろう 僕らが 丁寧に切り取った その絵の 名前は 思い出  強く手を振って あの日の背中に サヨナラを 告げる現在地 動き出すコンパス さぁ 行こうか ロストマン  破り損なった 手造りの地図 シルシを付ける 現在地 ここが出発点 踏み出す足は いつだって 始めの一歩  君を忘れたこの世界を 愛せた時は会いに行くよ  間違った 旅路の果てに  正しさを 祈りながら  再会を 祈りながら
sailing dayPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN目を閉じたその中に 見えた 微かな眩しさを 掴み取ろうとした 愚かなドリーマー  伸ばした手は 閉じた目に 写らなくて 途方に暮れる 射程距離から 随分遠く 滲む  どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで 生きている たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや  精一杯 運命に抵抗 正解・不正解の判断 自分だけに許された権利  sailing day 舵を取れ 夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー  数えたら キリが無い程の 危険や不安でさえも 愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー  目を開いたその先に 見える 確かな眩しさが 空になったハートに 理由を注ぐ  そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく たった一つ 掴む為に 幾つでも 失うんだ  精一杯 存在の証明 過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝  sailing day 舵を取れ 哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー  誰もが皆 それぞれの船を出す それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ  そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる たった一秒 生きる為に いつだって 命懸け 当たり前だ  精一杯 存在の証明 敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝  sailing day 舵を取れ 冒険の日々全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー  精一杯 運命に抵抗 決して消えはしない 僕だけを照らし出す灯台  sailing day 舵を取れ 嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー  誰もがビリーヴァー  永遠のドリーマー
ホリデイPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN失敗しない 後悔しない 人生がいいな 少し考えてみただけさ 有り得ないって解ってる  君に貰った花 3日と持たず 枯らしたよ 詳しい人に話聞けば 水の遣り過ぎらしい  巧くいかない 日々が繋がって いっそ 止めたくなって それも出来ない そんなモンだって 割り切れた訳でもない  貰った花 色とりどり ちゃんと咲いたよ いつまでも続けばいいな これは夢だって気付いてる  外は雨降り模様 薄目で見た時計が止まってる 今何時かな 気になったけど 目を閉じてしまった  どうやらまた 朝に繋がった 遅刻かも 起きなくちゃ いいや、ホリデイ 今日は起きないぞ 夢の続き 見るんだ  失敗しない 花も枯れない 人生がいいな ざまぁみろ 僕は見つけたぜ まぶたの裏側で  もしかしたら そろそろ玄関を 開けてなきゃ やばい頃 だけど ホリデイ 僕は起きないぞ 駄目だ 眠れない  巧くいかない 日々が繋がって いっそ止めてみたら なおさら酷い こんな僕だって 朝を繋いでる  失敗しない 雨も降らない人生なんて ない 遅刻でもいいから 行こうかな そんで 帰る時覚えてたら 君に貰った花を 買って帰ろう 時計の電池も  あと 2回 寝返りしたら 試しに起きてみよう  あと 3回 寝返りしたら 今度こそ起きてやろう
スノースマイルPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN冬が寒くって 本当に良かった 君の冷えた左手を 僕の右ポケットに お招きする為の この上ない程の 理由になるから  「雪が降ればいい」と 口を尖らせた 思い通りには いかないさ 落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ 何で怒ってるのに 楽しそうなの?  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 こんな夢物語 叶わなくたって 笑顔はこぼれてくる 雪の無い道に  二人で歩くには 少しコツが要る 君の歩幅は狭い 出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ 振り返る君の居る景色を  まだ乾いたままの 空のカーテンに 二人で鳴らす 足音のオーケストラ ほら夢物語 叶う前だって 笑顔は君がくれる そんなの わかってる  まだキレイなままの 雪の絨毯に 二人で刻む 足跡の平行線 そうさ夢物語 願わなくたって 笑顔は教えてくれた 僕の行く道を  君と出会えて 本当に良かった 同じ季節が巡る 僕の右ポケットに しまってた思い出は やっぱりしまって歩くよ  君の居ない道を
ベルGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央重い体を 最終列車に乗せて 揺れながらなぞる 今日の事 ホームに降りて 気付いた事は 無くした切符と 猫背の僕  話したい事は 山程あるけど なかなか言葉になっちゃくれないよ 話せたとしても 伝えられるのは いつでも 本音の少し手前  耳障りな電話のベル 「元気?」って たずねる 君の声  僕の事なんか ひとつも知らないくせに 僕の事なんか 明日は 忘れるくせに そのひとことが 温かかった 僕の事なんか 知らないくせに  疲れた心を 毛布で隠して ため息でなぞる 今日の事 くしゃみをして 気付いた事は マンガを買った事と 読まない僕  話したい事は 山程あるけど なかなか言葉になっちゃくれないよ もう寝てしまおう 夢でも見よう 底抜けに明るいヤツがいい  目を閉じると思い出す 「元気?」って たずねる 君の声  僕の事なんか ひとつも知らないくせに 僕の事なんか 明日は 忘れるくせに そのひとことが 優し過ぎた 優し過ぎて 言葉も出なくて  ねぇ 僕の事なんか ひとつも知らないくせに 僕の事なんか 明日は 忘れるくせに 君の声が 温かかった 僕の事なんか… 君の事なんか――…  話したい事は 山程あるけど 話さないと決めた事もある 電話の後で 僕が泣いた事を いつまでも君は知らずにいる
メロディーフラッグPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央疲れたら ちょっとさ そこに座って話そうか いつだって 僕らは 休む間も無く さまよった  目にも止まらない速度で 世界は明日へと向かう 響く鐘の音の様な あのメロディーはなんだっけ  白い紐靴が ふと気付けば 土の色 こうやって いくつも お気に入りは汚れてった  何も無かったかの様に 世界は昨日を消してく 作り笑いで見送った 夢も希望もすり減らした  変わる景色に迷う時 微かな音が目印になる 消える景色のその中に とり残された時 響く鐘の音の様な あのメロディーはなんだっけ 昨日や明日じゃなくて 今を唄った歌  生きてきた分だけ 増えた世界が 作る迷路 その中で僕らは 目印を深く 突き刺した  どのくらい遠く離れたの? いつから独りに慣れたの? 風に揺れる旗の様な あのメロディーを思い出して  そこで涙をこぼしても 誰も気付かない 何も変わらない 少しでも そばに来れるかい? すぐに手を掴んでやる 風に揺れる旗の様な あのメロディーを思い出して 遠い約束の歌 深く刺した旗  全てが形を 変えて 消えても その耳を 澄ましておくれ 涙目を 凝らしておくれ  響く鐘の音の様な ホラ 風に揺れる旗の様な  あのメロディーはなんだっけ 思い出して  僕らは嫌でも明日を迎えて いつかは昨日を忘れる そして 今 君の手を 掴む為のメロディーフラッグ  そこで涙をこぼしても 景色は変わり そして消えてく 少しでも そばに来れるかい? 必ず見つけてやる  変わる景色に迷う時 微かな音が確かに響く 消える景色のその中に 消せない旗がある  ここで 今 君の手を 掴む為のメロディーフラッグ 遠い約束の歌 深く刺した旗
ベンチとコーヒーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央青いベンチに座って あったかいコーヒー飲みました これから昇る太陽が 東の空を染めました  それはもう 嘘みたいに キレイで 驚いたなぁ  駅へ急ぐスーツの人 Yシャツの襟が立っていて それに気付いて直す時 辺りをキョロキョロ伺って  まるで 自分を見る様で もどかしくて まいるなぁ  格好つけて 強がって 理屈ばかりの俺です 無駄に焦って 取り繕って それすら認めません  あの人が 会社に間に合いますように  シャドーボクシングする人 ジグザグに並木を往復 一心不乱のその目は 汗など気にしない模様  かたや自分はこのザマで 情けなくて まいるなぁ  格好つけて 強がって 言い訳くさい俺です 無駄に悟った フリばっかりで 知る努力もしません  あの人が 試合で負けませんように  俺は唄っているんだろう? 誰に唄っていたんだろう? 俺は解っているんだろう? 何を解っていたんだろう?  家路を辿るランドセル 並んだ赤黒 二人分 「君が好きだよ」と容易く 目の前で言ってのけた  それは自分に 無いモノで 羨ましくて まいるなぁ  格好つけて 強がって 大人気取りの俺です スナオな気持ち 言えないままで 笑ってみたりします  黒の想いが 赤に届きますように  どこで迷っているんだろう? 何を迷っていたんだろう? 誰に唄えばいいんだろう? 俺に唄えばいいんだろう?  青いベンチのまわりに 鳩が集まってきました あいにくエサは持ってないよ 君らの役には立たないよ  いい加減 家に帰るかな 冷たいコーヒーを飲んだら コーヒー好きな オマエのさ 馴染んだ顔が浮かんだよ  こんな一日の話を 笑ってくれるんだろうなぁ こんな一日の思いは お見通しなんだろうなぁ  「格好つけて 強がって」 繰り返してる俺です 覗いてみれば 全然ダメで ホントに まいるなぁ  いつもの顔で コーヒーを飲んでいる オマエです いつもの顔で 全然ダメな 俺のとなりに居ます  こんな唄を 明日 オマエに 渡せますように 冷たいコーヒーが あたためてくれた
Stage of the groundPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央飛ぼうとしたって 羽根なんか 無いって 知ってしまった 夏の日 古い夢を一つ 犠牲にして 大地に立っているって 気付いた日  未来永劫に 届きはしない あの月も あの星も 届かない場所にあるから 自分の位置が よく解る  飛べない君は 歩いていこう 絶望と出会えたら 手をつなごう 哀しい夜を越えて 笑おうとするなら 唄ってやるよ ルララ  迷いながら 間違いながら 歩いていく その姿が正しいんだ 君が立つ 地面は ホラ 360度 全て 道なんだ  Stage of the ground  孤独の果てに 立ち止まる時は 水筒のフタを 開ければ 出会いと別れを重ねた 自分の顔が ちゃんと写る  すれ違う 誰かが 落としていった 涙を数える その度に 「優しくなりたい」と願う 君は 誰よりも 優しい人 ルララ  その足に 託された 幾つもの祈りのカケラ達と 叫んでやれ 絞った声で ここまで来たんだよって 胸張って  Stage of the ground  躓いた小石を 集めて歩けたら 君の眼は必ず 再び光るだろう  那由多に広がる宇宙 その中心は小さな君  君をかばって 散った夢は 夜空の応援席で 見てる 強さを求められる君が 弱くても 唄ってくれるよ ルララ  あの月も あの星も 全て君の為の 舞台照明 叫んでやれ 絞った声で そこに君が居るって事  迷った日も 間違った日も ライトは君を照らしていたんだ 君が立つ 地面は ホラ 365日いつだって  Stage of the ground
Title of minePLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央何故 いつまで経っても 夜は眠れずに もう 聴き飽きた筈の歌を 聴いたりするの  何を恐れて 何が必要なのか 雀が鳴くまで 考えたって 一つも解らなくて  それは 孤独という名の 重い鎖だったんです 自ら上手に 体に巻き付けたんです  どこで見つけて いつの間に巻いたのか 焼けた空を見た時 君の声が聴きたくなって ふと 気付いたよ  人に触れていたいと 思う事を恥じて 嗚咽さえも 噛み殺して よくもまぁ それを誇りと呼んだモンだ あぁ  この震えた喉に 本音を尋ねたら 声も震えていて ちゃんと聞こえなかった  差し出された手を 丁寧に断ってきた 雀が鳴く様に 気にも止めず 唄ってきたけど 気付いたら  君に触れていたいと 思う俺は 何だ!? 今になって 思い知った 大切な事を 唄い忘れていた  孤独を 望んだフリをしていた 手の温もりは ちゃんと知っていた その手に触れて いつか離れる時が来るのが恐かった  人に触れていたいと 唄っていいかい  奪い合ったり 騙し合ったり 些細な事で 殺し合ったり 触れてみれば 離れたり 恐くなったり  だけど、それでも、  人に触れていたいと 願うヒトが好きだ 嗚咽さえも タレ流して 何度となく すがりついて 傷ついて  君に触れていたいよ 名前を呼んでくれよ 誰も居なくて 一人なら  こんな歌を唄う俺の  生きる意味  ひとつもない  あぁ
ダンデライオンPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央寂しがりライオン 吊り橋を渡る サバンナじゃ 皆に 嫌われた 橋の向こうで出会ったやつは 太陽によく似た姿だった  お前は 俺が 怖くないのか? 逃げないでいてくれるのか? 吹き抜ける風と共に 一度だけ頷いた  涙の理由を 知っているか 俺には分からないが 濡れた頬の 温かさは 恐らく お前が くれたんだ  雨の日もライオン 吊り橋を揺らす 金色の琥珀を 銜えて 今日の土産は いつも無口な お前によく似た色の小石  響く雷鳴 落ちる吊り橋 痛みに目を覚ませば 空は遠く 狭くなった お前を泣かすものか  この元気な声が 聴こえるか この通り 全然平気だぞ 濡れた頬の 冷たさなど 生涯 お前は 知らなくていい  止まない雨に 血は流れていく もし生まれ変わるなら お前の様な 姿になれれば 愛して貰えるかなぁ  もう元気な声は 出ないけど 不思議と寂しくない 濡れた頬の 冷たさなど 恐らく お前が 奪ったんだ  涙の理由を 知っているか 俺には分からないが この心の 温かさが そのまま 答えで 良さそうだ  季節は巡り 春が訪れ 谷底まで 金色の化粧 一面に咲く タンポポの花 ライオンによく似た姿だった
ハルジオンPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN虹を作ってた 手を伸ばしたら 消えてった ブリキのジョウロをぶらさげて 立ち尽くした 昼下がり 名前があったなぁ 白くて 背の高い花 視界の外れで 忘れられた様に 咲いてた  色褪せて 霞んでいく 記憶の中 ただひとつ 思い出せる 忘れられたままの花  いつだったっけなぁ 傷を濡らした あの日も 滲んだ景色の中で 滲まずに 揺れてた いつだったっけなぁ 自分に嘘をついた日も 正しいリズムで 風と唄う様に 揺れてた  いつの日も ふと 気付けば 僕のすぐそばで どんな時も 白いまま 揺れてた 誰のタメ? 何のタメ?  生きていく意味を 失くした時 自分の価値を 忘れた時 ほら 見える 揺れる白い花 ただひとつ 思い出せる 折れる事なく 揺れる  虹を作ってた 一度 触れてみたかった 大人になったら 鼻で笑い飛ばす 夢と希望 ところが 僕らは 気付かずに 繰り返してる 大人になっても 虹を作っては 手を伸ばす  幾つもの景色を 通り過ぎた人に 問う 君を今 動かすモノは何? その色は? その位置は?  夢なら どこかに 落としてきた 希望と 遥かな距離を置いた ほら 今も 揺れる白い花 僕は気付かなかった 色も位置も知っていた  虹を作ってた いつしか花は枯れてた 視界にあるのは 数えきれない 水たまりだけ 大事な何かが 音も立てずに枯れてた ブリキのジョウロが 涙で満ちてった ―――― …  まだ  虹を作ってる すがる様に繰り返してる 触れられないって事も 知りながら 手を伸ばす 名前があったなぁ 白くて 背の高い花 枯れて解ったよ あれは僕のタメ 咲いてた  気付くのが 遅くて うなだれた 僕の目が 捕らえたのは 水たまりの中の 小さな芽 新しい芽  生きていく意味と また 出会えた 自分の価値が 今 生まれた  枯れても 枯れない花が咲く 僕の中に深く 根を張る  ほら ここに 揺れる白い花 僕は気付かなかった 忘れられていた名前 僕の中で揺れるなら 折れる事なく揺れる 揺るぎない信念だろう
バイバイ、サンキューGOLD LYLICBUMP OF CHICKENGOLD LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN明日はとうとう 出発する日だ 最後の夜なのに する事がなくて 入りの悪いラジオなんか聴いて 調子外れの口笛なんか吹いていた  上着もちゃんとカバンに詰めた 切符も財布に入れた ついでにあのコの写真も 今日のうちに皆に会っておこう これからしばらくケンカもできない  明日の朝 発って 丸一日かけて 夢に見た街まで行くよ こんなにステキな事 他にはない だけど ひとりぼっち みんないなくて 元気にやって いけるかな  僕の場所は どこなんだ 遠くに行ったって 見つかるとは限んない ろくに笑顔も作れないから うつむいて こっそり何度も呟いてみる  ひとりぼっちは怖くない…  手紙を書くよ 着いたらすぐに ガラじゃないけど 青い便箋で ピンボケでよけりゃ 写真も添えて 何より先に 手紙を書くよ  明日はとうとう 出発する日だ バイバイとか サンキューとか簡単だけど 明日はいつも 出発する日だ 怖がってなんか いないよ  昨日の夜できた唄を持って 夢に見た街まで行くよ こんなにステキな事 他にはない だから ひとりぼっち 空の下で 上手に唄ってみせるから  僕の場所はココなんだ 遠くに行ったって 僕の場所は 変わんない これから先 ひとりきりでも たぶん 大丈夫 みんなが ココで見守っている  僕の場所はここなんだ おじいさんになったって 僕の場所は変わんない これから先 ひとりきりでも −うん、大丈夫! みんなは ここで見守っていて 見守っていて  ひとりぼっちは怖くない…
天体観測MILLION LYLICBUMP OF CHICKENMILLION LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN午前二時 フミキリに 望遠鏡を担いでった ベルトに結んだラジオ 雨は降らないらしい  二分後に君が来た 大袈裟な荷物しょって来た 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  深い闇に飲まれないように 精一杯だった 君の震える手を 握ろうとした あの日は  見えないモノを見ようとして 望遠鏡を覗き込んだ 静寂を切り裂いて いくつも声が生まれたよ 明日が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった 「イマ」という ほうき星 君と二人追いかけていた  気が付けばいつだって ひたすら何か探している 幸せの定義とか 哀しみの置き場とか  生まれたら死ぬまで ずっと探している さぁ 始めようか 天体観測 ほうき星を探して  今まで見つけたモノは 全部覚えている 君の震える手を 握れなかった痛みも  知らないモノを知ろうとして 望遠鏡を覗き込んだ 暗闇を照らす様な 微かな光 探したよ そうして知った痛みを 未だに僕は覚えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  背が伸びるにつれて 伝えたい事も増えてった 宛名の無い手紙も 崩れる程 重なった  僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ ただひとつ 今も思い出すよ  予報外れの雨に打たれて 泣きだしそうな 君の震える手を 握れなかった あの日を  見えてるモノを見落として 望遠鏡をまた担いで 静寂と暗闇の帰り道を 駆け抜けた そうして知った痛みが 未だに僕を支えている 「イマ」という ほうき星 今も一人追いかけている  もう一度君に会おうとして 望遠鏡をまた担いで 前と同じ 午前二時 フミキリまで駆けてくよ 始めようか 天体観測 二分後に君が来なくとも  「イマ」という ほうき星  君と二人追いかけている
ラフ・メイカーPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN涙で濡れた部屋に ノックの音が転がった 誰にも会えない顔なのに もう なんだよ どちら様? 「名乗る程 たいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶ“ラフ・メイカー” アンタに笑顔を持って来た 寒いから入れてくれ」  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! そんなモン呼んだ覚えはない 構わず消えてくれ そこに居られたら泣けないだろう  ルララ ルラ ルララ ルラ  大洪水の部屋に ノックの音が飛び込んだ あの野郎 まだ居やがったのか 消えてくれって言ったろう 「そんな言葉を言われたのは 生まれてこの方 初めてだ 非常に哀しくなってきた どうしよう 泣きそうだ」  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! アンタが泣いてちゃ仕様がない 泣きたいのは 俺の方さ こんなモン呼んだ覚えはない  ルララ ルラ ルララ ルラ  二人分の泣き声 遠く……  ドアを挟んで背中合わせ しゃっくり混じりの泣き声 膝を抱えて背中合わせ すっかり疲れた泣き声 今でもしっかり俺を 笑わせるつもりか ラフ・メイカー 「それだけが生き甲斐なんだ 笑わせないと帰れない」  今ではアンタを 部屋に入れてもいいと思えたが 困った事に ドアが開かない 溜まった涙の水圧だ そっちでドアを押してくれ 鍵なら既に開けたから ウンとかスンとか 言ってくれ  どうした? おい、まさか  ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 今更 俺一人置いて 構わず消えやがった 信じた瞬間裏切った ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 逆側の窓の割れる音 鉄パイプ持って 泣き顔で「アンタに笑顔を持ってきた」  ルララ ルラ ルララ ルラ  小さな鏡を取り出して 俺に突き付けてこう言った 「アンタの泣き顔笑えるぞ」  呆れたが なるほど 笑えた
ダイヤモンドPLATINA LYLICBUMP OF CHICKENPLATINA LYLICBUMP OF CHICKEN藤原基央藤原基央BUMP OF CHICKEN何回転んだっていいさ 擦り剥いた傷を ちゃんと見るんだ 真紅の血が輝いて 「君は生きてる」と 教えてる 固いアスファルトの上に 雫になって落ちて 今まで どこをどうやって 歩いて来たのかを 教えてる  何回迷ったっていいさ 血の跡を辿り 戻ればいいさ 目標なんか 無くていいさ 気付けば 後から付いてくる 可能性という名の道が 幾つも伸びてるせいで 散々 迷いながら どこへでも行けるんだ  大事なモンは 幾つもあった なんか 随分 減っちゃったけど  ひとつだけ ひとつだけ その腕で ギュッと抱えて離すな 血が叫び教えてる 「君は生きてる」という 言葉だけは  一体どれくらいの間 助けを呼ぶ声を 無視してんだ その背中に貼り付いた 泣き声の主を 探すんだ 前ばかり見てるから なかなか気付かないんだ 置いて行かないでくれって 泣いて すがる様な SOS  聴いた事ある 懐かしい声 なんか随分 大切な声  ひとつずつ ひとつずつ 何かを落っことして ここまで来た ひとつずつ 拾うタメ 道を引き返すのは 間違いじゃない  やっと会えた 君は誰だい? あぁ そういえば 君は僕だ 大嫌いな 弱い僕を ずっと前に ここで置きざりにしたんだ  何回転んだっていいさ 何回迷ったっていいさ 大事なモンは 幾つも無いさ  後にも先にも ひとつだけ ひとつだけ その腕で ギュッと 抱えて離すな 世の中に ひとつだけ かけがえのない 生きてる自分 弱い部分 強い部分 その実 両方が かけがえのない自分 誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く 抱きしめてくれ  上手に唄えなくていいさ いつか旅に出るその時は 迷わずこの唄を リュックに詰めて行ってくれ
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